COLUMNSコラム

日本の宿泊施設の種類と特徴①|ホテル・旅館・民宿・下宿の違いを解説

  日本の宿泊業界は、多様な施設で成り立っており、働く環境も大きく異なります。 国際的な接客スキルなどが求められるホテルもあれば、日本の伝統的なおもてなしを求められる「旅館」、気軽に宿泊できる民宿などもあります。 今回は、日本に宿泊施設の種類と特徴・数などについて紹介します。 宿泊業界で働きたいと考えている方は、参考にしてみて下さいね。 ・各宿泊施設の詳細は→こちら   目次            1:日本の宿泊施設の種類4つ2:宿泊施設の推移3:ホテルと旅館どちらが多い?4:まとめ     日本の宿泊施設の種類4つ    現在の日本の宿泊施設は主に下記の4つに分類されます。(旅館業法では、旅館業の種別はホテルと旅館は一緒になります。)     ①ホテル   ホテルに行くと洋風な外観で、ユニットバスやベットなど洋室が中心となっている事が殆どですよね。 ホテルは、外国から取り入れられた大型の宿泊施設です。 近年では、日本企業が進出・経営している事も多く、和室がついているホテルなども増えています。 フロント・客室・レストランなど各部門それぞれにサービススタッフがおり、お客様からの要望があった場合にサービスの提供をしますので、係員が自ら室内に入る事などはありません。 防犯設備が充実しており、オートロックや防音の壁など、お客様の安全を第一に考えたサービスやプライバシーの重視などが特徴です。 フロント・ドア・ベル・コンシェルジュなど様々な専門スタッフが働いており、客室までの案内や荷物の運搬、お客様のリクエスト対応・客室の清掃など業務によって細かく役割が分担されています。     ②旅館 日本独自の宿泊施設。 温泉地やリゾート地には、日本独自の「和」のスタイルを貴重とした伝統的な日本旅館が残っており、それ自体を楽しむ観光客もいます。 温泉や大浴場などのお風呂が充実している事が特徴の1つでもあります。 宿泊する部屋に仲居さんと呼ばれる客室係がつき、部屋までのご案内・お茶出し・夕食の準備・寝具の準備・清掃などを行なってくれます。 旅館では、日本の文化であるおもてなしの心を第一に考えたサービスが充実しています。     ③簡易宿所   自宅の一部を利用する家庭的な宿泊施設である民宿や、宿泊する場所を多数人で使用するスキー小屋や山小屋などがあります。 観光地に多くなっています。   ・民宿・ペンション・山小屋・合宿施設・スキー小屋 など     ④下宿 下宿営業は、1ヶ月以上の期間を単位とする宿泊料を受けて宿泊させる営業です。         宿泊施設の推移          訪日外国人の増加や、外資系ホテルの開業が相次いでいることなどから宿泊施設の動向も変わりつつあります。 ここでは、各業態の推移をご紹介します。     令和元年 令和2年 令和3年 令和4年 旅館・ホテル営業 51004 50703 50523 50321 簡易宿所営業 37308 37847 38593 39811 下宿営業 671 609 599 573 (参考:厚生労働省 衛生行政報告例)   ◎令和4年の日本の宿泊施設の合計数は、90,705施設となっており、前年度に比べ990施設増加しています。 「旅館・ホテル営業」は 50,321 施設で、前年度に比べ202施設減少。 一方で「簡易宿所営業」は、前年度に比べ1018施設増加しています。    ホテルと旅館どちらが多い?    日本の宿泊施設の種類を4つご紹介しましたが、その中でも代表であるホテル・旅館の数をご紹介していきます。 現在は、平成29年12月15日に公布された旅館業法の法改正により、「旅館営業」「ホテル営業」の営業種別が統合し「旅館・ホテル営業」となったため、各宿泊施設での数字がありません。 旅館業法の改正が施行される前の2017年は、「ホテル営業」と「旅館営業」が分かれていたため、2018年10月発表の「衛生行政報告書」による、日本のホテルの数と旅館の数をお伝えしていきます。 おおよそですが、ホテルは1万軒強・旅館は4万軒弱となっており、ホテル営業数は年々増加しているものの、旅館営業数は年々減少しています。     日本のホテルの数   2017年の「ホテル営業数」は1万402軒。 前年度より301軒増となっています。 客室数は、90万7,500室。 前年度より3万7,690 室増となりました。 10年前の2007年度と比較すると、ホテル軒数は960軒増で10.2%増となっています。      日本の旅館の数   2017年の「旅館営業数」は3万8千622軒。 前年度より867軒減となっています。 客室数は、68万8,342室。 前年度より3,620室減となっていました。 10年前の2007年度と比較すると、旅館軒数は1万3,673軒減で26.1%減となっています。   ★ホテルと旅館の違いについては→こちら       まとめ        現在の日本の宿泊施設に関してお伝えしました。 過去の数字を見ても、ホテル営業や簡易宿所営業が増加傾向にあるのに対し、旅館営業は減少し続けています。 今後も訪日外国人が増えてくる事や、日本人のライフスタイルの変化、旅館経営の近代化が遅れている事などから様々な宿泊施設が増えていく可能性があります。 これからホテル業界で働きたいと考えている方は業界研究の1つとして是非参考にして下さいね。   * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。

2025.12.14

日本の宿泊施設の種類と特徴②|ホテル・旅館・民宿・下宿を徹底解説

  日本の宿泊業界は多様な施設で成り立っており、働く環境も大きく異なります。 国際的な接客スキルなどが求められるホテルもあれば、日本の伝統的なおもてなしを求められる「旅館」、気軽に宿泊できる民宿などもあります。 今回は、より詳しく宿泊施設の特徴などについて紹介します。 宿泊業界で働きたいと考えている方は、参考にして下さいね。 ・宿泊施設の種類に関しては→こちら   目次            1:各宿泊施設の特徴2:日本の宿泊施設のそれぞれの数と推移3:まとめ       各宿泊施設の特徴        現在の日本の宿泊施設は主に下記の4つに分類されます。   *日本の主な4つの宿泊業態* ①ホテル②旅館③簡易宿所④下宿     各宿泊施設の特徴をそれぞれご紹介していきます。   ①ホテル   日本のホテルは主に ・シティホテル・ビジネスホテル・リゾートホテル の3つの種類があります。   【シティホテル:大規模・豪華】 ・都市部にあるホテル ・「宿泊、飲食、集う」の全ての機能がある ・日本の有名なホテルが多い ・ホテル業界の御三家(帝国ホテル・ホテルオークラ・ホテルニューオータニ) ・高級感あふれる外装や内装 ・質の高いサービスが魅力 ・結婚式を行う事ができる ・様々な目的で快適にステイするためのホテル ・宿泊料金は比較的高い ・ショッピングアーケード、ジム、フィットネス、スパ、エステなどを併設しているホテルが多い   【ビジネスホテル:ビジネス向け】・宿泊機能に特化したホテル ・出張や仕事で使う事を目的に作られた ・ビジネスマン向けのホテル ・シングルがメインで部屋もコンパクトな作り ・駅からアクセスの良い場所にある事が多い ・アメニティやサービスなどが抑えられている ・リーズナブルな価格 ・家族やインバウンド旅行者の利用も増加 ・大浴場やレストランがついているホテルも増えてきている 【リゾートホテル:観光・保養・娯楽目的】 ・沖縄や軽井沢など観光地やリゾート地にある ・季節の風景を楽しめる立地にある ・レストランやバーラウンジ等飲食施設も充実 ・温泉やプール、カラオケなどの施設も付帯 ・リラックスして過ごせるような作り ・宴会場や婚礼施設がついているホテルも ・価格は比較的高め   ★現在の日本では、ホテルも多様化しており、その他にも下記のようなホテルがあります。   ・複合型ホテル・コミュニティホテル・アーバンリゾートホテル・エアポートホテル ・会員制リゾートホテル・カプセルホテル 詳しくは→こちら     ②旅館 旅館に宿泊するメリットは「行き届いた手厚いおもてなし」「細やかな気配り」を受ける事ができる点です。 旅館には通常、女将と仲居さんがおり、到着すれば女将さんが温かく出迎えてくれチェックアウトの際も気持ちよく送り出してくれます。 チェックイン後は仲居さんが荷物を室内まで運んでくれ、お茶を出してくれたり、観光スポットなどについて話してくれたりします。 食事や布団の準備も仲居さんが丁寧に行ってくれるため、ゆったりとした時間を過ごす事ができるでしょう。 旅館では、地元の食材を使った郷土料理や温泉施設など、それぞれ特徴があります。 一方で、こちらから頼まなくても、仲居さんが食事や布団の準備をするなど客室内でおもてなしをしてくれるので、気になってしまう方もいるかもしれません。 また、温泉や露天風呂・大浴場があるため、客室に内風呂やシャワーなどが設置されていなかったり、洗面所やトイレなどが共用な事も多いのでプライバシーが気になる方にはデメリットになるでしょう。 しかし、人と人のコミュニケーションを大切にした、人の手による温かみのあるサービスを受ける事ができる点は旅館の大きなメリットです。     ③民宿   主に民間が運営する宿泊施設の事を指します。 観光地等で、観光やレジャーでの利用を目的にする事が多く季節的に営業する宿泊施設になります。 家族で経営している事も多く、こじんまりとした宿が多いのが特徴。 食堂やお風呂・トイレは共同が一般的であり、施設は主に和式となっています。 ホテルや旅館のようなサービスはなく、どちらかというとアットホームで宿の方との交流を楽しんだりする魅力があります。     ④下宿 下宿営業は、1ヶ月以上の期間を単位とする宿泊料を受けて宿泊させる施設で、食事付きのものが多いのが特徴。 基本的には個室となっていますが、リビングや食堂、トイレやお風呂などは共同の場合が多いです。 大家さんも住み込みのケースが多く、他に下宿している人たちとの交流も多いため、アットホームで共同生活を楽しむ事ができます。        宿泊施設の推移(令和元年〜令和4年)     訪日外国人の増加や、外資系ホテルの開業が相次いでいる事などから宿泊施設の動向も変わりつつあります。 各業態の推移は下記のようになっています。     令和元年 令和2年 令和3年 令和4年 旅館・ホテル営業 51004 50703 50523 50321 簡易宿所営業 37308 37847 38593 39811 下宿営業 671 609 599 573 (参考:厚生労働省 衛生行政報告例)   ◎令和4年の日本の宿泊施設の合計数は、90,705施設となっており、前年度に比べ990施設増加しています。 「旅館・ホテル営業」は 50,321 施設で、前年度に比べ202施設減少。 一方で「簡易宿所営業」は、前年度に比べ1018施設増加しています。       まとめ        現在の日本の宿泊施設の種類に関してお伝えしました。 過去の数字を見ても、ホテル営業や簡易宿所営業が増加傾向にあるのに対し、旅館営業は減少し続けています。 今後も訪日外国人が増えてくる事や、日本人のライフスタイルの変化、旅館経営の近代化が遅れている事などから様々な宿泊施設が増えていく可能性があります。 これからホテル業界で働きたいと考えている方は業界研究の1つとして是非参考にして下さいね。   *   ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。  

2025.12.14

ホテル調理の仕事とは|宴会部門とレストラン部門の違いや魅力を解説

    ホテルの調理の仕事は、「宴会部門」「レストラン部門」に分かれており、料理のスタイルや求められるスキルが大きく異なります。 その役割や働き方には様々な種類がありますので、ホテルで働きたい場合には、それぞれの部門でどのような仕事が行われ、何が魅力なのかを知り、どちらが自分に合っているのかを見極める事が大切になります。 そこで今回は、ホテル調理の2つの部門の特徴と違いを詳しくご紹介します。 ホテルの調理の仕事に興味があるという方は参考にしてみて下さいね。   目次                                   1:配属先は宴会部門とレストラン部門2:大手ホテルの宴会場数とレストラン数3:宴会部門とレストラン部門の違い4:まとめ      配属先は宴会部門とレストラン部門    前述したように、ホテルの調理部門は「宴会部門」と「レストラン部門」に分かれています。   【宴会部門】・宴会・結婚式   【レストラン部門】・フランス料理・イタリア料理・日本料理・中華料理・カフェ   宴会部門では、主に宴会や結婚式での調理、レストランではそれぞれの専門料理を担当します。 宴会部門の調理は、ホットセクション・コールドセクションに分かれています。 *ホットセクション・ソース・野菜・スープ・肉の下処理や火入れ全般・魚料理全般 *コールドセクション・野菜、肉、魚の下処理・冷製料理全般   レストラン部門も各セクションで分かれていますので、どちらの部門に配属になっても各セクションで経験を積み、シェフとなれるよう技術を磨いていきます。     大手ホテル3社の宴会場数とレストラン数     ホテル 宴会場数 レストラン数 帝国ホテル東京 28 13 The Okura Tokyo 9 7 ホテルニューオータニ東京 35 41   このようにホテルによって違いはありますが、宴会場の数やレストランの数は非常に多いですよね。 宴会や結婚式は、多いと1回で100名を超える事も。 1日に何件何十件の宴会や結婚式が行われますので、多くの調理スタッフが必要となります。 どちらの配属になるかは、その時にホテルが必要とするポジションと、応募者が希望する調理内容を考慮して決められますが、多くの調理スタッフが必要となる宴会部門の配属からスタートする事が多いようです。      宴会部門とレストラン部門の違い    宴会部門の調理とレストラン部門には、それぞれ下記のような違いがあります。    ①調理   <宴会部門>料理の特性①:大量調理料理の特性②:コース料理やビュッフェ料理の種類:フレンチメインですが、様々なカテゴリーに携わる事も   <レストラン部門>料理の特性①:小ロット料理の特性②:アラカルト・オーダー料理の種類:フレンチ・イタリアン・和食・中華 など      ②求められるスキル   前述したように、宴会部門では事前に決まっているメニューを大量調理します。 当日に向けて、段取りを組んで下準備をしなければならない為、計画性が必要となります。 一方で、レストラン部門は当日にオーダー注文の多様な料理を調理します。 追加注文なども多く、注文頻度が高い為、柔軟性や同じくスピードなどが求められます。   <宴会部門>・計画性・スピード・均一な品質で提供する技術   <レストラン部門>・繊細な技術・スピード・柔軟性    ③職場環境 宴会部門は、当日に向けて決まったメニューの大量調理に取り組んでいく為、前述したような計画性の他に、チームワーク力や協調性なども求められます。 一方で、レストラン部門はメニューにお店のシェフの色が強く出る事が多い為、シェフの創造性なども重要となります。   <宴会部門>・チームワークなどの協調性・効率の良さが重要   <レストラン部門>・チームワークなどの協調性・シェフの存在が大きい・レストランの特徴を活かせる技術      ④お客様との距離   宴会部門の場合は、お客様自らの意思で来館する訳ではなく、宴会・パーティ・結婚式などイベントに参加するために来ますが、レストラン部門の場合は自らの意思で選んで来館するという違いがあります。 そのため、宴会部門の調理スタッフとお客様が直接接する機会はほぼないですが、レストラン部門の場合は目的を持って来館するため、お客様と直接接する機会もあります。 料理を気に入ってもらえれば、挨拶するチャンスがあったり、リピーターとなってくれる事も多いです。      ⑤魅力   ホテルはおもてなしの最高峰とも言われているため、料理に関しても高いスキルなどが求められます。 料理によってはそのホテルの印象までも左右されてしまうため、非常に重要なポジションですよね。 両者ともにお客様に「感動」を与えられるような料理を提供しなければなりません。 そのため、高い技術力がついたり幅広い料理に関する知識がつくなどのメリットがあります。 しかし前述したように、料理の特性や職場環境などの違いからそれぞれに違った魅力もあります。   <宴会部門>・感動的なシーンを演出できる・幅広い料理に取り組める・1つの大きなイベントに皆で取り組み成功させるやりがい・様々なポジションの人と出会えるため勉強になる   <レストラン部門>・正確な技術や知識を身につけられる・専門性を極められる・お客様との距離感が近い・全ポジションを担当していくため幅広い調理技術が身につく      ⑥キャリアプラン   ホテル調理のキャリアプランは、どちらの部門であっても大きな違いはありません。 基本的には、一般スタッフからスタートし、各セクションで経験を積み部門シェフとなったら、宴会シェフ・レストランシェフとなっていきます。   ①一般スタッフ・部門シェフ 調理の基礎業務を担当し、知識や技術を身につけていきます。 徐々に、各セクションのリーダーとして責任あるポジションにつきメニュー開発やチームマネジメントに携わります。 ↓ ②副料理長 各セクションのリーダーとして技術を身につけたら、副料理長となり、部下の指導やコスト管理、メニュー開発などを担当。 ↓ ③料理長 その後、料理長として調理部門の全体を統括します。 ↓ ④ホテル全体の飲食部門責任者 ホテルの料飲部門は様々な分野に分かれています。 そのため、宴会部門や他の飲食部門など全体の経営に関与する立場に進んでいきます。 直接ホテルの経営に携わる役職になりますので、大きなやりがいを感じる事ができるでしょう。          まとめ         ホテル調理の仕事の種類や違いなどをご紹介させて頂きました。 同じホテル内での調理でも、配属先によって大きな違いがあります。 ホテルで調理の仕事がしたいという方は、どちらが自分に合うか、今回の内容を参考にしてみて下さいね。   *   ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。    

2025.12.14

ホテル宴会部門の調理スタッフの4つのキャリアプラン|仕事内容・就職方法・転職ガイド

  ホテルの宴会部門では、結婚式やパーティー、企業イベントなど、特別な日の料理を提供する調理スタッフが活躍しています。 単なる料理作りにとどまらず、華やかな演出やお客様の思い出を彩る重要な役割を担うため、高い技術とチームワークが求められる職場です。 今回は、そんなホテルの宴会調理スタッフがどのようにキャリアを築いていけるのかを詳しく解説します。 配属される各セクションでの経験やステップアップの流れ、必要な資格や就職方法まで、これからホテルで調理の仕事を目指す方に役立つ情報をまとめました。 是非参考にしてみて下さいね。   目次                                   1:ホテルの宴会部門の調理の仕事内容2:宴会部門調理スタッフのキャリアプラン3:ホテルの調理スタッフになるには4:まとめ     ホテルの宴会部門の調理の仕事内容    ホテルの宴会部門の調理は、主に宴会やイベント・パーティ・結婚式などで提供されるコース料理やビュッフェ等の調理全般を担当します。レストランでの調理とは違い、多い時は1回の宴会で100名を超える事もあり、大人数向けの料理を短時間で提供する事が求められます。一度に多くの料理を提供する事や、事前にメニューが決まっている事などから分業制を採っています。 基本的にはフレンチが多くなりますが、結婚式・会議・パーティー・ビュッフェなど、様々なケースに対応できるよう、和食・洋食・中華など、幅広い種類の料理を調理できる必要があります。 ・詳しい仕事内容は→こちら   宴会部門の調理スタッフのキャリアプラン    ホテルの調理部門のキャリアプラン は下記のようになっています。 宴会部門に配属になった場合は、前にご紹介したように各セクションで経験を積み、最終的に総料理長を目指していくようになります。   <宴会部門の組織図> ①コック *ホットセクション・ソーシエ・ポワソニエ・アントルメティエ *コールドセクション・ガテマンジャー ・ブッチャー  ↓②宴会シェフ ↓ ③副料理長(スーシェフ) ↓ ④総料理長(エグゼクティブシェフ)        ①コック   まずは、調理補助やアシスタントとして、基本的な食材の知識や調理技術、ホテルでのキッチンの流れを学びます。 その他、調理スピードや衛生管理の基本を身につける事も重要となります。     ②各セクションへ   ある程度、ホテルの調理の流れなどが分かってきたら前菜・メインなど各セクションに配属となり経験を積んでいきます。 宴会部門は、主に温かい料理を担当するホットセクションと、冷製料理を担当するコールドセクションに分かれており、各セクションで経験を積んでいきます。 *ホットセクション・ソーシエ(ソース)・ポワソニエ(魚料理)・アントルメティエ(野菜・スープ・前菜) *コールドセクション・ガテマンジャー(サラダ・パテ等)・ブッチャー(肉料理の下処理)     ③セクションシェフ   各セクションで経験を積んだ後に、そのセクションのシェフとなります。 リーダーとしてスタッフへの指示出し・味や盛り付けの最終確認・料理を完成させるなどの役割を担います。     ④宴会シェフ   セクションスタッフを経て、宴会部門全体のシェフとなります。 前述したように、レストランと違い1回に沢山の料理を提供するため、宴会シェフにはその管理が任されます。 調理技術は勿論の事、的確な指示をしながら正確に料理を作っていく事が求められ、マネジメント力が非常に重要になります。 レストランのように、当日のメニューを注文されるという事がないため、決まったコース料理の仕込みや決められたメニューを、シェフの指示の元順番に作っていきます。 チームで力を合わせて調理・提供する事が重要になりますので、宴会シェフは全体を統括しコントロールする事が重要な仕事の1つになります。   ⑤副総料理長・スーシェフ ホテルの調理部門の2番手として総料理長の下で厨房の指揮を取る役職になります。 「レストラン部門」と「宴会部門」の2つの部門をまとめているのが総料理長。 副料理長は、総料理長と共に、スムーズに料理を提供できるよう各部門への指示出しや管理、時間のコントロールなどを行う役目があります。 シェフ不在時には、責任者として顧客対応なども行います。     ⑥総料理長(エグゼクティブシェフ)   ホテルの調理部門のトップとなり、調理場の全責任を負うポジションです。 総料理長は、自ら料理をする事は少なく、衛生管理・調理スタッフの人員配置や教育・メニュー開発・原価計算・数値管理・発注業務など様々な業務を任されます。 マネジメント力やビジネス感覚なども求められ、様々を役割をバランスよくこなさなければならないため、大きな責任を伴う仕事といえます。 「料飲部門」はホテルのイメージを左右する非常に重要な部門。 総責任者は、経営的視点が求められ、ビジネス全体の成功を支える重要な役割を担っています。     ※総料理長以外の道は?   ホテルで経験を積み、技術や実績をつける事ができれば、様々なキャリアプランがあります。   ①別のホテルへ転職 今までの経験を活かし、違う業態の別のホテルへ転職しキャリアを積む事もできます。 国内のホテルだけでなく、海外のホテルへチャレンジする事も可能。 海外のホテルでシェフとして働く経験は、自分自身の成長にも繋がるでしょう。 ②独立・企業 将来的に自分のお店を持つのが夢という方や、独立してフリーで仕事をしたいという方も多いでしょう。 ホテルで培った技術や経験を活かして、以下のような形で独立する人もいます。・飲食店の開業 ・フリーランスシェフ出張シェフとして、家庭や個人のパーティの際に料理を提供。 ・フードコーディネーター企業や飲食店からの依頼を受け、食材の選定・メニュー開発を行います。 近年では、フードコーディネーターとしてSNSで考案したメニューなどを発信し、収入を得ている方も多くいます。      ③調理関連職へ転職 調理の経験を活かして、別の職種へ転職する事も可能です。    ・食品メーカーや外食企業のメニュー開発職 調理師の視点を活かし新商品開発などに携わる仕事。 食品メーカーであれば、スーパーやコンビニ向けに販売する新商品の開発・既存商品のリニューアルを行います。   ・調理師専門学校の講師 ホテルのでの調理経験を活かし、次世代の調理師を育成する道も。    *キャリアアップを成功させるには* 様々なキャリアプランをご紹介しましたが、成功させるためには和食の技術や知識をしっかり身につける等の努力が欠かせません。 そして海外でも活躍したい場合は、語学力をつける事は必須です。 また独立を考える場合に重要となるのが、人脈などのネットワーク。 コミュニケーションをしっかり取る事でキャリアのチャンスを広げる事ができます。     ホテルの調理スタッフになるには     調理系の専門学校に通うと、知識や技術を習得できますし、無受験で調理師免許を取得する事ができるため、比較的スムーズに入社しやすくなります。 調理技術や知識、食に携わる上で重要な衛生管理やアレルギーなどの知識、また店舗経営などの知識に関しても学ぶ事ができます。   中途採用は即戦力を求められる事が多いので、何かしらの調理経験があると有利になります。 一人前の調理師になるまでにはある程度の期間が必要となるため、既に社会人経験を積んでいる人は、年齢の面を考えても学校に通うより未経験可能な求人へ応募し実力をつけていった方が早いでしょう。 また、ホテルや調理専門の転職エージェントを利用するのも方法の1つ。 業界に精通したコンサルタントがしっかり転職をサポートしてくれるで、転職の近道になるでしょう。            まとめ             ホテルでの調理経験は多様なキャリアの基盤となります。 しっかり経験を積めば、国内での独立や海外進出など様々なチャンスがある職種です。 ホテルでの経験は貴重な資産となるでしょう。 まずは、具体的な目標を描き、着実にキャリアを築いていく事が大切です。 洋食の調理の仕事がしたいという方は、今回のキャリアプランも参考にしてみて下さいね。      *   ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。  

2025.12.14

ホテル宴会調理スタッフになるには|仕事内容・就職方法・必要資格まとめ

  サービス業界の最高峰とも言われているホテル。 高い調理技術やおもてなしが求められるため、「調理の腕を磨きたい。」という方にはぴったりの環境があります。 今回は、「ホテルの宴会調理の仕事内容」に続き、ホテルの調理部門の仕事に就く方法や、あると役立つ資格についてご紹介します。 これからホテル業界で調理の仕事がしたいという方は参考にしてみて下さいね。   目次             1:ホテルの宴会部門の調理の仕事2:宴会部門の調理スタッフになるには3:宴会部門の調理の仕事に必要な資格4:まとめ     ホテルの宴会部門の調理の仕事     ホテルの宴会部門の調理は、主に宴会やイベント・パーティ・結婚式などで提供されるコース料理やビュッフェ等を担当します。レストランでの調理とは異なり、大人数向けの料理を短時間で提供する事が求められます。一度に多くの料理を提供する事や、事前にメニューが決まっている事などから分業制を採っています。 基本的にはフレンチが多くなりますが、結婚式・会議・パーティー・ビュッフェなど、様々なケースに対応できるよう、和食・洋食・中華など、幅広い種類の料理を調理できる必要があります。セクションは主に、ホットセクションとコールドセクションに分かれており、ソースやスープ・メイン料理など温かいものは温かく、サラダやデザートなど冷たいものは冷たく最良のタイミングで提供できるよう努めます。またホットセクション・コールドセクションの中でも担当する調理内容で分担されています。 宴会部門に配属になった際には、各セクションで経験を積んで、調理技術を磨きキャリアアップしていきます。 ・詳しい仕事内容は→こちら    宴会部門の調理スタッフになるには    ホテル調理の仕事に就くには2つの方法があります。   ①専門学校・短大・大学を卒業→調理師免許を取得→就職 ②現場で実務経験を積む(できれば2年以上)→就職   ホテルの調理スタッフになるために、必須な資格はありません。 しかし、国家資格でもある「調理師免許」などを持っていると、転職する際に有利になったり、お給料・資格手当・昇進の面でメリットがある事も。 また独立する際にも、資格があるとお客様からの信頼度も高くなるため役立つでしょう。 調理師の専門学校に通い、知識や技術を習得する事で、卒業と同時に無試験で調理師免許が取得できまので、比較的スムーズに入社しやすくなります。 専門学校では、調理技術や知識、食に携わる上で重要な衛生管理やアレルギーなどの知識、また店舗経営などの知識に関しても学ぶ事ができます。 また、学校に直接求人が来る事も多いので、就職する際にも有利になる事があるでしょう。   中途採用の場合は、年齢にもよりますが、基本的に即戦力を求められる事が多いので、何かしらの調理経験や調理師免許があると有利になります。 学校に通わず、アルバイトか未経験可能な求人に応募して、調理経験を積む方法もあります。 無事調理スタッフになれた場合、最初は見習いや仕込み担当として勤務し、経験を積んで調理人としてスキルアップしていきます。★一人前の調理師になるまでにはある程度の期間が必要となるため、既に社会人経験を積んでいる人は、年齢の面を考えても学校に通うより未経験可能な求人へ応募し実力をつけていった方が早いでしょう。      宴会調理の仕事に必要な資格    調理スタッフになるために必須な資格はありませんが、あると役立つ資格が以下の4つになります。     ①調理師免許 国家資格であり、調理技術や衛生知識、食品学、栄養学が身についている事の証明となるもので信用度の高い資格です。 調理師免許がなくても採用される事はありますが、中途採用の場合は、「調理師免許」を持っている事が応募条件になっている事が多いので、取得しておく事をおすすめします。 調理人として働きたいのであれば、必ず取得しておきたい資格です。 取得する事で調理や食に関して様々な知識がつくので就業してからも役に立つでしょう。 ☑️受験資格 ①各都道府県が指定している調理師の専門学校に1年以上通い卒業する事②実務経験2年アルバイトやパートでも構いませんが、週4日以上・1日6時間以上の勤務   参考:『調理技術技能センター』 ②専門調理師・調理技能士   公益社団法人調理技術技能センターが実施。 専⾨調理師・調理技能⼠は、調理師免許よりも更に専門的な調理師の資格になります。 この資格の目的は、調理の技術・技能を⾼め調理師の資質向上を図る事です。 学科と実技の試験となっており、合格すると、厚⽣労働⼤⾂より「専⾨調理師・調理技能⼠」の称号が与えられ、調理師学校の教員資格を得る事ができます。 実技試験:日本料理・西洋料理・麺料理・中国料理・すし料理・給食用特殊料理の中から選択   ☑️受験資格 ①実務経験のみ:8年以上②実務経験6年厚生労働大臣の指定する調理師養成施設において1年以上調理に関する学科を修めた卒業者③実務経験7年※いずれも調理師の免許を有していた期間3年以上職業能力開発促進法に基づき、調理に関し専門課程の高度職業訓練または普通課程の普通職業訓練修了者   参考:『調理技術技能センター』     ③食品衛生責任者 食品の製造・調理・販売などが衛生的に行う場合に必要な資格。 食品衛生責任者は、安全に食品を提供するために、正しい知識で食品の製造・加工・調理・販売において衛生管理を行う人の事を指します。 飲食店の営業や食品製造に必須の国家資格となっており、食品に携わる業務を行っている施設ごとに、必ず1人の配置が義務付けられています。 飲食店を開業する場合も、食品衛生責任者の配置は必須となっています。 栄養士・調理師・製菓衛生師等の資格を持っていると、実務経験や講習を受けなくても食品衛生責任者になれます。     ☑️受験資格 ①不問各自治体で開催される「1日食品衛生責任者養成講習」を受講しテストに合格すれば取得できます   参考:『一般社団法人東京都食品衛生協会』     ④製菓衛生師   国家資格であり、製菓の技術や衛生知識・食品学・栄養学が身についている事の証明となる資格。 飲食の仕事に携わる際、衛生知識はとても重要であり信頼度の高い資格となっています。 洋菓子・パン・ピザなどを製造するに当たって衛生面や製造者の資質向上などを目的とし、安全性の高い食品を作る事を目的としています。 調理スタッフであっても、デザートに携わる事もあるため、資格を持っていると役立つでしょう。   ☑️受験資格 ①菓子製造業にて2年以上実務経験もしくは、都道府県知事が指定する養成施設で1年以上学んでいる事 参考:『製菓衛生師』         まとめ         資格を持っていなくてもホテルの調理人として働く事はできますし、就職面接において不利になるという事はありません。 しかし、資格を取得していると、一定の知識や能力を有しているとみなされ就職に有利になったり自身のスキルアップになる等メリットも多くあります。 資格を取得しておけば、未経験であっても転職に有利になったり、スキルアップにつなげられる事もあります。 資格を取得の勉強をする事で、調理に関する深い知識や専門的な知識を身につける事ができます。 専門的な知識がある証明となるため、お客様にも信頼感や安心感を与える事ができます。 資格によっては、実務経験などが条件となっているものもあるため、キャリアアップの際にも役立つでしょう。   *   ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。  

2025.12.14

ホテル宴会調理の仕事内容とキャリア|ポジション別役割から就職方法まで

  ホテルの調理師は、「レストラン部門」か「宴会部門」の配属になります。 部門によって、コース・ビュッフェ・アラカルトなど提供する料理は様々ですが、宴会部門では主にコース料理とビュッフェを担当する事が多くなります。 ホテルを訪れるお客様は、宿泊は勿論の事、お祝いや記念日など特別な日に利用される方も多くいらっしゃいます。 また、サービス業界の最高峰とも言われているホテルでは、高い調理技術やおもてなしが必要となります。 そのため、「思い出に残る料理を提供したい」「調理の腕を磨きたい」という方にはぴったりの環境があるホテル。 今回は、ホテルの宴会部門の調理の仕事内容についてご紹介します。   目次                                  1:ホテルの宴会調理の仕事内容2:宴会調理のポジション別仕事内容3:ホテルの宴会調理の仕事に就くには4:まとめ      ホテルの宴会調理の仕事内容      前述したように、ホテルでの調理部門は主に下記の2つになります。    【宴会部門】 【レストラン部門】 宴会  イベント・パーティ 結婚式 日本料理 フランス料理 イタリア料理 中華料理 カフェ     宴会部門の調理は、主に宴会やイベント・パーティ・結婚式などで提供されるコース料理やビュッフェ等の調理全般を担当。 コース料理が中心となっており、レストランの調理とは、料理の種類(コース・アラカルト)・調理の量(大量調理・小ロットの調理)などの違いがあります。 結婚式やパーティ・会議など、特別なイベントに対応するため、華やかな料理やテーマに合わせた料理を提供する事も。 レストランとは異なり、事前にメニューが決まっているため、計画的な調理が必要となります。 また、宴会の開始時間に合わせ、全ての料理が順番通りに同時に提供できるよう調整する事が必要となり、サービススタッフとの連携も大切になります。 基本的にはフレンチがメインとなりますが、様々なイベントに対応できるよう、幅広い種類の料理を調理できる必要があります。    宴会調理のポジション別仕事内容     ホテルの宴会調理は、大人数のお客様に同時に料理を提供する必要があり、スピーディーな調理が求められるため分業制を採っています。 セクションは、宴会シェフの下にホットセクションとコールドセクションがあります。 ソースやスープ・メイン料理など温かいものは温かく、サラダやデザートなど冷たいものは冷たく最良のタイミングで提供できるよう努めます。 また、各セクションの中でも調理内容が分担されています。   ①宴会シェフ ②ホットセクション・ソーシエ・ポワソニエ・アントルメティエ ③コールドセクション・ガテマンジャー・ブッチャー     ①宴会シェフ シェフは調理部門の責任者。 レストランと違い1回に沢山の料理を提供するため、宴会シェフにはその管理が任されます。 多い時はゲストの数も100名を超える事も。 レストランのように、当日のメニューを注文されるという事がないため、決まったコース料理の仕込みや決められたメニューを、シェフの指示の元順番に正確に作っていきます。 チームで力を合わせて調理・提供する事が重要になりますので、宴会シェフは全体を統括しコントロールする事が重要な仕事の1つになります。 料理だけでなく、調理スタッフの指導や管理・コスト管理などのマネジメントが求められます。     ②ソーシエ   主にソースを作る担当者で、ソースの仕込みの他、調理補助や盛り付けを兼任する事もあります。 ソースはその料理の決め手ともなりますので重要な役割があります。     ③ポワソニエ   魚料理とそのソースを全般を担当。 魚介類の仕入れや下処理・切り分け〜ソテーなどの調理・ソース作りなどを行います。 ソーシエが兼任する事もあります。     ④アントルメティエ   フランス料理で、料理と料理の間に出る軽い食事を担当する部門。 主に、野菜・スープ・前菜などを担当します。     ⑤ガテマンジャー   冷製料理専門のセクション。 サラダやパテ・スモークサーモンなどの冷製の料理を担当して作ります。 パーティーや披露宴などでは、温かい料理と並んで冷製料理は必須のアイテムとなりますよね。 彩鮮やかなフランス料理。 各種のサラダやパテの彩りが、料理をより一層引き立てますので非常に重要なセクションと言えます。     ⑥ブッチャー   食肉の仕入れや下処理をするスタッフの事で、ホテルの調理部門における重要なセクションの一つ。 直接調理や盛り付けを担当する事はなく、全ての料理に合わせて肉類をカットする事が仕事となり、仕入れた肉類の管理や保管も任されます。 英語で「肉屋」という意味もあり、専門的な知識が必要となります。   ★ホットセクションでは、ソース・野菜・スープ・肉の下処理や火入れ全般・魚料理全般、コールドセクションでは、野菜・肉・魚の下処理、冷製料理全般を担当します。 宴会部門に配属になった際には、このように各セクションで経験を積んで、調理技術を磨いていきます。     ホテル調理の仕事に就くには      ホテル調理の仕事に就くには2つの方法があります。 ①専門学校・短大・大学を卒業→調理師免許を取得→就職 ②現場で実務経験を積む(できれば2年以上)→就職   ホテルの調理スタッフになるために、必須な資格はありません。 しかし、国家資格でもある「調理師免許」などを持っていると、転職する際に有利になったり、お給料・資格手当・昇進の面でメリットがある事も。 また独立する際にも、お客様への信頼度も高くなるため役立つでしょう。 調理師の専門学校に通い、知識や技術を習得する事で、卒業と同時に無試験で調理師免許が取得できまので、比較的スムーズに入社しやすくなります。 専門学校では、調理技術や知識、食に携わる上で重要な衛生管理やアレルギーなどの知識、また店舗経営などの知識に関しても学ぶ事ができます。 また、学校に直接求人が来る事も多いので、就職する際にも有利になる事があるでしょう。 年齢にもよりますが、基本的に中途採用は即戦力を求められる事が多いので、何かしらの調理経験や調理師免許があると有利になります。 学校に通わず、アルバイトか未経験可能な求人に応募して、何かしらの調理経験を積む方法もあります。 無事調理スタッフになれた場合、最初は見習いや仕込み担当として勤務し、経験を積んで調理人としてスキルアップしていきます。★一人前の調理師になるまでにはある程度の期間が必要となるため、既に社会人経験を積んでいる人は、年齢の面を考えても学校に通うより未経験可能な求人へ応募し実力をつけていった方が早いでしょう。   ・ホテルの調理スタッフになる方法→こちら          まとめ         将来は一流ホテルの料理長になりたい!と憧れる人も多いでしょう。 料理の世界は下積みから始まりステップを踏んで技術をつけて上に上がっていきます。 各部門で、高度な技術や専門的な知識を身につけ、美しい盛り付けや美味しい料理を提供していきます チームで仕事をしていくための協調性や、調理場全体のマネジメントなども身につけていきながら、キャリアアップを目指しましょう。 ・ホテル調理スタッフのキャリアプラン→こちら   *   ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。  

2025.12.14

ホテルの和食調理師のキャリアプラン|スキル習得から独立・海外挑戦まで

  ホテルには様々な業態のレストランがありますが、その中でも和食調理は非日常の空間の中で、日本の伝統と一流の技術でお客様を喜ばせる事ができる仕事です。 特に近年では、世界でも和食の人気が高まっており注目を集めています。 これからも需要が高まると予想される和食調理師にはどのようにキャリアプランがあるのでしょうか。 今回は、ホテルの和食調理スタッフとしてのキャリアプランについてお伝えします。 これからホテルで和食調理の仕事をしたいという方は是非参考にしてみて下さいね。   目次                                   1:ホテルの和食調理のキャリアプラン2:キャリアアップに必要なスキルと経験3:ホテルの和食調理スタッフになるには4:まとめ     ホテルの和食調理のキャリアプラン    ホテルの和食調理スタッフとしてのキャリアプランは主に4つあります。     ①ホテル内でのキャリアアップ  1つ目は入社したホテルでキャリアを積んでいくプランです。   ①一般スタッフ・リーダー 最初は調理の基礎業務を担当し、知識や技術を身につけていきます。 徐々に、各セクションのリーダーとして責任あるポジションにつきメニュー開発やチームマネジメントに携わります。 ↓ ②副料理長 各セクションのリーダーとして技術を身につけたら、副料理長となり、部下の指導やコスト管理、メニュー開発などを担当。 ↓ ③料理長 その後、料理長(総責任者)として調理部門の全体を統括します。 ↓ ④ホテル全体の飲食部門責任者 ホテルの料飲部門は様々な分野に分かれています。 そのため、和食部門だけでなく、宴会部門や他の飲食部門など全体の経営に関与する立場に進んでいきます。 直接ホテルの経営に携わる役職になりますので、大きなやりがいを感じる事ができるでしょう。      ②別のホテルへの転職  ホテルで経験を積み、技術や実績をつける事ができれば、別のホテルへ転職し、今までの経験を活かしたり違うホテルでキャリアを積む事もできます。 特に近年では、アメリカ・ヨーロッパ・アジア圏などを中心に和食の人気が拡大しています。 そのため、国内のホテルだけでなく、海外のホテルへチャレンジする事も可能。 海外のホテルで和食を担当するシェフとして働く経験は、自分自身の成長にも繋がるでしょう。 現地スタッフへの指導や、和食の魅力を広める機会にも大きなやりがいを感じる事ができるはずです。     ③独立・起業   将来的に自分のお店を持つのが夢という方や、独立してフリーで仕事をしたいという方も多いでしょう。 ホテルで培った技術や経験を活かして、以下のような形で独立する人もいます。・和食店の開業高級和食割烹店やカジュアルな居酒屋などの経営。 ・ケータリング事業レストランや宴会調理の経験を活かし、企業イベントなどの際にケータリングサービスを提供。 ・フリーランスシェフ出張シェフとして、家庭や個人のパーティの際などに料理を作るサービスの提供。 ・フードコーディネーター企業や飲食店からの依頼を受け、食材の選定・メニュー開発を行います。 近年では、フードコーディネーターとしてSNSで考案したメニューなどを発信し、収入を得ている方も多くいます。   ・料理教室の開催健康志向が高まっている近年では、和食は非常に人気があります。 料理教室を開催する事で、和食の魅力や技術を伝える事ができます。     ④調理関連職へ転職   調理の経験を活かして、別の職種へ転職する事も可能です。    ・食品メーカーや外食企業のメニュー開発職調理師の視点を活かし新商品開発に携わる事ができます。 食品メーカーであれば、スーパーやコンビニ向けに販売する新商品の開発・既存商品のリニューアルを行います。   ・調理師専門学校の講師ホテルのでの調理経験を活かし、次世代の調理師を育成する道も。    *キャリアアップを成功させるには* 様々なキャリアプランをご紹介しましたが、成功させるためには和食の技術や知識をしっかり身につける等の努力が欠かせません。 そして海外でも活躍したい場合は、語学力をつける事は必須です。 また独立を考える場合に重要となるのが、人脈などのネットワーク。 コミュニケーションをしっかり取る事でキャリアのチャンスを広げる事ができます。     キャリアアップに必要なスキルと経験   前述したように、キャリアアップするには、当然ながら必要なスキルを積んでいく事が必須となります。 下準備や下ごしらえなどの技術、だしの取り方や盛り付けなどの基礎知識を習得したら、和食調理の五法=「生・煮る・焼く・揚げる・蒸す」等、それぞれのポジションで技術を身につけ、単品料理やフルコースなど様々な料理に携わっていきます。 1年目は基本技術を習得し、3~5年目でセクションリーダーやメニュー開発に挑戦するケースが一般的。 幾つものセクションを経験し、キャリアを積んでいきますので一人前の料理人になるのには約10年程かかる事もあります。     必要な経験(和食調理のポジション) ①追い回し↓②八寸場↓③揚げ場↓④焼き場↓⑤蒸し場↓⑥刺し場↓⑦副料理長↓⑧料理長 ・ホテル調理の仕事内容については→こちら     必要なスキル   ・基本的な和食技術包丁さばき・だしの取り方・煮る、焼く、揚げる、盛り付けの技術 ・高級和食の専門技術高級食材(ふぐや鰻など)を取り扱う技術 ・おもてなしの心とコミュニケーションスキルホスピタリティを最も大切にしているホテルでは、料理人もおもてなしの心が必要となります。 お客様のニーズを汲み取り、喜んでもらえるよう料理する心配りが求められます。 ・和食文化への理解和食の歴史や文化、四季、各地域の食材、伝統行事の知識・協調性調理チームやフロアスタッフとのチームワーク力 ・ 語学力近年では訪日外国人も増えているため、メニュー説明や料理への質問に答えられる程度の英語力があると、より良いでしょう。 ・創造力と柔軟性新しいメニューの開発 ・マネジメントスキルコスト管理・人材育成・オペレーション管理 ・衛生管理の知識 <必要な資格>・調理師免許・食品衛生責任者・ふぐ調理師免許 ・ホテルの調理の資格に関しては→こちら   ホテルの和食調理の仕事に就くには   調理系の専門学校に通うと、知識や技術を習得できますし、無受験で調理師免許を取得する事ができるため、比較的スムーズに入社しやすくなります。 調理技術や知識、食に携わる上で重要な衛生管理やアレルギーなどの知識、また店舗経営などの知識に関しても学ぶ事ができます。   中途採用は即戦力を求められる事が多いので、何かしらの調理経験があると有利になります。 一人前の調理師になるまでにはある程度の期間が必要となるため、既に社会人経験を積んでいる人は、年齢の面を考えても学校に通うより未経験可能な求人へ応募し実力をつけていった方が早いでしょう。 また、ホテルや調理専門の転職エージェントを利用するのも方法の1つ。 業界に精通したコンサルタントがしっかり転職をサポートしてくれるで、転職の近道になるでしょう。        まとめ         ホテルでの経験は和食業界での多様なキャリアの基盤となります。 しっかり経験を積めば、国内での独立や海外進出など様々なチャンスがある職種です。 どのキャリアプランを選ぶとしても、ホテルでの経験は貴重な資産となるでしょう。 まずは、具体的な目標を描き、着実にキャリアを築いていく事が大切です。 和食の調理の仕事がしたいという方は、今回のキャリアプランも参考にしてみて下さいね。      *   ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。  

2025.12.14

ホテル業界転職の面接対策|業界研究・企業研究の方法とポイント

  ホテル業界での面接を通過するためには、業界や企業の理解を深める事が重要になります。 しかし、求人を見ただけでは詳しい企業の情報が分からず、「企業研究が難しい」「やり方が分からない」という方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、業界研究や企業研究をする方法をお伝えしますので、是非参考にしてみて下さいね。   目次            1:なぜ業界研究・企業研究が必要なのか2:ホテルの業界研究で知っておきたい事3:業界研究の方法4つ4:企業研究で知っておきたい事5:企業研究の方法6つ6:まとめ       なぜ業界・企業研究が必要なのか      転職活動において、業界の研究・企業研究が必要な理由は2つあります。   ①自分とマッチする業界・企業なのか知るため ②志望動機を明確にし、内定率を上げるため   転職活動をする際に、きちんと業界・企業研究をして理解しておかないと、入社した後に「合わなかった・・」という事になりかねません。 そのため、自分のしたい事やビジョンとマッチするのかを知るために必ず行う必要があります。 ホテル業界には多くの企業があり、サービス内容や特徴・企業のカラーはそれぞれ異なります。 例えば、「シティホテル」「ビジネスホテル」「リゾートホテル」などのカテゴリーがありますし、「日系ホテル」「外資系ホテル」の違いによっても働き方やキャリアプランが異なる事もあります。 会社の方向性やキャリアパスなども異なるため、企業の理解ができていないと、志望理由や将来のビジョン、また入社後に貢献できるかどうかなどが伝えられません。 志望度の強さはもちろんの事、入社してからどのように成長したいか・どんな働き方をしたいのかが企業と合致しているかどうかは、非常に重要です。 何故この会社で働きたいのかという事を明確にするためにしっかり研究する事が必要です。    ホテルの業界研究で知っておきたい事     ホテル業界へ転職する際に、まず理解しておきたいのが業界の全体像。 下記の8つは確認しておきましょう。   ①業界の特徴②業界の構造③業界の歴史④現在の業界の動向⑤業界のトレンド⑥業界の課題・問題点⑦業界の将来性⑧マーケット市場    ホテル業界の研究方法4つ      ホテルの業界研究のツールには、以下のようなものがあります。   ①書籍・業界本   「業界地図」「ホテル業界」などの業界本は、ホテル業界の特徴・業態・職種・仕事内容・歴史・資格・動向や今後などについて書かれています。 そのため、インターネットで調べるだけでは中々出てこないような、より詳しい内容を得る事ができます。 実際に働いている社員が掲載されているものも多数ありますので、参考になるでしょう。 また、書籍によっては、企業の比較などが載っている事もあるため、各企業の位置づけを確認する事ができます。 同業他社との違いを把握できていると、企業の強みを知る事ができ就職活動をする上でも役立つでしょう。     ②業界紙・業界雑誌   業界紙や、ホテル業界のトレンドなどを取り上げた週刊誌などでも研究ができます。 タイムリーな情報が得られ、現在の業界の動向やトレンドを知る事ができます。     ③新聞   新しいホテルの出店情報や大規模なリニューアルの情報など、ホテル関連の記事や動向などが掲載されている事も多くあります。 ホテル業界の事はもちろん、社会全体の動きや経済状況を把握しておく事は転職活動をする上でも重要になります。      企業研究で知っておきたい事     業界研究ができたら、次に行うのが企業研究。 会社の中身をきちんと知る事で、志望理由が明確になりますので必ず行いましょう。 企業研究で確認する事は主に下記の8つになります。   ①企業の基本情報②事業内容・サービス内容③経営理念④企業の特徴・強みや弱み⑤ホテル業界内での立ち位置⑥将来のビジョン・方向性⑦採用情報⑧評価制度        企業研究の方法7つ        企業研究とはその企業の特徴を理解する事。 企業研究の方法は、以下のような手段で情報を得る事ができます。   ①企業HP   応募したい求人を見つけたら、まず企業のHP確認して基本的な情報や特徴を調べましょう。   ①会社概要②代表取締役③事業内容④企業理念⑤経営方針⑥採用情報⑦社風⑧IR情報     ②IR情報   上場している企業であれば、株主向けに会社の詳細や情報などが書かれています。 基本的には、4半期ごとの会社の売上や現状の取り組み・今後の戦略・コストなどが詳細に記載されていますので、チェックしておきましょう。     ③企業のSNS   最近では、InstagramなどのSNSのアカウントを持ち、自社の情報を発信している企業が増えています。 新サービスの内容やイベントやフェアの情報・働く人の様子など様々な情報が発信されており、非常重要な広告戦略の1つとなっています。 ホテルの最新情報はもちろんの事、働いている社員の方や会社の雰囲気が分かる事もあります。     ④転職求人サイト   転職サイトは、その企業が転職者向けに情報を発信してますので、情報が集約されており非常に分かりやすくまとまっています。 先輩社員の声や福利厚生・キャリアプラン・研修制度などが掲載されており、他社との比較検討もしやすいため確認しておきましょう。     ⑤社長インタビュー記事   過去に受けた社長のインタビュー記事などを調べる事ができれば、確認しておきましょう。 会社の歴史・会社設立の経緯や会社に対する思い、社風、今後のビジョンなどを話されている事があります。 社長のメッセージを確認する事で、会社の経営方針などの理解が深まるでしょう。     ⑥ホテルの見学   会社のHPを見たり求人サイトの採用ページを見れば、ホテルの概要や詳細は分かりますが、実際の雰囲気や働く人々の姿は分かりませんよね。 実際にホテルに行く事で、ホテルの雰囲気やお客様に対する対応・働くスタッフの様子を肌で感じる事ができます。 また、様々なホテルに行くと業界の理解も深める事ができます。 フロントの雰囲気も違えば、地域によって客層や力を入れているプランが異なります。 季節毎のイベント・ブライダルフェアなど様々な取り組みが行われており、ホテルの全体像が見えてくるので非常に勉強になるでしょう。 それぞれの特徴や感じた事などをノートにまとめると「自分に合っているか」「働きたい職場かどうか」という事が明確になってきます。 実際に足を運んで自分の目で確かめる事で、「志望動機」に関してもよりリアリティに伝える事ができるでしょう。 受けたいホテルがあれば、是非事前に1度ホテルの見学に行ってみましょう。   ★ホテル見学の際に気をつける事★①チェックイン・アウトの時間は避ける ②お客様の邪魔にならないようにする ③話を聞きたいのであれば事前に人事部に確認する          まとめ             ホテル業界へ転職する際に必要な、業界研究・企業研究の方法をお伝えしました。 中途採用の場合は、インターンシップやOG・OB訪問、またイベントなどに参加する機会がありませんよね。 そのため、面接の前には、業界研究・企業研究を行い「業界の特徴」「会社の中身」をきちんと知るようにしましょう。 自分自身と企業とがマッチングするためにも非常に重要です。 しっかり事前準備を行い、面接に臨み内定を勝ち取りましょう。   *   ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。      

2025.12.14

ホテル業界の休日事情とは?年間休日・有給・土日休みについて解説

  ホテル業界への転職を考えたとき、「休みはちゃんと取れるのか」「土日休みは難しいのでは?」と休日面に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。 ホテルは365日・24時間稼働しているため、シフト制で平日休みが中心となり、世間の大型連休が繁忙期になるケースも少なくありません。 そのため、「休みが少ない業界」というイメージを持たれがちです。 しかし近年では、働き方改革や人材定着を目的に、年間休日日数の増加や有給休暇の取得促進、産休・育休制度の整備など、従業員の働きやすさに力を入れるホテルも増えています。 転職を成功させるためには、イメージだけで判断せず、業界全体の休日事情や企業ごとの違いを正しく理解しておくことが大切です。 本記事では、ホテル業界の年間休日や有給休暇の実態、土日休みが取りやすい職種・ホテルの種類、平日休みならではのメリットまで、転職者目線で詳しく解説していきます。   目次                                  1:ホテルの仕事は休みが少ない?2:ホテル10社の年間休日日数例3:ホテルの有給休暇取得日数や取得率4:土日休みが取れるホテルの種類・職種5:ホテルの繁忙期・閑散期はいつ?6:平日休みのメリット7:まとめ   ホテルの仕事は休みが少ない?   ホテル業界の休日は、月8~9日が一般的となりますが、宿泊されるお客様は土日祝が多いため平日のシフト制が多くなります。 365日・24時間営業しており、固定で決まった休みがない事が殆ど。 また、春休み・GW・夏休み・年末年始など世間の大型連休もかき入れどきなため、繁忙している時期に関してはホテルによって休みが少なくなってしまいます。 しかし近年では、働く従業員の満足度向上に取り組む企業も多く、年間の休日日数や、有給休暇・産休育休・慶弔休暇などをしっかり取れるホテルが増えています。   ホテル10社の年間休日日数例    年間休日とは、会社が定める1年間の休日数の事を指します。GW・夏季休暇・年末年始休暇・また企業の創立記念日などが含まれる場合もあり、会社によって日数が異なります。 下記にて日系ホテル10社の年間休日日数をご紹介させて頂きますが、令和3年1年間の年間休日の平均は107日となっているので、大きな差はないでしょう。(参照:厚生労働省「令和4年就労条件総合調査」)   *ホテル10社の年間休日日数一覧* 1:株式会社帝国ホテル:129日 2:株式会社ホテルオークラ:110日 3:株式会社ニュー・オータニ:107日 4:藤田観光株式会社:111日 5:リゾートトラスト株式会社:120日 6:森トラストホテルズ&リゾーツ株式会社:107日 7:株式会社三井不動産ホテルマネジメント:108日 8:住友不動産ヴィラフォンテーヌ株式会社:105日 9:三菱地所ホテルズ&リゾーツ株式会社:110日 10:ダイワロイネットホテルズ株式会社:110日   ★ほんの一部にはなりますが、日系ホテル10社の年間休日日数をご紹介させて頂きました。 年間の休日日数はしっかり取れている企業が多くなっています。   ホテルの有給休暇取得日数や取得率    ホテルの正社員は忙しいので、有給がないというイメージがある方も多いかと思いますが、有給休暇とは法律で定められた全労働者に与えられた権利ですので誰でも必ず取得できます。 有給休暇は一定期間勤務した労働者に対して、心身の疲労回復と生活の質を保証するために付与される休暇であり、休んでも給料は変わる事なく支払われる制度です。 ただし、厚生労働省が実施した「令和4年就労条件総合調査」によると、「宿泊業・飲食サービス業」の有給取得6.6日、取得率は44.3%と最も低くなっていました。(参照:厚生労働省「令和4年就労条件総合調査」) あくまで平均であり企業によって異なりますので、選考を受ける際に確認しておいても良いでしょう。     土日休みが取れるホテルの種類・職種       求人の数としては多くありませんが、ホテルの業態や職種によっては土日祝や連休に比較的お休みが取りやすいケースもあります。     土日祝休みが取れるホテルの種類   日本のホテルは、主に「シティホテル」「ビジネスホテル」「リゾートホテル」の3つに分類されます。 宿泊はもちろんの事、食事や結婚式なども行うシティホテルや、観光を目的としたリゾートホテルの場合は、土日祝・長期連休が忙しくなるため、休みは取りにくくなります。 しかし、ビジネスホテルは、出張や仕事などの際にサラリーマンが利用しますので、平日の方が混み合います。 そのため、土日祝や連休の休日が取りやすい傾向にあります。     土日祝休みが取れるホテルの職種   ホテルの仕事には様々な部門・職種があります。 現場でのスタッフに関してはシフト制で働く事が殆どで、土日祝は休みにくい傾向にあります。 ただし、営業部門や管理部門では、一般の会社と同様に土日祝を休日とし、月曜日〜金曜日で働くケースが多くなります。 接客をメインとする部門では土日祝日は絶対休めないのか不安になる方も多いと思いますが、そうとは限りません。 毎週決まって休みをもらう事は難しくなりますが、ホテルによっては土日祝休みを調整してくれるところもあります。 特に年間休日日数が多いホテルであれば、土日祝に休みがもらえる確率も高くなる可能性があります。 ホテル業界で働きたいけれど、どうしても土日祝の休みが欲しいという方は、求人を探す際にチェックしてみましょう。    ホテルの繁忙期・閑散期はいつ?      ホテルの休みの取りやすさは、繁忙期と閑散期によっても異なります。 ホテルの種類によっても変わってきますが、国土交通省の宿泊旅行統計調査によると各ホテルの繁忙期と閑散期は以下のようになっています。 ★繁忙期:8月・10月・11月・12月★閑散期:1月・2月   ホテル業界の繁忙期はどの業態でも、8月頃〜年末。 この時期が1番忙しくなります。 リゾートホテルやシティホテルは夏休みの影響もあり8月〜9月も稼働率が上がります。 一方で、1月〜2月は、年末年始・帰省・長期休暇明けの影響で稼働率が低くなり閑散期となります。       平日休みのメリット      ホテルで働くと、基本平日休みとなりますので、デメリットを感じてしまう事もあるでしょう。 一方で、平日休みならではのメリットもあります。     ①旅費が安く収まる        ホテルの場合、夏休みや長期休みを取る際に平日にずらして取る事も多いです。 国内・海外旅行に限らず、宿泊費や交通費が土日祝日より安くなるので、旅費が安く収まったり混雑しない点などが挙げられます。 有名な観光地や飲食店も平日のため比較的並ばずに入れますし、電車や道路も空いているので、人混みや渋滞に悩まされる事もありません。 平日価格だとかなりお得になるので、少し贅沢をしたい気分の時は勉強も兼ねて、ホテルのビュッフェや宿泊をしてみてはいかがでしょうか。     ②比較的どこも空いている      平日は、どこもお店が空いているので、テーマパークや映画・ショッピング・飲食店を自分のペースで楽しめる事ができます。 平日限定でランチメニューを取り扱っている事も多いので、人気のメニューをお手頃価格で楽しめたりする事も。     ③銀行や役所・病院に行きやすい   土日だと休みになっている事が多い銀行や役所・病院。 平日休みだと、美容室や病院の予約が取りやすかったり、銀行や役所の窓口が空いているので行きやすいのもメリットの1つです。       まとめ        ホテル業界の休日事情について解説しました。 ホテルはサービス業のため、土日祝や大型連休も稼働するシフト制勤務が基本となり、一般的な企業と同じ働き方をイメージするとギャップを感じることもあります。 しかし、年間休日数を見てみると、平均的な水準を確保しているホテルも多く、近年は有給休暇や特別休暇を取得しやすい環境づくりに取り組む企業も増えています。 土日休みについても、ビジネスホテルや営業・管理部門など、業態や職種を選ぶことで可能性は広がります。 また、平日休みには、旅行費用を抑えられる、混雑を避けて行動できる、役所や病院に行きやすいなど、プライベートを充実させやすいメリットもあります。 大切なのは「休みが少ない」という先入観だけで判断せず、自分が重視したい働き方やライフスタイルを明確にし、年間休日数や有給取得状況、制度面をしっかり確認することです。 ホテル業界ならではの働き方を理解した上で、自分に合った職場を選ぶことが、転職後の満足度や長期的なキャリアにつながるでしょう。     *     ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。  

2025.12.14

ホテル婚礼部門で働くには?未経験からの転職方法・必要な経験を解説

ホテルの婚礼部門で働くことは、華やかさだけでなく高度な接客スキルやマナー、場合によっては語学力も求められるため、人気が高い一方で専門性の高い仕事です。 新卒の場合は、専門学校や短大・大学でホテル・ブライダルに関する知識や技術を学ぶことで、就職活動を有利に進めることができます。 一方、中途採用では、接客や営業など社会人経験を活かし即戦力として働けることが求められることが多く、アルバイト経験や転職エージェントの活用も有効です。 本記事では、ホテルの婚礼部門で働くための具体的な方法やキャリア形成のポイントをわかりやすく解説します。 ・ホテルの婚礼部門の仕事内容は→こちら   目次                            1:ホテルの婚礼部門で働くには2:まとめ   ホテルの婚礼部門で働くには   ホテルの婚礼部門で働くにはどのような方法があるのでしょうか。 ホテルは人気な業界であり、高い接客スキルや、ホテルによっては語学力が求められる事もあります。 新卒採用の場合は、高校卒業後に短大や大学・ホテル系の専門学校に進学した方が、専門的な知識や教養を学ぶ事ができ就職の際に有利になります。 中途採用の場合は、接客もしくは営業経験が必須の事が多くなるでしょう。 ここでは、ホテルの婚礼部門で働く方法5つをご紹介していきます。     ①専門学校で学ぶ   現在ホテルやブライダルを学ぶ事ができる専門学校は全国に約120校あります。 一般的には高校を卒業した18歳以上の学生を対象にしていますが、大学を卒業した人や社会人向けに一年制のコースがある学校もあります。 ホテルの現場での様々な職種に必要な知識やスキル、語学などはもちろんの事、就職した時に現場ですぐに活躍でき、ゆくゆくはマネージャークラスなど管理職を目指せる人材となれるよう教育しています。 その他、ホテルで働く上で大切になる接客マナーや立ち振る舞い、VIPへの接遇や礼儀作法など一流のホテルスタッフとしてのマナーなどを学ぶ事もできます。 また、インターンシップがある学校も多いため、実際の現場を体験できる事も。 入社後の仕事内容の理解やイメージも湧きやすく、長く働ける可能性が高くなるのでとても魅力的ですよね。 資格取得のための授業や就職のサポートも手厚いので、ホテル企業への就職活動では有利になるでしょう。 専門学校に求人が来ている事もあるので、学校を通して企業に応募できるのも大きいなメリットの1つです! ※ただし、専門学校の場合、卒業する時の年齢は20歳です。 ホテル業界での就職率は良いものの、すぐに婚礼部門(特にウェディングプランナーの職)に就けるのは数%となっています。 背景としては結婚式を挙げられるカップルの年齢が20代後半~30代、また最近では結婚する方の年齢も上がっているため、ビジネスマナーや提案力が身についておらず対応できないという現実があります。 そのため、最初は、フロント・サービス等からキャリアを形成し、2~3年後に社内異動で婚礼部門(ウェディングプランナーや宴会サービス等)になるケースが多くなります。     ②短大・大学へ進学する   ホテル(ブライダル)専門の学部がある短大・大学は少ないため、専門的な知識やスキルを付けるのは難しくなります。 しかし、近年では人気がある業界のため、ホスピタリティ(ホテル・ブライダル)系の学科や講義を増やしている大学もあります。 学部としては、サービス学部・コミュニケーション学部・観光学部などがあります。 ただし、短大・大学の場合は、他の学部でも就職活動にあたり不利になるという事はありません。 一般的な短大や大学では、学校の様々な講義やゼミなどで幅広い知識や教養を学ぶ事ができるため、宴会部のスタッフとして働く際にはもちろんの事、将来的に管理職や本社の経営、マーケティング部門等へのキャリアチェンジをする際にも役立ちます。 経営学やマーケティング、心理学、コミュニケーション学などの学部で様々な分野を幅広く学ぶ事ができるメリットがあります。 近年では、マネジメントを行う管理職や本社へのキャリアチェンジなども見据えて大卒を採用する企業が増えています。 特に大手ホテルや外資系ホテルなどの求人は、大学を卒業していないと求人に応募できない事もあります。 将来的に、総合職でキャリアアップやキャリアチェンジを見据えている方は、短大や大学へ進学する方が良いでしょう。     ③異業種の経験を活かす   ホテルやブライダルの仕事は、礼儀やマナー・ホスピタリティが必要となり即戦力を求める傾向があります。 きちんとした言葉遣いや身だしなみ・立ち振る舞いが大切になります。 そのためホテルやブライダルに関する知識も大切ですが、それ以上に社会人としてのビジネスマナーや常識、接客サービスの基本が身についている事が重視されます。 業界や職種は未経験であっても社会人としての経験は活かせる場面が多いので、接客や営業の経験を積むのが近道であり転職しやすくなるでしょう。 また、ホテルには外国人のお客様も多くいらっしゃいますので、英語や中国語・韓国語などコミュニケーションレベルの外国語スキルがあると即戦力となります。 語学を活かして仕事した経験がある人は大いにアピールしましょう。     ④ホテルや結婚式場でアルバイトをする    アルバイトで経験を積むと、ホテルやブライダルの仕事内容の理解ができており、採用後もスムーズに業務に就ける事から比較的有利になるケースもあります。 ホテルには様々な業種・職種がありますのでアルバイトとして働いているスタッフも多くいます。 例えば宴会部に役立つホテルのアルバイトには下記のような職種があります。 ・レストランのサービススタッフ・宴会サービススタッフ・レセプションスタッフ・ドレスコーディネーターアシスタント・ウェディングプランナーアシスタント   アルバイトスタッフとして、現場で必要なスキルを身につけておくと、採用面接でも経験をアピールできます。 現場での仕事を認められ、契約社員や正社員へ登用されるという可能性もあります。 ただし、アルバイト期間が長いと不利になる事もありますので、期間を決めておくのも良いかもしれません。     ⑤業界専門転職エージェントを利用する   ホテル・ブライダル業界未経験の場合は、転職エージェントを利用すると転職への近道になります。 特にホテル・ブライダル業界に特化したエージェントを使うと多くのメリットがあります。 業界の最新の情報が入ってきやすく、より詳しく業界についての情報をお伝えする事ができるからです。 また、企業とのパイプが太い為、非公開求人や最新求人が入ってきやすい点等があげられます。 その他にも下記のようなメリットがあります。   ・各ホテル、ブライダル会社の採用基準を把握・キャリアアドバイザーの業界知識が豊富・非公開求人の紹介・年収交渉・履歴書や職務経歴書の添削・転職活動の相談など様々な形でバックアップ・ホテル、ブライダル業界知識の知識が豊富・ホテル、ブライダル業界専門の面接対策    自分では交渉しにくい年収交渉や、求人資料だけでは分からない就職後の様子などもご案内させて頂きます。 また、第三者が加わる事により客観的に御自身を見直す事で新たな魅力を発見できるという可能性があるという点も大きなメリットだと思います。     新卒採用 ホテルやブライダルの仕事をするために必要な資格は特にありません。 実際、高校を卒業してからそのままホテルで働く人もいます。 しかし、大手のホテルであったり外資系のホテルを志望する場合は、それなりの知識や実力が求められます。 そのため、専門学校・短大・大学を卒業した方が就職には有利になります。 ホテル・ブライダル系の専門学校では、ホテル・ブライダル業界の知識やマナー・技術・語学を学べたり、実習もあるため就職にあたり有利になるでしょう。 卒業生も多く、企業から直接学校へ求人依頼がくる事もありますし、インターンシップを行っているホテルも多く、参加者の方が企業理解度が高くなるため、採用されやすくなる事もあります。 大卒者の場合は、専門学校・短大卒よりも将来の幅が広がります。 ホテルによっては、将来的に本部職(経営・営業・広報・人事など)へのキャリアチェンジを見据えて4年生大学の卒業を条件としている企業もあります。 また初任給も短大・専門学校よりも高くなる事が殆どでしょう。       中途採用 中途採用の場合は、ホテル業界・ブライダル業界・旅行業界の経験などがあると有利ですが、他業界からの転職も可能です。 しかし、マナーや礼儀・高い接客力などホスピタリティやコミュニケーション能力が求められるため、社会人として接客経験が必須となります。 営業経験や飲食店や販売職などでサービスの実務経験を通じて、お客様に喜んでもらった経験ややりがいを感じた事などがあれば積極的にアピールしましょう。 また外国のお客様に接する機会も多いため、語学を活かせる職に就いていた方は有利になるでしょう。       まとめ        ホテルの婚礼部門で働く方法をお伝えしました。 ホテルは、様々な部署との関わりも多く、一流のマナーやサービスが必要とされるため、中途採用の場合は、接客経験やブライダルの経験がると有利になるでしょう。 新卒の場合は未経験でも応募できますが、短大・大学や、ホテル・ブライダル系の専門学校を卒業した方が近道になります。 また、未経験の場合は、ホテル専門の転職エージェントを利用するのもおすすめです。 書類作成や面接アドバイスなどの就職のサポートはもちろんの事、業界に特化していますので、ホテルの特徴や動向、企業の詳細、仕事内容などを分かりやすくお伝え出来ます。 ホテル業界の経験者も未経験者も転職活動の近道になるでしょう。 また、一般に公開されていない非公開の求人を扱っていたり、数少ない未経験からでも応募可能な求人も扱っています。弊社ホテルビズでも、ホテル業界・ブライダル業界の様々な情報をお伝えする事ができますので、一度お問い合わせ下さいませ。     *ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望されいる方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。  

2025.12.14

ホテル業界の志望動機の作り方|面接で評価されるポイントと例文解説

  ホテル業界を目指す際、志望動機は単なる「憧れ」や「華やかだから」という理由だけでは内定は勝ち取れません。 企業は志望動機を通じて、応募者が企業や仕事に合っているか、長く活躍できる人材か、そして志望意欲がどの程度あるかを見極めています。 そのため、ホテル業界で求められるホスピタリティ精神、コミュニケーション能力、協調性、ストレス耐性などのスキルを踏まえ、自分の強みをどのように活かせるかを整理することが重要です。 そこで本記事では、企業が志望動機を聞く理由やホテル業界で重視される人物像、志望動機の作り方や伝え方まで具体的に解説し、面接で好印象を与えられる志望動機作成のポイントを紹介します。 ・志望動機の準備方法は→こちら・志望動機例文・NG例文は→こちら   目次             1:企業が志望動機を聞く理由2:ホテル業界で求められる人物像3:志望動機の作り方4:志望動機の伝え方5:まとめ      企業が志望動機を聞く理由    企業が志望動機を聞く理由は下記の3つになります。   ①自社と応募者がマッチングするか②自社で長く活躍してくれる人材か③自社への志望意欲は高いか   応募者が企業を受ける際に、「長く働ける会社なのかな」と思うように、企業側も「長く働いてくれる人材なのかどうか」という点が重要になります。 ホテル業界や、その企業・仕事内容への興味や理解が薄いと、内定を辞退されたり入社後にすぐに辞めてしまう可能性が出てきます。 また、自社の求めるスキルと応募者のスキルが合っていないと、入社後仕事についていけなくなる事もあり得ます。 そのため、志望動機を聞く事で企業側は下記の内容の確認しています。   ・ホテル業界の理解ができているのか・応募者の志望意欲や志望度はどの位高いのか・求める能力やポテンシャルのある人材か・事業や仕事を理解してくれているか   ★自社の事業内容や仕事内容を理解して応募してきてくれているのであれば、入社後のミスマッチもおきず長く活躍してくれる可能性があります。 ただ志望動機を伝えるだけでなく、その企業で活かせるスキル・採用するメリットも一緒に伝えると好印象となります。     ホテル業界で求められる人物像   前述したように、志望動機では自分の強みも一緒に伝える事が必要となります。 求められるスキルに合っている強みがあるかどうかという点も重要になるからです。 ホテルでは、主に下記のような能力が必要とされます。    <①ホスピタティ精神> ホテルで働く際に最も必要となるのがホスピタリティマインド。 マニュアル通りの接客をするだけではなく、お客様が求めている事が何なのか・どうしたら喜んでもらえるかを考え、行動していく事が重要になります。   <②コミュニケーション能力>  サービス業界の最高峰とも言われているホテルのお仕事。 顧客志向が高く、お客様相手の仕事となるため、コミュニケーション能力も必須となります。 ホテルには、様々な職業・年代のお客様がいらっしゃいます。 多くの人と関わる仕事なので、どの年代の方にも対応できるコミュニケーション能力を持っていなければなりません。   <③協調性> ホテルの仕事には様々な部門があります。 同じ部門のスタッフは勿論の事、宿泊・料飲・宴会・管理部門のスタッフなど、多くのプロフェッショナルが携わり、協力し合ってより多くの価値を提供しているのです。 そのため、ホテルマンには協調性やチームワーク力が必要となります。   <④ストレス耐性> ホテルで働いていると、お客様からの期待も高い分ほんの些細な事でクレームとなってしまう事もあります。 また、お客様にサービスを提供するお仕事であるため基本的にミスが許されず大きなプレッシャーも伴う仕事です。 予期せぬ問題が発生する事もあるため、問題解決能力やストレス耐性が必要となります。 前向きに取り組んでいける姿勢を持っている方、フレキシブルな方が求められます。   ★ホテル業界の特徴を再度確認し、志望動機作成の際には参考にしてみて下さいね。     ホテル業界の志望動機の作り方   志望動機を伝える際には、なぜその職種を希望するのか、数ある会社の中でなぜ当社なのか。 この2セットで伝える事が基本となります。   ①希望職種への自身が思うやりがい②その中でなぜその会社なのか       職種の志望動機の作り方 なぜその職種を希望するのか、という部分では、過去の経験をもとにその仕事に対するやりがいを伝えて頂きます。 憧れよりも、この仕事をする事で、こういったやりがいがある・自分自身が成長できる・自分の思いが実現できる →そのためこの仕事を志望します。というような伝え方が良いでしょう。     企業の志望動機の作り方   なぜ当社なのかという部分では、下記2点を伝える事が面接を通過する上でのポイントとなってきます。 ①その会社の中身や会社が大切にしている事②企業の事業内容や仕事内容の興味のある部分   面接は、例えると個人と企業が合うかどうかというような、いわばお見合いのようなもの。 プロポーズ=志望動機になります。 福利厚生などではなく、その会社の中身や会社が大切にしている事、事業内容について共感できる部分などを伝えるようにしましょう。         志望動機の伝え方      人気の高いホテル業界を志望する場合、「なぜ志望するのか」という理由が明確化されていなければなりません。 憧れという理由や曖昧な志望動機だと、結局何が言いのか採用担当者に伝わりません。 ホテル業界に憧れているというだけの人を採用したいとは思わないですよね。 「なぜホテル業界なのか、その中でなぜ企業でその仕事でないといけないのか」をしっかり伝える事が大切です。 志望動機を伝えやすくするためには、下記の流れで話すようにしましょう。   ①志望する理由=結論↓②その根拠↓③入社後のビジョン・企業へのメリット   ★志望動機は、志望する理由=結論から伝えるようにしましょう。 理由としては、採用担当者が一番最初に読む部分が書き出しの部分になり印象に強く残るからです。 最初に結論を述べる事で伝えたい事がすぐに分かりますし、その後に続く根拠も書きやすくなります。 前置きが長く結論が最後になってしまうと、「結局何が言いたいんだろう」「論理的に物事を伝える能力が無い」と思われてしまう可能性もありますし、最後まで読んでもらえないという事もあります。 「志望理由→根拠→企業へのメリット」と文章構成を設定しておくと、志望動機を作成しやすくなります。 志望動機を話す時間の目安は、約1分〜長くても1分半程度。 250〜400字程度の文字数にまとめて話すようにしましょう。     ①志望する理由(例)   ・「御社の○○という理念に大変魅力を感じ、共感したからです。」・「○○の仕事につく事で、○○というやりがいを得る事ができるからです」・「○○を志望する理由は、自分の持っている○○の能力や○○のスキルを活かせるからです」     ②具体的な根拠   ・ホテルで感動した経験 ・前職の経験で感じたやりがい事     ③企業へのメリット(例)   ・「強みである○○を役立て、御社の○○の仕事に携わり、貢献していきたいと思っております。」 ・「前職でつけた○○のスキルを、御社の○○職で生かす事ができると思い志望しました。」 「・もし御社に入社する事ができましたら、自分の○○の経験で得た○○の能力を生かして、積極的に取り組んでいきたいと思っています。」   ★ただ志望動機を伝えるだけでなく、自分の強み・入社後の目標・採用する企業へのメリットも一緒に伝えられるよう整理しておけば、面接官にもしっかり伝わりコミュニケーション能力があると判断してもらえます。 ホテルの仕事は、何よりもホスピタリティ・コミュニケーション能力が求められます。 相手の質問を理解し、その質問に対して経験談を基にした根拠のある事実を具体的に話す事によって相手を説得する事ができます。            まとめ           ホテル業界の志望動機についてご紹介しました。 ホテル業界の志望動機は、「憧れ」や「華やか」などの理由を述べるだけではNGです。 採用担当者は、ホテル業界に憧れがある方や好きだからという人材を求めているわけではありません。 そのため、少しでもホテル業界や受ける企業・仕事に合った志望動機を作らなくてはなりません。 「なぜホテル業界でなくてはならないのか。その中でなぜその会社でその仕事でなくてはならないのか」「入社後にどのような活躍ができるのか」、一歩踏み込んだところまで記入するようにしましょう。 ご紹介した志望動機の作り方・伝え方を参考に、選考を突破していきましょう。   *   ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。    

2025.12.14

ホテル業界の志望動機の準備方法|自己分析・企業研究・面接対策を解説

「ホテルで働きたいけれど、志望動機ってどう書けばいいんだろう…」と悩む方は少なくありません。 ホテル業界はサービス内容も職種も幅広いため、自分の思いをどう整理し、どこをアピールすべきか迷ってしまいがちです。 そこで今回は、前回のコラム「志望動機の作り方と伝え方」に引き続き、志望動機作成の準備方法についてご紹介していきます。     目次             1:志望動機作成の3つの準備2:まとめ      志望動機作成の3つの準備    志望動機を作成する際に、事前に何を準備しておけば良いのでしょうか?面接で採用担当者に自分の思いや志望意欲をきちんと伝えるためには、下記の3つの準備が重要となります。   ①自己分析②業界・企業・職種研究③ホテルの見学     ①自己分析   面接で、「自分は話す事例が少ない...」と悩む方も多いのではないでしょうか。 面接では様々な方向から質問をされるので自己分析は必須です。 自己分析とは、過去の経験や職歴から自分の価値観や、強みや弱み(長所・短所)を確認する事です。 それによって仕事に対しての軸が定まるためどんな仕事が合っているのか、どんな仕事をしていきたいのか、将来的にどうなっていきたいのかという事が明確になってきます。 自己分析をする事で事前に把握できるのは下記の3点になります。   <①転職活動の軸が明確になる>自己分析を行う事で、転職での失敗やミスマッチが起こりにくくなります。 転職活動をする際に1番気になるのが、「自分と合う会社なのかどうか」「長く働ける会社なのかどうか」という点だと思います。 できれば転職を繰り返さず、自分に合った会社で長くキャリアを積んでいきたいですよね。 そのためには、まずは自分の事をきちんと理解し自分の価値観や性格と合う会社なのかどうか、自分の職歴やスキルを活かせる会社なのかどうかを見極めなくてはなりません。 前職の経験など、今までの生活の中で様々な決断があったかと思います。 人生の選択の一つ一つを棚卸する事で、自分の価値観や重要視する事が明確化されます。 これこそが自己分析の一つ目の目的になり、仕事選びや会社選びの軸にも繋がってきます。 自分が今までやってきた仕事を振り返ってみて、自分が大事にする価値観を明確にしていく事が大切なのです。 そして働く上での価値観や、重要視する事がホテル業界と合っているのか、ホテルの仕事と合致しているのかどうかを事前にきちんと確認しておく事が必要となります。 企業は仕事をするにあたって、チームワークや協調性・周囲とのコミュニケーションをとりながら行動できる人を採用したいと考えます。 今までの職歴の中で、どのような経験・交流がありどのように自分自身が取り組んだのか、努力した事、実績をあげた事などを明確にしておきましょう。 ただし数ばかり多くて内容が薄いと意味がありません。 メインで話すエピソードは1つに絞り、具体的な内容でしっかり作り込んでおきましょう。   <②自分のアピールポイントを知れる>自己分析をする事で、自分の強みやアピールポイントが明確になります。 中途採用の転職活動では、新卒採用の時とは異なり、今までの経歴やスキルを次の会社でどう活かせるのかアピールしなくてはなりません。 積極的に自分を売り込むためには、今までのキャリアの中で成長した部分や身に付けた強み・スキルなどを洗い出し、ブライダル業界や受ける企業で活かせるかどうか確認しなければなりません。 また短所や苦手な部分があれば、克服した方法や改善した方法などどう向き合ったかも確認しておきましょう。 長所と短所両方を知る事で、より自分の理解が深まります。<③面接時に分かりやすく伝えられる>自己分析をする事で、自分の事を理解し、職務経歴書や面接で話を整理し分かりやすく伝えられるようになります。 特に採用面接では自分自身の事を聞かれるので、自己分析ができていないと質問に対してきちんと答える事ができません。 面接では初めて会った人に、自分はどんな性格で今まで何を経験してきたか、どんな強みがありどういう目標があるのかなどを短時間で伝える必要があります。 しかし、実際に面接を受けてみるとかなり難しいと感じるはずです。   ・突然質問されても答えられない・アピールする事がない・大した経験をしてこなかった・どういう順番で伝えたら良いのか分からない   など、悩まれる方が多くいます。 しかし、面接で重要な事は、質問に対して「自分がどういう人物なのか」を明確に伝える事です。 大きな経験でなくても構いません。 そのためには、今までの人生の棚卸しを行い、自分を理解しておく事が重要になります。    面接官は、大きく3つのカテゴリーで質問を行います。 ①過去(職務経歴・成功体験・失敗体験)②現在(自己紹介・自己PR・長所・短所)③未来(志望動機・キャリアプラン) ↓それぞれの項目について、しっかりと自己分析ができているかが合否の結果に判断されると言っても過言ではありません。   ★志望動機に限らず、面接では自己PRや入社後の目標などの質問がされます。 どの質問に対しても過去のエピソードによる裏付け・根拠が必要となるため、自己分析をする事で今までの経験(職歴)やそれによって得た事、強みなどを整理し確認しておく必要があります。 どこにでもあるマニュアル的な回答では面接は通りません。 具体的なエピソードを伝える事で、採用担当者に説得力を与える事ができます。 普段の生活の中で、人生をふり返りながら生活している方はあまり多くないと思いますので、急に思い出すのは大変な作業になります。 そのため、転職活動をする際にはきちんと今までの経験や印象的なエピソードを整理しておく事=自己分析が大切になります。     ②業界・企業・職種の研究   志望動機作成で必須となる、業界・企業・職種研究。 なぜホテル業界なのか、なぜその企業なのか、なぜその職種なのかという事を明確にしておかなければなりません。<①なぜホテル業界なのか>世の中には様々な業種がありますよね。 その中でなぜホテル業界で働きたいのかという明確な理由が必要です。 ホテル業界の仕事には下記のような特徴があります。 ①おもてなしの文化②お客様に感動や思い出を提供できる③宿泊・飲食・結婚式場など様々なお客様が訪れる④世界中の人とコミュニケーションが取れる⑤様々な部門があり複数のビジネスチャンスやキャリアアップがある ↓ホテルは顧客第一の業界でありお客様の期待度も高いため、どの職種も一人一人の責任は大きくプレッシャーや緊張感のある仕事になります。 365日24時間営業しているため、職種によっては土日祝日や大型連休が取れない・夜勤がある・勤務時間が長くなるなどの大変さもあります。 しかし、ホテル業界の仕事は、お客様の人生の大切な思い出に携わる事ができる仕事であり、大変な分大きな魅力ややりがい・達成感、そして自分の成長を感じる事ができる業界です。 このような点を踏まえて、他の業界ではなくなぜホテル業界なのかという明確な理由が求められます。     <②なぜそのホテルなのか?>ホテル業界には日系・外資系など多くの企業があります。 またホテルの種類も、「シティホテル」「リゾートホテル」「ビジネスホテル」の3つを中心に様々な形態があります。 企業によって事業内容や社風・経営方針や方向性が異なりますので、その中で共感できる部分、自分のビジョンや方向性が合っているのかどうかを確認する事が重要になります。 志望企業の事業展開や強みを確認し、競合他社と差別化しながら伝えます。 その企業の成長性や会社が大切にしている考え方、会社の成長に合わせた自分に訪れるであろうチャンスを話してみると良いでしょう。     <③なぜその職種なのか?>ホテルの仕事には、フロント・レストランサービス・調理・ウェディングプランナーなど多くの職種があります。 数ある職種の中でなぜその仕事なのか、その仕事にあなたが就いた時に感じられるやりがいや将来やりたい事をきちんと整理しておく必要があります。 自分の能力やスキルをどう活かせるのかなど事前にしっかり確認しておきましょう。     ③ホテルの見学   面接の準備としては、前述したように自己分析はもちろんの事、業界の研究や企業研究・職種研究が必須となります。 しかし、ネットだけの情報だと中々自分の思ったようなオリジナリティある志望動機が作れない事も多いですよね。 その中で業界・企業研究をスムーズに行える方法の1つとしてホテル見学があります。 ホテル見学を行うメリットは以下になります。<①企業研究ができる> 企業の研究として、会社のHPを見たり求人サイトの採用ページを見るなどがありますが、実際の雰囲気や働く人々の姿は分かりませんよね。 実際にホテルを見る事で、そのホテルの雰囲気やお客様に対する対応、サービスを受けたお客様の姿、働くスタッフの表情・立ち振る舞いなど実感する事ができるのです。 ネットだけの情報ではオリジナルな志望動機は中々作れません。 実際に足を運んで自分の目で確かめる事でよりリアリティのある志望動機の作成ができるようになります。<②ホテルの業界研究ができる> 様々なホテルに行くと、ホテル業界全体の事も理解できるようになってきます。 フロントの雰囲気も違えば、地域によって客層や力を入れているプランが異なります。 季節毎のイベントであったり、ブライダルフェアだったりホテルによって様々な取り組みも行われており、ホテルの全体像が見えてくるので非常に勉強になるでしょう。<③自分に合っているか確認ができる> いくつかのホテルに見学に行き、それぞれの特徴や感じた事などをノートにまとめると「自分に合っているか」「働きたい職場かどうか」という事が明確になってきます。 ホテルによって、サービス内容や雰囲気は大きく異なりますので実際に見る事で印象も変わってくると思います。   ★ホテル見学の際に気をつける事★・忙しい時間は避ける チェックインの時間:14時〜15時 チェックアウトの時間:10時〜11時前後・お客様の邪魔にならないようにする・ホテルマンに話を聞きたいのであれば事前に人事部に確認する   受けたいホテルがあったら、是非事前に1度ホテルの見学に行ってみましょう。       まとめ        ホテル業界の志望動機の準備方法についてご紹介しました。 ホテル業界の志望動機は、「憧れ」や「華やか」「好き」だからなどの理由を述べるだけではNGです。 採用担当者は、ホテル業界に憧れがある方や好きだからという人材を求めているわけではありません。 そのため、少しでもホテル業界や受ける企業・仕事に合った志望動機を作らなくてはなりません。 「なぜホテル業界でなくてはならないのか。その中でなぜその会社でその仕事でなくてはならないのか」「入社後にどのような活躍ができるのか」、一歩踏み込んだところまで記入するようにしましょう。 ご紹介した志望動機の準備を参考に、業界研究や自己分析を行いながら選考を突破していきましょう。     *   ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。    

2025.12.14

ホテル業界の志望動機例文・NG例文|転職面接で評価される書き方とは

ホテル業界を目指す際に、志望動機の作り方で悩む方は少なくありません。 「華やかだから」「憧れだから」といった理由だけでは、採用担当者に響きにくく、志望動機としては不十分です。 本記事では、前回のコラム「志望動機の作り方」「志望動機作成の準備方法」に引き続き、ホテル業界で実際に評価されやすい志望動機のポイントと具体例を紹介します。 インターンシップやアルバイト経験、海外での体験など、自分の経験をどのように活かして企業に貢献できるかを整理することが大切です。 また、避けるべきNG例もご紹介。 これからホテル業界への転職を目指す方が、応募書類や面接で自信を持って自分の思いを伝えられるよう、実践的な例を交えて解説していきますので、是非参考にしてみて下さい。   目次             1:ホテル業界への【志望動機例文5選】2:ホテル業界への【NG志望動機例文3選】3:まとめ        【志望動機例文5選】      ホテル業界を志望する方に、志望動機の例文をご紹介します。 作成する際に参考にしてみて下さいね。   例文①              私が御社を志望する理由は、国内のお客様はもちろんの事、訪日外国人のお客様へのおもてなしにも力を入れている点に魅力を感じたからです。 学生時代から海外旅行が好きで、海外旅行や短期ですがワーキングホリデーも経験しました。 その際に、海外のホテルに泊まる大変さや逆に良かった接客やサービスなどを経験する事ができました。 海外旅行の際のホテルの重要さや楽しさを知っているからこそ「素敵な思い出として残して欲しい」「旅の思い出をより良くしたい」と心がけ、外国人のお客様の立場になって業務に取り組めると思っています。 御社の一員となれた際には、海外旅行やワーキングホリデーで培った語学力も活かしながら、海外からのお客様が日本で快適な時間を過ごせるよう尽力していきたいと思っています。※文字数:338       例文②              私が御社を希望する理由は、御社のインターンシップで働かせて頂いた時に、「お客様の事を1番に考え取り組む」という理念と同じように働く社員の方々の姿に共感したからです。 お客様のニーズを把握し、一生懸命業務に携わるサービススタッフの方の姿を見て大きな感動を体感する事ができました。 これほどにまでやりがいや感動を感じられる仕事はないと思い、この仕事に携わりたいという思いが一層強くなりました。 また、先輩方の「人柄」の良さにも惹かれました。 一緒に働く仲間も大切だと思っており、こんな先輩達と一緒に結婚式を作っていきたいと思ったのも志望理由の1つです。 今までの接客経験で培った、コミュニケーション能力や対応力などを活かし、お客様が求めているものを提案できるホテルスタッフを目指していきたいと思っています。 ※文字数356 ★インターンシップに参加した場合やOG・OB訪問した場合は、その経験を書くようにましょう。 業界研究もできており、インターンシップで感じた事や経験と自分の強みを仕事に繋げ、今後の目標も伝えられています。 参加した企業でなくても、同じホテル業界であればその経験を伝えて問題ありません。 インターンシップに参加して感じた事を踏まながら、志望動機を作っていくと良いでしょう。       例文③              私が御社を志望する理由は、人々の心に残る仕事をしていきたいと思ったからです。 理由は、大学のサークルでイベントリーダーとなった際に様々なイベントの企画や実行を行い、皆に喜んでもらう事に非常にやりがいや達成感を感じる事ができたからです。 楽しいイベントは、皆の心に残り続けるものだと実感し、ホテルでの体験(イベント)を通して多くの人に大切な日を提供していきたいと思うようになりました。 御社は、「お客様に期待以上のサービスを提供する」という理念のもと、チームで一丸となって1人1人のお客様を大切にサービスを提供しています。 その姿勢を拝見し、私もチームの一員となり、より顧客満足度の高いサービスを提供していきたいと感じました。 他の人を巻き込んで物事を進めるていけるリーダーシップを活かし、それぞれの人に合わせた細やかなサービスをしていきたいと思っています。 ※文字数:357     例文④              お客様に感動を与えられる仕事がしたいと思い御社を志望しています。 理由は、御社を訪れた際に受けたきめ細やかな接客や対応が忘れられず、今度は自分自身がお客様に提供していきたいと感じたからです。 学生時代にホテルで結婚式のバンケットサービスのアルバイトをしておりました。 お客様に満足頂けるサービスを常に心がけており、新郎新婦含め皆の喜ぶ姿や絆を確認する光景を見て、とても感動しやりがいを感じる事ができていました。 一方で、もう一歩踏み込んだホスピタリティあふれるサービスを提供したいと思うようになり、御社ではその思いを叶えられると思ったからです。 ホテルでのサービスの仕事は、1日〜2日という事が多いですが、その非日常の1日が皆様にとってとても幸せで一生心に残る大切な日だという事が実感できました。 御社で自分の接客スキルをより向上させ、多くのお客様の笑顔を引き出せ感動を与えられるサービスを提供していきたいと考えております。 ※文字数:408      【NG志望動機例文3選】      続いて、志望動機のNG例をご紹介します。 例文の後に解説もしますので、どういった点が良くないのか参考にしてみて下さいね。   例文①              私が御社を志望する理由は、成長できる環境があると感じたからです。 学生時代に接客の仕事をしており、人に喜んでもらえる事にやりがいを感じていました。 しかし、お客様とは短い時間しか関わらず、サービス力を思う存分に発揮する事ができませんでした。 ホテルの仕事は、より大きな喜びや感動を与えられるため、コミュニケーション能力やホスピタリティを身につける事ができると思い志望しました。 ★よくあるのは「成長したい」というワードですが、自分にとってのメリットしか書かれていません。 成長したいという意欲はとても良いのですが、企業にとってはその人が成長してもらうことはMUSTとなり、それが志望動機となるとNGとなります。 「仕事を通し自分の⚪︎⚪︎を成長させて、企業の成長に貢献したい」等、自分が成長した上で企業にもメリットがある事をアピールする事がポイントです。 また、この文章だと「ホテル業界」「その会社」でないといけない理由が伝わってきませんので、もう一歩踏み込んだ志望動機を作り面接官には伝わるようにしましょう。     例文②              私が御社を志望する理由は、企業理念に共感したためです。 人の幸せな時間のお手伝いができる仕事をしたいと考えており、御社のお客様を大切にする企業理念や社風と一致しているからです。 前職では飲食店で働いており、その中でお客様の幸せそうな姿や喜んでくださる姿を見て、これからはもっと心に残る幸せな時間や空間を演出していけたらと感じるようになりました。 今までの経験を活かし、お客様を大切にホテルでのサービスをしていきたいと思っています。 ★どの企業にも当てはまる漠然とした志望動機となっています。 面接官は何十・何百という志望動機を見てきていますので、使い回されている志望動機は一目で分かります。 「社風に魅力を感じた」などの志望動機を伝えるのであれば、どんな部分が自分にとって何故魅力に感じたのかまで答えられるようにしましょう。 何故の部分が自分の言葉で言語化出来ていれば、自ずとその企業でなければならない理由が出てくるはずです。       例文③              私は将来、独立してその道のプロフェッショナルとして仕事をしたいと考えています。 御社は、若手の内から裁量を持って働く事のできる環境があり、年齢に関係ない評価制度があります。 実力次第で様々なキャリアプランのチャンスがあり、様々なスキルを身につける事ができるため、御社でキャリアアップしながら自分自身を成長させることができると思い志望しました。 ★いずれ起業したいという志望動機は、企業によって良しとする企業と、良くない印象を与える企業で分かれるワードなので注意が必要です。 企業研究の段階で判断しましょう。 実際にその企業から独立して起業している社員が多い場合は、その企業は独立を応援している企業の場合が多いので志望動機として伝えても良いかと思いますが、ホテル業界は、独立を全社でバックアップするような企業がまだ少ないため、いずれ離職を念頭に置いていると思われてしまう可能性が高いかもしれません。       その他             憧れや華やかという理由や、給与面・待遇などを志望動機として伝えるのはNGです。 華やかだから・・ 休みが多い・勤務地が近い・給与が他の会社と比べて良かったから・・ という表面上だけの志望動機の方とは、中々一緒に働いて欲しい!とはならないです。 もちろん、給与や福利厚生などは志望企業を選定する上で必要な条件の1つですので、それは自身の中で基準として持っておくのは問題ありません。 志望動機を伝える際には注意しましょう。       まとめ        ホテル業界の志望動機例文をご紹介しました。 ホテル業界の志望動機は、「憧れ」や「華やか」「好き」だからなどの理由を述べるだけではNGです。採用担当者は、ホテル業界に憧れがある方や好きだからという人材を求めているわけではありません。そのため、少しでもホテル業界や受ける企業・仕事に合った志望動機を作らなくてはなりません。「なぜホテル業界でなくてはならないのか。その中でなぜその会社でその仕事でなくてはならないのか」「入社後にどのような活躍ができるのか」、一歩踏み込んだところまで記入するようにしましょう。ご紹介した志望動機例文を参考に、オリジナルの志望動機を作成してみて下さいね。     *   ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。      

2025.12.14

ホテル面接の逆質問とは?評価される質問例と注意点を解説

ホテルでの面接の最後に必ず聞かれる「何か質問はありますか?」というフレーズ。 きちんと準備をしておかず、「特にありません」で終わってしまう方もいるのではないでしょうか。 しかし、この逆質問はアピールのチャンスであり、選考を左右する大切な項目となります。 今回は、面接での「逆質問」について解説します。 ・「逆質問」の質問例は→こちら   目次                            1:面接での「逆質問」の重要性2:ホテルの面接で「逆質問」を聞く理由3:逆質問をする際の注意点4:逆質問は何個用意しておけば良い?5:「特にありません」はあり?6:逆質問はアピールチャンス!7:まとめ     面接での「逆質問」の重要性    面接の最後に必ず聞かれる、「何か質問はありますか?」という面接官から応募者への質問。 応募者からすると、どんな質問をすれば良いのか分からない。逆に印象を悪くしてしまわないかな?などと思ってしまう事もありますよね。 一見選考には関係なさそう・・と感じる方もいるかもしれませんが、「逆質問」は応募者の最後のアピールの場となる重要な項目です。 質問内容によって好印象になる事もあれば、逆に悪い印象になってしまう事もありますので、会社ごとにきちんと準備しておく事が大切です。    面接で「逆質問」を聞く理由    面接官が最後に逆質問をする主な理由・目的は下記の5つです。   ①入社意欲があるかどうかの確認   「逆質問」をする1番の理由は、その企業に本当の興味があるのか。志望意欲は高いのか。企業のどのような点に関心があるのか。という確認のためです。 志望度が高く入社意欲のある企業であれば、事前にホテルのHPなどできちんと企業の事を調べていると思います。 そのため、調べても分からなかった点や、面接の際に話題にならなかった内容などについて積極的に質問するはずです。 質問の準備ができていない・的外れな質問をする・質問がないという状況は、その企業への興味がないという印象を持たれてしまいます。 逆質問の内容によって、応募者の入社意欲や興味を判断する手がかりとなってしまうのです。 入社をイメージできるような具体的な質問をする応募者であれば、企業へ興味があり意欲がある人材だという事が伝わります。     ②コミュニケーション能力の確認   ホテル業界は多くのお客様と接する仕事のため、面接ではコミュニケーション能力の有無がとても重要になります。 職歴やスキルがあっても、上手くコミュニケーションが取れなかったり会話のキャッチボールができない方だと選考を通過するのは難しくなります。 通常の面接であれば、面接官に聞かれた質問に対して応募者が答える流れになりますが、逆質問は応募者が自ら質問をしなくてはならないため、自発的に会話ができるコミュニケーション能力のある人材なのかどうか。積極性や発言力がある人材なのかどうかという点も確認しています。     ③何に興味があるのかの確認   逆質問をする事で応募者が、自社の「どこに興味があるのか」「何に興味があるのか」を知る事ができます。 応募者の逆質問の内容によって、あなたが「ホテルのどこに興味を持っているのか」を確認しているのです。 例えば、「仕事内容」「キャリアプラン 」「福利厚生」「職場環境」など、質問内容によって就職にあたり応募者が重視している部分が分かります。 その結果「自社にマッチする人材なのか」「自社の雰囲気に合う人材なのか」を確認しようとしています。     ④応募者の価値観の確認   逆質問では、応募者本人の性格が分かるという事もあります。 応募者の質問内容によっては、仕事に対して積極的で主体的なタイプなのか、それともサポート的な仕事が得意なのかといった事が確認できる事もあります。 応募者の価値観を確認する事で、会社の社風や価値観とマッチしているのかどうか・長く活躍してくれそうな人材かどうかを知る事ができます。     ⑤応募者の疑問を解決するため   応募者の疑問を解決するためにもホテルは逆質問を行います。 応募者が疑問を持ったままでは、入社後にミスマッチが起きて長く働いてもらない可能性も出てきますよね。 できれば長く働いてもらいたいため、事前に応募者の疑問を解消し、ミスマッチが起こらないようにしています。   ★このように企業は逆質問をする事で、応募者の意欲・やる気・能力などを確認や、企業とマッチするかどうかを確認しています。    逆質問をする際の注意点      逆質問は自由度が高い分、注意も必要です。 前述したように、疑問に思った事を何でも聞いてしまうと、質問の内容によっては面接官に悪い印象を与えてしまう事も。 ご紹介したNG回答例以外にも、以下の点には気をつけるようにしましょう。   ①HPなどで事前に調べれば分かる事②面接官が話した事③福利厚生や待遇面の質問④面接官が答えにくい質問⑤一次・二次・最終面接で同じ質問⑥自分の考えをアピール⑦質問の数が多い   HPやSNS、求人情報に記載されている内容であったり、面接中に面接官が話した内容を質問するのも良くありません。 事前にきちんと調べていない・面接官の話を聞いていないという悪い印象になってしまいます。 HPなどで事前に調べた内容や、面接官と話をした上で、深堀して質問するのは好印象となりますので、話す時には「HPで拝見したのですが・・」「先ほどお話頂いた〇〇について・・」というようにきちんと前置きするようにしましょう。 HPや求人情報などを見て確認した上で、面接官の話を聞き理解した上で、詳しく知りたいという事を聞くようにしましょう。 また、福利厚生や待遇面だけに特化した質問をしてしまうと、志望意欲が低く条件で会社選びをしているという印象を与えてしまいます。 逆質問は、事前に答えを準備できる上に自分をアピールできる貴重な質問です。 逆質問を考える場合は、意欲を示したいのか、自分をアピールしたいのかなどを確認しきちんと準備しておきましょう。    逆質問は何個用意しておけば良い?    一次面接・二次面接・最終面接とどの段階の面接でも逆質問を聞かれる可能性は高いです。 何個位用意しておけば良いのか迷う方も多いと思いますが、前述したように、質問は2~3つがベストです。 ただし、質問しようと思っていた事が面接中の会話で解決してしまうという事もありますので、最低3〜5つは用意しておきましょう。    「特にありません」はあり?     逆質問をされた時に、できれば避けた方が良い「特にありません」という回答ですが、面接中に解決してしまったり、どうしても質問する事がなかった場合は、「特にありません」と答えても問題ありません。 前述したように、逆質問をする事で、プラスに作用する事が多いため、できればいくつか質問を用意しておいた方が良いのですが、どうしても聞きたい事が見つからない場合は、「丁寧に説明して頂けたので、特にありません」「面接をして頂いた中で確認できたので特にありません」と伝えるようにしましょう◎   逆質問はアピールチャンス!     ホテル業界に限らず、どの業界の面接でも最後に必ず聞かれる「逆質問」。 逆質問は応募しているホテルについて深く知る機会でありもありますし、自分の入社意欲や長所をアピールする絶好のチャンスです。 内容によっては逆質問が好印象となり、内定に繋がる事もあります。 しっかり企業や職種の研究をした上で、逆質問で聞きたい事を事前に用意しておきましょう。         まとめ           面接での「逆質問」についてお伝えしました。 どのホテルも入社意欲のある人材を欲しいと思っていますので、逆質問を好印象にするためには事前準備が必須です。 事前に企業についてきちんと調べ、理解した上で実際に自分が業務に就いた際に疑問に思う事や知っておきたい事を質問として用意しておきましょう。 また、ホテルで働く際に必須であるコミュニケーション能力の確認もしているので、面接官の回答に対して更に深堀したり、「より理解を深める事ができ入社意欲が高まりました」「入社後のイメージができました。ありがとうございます」などポジティブな返答をするようにしましょう。逆質問は、面接の最後になるためあまり長くなるのはNG。 簡潔に、そして質問が複数ある場合は「〇つ質問があるのですが」と事前に伝えるのも良いでしょう。 逆質問は、やる気や強みをアピールする最後のチャンスです。 いざ面接が始まると緊張してしまう事もあるので、事前にきちんと質問を紙に書きだし準備した上で、しっかり熱意を伝えましょう。   *     ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。  

2025.12.14

ホテルスタッフの身だしなみ【女性編】服装・髪型・メイクの基本

  ホテルで働きたいと思った時に、気になる事の1つが身だしなみでしょう。 ホテルは、非日常的なフォーマルな空間なので下記のような心遣いが必要になります。   ・どのお客様にも不快感を与えない上品で清潔感のある身だしなみ・大切な滞在時間を任せる事ができるような安心感や信頼できる身だしなみ   ホテルスタッフは、そのホテルの顔であり、服装や身だしなみ・マナーはそのホテルの印象を左右する大切なものとなります。 そのため、服装・髪型や髪色・メイクなどどこまで気をつければ良いのか事前に知っておきたいですよね。 そこで今回は、ホテルスタッフの身だしなみ・女性編に関してお伝えしていきます。 男性編は→こちら   目次                            1:「お客様目線」の身だしなみが重要2:ホテルスタッフの身だしなみ/女性編3:身だしなみのメンテナンス4:身だしなみはホテルによって異なる5:まとめ   「お客様目線」の身だしなみが重要    ホテルの身だしなみで大切なのは「お客様目線」を意識する事。 ホテルの主役はあくまでお客様であり、快適な滞在時間を提供するのがホテルスタッフの役割となります。 そのため、ホテルでは、基本的に制服となっており全員統一されています。 統一されていると、ホテルの居心地の良さや雰囲気を生み出し、安心感や信頼感を与える事ができます。 服装はもちろんの事、髪型や、女性の場合はメイク・ネイルなどにもスタッフ全体での統一感が求められます。 身だしなみをきちんと整える事は相手への気遣いであり、お客様に気持ちよく過ごしてもらうためのおもてなしの1つでもあります。 ホテルでは、接客がメインとなりますので、第一印象も重要。 第一印象をより良いものにするためには、清潔感が何よりも大切です。 ホテルスタッフの身だしなみ/女性編   まずは女性スタッフの身だしなみからお伝えしていきます。     服装・靴   前述したように、ホテルでの服装は基本的に全員が統一されています 汚れや傷・ほつれ・シワなどがないよう常にチェックし気をつけるようにします。 また、制服を着崩したり、お洒落のために自分だけ皆と違う着こなしを実践するなどはNGとされています。 靴は、ヒールが高くない黒のパンプス・ローヒールのものが基本です。 立ち仕事や動き回る事が殆どなので基本ピンヒールはNG。 ヒールは高すぎず低すぎず、安定感のある太めのものを選ぶのが◎ 足先まで見られている事が多いので、きちんと磨いておく事が大切になります。     髪型   髪型・長さに関しては指定があるホテルもあれば、特に細かい決まりのない職場もあります。 社会人として相手に不快感を与えない髪型+きちんとした品格のある髪型にする必要があります。   ⭐️前髪:髪の毛が目にかからないように⭐️ 目に髪の毛がかかっていると表情も分かりにくく新郎新婦も気が散ってしまったり、何となく暗い印象にもなりがちです。 ホテルの仕事は明るい表情でアイコンタクトを取りながらコミュニケーションを取っていく事が重要。 顔がきちんと見えるよう、斜めに流してまとめたり、前髪は短くするかおでこが見えるようオールアップにしている方が殆どです。   ⭐️髪型:長い場合はまとめる⭐️ 髪の毛が長くダウンスタイルの場合、話す時に邪魔になったり表情が分かりにくかったりします。 髪の毛が結べる長さであればきちんと結び表情が見えやすいようにします。 お辞儀をした時などに、横の髪の毛などで顔が隠れてしまう場合は、ヘアゴム・ピン・ネットなどできちんとまとめたり、前髪を横に流して夜会巻きやシニヨンにまとめるようにします。   ⭐️髪型:髪の毛の乱れやはねはNG⭐️ 結べない長さの女性は髪の毛の乱れやはねに注意しましょう。 清潔感や身だしなみで普段の生活ぶりや仕事への姿勢が判断されてしまいます。   ⭐️髪色:黒がベスト⭐️ 髪の毛の色は企業によって異なるかと思いますが、黒色がベストでしょう。 茶髪など明るすぎる髪色は派手という印象や軽い印象になってしまいます。 職場によっては明るすぎないダークブラウンであればOKの所も多くあります。   ⭐️ヘアアクセサリー:目立たないものを⭐️ ヘアアクセサリーは職場によって異なります。 派手なものでなければOKという所もあれば、黒か茶色のゴムのみという所もあります。 もしつけるのであれば、シンプルで上品なデザインのものを選ぶと良いでしょう。     メイク 女性にとってメイクはとても大切であり第一印象も大きく変わります。 派手すぎたり、ノーメイクや薄すぎるメイクもNG。 ナチュラルメイクやシンプルなメイクが基本となっています。 多くの人と接する仕事なのできちんとメイクを整えているのは必須です。 具体的にどのようなメイクをすれば良いのか、ご紹介していきます。   ⭐️ベースメイク⭐️ 上品で女性らしいナチュラルメイクがベスト。 肌を綺麗に見せるためにコンシーラーやファンデーションを厚く塗ってしまう事があります。 しかし、そうすると顔の色だけ浮いてしまったり、厚塗り感が目立ち派手になってしまったり不自然に見えてしまう事があります。 顔色が良くみえるような下地やカバー力の高い下地を塗り、ファンデーションで肌色を整えましょう。 目元のクマやくすみがある場合は、コンシーラーで消し、最後に軽くパウダーをふると明るくふんわりとした印象になるでしょう。   ⭐️チーク⭐️ チークはどちらでもOKですが、薄いピンク系やオレンジ系をふんわりつければ女性らしく優しい印象になります。 濃すぎたり、丸く入れると派手になってしまったり幼く見えてしまう事もあるので注意しましょう。   ⭐️アイメイク⭐️ ベージュやブラウン系、薄いピンク系のアイシャドウがおすすめです。 目をくっきり強調させたい場合は、黒かブラウンアイライナーで、まつげの間を埋めるように薄く引いて目元の印象をつけるのが良いでしょう。 マスカラを塗っても問題ありませんが、薄めにし厚塗りには注意しましょう。   ⭐️アイブロウ⭐️ 眉毛は、角度や形・色で顔の雰囲気も大きく変わりますので、ナチュラルで上品な印象になるよう整える事が必要になります。 眉毛の色が濃かったり、角度が上がりすぎているときつい印象になってしますので、あまり濃くせずできれば少し上がってるか真っすぐなラインにしましょう。 少し上げ気味に描くとキリっとし、明るく積極性のある印象になります。 眉尻を下げすぎてしまうと、暗い印象になりますので注意しましょう。 毛流れをきちんと整え、自分の髪色と同じか、少し明るめ(ダークブラウン)の色を選びます。   ⭐️リップ⭐️ 何も塗らないと顔色が悪くなってしまったり目元だけ目立ってしまうという事があります。 ピンクベージュ系やコーラル系を塗ると顔色も良く見えて健康的になり良いでしょう。 派手な色だとキツい印象になりますし、浮いてしまいますので、優しい印象となる柔らかい色味を選ぶのがおすすめです。     小物・アクセサリー・ネイル   ⭐️ネイル(マニュキア)⭐️ ホテルで働いていると、書類で説明をしたりご案内業務があるので手を見られる機会が多くなります。 女性は、マニュキアを塗る場合は、透明か目立たない薄いピンクやベージュ・グレージュなどがおすすめです。 派手な柄やストーンなどはNGの所が多いのでデザインを変えたい場合は控えめなフレンチネイルなども良いでしょう。 ネイルを禁止しているホテルもありますが、マニュキアを塗る事で、雰囲気も上品になり良い印象になる事もあります。 ホテルの規定にしっかり従い身だしなみを整えるようにしましょう。   ⭐️アクセサリー⭐️ アクセサリーに関しても職場によって異なります。 派手なものでなければOKの職場もあれば、つけてはいけないという職場もあります。 もしつける場合は、品のある小さめなピアスなどにし、結婚指輪以外の指輪は外します。   身だしなみはホテルによって異なる   ホテルスタッフの基本的な身だしなみをお伝えしましたが、企業によってそれぞれ異なります。 髪色に関しても黒指定の所もあれば、ある程度の茶髪は問題ないという所もあります。 会社のHPや業界本などで、その企業で働いている社員の方の雰囲気を事前に確認してみましょう。        まとめ          今回は、ホテル業界で働きたい方に向けて、ホテル勤務に望ましい身だしなみ(服装・髪型・メイクなど)ついてご紹介しました。 ホテルの身だしなみは他の業界と比べ厳しい面が多いです。 きちんとした清潔感のある身だしなみ、美しい立ち振る舞いをマスターすれば、お客様に好印象を与えホテルの印象が良くなります。 ホテルで働く心得として、しっかりマスターしておきましょう。     *     ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。    

2025.12.14

ホテル婚礼部門の仕事内容とは?ウェディングプランナーなど3職種を徹底解説

      ホテルで結婚式を担当する「婚礼部門」 結婚式のプランニング・式の準備・式当日の本番の施工に至るまで、結婚式の始まりから終わりまでサポートするやりがいのあるお仕事です。今回は、ホテルの婚礼部門3職種の仕事内容についてご紹介します。   ・ホテルの婚礼部門で働く魅力や大変な事は→こちら   目次                             1:ホテルウェディングの特徴2:ホテルの婚礼部門の3職種の仕事内容3:ホテルの婚礼部門の重要性4:まとめ     ホテルウェディングの特徴    ホテルでのウェディングは、日本の結婚式のスタイルで代表的なものとなっています。 披露宴会場・控室・宿泊・レストラン・美容室・写真館全てを兼ね備えている特徴があります。 ホテルならではの整った環境と設備がある事や、教育やサービスや対応も一流である事から、新郎新婦・ご家族・そしてゲストの方も安心して過ごせるでしょう。 宴会場の数も多く、様々な大きさやタイプがあり1日に何組もの結婚式が行われます。 家族や親しい友人だけの少人数ウェディングを行う事も出来ますし、100名以上が収容出来る宴会場もあるため、大人数での結婚式も可能に。 駅からのアクセスも比較的良い場所にある傾向にあるのも、大きなメリットと言えます。 知名度や格式、一定のブランドが確立されており、親族・年配者など幅広い年代の方に支持されている事も特徴の一つでしょう。      婚礼部門の3職種の仕事内容     ホテルは、宴会部門・宿泊部門・料飲部門の3つを軸としており、婚礼(ブライダル)に携わる仕事は宴会部門の婚礼課に所属する事が多くなります。ホテルの場合は、新入社員が短大や専門学校卒で年齢が若い場合、入社後すぐにウェディングプランナーの職につく事は少なく、他のセクションで2〜3年働き経験を積んだ後に、婚礼部門に異動となる事が多くなっています。 ここでは婚礼部門の「ウェディングプランナー」「宴会・婚礼サービス」「クローク」の3つの職種の仕事内容をお伝えします。       ①ウェディングプランナー   ウェディングプランナーは、お客様が理想の結婚式を挙げられるよう、結婚式や披露宴のプランニングを行い、関わる全ての事柄について全面的にサポート・プロデュースしていくお仕事です。 そのため、コミュニケーション能力・営業力・ホスピタリティ・事務能力などの能力やスキルが必要となります。 特に、対面での販売能力や営業能力が優れている人材が求められます。 新郎新婦にとって結婚式は、一生に一度の特別なセレモニー。 ウェディングプランナーに対する期待も高く、完璧な仕事を求められますので些細な事でクレームとなってしまう事も。 1件200〜500万円と高額であり高い売上が発生するため、非常に重要な役割があり責任も大きくなります。   ウェディングプランナーの仕事は、新規接客(ご来館〜成約まで)と打ち合わせ(成約後〜プランニング)を一貫して行うケースと分業で行うケースがあり企業によって異なります。 ホテルの場合は、バンケット数も多く年間数百組と結婚式が行われる事が多いので、大抵が分業制で行われ、当日はキャプテンが取り仕切る事が一般的です。   <新規接客> 新規接客担当のウェディングプランナーとは、結婚式を検討しているカップルが自社の結婚式場を見学する際に1番最初に接する人。 アンケートを元にカップルから結婚式の要望や予算などを聞き出し、チャペルや、披露宴会場、時間に余裕があれば衣装室などをご案内します。 人気のホテルの場合は、1日に2~3組程の新規見学を担当します。(1組に対して大体2~3時間程) 新規接客の役割は、自社の結婚式場の魅力をしっかり伝え「ここで結婚式をしたい!」と思ってもらう事です。 数ある式場の中で自社を選択して頂くために様々なテクニックを駆使し、他社の動向も踏まえながら契約に向けて営業をしていきます。   <打ち合わせ担当> 新規接客の担当者から引継ぎを行い、スムーズに打ち合わせが進められるよう、担当する新郎新婦の結婚式の希望のスタイルやこだわりなどの情報を確認します。 打ち合わせのスタートは、結婚式のおよそ3~4ヶ月前からとなり、当日まで3~5回行います。(1回の時間は2~3時間程) 招待状・装花・テーブルコーディネート・料理・ウェディングケーキ・演出・音楽・映像・司会などの内容を具体的に決めていき、決定後は各部署と調整を行い、結婚式に向けて準備を進めていきます。 ホテルの場合は、ある程度プランのパターンが決まっていたり、セット料金となっている事が多いため、ウェディングプランナーがその中から提案してく事が殆ど。 その他に、席次表・席札の確認、引出物・引菓子・プチギフトの発注などの手配業務、検品、また新郎新婦からの相談のメールや電話対応などの業務もあります。 最後は無事結婚式が迎えられるよう、引出物や会場などの最終チェックを行い準備をします。 一生に一度の大切な節目となる1日なので、新郎新婦の要望を確認し、できるだけ希望に添える結婚式になるようプランニングしていきます。 結婚式には繁忙期と閑散期があり、ホテルによっても異なりますが、1ヶ月の担当件数は2~5件程になります。   <ホテルプランナーの特徴> 前述したように、ホテルウェディングの場合は、内容や演出がある程度パターン化されている事が多く、オリジナルでの演出や自由度は低くなります。 そのため、ウェディングプランナーも結婚式の内容や演出に関してのオリジナル性の提案は比較的少なくなります その分正統な安心感のあるプランのご提案ができるのがメリットになるでしょう。     ②宴会・婚礼サービス   同じ場所でありながらも、平日は一般宴会、土日祝は披露宴会場など様々な目的で利用されるホテルの宴会場。 宴会サービススタッフは、新郎新婦とウェディングプランナーがプランニングした結婚式を他のスタッフと共に実現していきます。 披露宴会場の準備・セッティングを行い、予約担当者の指示書やタイムスケジュールを基に当日のサービスとオペレーションを担当します。 主な仕事は、ゲストの方に料理やドリンクの提供を行う飲食のサービスや、宴会がスムーズに進行するようサポートする事。 食器の片付けやメニューの説明、ドリンクのお伺い、その他に会場内の案内や写真撮影のお手伝いなどもします。 一般宴会や結婚式には様々な職種のスタッフが関わりますが、宴会サービスの仕事は、新郎新婦に代わって来て頂いたゲストの方をおもてなしする仕事で、ゲストが直接接する1番近いスタッフ。 サービススタッフの接客によって、そのホテルや結婚式の印象も変わってきますので、正確性やスピード・高いサービス力やテーブルマナー・ホスピタリティなどの接客スキルが求められます。 また、料理や飲食に関して質問される事も多いので専門的な知識も必要になります。 ホテルの正社員は、スタッフをまとめ、マネジメントしながら宴会の進行状況を確認し指示出しをしていきます。 大きな宴会の場合は、テーブルごとにヘッドウェーターがいてサービススタッフとキャプテンの間で連携をとりながら、サービスを進めていきます。 宴会のキャプテンには、段取り力やリーダーシップ・マネジメント力・臨機応変に対応できる能力などが求められます。 宴会終了後は後片付けまで担当。 婚礼シーズンは1日に何件も結婚式が行われますので、宴会サービスも大変忙しくなります。     ③クローク   クロークは、ホテルの入口付近やレストラン・宴会場近くに設置されており、お客様の手荷物や上着などを預かったり、その受け渡しや荷物の整理などを行う人。 主な仕事は、お客様の荷物預かり・クロークの整理・お客様の荷物の受け渡しの3つです。 開場直前や宴会の終了直後の短時間に沢山のお客様が訪れるため、スムーズかつ取り違えなく対応するため要領の良さが求められると共に、大きな責任のある仕事です。 お客様の荷物をお預かりしたら、整理整頓しておきます。 その方法はホテルによって異なりますが、見やすいように番号札の順番通りに並べ、お客様が受け取りに来た時にスムーズに引き渡せるよう工夫している事が多いでしょう。 一人のお客様が複数の荷物を預ける時もありますので、注意して保管する事も意識しなければいけません。 クロークにお客様が荷物を取りに来たら、預かっていた荷物からお客様のものを探して手渡します。 お客様の大切な荷物を預かる仕事であり、絶対に取り間違えを起こしてはいけないため、慎重さや取り扱いの丁寧さが求められます。 また、お客様を待たせないためのスピードや、パーティー後などは大勢のお客様がクロークに集中するため、スタッフ間のチームワークも欠かせません。          婚礼部門の重要性       前述したように、ホテルの収益構造は、 ①宿泊部門②料飲部門③宴会部門(婚礼部門) の大きく3つに分けられています。 日本には様々な種類のホテルがあるため、売上構成比は異なります。 シティホテルでの売上構成は、だいたい1/3づつの割合となっています。   ※シティホテルとは、ファミリーからカップル、一人での利用など幅広い客層に対応しているホテルです。 日本の都市部に位置する事が多く、格安ホテルから高級ホテルまで料金は様々。 飲食店や宴会場の他、ラウンジやジム、大浴場などが併設されているホテルもあります。 日本の代表的なシティホテルには、帝国ホテル・ホテルオークラ東京・ホテルニューオータニ東京などが挙げられます。   宿泊メインのビジネスホテルであれば、宿泊の部門の割合の収益が多くなりますし、宴会場の種類や数が多く結婚式に力を入れているホテルは宴会部門の収益が高くなります。 欧米では基本的に宿泊部門の収益が8割をしめており、残りの2割が料飲・宴会部門となっている事が多いですが、日本では婚礼をホテルで行う事が多いため、宴会部門での収益が高めです。 ホテルによっては、売上の半数を占めるのが宴会(婚礼含む)収入というホテルも。 激化するホテル業界で勝ち抜くためには、婚礼・宴会部門の役割は非常に大きくなります。         まとめ      ホテルの婚礼部門でのお仕事についてご紹介させて頂きました。 お客様に感動的な時間を提供し、喜んでもらえるというやりがいだけでなく、チームワークで空間を作り上げていく楽しさや達成感も得る事ができます。結婚式という特別な1日を作り上げる仕事のため、責任やプレッシャーも大きく、新郎新婦にスケジュールを合わせる事も多く土日休みが取りにくいなどの面や、残業が多くなる時期もあります。しかし、このような準備の先に結婚式という感動的な1日が待っています。 一緒に結婚式を作り上げてきた新郎新婦の幸せな姿を見る事ができた時は、大きな喜びを感じる事ができるとてもやりがいのあるお仕事です。     *ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望されいる方には、転職支援サービスも行っています。  

2025.12.14

ホテル夜勤の給料はどの位?収入・メリット・デメリットを解説

  ホテルは、一般企業とは違い、年中無休で365日24時間営業しているため、勤務すると夜勤の仕事もあります。 ホテルで働きたいけれど、夜勤の仕事の経験がないと、どうしてもきついイメージを持ってしまいますよね。 そこで今回は、ホテルの夜勤の給料面や、夜勤のメリット・デメリットなどについてご紹介していきます。    ・夜勤の仕事内容や勤務時間・休みについては→こちら   目次                        1:夜勤の給料形態は?2:ホテルの夜勤のメリット3:ホテルの夜勤のデメリット4:まとめ   *参考:ホテルの夜勤の仕事内容* ①チェックイン・チェックアウト②ウォークイン・ゴーショーの対応③トラブル対応④警備⑤事務作業        夜勤の給料形態は?     給料や待遇は就業先によって異なります。 正社員の場合は、シフト制の中で夜勤が割り当てられるのが一般的となります。 平均月収17万円~25万円程度が多いでしょう。 ※一般的な宿泊・サービス業の平均月収は25万9千円となっています。(※参考:厚生労働省令和5年賃金構造基本統計調査より)   夜勤の勤務になった場合は、労働基準法において、深夜割増賃金が適応される22時から翌5時までの勤務であれば、通常の時給に2割5分以上の賃金が上乗せされます。 ただし、保障されている「深夜割増賃金」が、「みなし残業」に含まれているホテルもあるようなので、気になる方は入社前にきちんと確認を取ってくださいね。 福利厚生や待遇については、ホテルの考え方と労働時間によって異なりますので、こちらも応募前にチェックしておくようにしましょう。   ☑︎深夜労働とは午後10時~午前5時までの深夜時間における労働の事。 25%以上の割増率での賃金の支払いが必要になります。 法定労働時間である1日8時間、または週40時間を超えて労働があった場合も、通常の賃金に対して25%以上の割増率での賃金を支払い義務があります。 更に、深夜時間の午後10〜午前5時まで労働した場合は、深夜手当として25%以上の割増率で賃金を計算します。 よって、時間外残業と夜10時以降の深夜残業をした場合には、時間外手当+深夜手当の合計=50%割増の賃金を支払わなければなりません。    ホテルの夜勤のメリット    続いてホテルで夜勤業務をした際のメリットをご紹介していきます。     ①夜勤手当がつくため収入が上がる   夜勤の魅力の1つに夜勤手当がつく事が挙げられます。 夜勤は「きつい」といったイメージがありますが、夜勤が増えればその分給料がアップするため、進んで夜勤に入りたがるスタッフもいるようです。 前に説明した通り、夜勤の勤務になった場合は、労働基準法37条4項において、深夜割増賃金が適応されます。 22時から翌5時までの勤務であれば、通常の時給に25%以上の賃金が上乗せされます。(基本給の1.25倍の賃金) 夜勤に入ると給与が変わり収入がアップするのは嬉しいですよね。     ②業務に集中できる   夜勤は接客業務がない事・来客がない事・問合せの電話が少ない事などから、お客様対応に追われる事が殆どありません。 そのため、しなければならない事務業務などが落ち着いてできます。 売上の精算・集計業務、翌日の予約客チェック、各種日報の作成など、ホテルには事務作業も多くあります。 事務作業が好きで黙々と業務に取り組みたいという人には大きなメリットとなるでしょう。 また休憩なども時間通りにしっかり取れます。     ③夜勤明けは時間を有効に使える   もし体力が残っていれば、夜勤明けの時間を有効活用できます。 夜勤明けの勤務が終わるのは午前が殆ど。 帰宅がてら、買い物したり映画を見たり美味しいご飯を食べに行ったりとプライベートを満喫できます。 特に夜勤明けから、そのまま次の日がシフト休みの場合は、連休のように休みを使えるのは大きなメリットです。     ④上司がいない 夜勤の場合は上司がいない事が多いです。 上司がいると緊張して落ち着かないという事はよくある事ですよね。 そのため、上司がいない事で業務に集中しやすいといった事もあるかもしれません。 しかし、前述したようにクレームや急なトラブルがあった際に上司がいないと大変な事もあります。     ホテルの夜勤のデメリット   夜勤勤務のデメリットには下記のようなものがあります。     ①生活リズムが崩れ体調管理が大変   夜勤となると、昼夜逆転の生活になります。 もちろん休憩はありますが、深夜帯にずっと起きている事になりますので就寝・起床時間が中々定まりません。 そのため、生活が不規則になったり、疲れや眠気が溜まりやすく心身への負担が大きくなりがちです。 また、自律神経やホルモンバランスの乱れがちに。 特に、人は日中に活動して夜間は休むように体ができているため、夜勤をした事がないという人は体が慣れるまではしんどく感じるでしょう。     ②トラブルやクレーム対応がある 前述したように、夜間は接客業務などもないため、限られた少ない人数で業務を行います。 上司がいない事も殆どですし、小規模なホテルであればワンオペとなってしまう事も。 何かトラブルやクレームがあっても、自分で判断・行動しなければいけなかったり、お客様対応を一人でこなさなければいけない事もありプレッシャーとなる事もあります。 お酒に酔ったお客様や体調不良のお客様、地震・火災などの緊急時の対応も求められるため、責任が大きく精神的に辛いと感じる方も少なくありません。   ③接客業務が少ない   夜勤時は、チェックイン・チェックアウトはもちろんの事、宿泊客の殆どが就寝しているためお客様がフロントに来る機会がありません。 そのため接客業務がほぼありません。 深夜に接客対応が発生する時は、どちらかというと何らかのトラブルが起きた時です。 「接客が好き」「お客様と接したい」「接客業務にやりがいや喜びを感じる」という方にとっては、デメリットになるかもしれません。   ★ホテルのデメリットは勤務するホテルによっても異なります。 小規模や郊外・観光地などのホテルであれば、夜勤の時間帯に接客業務が少なくなります。 しかし、大規模なホテルであったり、繁華街・テーマパーク・空港近くなどのホテルであれば、チェックインの時間帯が遅いケースや夜に対応しなければならない接客業務の機会も増えてきます。         まとめ        ホテルの仕事の「夜勤」についてご紹介させて頂きました。 職種にもよりますが、ホテルマンとして働くにあたって、夜勤は避けて通れません。 夜勤と聞くと「大変」「きつい」というイメージが大きいかもしれませんが、夜型の生活に慣れている人や効率的に収入を増やしたい人・体力に自信がある人・環境の変化に適応できる人には向いています。 ただし、夜勤の勤務は、深夜手当など収入面でのメリットがある一方で、健康面でのデメリットも大きいと言えます。 その他のメリットデメリットに関しては、ホテルの立地や規模によっても変わってきますので、その特徴を見極め検討してみて下さいね。   *   ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。  

2025.12.14

ホテルの夜勤って大変?仕事内容・シフト・休みの実態を解説

    ホテルは、一般企業とは違い、年中無休で365日24時間営業しているため、勤務すると夜勤の仕事もあります。 ホテルで働きたいけれど、夜勤の仕事の経験がないと、きついイメージを持つ方も多いかもしれません。 勤務体制や休みなど、分からない事だらけですよね。 そこで今回は、ホテルの夜勤の職種と仕事内容、勤務時間や休みなどについてご紹介していきます。   ・夜勤の給与・仕事のメリットデメリットは→こちら   目次                                   1:ホテルで夜勤がある職種2:ホテルの夜勤の仕事内容3:夜勤スタッフの1日の仕事の流れ4:夜勤の勤務時間や休日4:まとめ      ホテルで夜勤がある職種    ホテルによって多少の違いはありますが、夜勤がない職種もあります。 ホテルは、様々な部門・職種がありますが、基本的に夜勤をする部署は、フロントなどお客様の宿泊対応をする宿泊部門になります。 レストランなどの料飲部門や管理部門は、日中業務が多くなるため夜勤がない事が殆ど。 また、職種によっては兼務する事があったり、他の部門でも夜勤となるケースもありますので応募する際にきちんと確認するようにしましょう。 逆に宿泊部門であっても、コンシェルジュ職などはホテルによって夜勤勤務がない事もあります。   ホテルの夜勤の仕事内容      ここでは夜勤業務が多いフロントスタッフの仕事内容をご紹介します。     ①チェックイン・チェックアウト   昼間だけでなく、早朝や夜間にチェックインやチェックアウトの業務が発生する事もあります。 夜遅くまで仕事をしてからチェックインするお客様や、ショートステイなどで深夜にチェックアウトするお客様もいるからです。     ②ウォークイン・ゴーショーの対応   予約せずに宿泊するお客様の事を、ウォークインもしくはゴーショーと呼びます。 「仕事が終わらず帰れなくなってしまった」「電車がなくなってしまった」などで急遽ホテルに泊まらなくてはならないケースもあります。 ホテルによって様々ですが、予約なしで深夜に行っても、客室に空きがあるようであればご案内してくれる事が多いです。     ③トラブル対応   早朝や夜間に苦情やトラブルが発生する事もあります。「他の宿泊客の物音で眠れない」「体調が悪くなった」など、様々な事態が起きた時には夜勤のフロントスタッフが対応します。     ④警備   夜勤フロントスタッフの仕事の1つに館内の見回りをする事もあります。 設備に異常がないか、館内に不審者がいないかなどを決まった時間に確認し、お客様が安心して滞在できるよう努めます。 セキュリティや安全確保も重要な仕事になります。 ※ホテルによっては警備員を配置している事もあります。     ⑤事務作業   夜間は、お客様対応が少ないため、事務作業も行います。 顧客リストの管理や伝票整理、昼間終わらなかった事務業務などを担当する事があります。 基本的にはバックヤードにおり、お客様が来た時に対応する事が多くなるでしょう。 その他に、夜間のフロントスタッフは手が空く時間も多いため、他の部門の業務のヘルプを行う事もあります。    夜勤スタッフの1日の仕事の流れ   一般的な夜勤スタッフの1日の流れは下記のようになります。   ①始業開始 日勤スタッフからの引き継ぎ、チェックイン・チェックアウト対応。 引き継ぎを終えたら、問い合わせの対応や予約の確認・入力等を行います。↓②夜間 1日清算業務・翌日の予約確認・リスト作成。 警備・清掃、朝刊の配布、朝食の準備を手伝う事も。 ※食事や仮眠など、他の夜勤スタッフと交代で休憩を取ります。↓④朝 チェックアウト対応、お客様の荷物の配送対応など。 日勤担当者へ引き継ぎをしたら業務終了です。   ★日勤と比べて、接客業務が少ない夜の時間帯はスタッフの数は少なくなる傾向にあります。 そのため、急なトラブルが起こった際は、自らの判断で対処しなければいけない事も出てきます。 ホテルの夜勤業務に入る時は、臨機応変に対応できる能力が求められます。     夜勤の勤務時間や休日      ホテルのフロントの夜勤の仕事内容をご紹介しましたが、実際の時間帯や休日なども気になるところですよね。 ここでは夜勤シフトとなった際の時間や休日に関して説明していきます。     夜勤の勤務時間   ホテルの勤務時間は、日勤・夜勤の2交代制、もしくは早番・中番・遅番の3交代制があります。 夜勤の頻度もホテルによって異なり、1月のうち半々であったりシフトによってばらばらです。 ホテルによって、夜勤の開始時間は21時〜24時など異なりますので、応募の前にはあらかじめ求人内容を確認しておきましょう。 拘束時間が9時間を超える場合は、仮眠時間が設けられている事が多いです。     夜勤の場合の休日   夜勤勤務になった際の休日に関して気になるのが、夜勤明けは休みの日扱いになるのかどうかという点ではないでしょうか。 基本的に、夜勤明けに休日を取っても、夜勤明けは休みの日扱いにはなりません。 理由は、休日は「午前0時から午後12時までの休み」を指すからです。 例えば、夜勤明けで次の勤務まで24時間空いても、休日とはならないため注意しましょう。 労働基準法に定められた条件を満たすためには、夜勤明けの日とは別に休日を4日取得するようになるので、基本的には夜勤明けの翌日が法定休日となり、翌々日の午前0時から出勤が可能となります。 ただし、三交代勤務の場合は、例外として夜勤明けを休日として扱えるケースがあり、夜勤明けから連続した24時間を休日として扱う事ができます。     一般的なホテルスタッフの休日   ホテルスタッフの休日は、週休2日制・月8~9日が基本であり、夜勤であっても変わりません。 観光を目的に宿泊されるお客様は土日祝に集中する事が多いため平日のシフト制が多くなりますが、ビジネス系のホテルは、土日の方が休日が取りやすい傾向にあります。 また、ゴールデンウィークや夏休み・お盆・年末年始など世間が長期的な休みの時期はホテルは繁忙期になるのでスタッフが長期休暇を取るのは難しくなります。 年間の休日としては、産休育休や年次有給休暇、慶弔休暇が取れます。         まとめ        ホテルの仕事の「夜勤」についてご紹介させて頂きました。 職種にもよりますが、ホテルマンとして働くにあたって、夜勤は避けて通れません。 夜勤と聞くと「大変」「きつい」というイメージが大きいかもしれませんが、夜型の生活に慣れている人や効率的に収入を増やしたい人・体力に自信がある人・環境の変化に適応できる人・接客をあまりしたくないといった人には夜勤の仕事は向いています。 夜勤業務のメリット・デメリットもご紹介しましたが、そのメリットを求め、あえて夜勤を希望するホテルマンもいます。 夜勤の勤務は、深夜手当など収入面でのメリットがある一方で、健康面でのデメリットが大きいと思います。 その他のメリットデメリットに関しては、ホテルの立地や規模によっても変わってきますので、その特徴を見極め検討してみて下さいね。   *   ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。  

2025.12.14

ブライダルビズとは?|ブライダル業界特化の転職支援サービスを徹底解説

  今回は、ブライダル業界トップクラスの転職支援サービス「ブライダルビズ 」についてご紹介します。  人生の幸せの瞬間に関わる事ができる結婚式のお仕事。そのため、転職先として選ぶ方も多い業界ですが、「転職活動が上手くいかない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そんな方は、業界を熟知しているスタッフが転職をサポートしてくれる、ブライダル専門の転職エージェントの利用がおすすめ。 ブライダルの仕事がしたいという方は是非参考にしてみて下さいね。     【ブライダルビズはこちら】 ・求人詳細を見る ・転職支援サービスに登録する       ブライダルビズとは      ブライダルビズは、ブライダル業界に特化した、業界トップクラスの転職支援エージェントです。 取り扱う求人は、東京・神奈川・千葉・埼玉を中心に、全国の大手企業・上場企業・ベンチャー企業・外資系ホテル・老舗優良企業まで様々。 全国のブライダル大手企業8割以上と提携しています。 業界を熟知したキャリアアドバイザーが、転職者様へのキャリア相談・求人のご紹介など、転職成功まで全て無料でサポート。 専門分野に特化したコンサルティングを行う事で、企業様からの高い支持を頂戴し、優先的に求人を転職者様へご紹介しています。     ブライダルビズのサービス内容   ☑️ブライダルビズのサービス内容   ① 面談・求人の紹介 ② 書類の添削サポート ③ 高い推薦力 ④ 面接対策 ⑤ バックアップ体制の充実 ⑥ 年収交渉 ⑦ 入社後のフォロー     ①面談・求人の紹介 担当のキャリアアドバイザーが、オンラインもしくはお電話にて面談を行います。 約1時間~1時間半かけて、これまでのご経験や転職するにあたっての希望条件・今後のキャリアプラン等を丁寧にヒアリングしています。 HP上だけでは分からない企業の内情や社風・福利厚生・実際の勤務時間やキャリアプランなどについて細やかにご説明致します。     ②書類の添削サポート 応募時の『履歴書・職務経歴書』の内容で書類通過率は大幅に変わります。 事例として、ご自身で応募しても全く書類が通らなかった職種に、当社コーディネーターが添削をした事により全て書類が通過したといった実績があります。 企業側がこの応募者と会って話したいと思わせる、そんな履歴書や職務経歴書の書き方を伝授します。      ③高い推薦力 履歴書や職務経歴書などの書類だけでは分からない、あなたの魅力や人柄も応募する際にお伝えしています。 企業とのパイプが太い当社だからこそ、書類通過率や再応募通過率等が圧倒的です。 ※再応募が時期によって難しい企業もございます。     ④面接対策   各社に合わせて面接対策及び模擬面接を実施しています。 同業界の同職種でも「人柄重視」の企業もあれば「数字重視」の企業もあり様々です。 過去にどんな方が採用されているか等の情報や、良かった評価のポイント等も知る事ができます。     ⑤バックアップ体制の充実 応募書類の提出はもちろんの事、企業との面接日の調整・企業の内情・入社日の交渉等、あなたにかわってキャリアアドバイザーが転職活動をしっかりサポート。 また、企業によって選考スピードが異なります。 当社にて内定時期が近しくなるように面接日を調整します。     ⑥年収交渉 7割以上のブライダル企業に給与交渉を受け入れて頂いております。 優秀な人材が入社する事で、企業の業績は大幅に変わるので、ブライダル業界では経験者の採用を優遇している企業が多くなっています。     ⑦入社後のフォロー   早い方ですと、1週間で内定を獲得します! 内定後の条件交渉も担当させて頂きます。 安心して入社できるよう、給与面だけではなく、勤務条件や入社日等担当アドバイザーに何でも相談できます。 また、入社後も定期的なサポート体制が整っており、入社後に悩みが出てきた際にも無料で相談できます。   ブライダルビズの強み・メリット    ブライダル業界に特化した転職エージェントは多数あります。 その中で転職を成功させるには、エージェントにどのような強みがあるかを確認しなければなりません。     ここでは、ブライダルビズの強みや利用するメリットを6つご紹介します。   ☑️ブライダルビズの強み ① 転職ノウハウが充実② 業界トップクラスの求人数③ 非公開求人・独占求人が多数④ 求人情報力が豊富⑤ 未経験でも安心     ①転職ノウハウが充実 ブライダルビズではご登録頂く方の9割近くがブライダル業界未経験から就職を成功させています! 理由としては、業界に特化しているため、業界の特徴や動向・企業の採用傾向などを熟知しており、転職を成功させるノウハウが充実しているからです。 面接の合否の8割は、事前の準備をするかしないかで決まると言われています。 内定をもらうためには、自分自身の事を理解し、面接できちんと伝えなければならない為、準備が非常に大切になってきます。 弊社の面接対策では、まず自己分析のやり方をお伝えしていきます。 自分の経験や強みの棚卸を行う事で、自己PRや志望動機などが明確になり面接の成功に繋がります。 その後模擬面接を行いフィードバックし面接に備えます。 このように事前の準備を万全に行う事で内定率がぐっと上がります。      ②業界トップクラスの求人数   ブライダルビズには業界トップクラスの求人数がございます。 老舗企業から大手上場企業の求人まで、ブライダル業界の求人を常時50名以上の採用枠単位で取り扱っております。 残業代全額支給の求人や、支配人クラス・ブライダル経験者・ウェブマーケティング・新規事業・ホテルの宴会婚礼部のMGRなど好条件の求人なども多数ございます。 ※時期によりご紹介できない場合もありますので事前にお問合せ下さい。     また、転職者様のキャリアやご経歴によって、企業側が募集していないポジションへ逆提案する事も可能です。 ご自身で探していても、中々見つからないポジション。 企業へ直接逆提案を行い、入社に導いた実績があります。     ④非公開求人・独占求人が多数 ホテルビズには、求人サイトや採用ページに掲載されていない「非公開求人」や、当社へご登録頂いている転職者様のみが応募できる「独占求人」などが多数あります。新規事業立ち上げメンバーの求人・職種経験者の求人・競合他社からの引き抜きの為のヘッドハンティング求人など、求人サイトでは出会えない「完全非公開求人」もあります。       ④求人情報力が豊富 人事担当者様による不採用理由の7割以上が、「志望動機が弱い」「何が言いたいのかよく分からなかった」といった結果となっています。 理由は、転職者の情報量の少なさにあります。 企業研究ができておらず、情報が少ないため、スキルがあっても上手く伝えられず不採用になってしまう事が多々あります。 各企業との信頼関係の元、求人票やHP上だけでは分からない社風・職場環境・キャリアステップの早さ・転勤の有無などの情報もしっかり確認しています。 転職者様の希望するキャリアアップを実現するために、より詳しい求人情報をお伝えし転職のチャンスを広げていきます。     ⑤未経験でも安心 ブライダルビズの強みは、ブライダル業界を知り尽くした経験豊富なアドバイザーが多数在籍している事です。 履歴書や職務経歴書などの書類の添削・各企業ごとの面接対策・模擬面接・業界研究・条件交渉など全てを担当。 ブライダル業界の面接を通過するために、書類通過した方限定に、企業毎の面接対策を2時間かけて行っています。 徹底的なサポートにより、圧倒的な採用内定数を誇ります!         まとめ         ブライダルビズの転職支援サービスについてご説明させて頂きました。 ブライダル業界に転職するなら、ブライダル業界に特化した転職エージェントの利用をおすすめします。 転職をご検討の方は『転職支援サービス:無料』をご利用下さい。  

2025.12.14

ホテルウェディング業界の現状と今後|市場動向・課題から見るブライダルの将来性

  前回のコラムでは、ホテルウェディングの魅力や仕事内容などをご紹介しましたが、今回はホテルウェディング(ブライダル業界)の現状と課題などに関してお伝えしてきます。 これからホテルで働きたいという方は参考にしてみて下さいね。   ・婚礼部門の仕事内容は→こちら   目次                            1:現在の婚礼市場の課題と今後2:ホテルのブライダル戦略3:まとめ     現在のホテルウェディングの課題と今後     かつて宴会婚礼部門は、景気にあまり左右されず安定した収入源となっていました。しかし、下記のような理由から現在の婚礼市場は縮小しており、各企業で競争が激化しています。   ①ブライダルマーケット縮小②未婚率増加による婚姻数の減少③経済不況や晩婚化によるナシ婚の増加④晩婚化・顧客の価値観の多様化⑤業務効率の悪さ・優秀な人材の離職   人口減少や少子高齢化により、「結婚する世代」全体が減少している事や、未婚率増加、経済不況などから婚礼件数の減少が顕著に。 また、晩婚化が進んでいる事や顧客の価値観の多様化から、今までの結婚式の形にとらわれず「オーダーメイド」「自分達らしさ」を重要視する人々も増えています。 その要望に応えるためには、経験を積んだ優秀な人材が必要となりますが、サービス業界である事や、ブライダルに関しては女性が多い業界である事から人材の定着が上手くいかないといった面も課題としてあります。 各企業の競争も激化しており、新しい市場の開拓や自社のブランディング力の強化による他社との差別化、集客戦略の見直し、またソフト面の強化として人材の育成や定着してもらえるような制度や仕組みを整えているホテルが増えています。     今後の婚礼市場    前述した内容を見ると、不安を感じる方もいるかもしれませんが、新型コロナウィルス収束に伴い、現在は回復傾向にあり婚礼件数も戻りつつあります。 近年では、フォトウェディングやガーデンウェディング、リゾートウェディング等が人気となっており新しい結婚式のスタイルやトレンドが変化し続けています。 今後新しいビジネスが生まれる可能性もあるでしょう。 多様化が進んだ事で、結婚式に対する意識が逆に高まったとも言え、定番の結婚式以外にも、このようなオリジナルな結婚式がこれからも増えていくのではないかと思います。 結婚式の形が増える程、需要も高まりますので、世の中のトレンドを見極め各企業が柔軟に取り組んでいく事が重要になるでしょう。     ホテルのブライダル戦略    このような状況下の中で、各ホテルでも下記のような様々なプランや取り組みを行っています。     ①フォトウェディング   ★特徴 ・写真撮影だけを行う結婚式のスタイル ・費用が抑えられる(20~40万円程度) ・日程調整がしやすい(2~3ヶ月程度) ・一生の記念に残る ・ロケーションフォトは天候に左右される     フォトウェディングとは、挙式・披露宴の代わりに行うものでフォト婚とも呼ばれています。 ウエディングドレスやタキシード、和装など、結婚式で着る衣装・ヘアメイクで撮影を行います。 スタジオで撮影する場合と、ロケーションで撮影するケースがあります。 コロナ禍で結婚式を挙げられなかったカップル達に人気となり、現在の結婚式のスタイルの1つとして需要が増えてきています。 ホテルには、スイートルームや豪華なロビーなどフォトスポットが満載なため、フォト婚プランなどが充実しています。   ★フォトウェディングができるホテル例★ ・帝国ホテル・ホテルオークラtokyo・ホテル椿山荘東京・京王プラザホテル・ザ・プリンス・パークタワー東京     ②ガーデンウェディング   ★特徴 ・屋外で行う結婚式の事 ・貸し切り ・アットホームでプライベート感を味わえる ・開放的な空間で、リラックスして過ごせる ・会場のコーディネートを自由にできる ・真夏や真冬、梅雨の時期は避けたい     花や緑などの自然に囲まれ、太陽の光を浴び、開放的な結婚式を楽しめるのが魅力のガーデンウェディング。 ホテルやゲストハウスのガーデン、もしくはプライベートガーデンになり、こちらを貸し切って披露宴を行う事が多くなります。 バルーンリリースやビュッフェなど、屋外ならではの自由度の高い演出ができます。 ただし、季節や天候の影響も受けやすいため春や秋がおすすめです。   ★ガーデンウェディングができるホテル例★ ・ホテルニューオータニ・アンダーズ東京・リーガロイヤルホテル東京・ホテル雅叙園東京・グランドニッコー東京       ③ブライダルフェア  結婚を考えているカップルを呼び込み、会場見学をしてもらい自社ホテルでの結婚式の実現を促すイベント。 内容は、宴会場のディスプレイ、模擬挙式や模擬披露宴、料理の試食や衣装の試着などになります。 ホテルでは、装花や衣装・フォトなども全て揃っているため様々な細かい相談に乗る事ができ流などのメリットもあります。 フェアに参加した上で婚礼予約が成立した場合には、特典を付けるなどして集客を図っています。     ④多様化に対応したプランの提案   前述したようにホテルにはレストラン〜小規模の宴会場・大規模の宴会場と様々な会場があります。 そのため、「少人数婚」「家族婚」「ジミ婚」など時代に対応した結婚式の提案ができます。また、近年では「離婚」がマイナスのイメージでなくなってきた事から再婚マーケット市場も伸びています。     ⑤リピーター獲得のためのイベント企画   挙式を行なったホテルでは、婚礼後も長年にわたってレストランを利用してもらえる可能性があります。 例えば、結婚記念日や子供の誕生・お食い初め・お誕生日・七五三などの、人生のアニバーサーリーの際の会食などで長く利用する事ができます。 2世代・3世代と長く利用してもられるのはホテルならではですよね。     ⑤人材の定着・育成   前述したように、今後様々な結婚式のニーズに対応するために、ますます「人材」が重要になってきます。 SNSなどの普及により、結婚式などの情報が誰でもタイムリーに見られるようになった事もあり、結婚する人たちの価値観も多様化しています。 場所や施設のハード面だけでなく、サービスやウェディングプランナーの魅力等ソフト面を重視するカップルが増加傾向に。 ウエディング業界のプロとして、どの職種の従業員も高い能力やスキルが必要となってきます。 そのため、ホテルでは、より多くの優秀な人材に定着してもらう事や人材育成が必要となります。 改善されてきてはいますが、ホテル(ブライダル)の仕事は、業務効率の悪さや体力的にハードな面も多く、人材が定着しないという面もあります。 従業員の育成や離職回避に力を入れると共に、IT化による業務の軽減や効率化や、福利厚生の充実など社内制度を整えるホテルが増えてきています。     ⑥WEBによる集客戦略の強化   今までは、集客の戦略として、ブライダル専門の広告媒体を使っている事が殆どでした。 メジャーなウェディングの広告に載っていると多くの人の目に留まりますし、安心感もありますので集客の方法としては一般的です。 しかし、それだけでは他社との差別化が分かりにくく自社の魅力や強みが伝わりにくいという面もあります。 近年では、SNSで結婚式場やウェディングドレスを選ぶカップルも増えてきています。 現在多くのホテルで、Instagram・Twitter・FacebookなどのSNSで自社アカウントを持っており集客の手法として利用しています。 SNSや自社HP・ポータルサイトなど、各種WEBの更新や分析を行いSEO対策を行なっているホテルも増えているでしょう。       まとめ         ホテルウェディングの市場や今後等についてご紹介させて頂きました。 現在の婚礼市場は大変な面もありますが、結婚式は大切な人たちとの絆を確認できたり感謝を伝える大切な場でもある事から、今後もなくてはならないサービスであり続けるでしょう。 様々な変化や結婚するカップルの価値観やニーズを把握し、それにこたえる事で一生に一度の大切な日をプロデュースする重要な役割を持ち続ける事ができる業界であると思います。 新郎新婦や大切なゲストの方達と思い出の1日を提供するホテルウェディング。 ホテルで思い出に残るウェディングを演出したい!という方は是非弊社にご相談下さいませ。     *ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望されいる方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。  

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