
ホテルで結婚式を担当する「婚礼部門」
結婚式のプランニング・式の準備・式当日の本番の施工に至るまで、結婚式の始まりから終わりまでサポートするやりがいのあるお仕事です。
一流ホテルでの結婚式に携わりたい!という方も多いでしょう。
そこで今回は、ホテルの婚礼部門で働く方法についてご紹介します。
・ホテルの婚礼部門の仕事内容は→こちら
ホテルの婚礼部門で働くには
ホテルの婚礼部門で働くにはどのような方法があるのでしょうか。
ホテルは人気な業界であり、高い接客スキルや、ホテルによっては語学力が求められる事もあります。
新卒採用の場合は、高校卒業後に短大や大学・ホテル系の専門学校に進学した方が、専門的な知識や教養を学ぶ事ができ就職の際に有利になります。
中途採用の場合は、接客もしくは営業経験が必須の事が多くなるでしょう。
ここでは、ホテルの婚礼部門で働く方法5つをご紹介していきます。
①専門学校で学ぶ
現在ホテルやブライダルを学ぶ事ができる専門学校は全国に約120校あります。
一般的には高校を卒業した18歳以上の学生を対象にしていますが、大学を卒業した人や社会人向けに一年制のコースがある学校もあります。
ホテルの現場での様々な職種に必要な知識やスキル、語学などはもちろんの事、就職した時に現場ですぐに活躍でき、ゆくゆくはマネージャークラスなど管理職を目指せる人材となれるよう教育しています。
その他、ホテルで働く上で大切になる接客マナーや立ち振る舞い、VIPへの接遇や礼儀作法など一流のホテルスタッフとしてのマナーなどを学ぶ事もできます。
また、インターンシップがある学校も多いため、実際の現場を体験できる事も。
入社後の仕事内容の理解やイメージも湧きやすく、長く働ける可能性が高くなるのでとても魅力的ですよね。
資格取得のための授業や就職のサポートも手厚いので、ホテル企業への就職活動では有利になるでしょう。
専門学校に求人が来ている事もあるので、学校を通して企業に応募できるのも大きいなメリットの1つです!
※ただし、専門学校の場合、卒業する時の年齢は20歳です。
ホテル業界での就職率は良いものの、すぐに婚礼部門(特にウェディングプランナーの職)に就けるのは数%となっています。
背景としては結婚式を挙げられるカップルの年齢が20代後半~30代、また最近では結婚する方の年齢も上がっているため、ビジネスマナーや提案力が身についておらず対応できないという現実があります。
そのため、最初は、フロント・サービス等からキャリアを形成し、2~3年後に社内異動で婚礼部門(ウェディングプランナーや宴会サービス等)になるケースが多くなります。
②短大・大学へ進学する
ホテル(ブライダル)専門の学部がある短大・大学は少ないため、専門的な知識やスキルを付けるのは難しくなります。
しかし、近年では人気がある業界のため、ホスピタリティ(ホテル・ブライダル)系の学科や講義を増やしている大学もあります。
学部としては、サービス学部・コミュニケーション学部・観光学部などがあります。
ただし、短大・大学の場合は、他の学部でも就職活動にあたり不利になるという事はありません。
一般的な短大や大学では、学校の様々な講義やゼミなどで幅広い知識や教養を学ぶ事ができるため、宴会部のスタッフとして働く際にはもちろんの事、将来的に管理職や本社の経営、マーケティング部門等へのキャリアチェンジをする際にも役立ちます。
経営学やマーケティング、心理学、コミュニケーション学などの学部で様々な分野を幅広く学ぶ事ができるメリットがあります。
近年では、マネジメントを行う管理職や本社へのキャリアチェンジなども見据えて大卒を採用する企業が増えています。
特に大手ホテルや外資系ホテルなどの求人は、大学を卒業していないと求人に応募できない事もあります。
将来的に、総合職でキャリアアップやキャリアチェンジを見据えている方は、短大や大学へ進学する方が良いでしょう。
③異業種の経験を活かす
ホテルやブライダルの仕事は、礼儀やマナー・ホスピタリティが必要となり即戦力を求める傾向があります。
きちんとした言葉遣いや身だしなみ・立ち振る舞いが大切になります。
そのためホテルやブライダルに関する知識も大切ですが、それ以上に社会人としてのビジネスマナーや常識、接客サービスの基本が身についている事が重視されます。
業界や職種は未経験であっても社会人としての経験は活かせる場面が多いので、接客や営業の経験を積むのが近道であり転職しやすくなるでしょう。
また、ホテルには外国人のお客様も多くいらっしゃいますので、英語や中国語・韓国語などコミュニケーションレベルの外国語スキルがあると即戦力となります。
語学を活かして仕事した経験がある人は大いにアピールしましょう。
④ホテルや結婚式場でアルバイトをする
アルバイトで経験を積むと、ホテルやブライダルの仕事内容の理解ができており、採用後もスムーズに業務に就ける事から比較的有利になるケースもあります。
ホテルには様々な業種・職種がありますのでアルバイトとして働いているスタッフも多くいます。
例えば宴会部に役立つホテルのアルバイトには下記のような職種があります。
・レストランのサービススタッフ
・宴会サービススタッフ
・レセプションスタッフ
・ドレスコーディネーターアシスタント
・ウェディングプランナーアシスタント
アルバイトスタッフとして、現場で必要なスキルを身につけておくと、採用面接でも経験をアピールできます。
現場での仕事を認められ、契約社員や正社員へ登用されるという可能性もあります。
ただし、アルバイト期間が長いと不利になる事もありますので、期間を決めておくのも良いかもしれません。
⑤業界専門転職エージェントを利用する
ホテル・ブライダル業界未経験の場合は、転職エージェントを利用すると転職への近道になります。
特にホテル・ブライダル業界に特化したエージェントを使うと多くのメリットがあります。
業界の最新の情報が入ってきやすく、より詳しく業界についての情報をお伝えする事ができるからです。
また、企業とのパイプが太い為、非公開求人や最新求人が入ってきやすい点等があげられます。
その他にも下記のようなメリットがあります。
・各ホテル、ブライダル会社の採用基準を把握
・キャリアアドバイザーの業界知識が豊富
・非公開求人の紹介
・年収交渉
・履歴書や職務経歴書の添削
・転職活動の相談など様々な形でバックアップ
・ホテル、ブライダル業界知識の知識が豊富
・ホテル、ブライダル業界専門の面接対策
自分では交渉しにくい年収交渉や、求人資料だけでは分からない就職後の様子などもご案内させて頂きます。
また、第三者が加わる事により客観的に御自身を見直す事で新たな魅力を発見できるという可能性があるという点も大きなメリットだと思います。
ホテルやブライダルの仕事をするために必要な資格は特にありません。
実際、高校を卒業してからそのままホテルで働く人もいます。
しかし、大手のホテルであったり外資系のホテルを志望する場合は、それなりの知識や実力が求められます。
そのため、専門学校・短大・大学を卒業した方が就職には有利になります。
ホテル・ブライダル系の専門学校では、ホテル・ブライダル業界の知識やマナー・技術・語学を学べたり、実習もあるため就職にあたり有利になるでしょう。
卒業生も多く、企業から直接学校へ求人依頼がくる事もありますし、インターンシップを行っているホテルも多く、参加者の方が企業理解度が高くなるため、採用されやすくなる事もあります。
大卒者の場合は、専門学校・短大卒よりも将来の幅が広がります。
ホテルによっては、将来的に本部職(経営・営業・広報・人事など)へのキャリアチェンジを見据えて4年生大学の卒業を条件としている企業もあります。
また初任給も短大・専門学校よりも高くなる事が殆どでしょう。
中途採用の場合は、ホテル業界・ブライダル業界・旅行業界の経験などがあると有利ですが、他業界からの転職も可能です。
しかし、マナーや礼儀・高い接客力などホスピタリティやコミュニケーション能力が求められるため、社会人として接客経験が必須となります。
営業経験や飲食店や販売職などでサービスの実務経験を通じて、お客様に喜んでもらった経験ややりがいを感じた事などがあれば積極的にアピールしましょう。
また外国のお客様に接する機会も多いため、語学を活かせる職に就いていた方は有利になるでしょう。
まとめ
ホテルの婚礼部門で働く方法をお伝えしました。
ホテルは、様々な部署との関わりも多く、一流のマナーやサービスが必要とされるため、中途採用の場合は、接客経験やブライダルの経験がると有利になるでしょう。
新卒の場合は未経験でも応募できますが、短大・大学や、ホテル・ブライダル系の専門学校を卒業した方が近道になります。
また、未経験の場合は、ホテル専門の転職エージェントを利用するのもおすすめです。
書類作成や面接アドバイスなどの就職のサポートはもちろんの事、業界に特化していますので、ホテルの特徴や動向、企業の詳細、仕事内容などを分かりやすくお伝え出来ます。
ホテル業界の経験者も未経験者も転職活動の近道になるでしょう。
また、一般に公開されていない非公開の求人を扱っていたり、数少ない未経験からでも応募可能な求人も扱っています。
弊社ホテルビズでも、ホテル業界・ブライダル業界の様々な情報をお伝えする事ができますので、一度お問い合わせ下さいませ。
2024.12.23

