COLUMNSコラム

【ホテルの調理部門の仕事】③必要なスキルや資格・なり方

  ホテルには、複数のレストランがあり、宿泊のお客様だけでなく料理を楽しみに来館されるお客様も多くいます。 記念日ディナーや結婚式、国際的な会議など、ホテルは様々なお客様が集まる特別な場所。 おもてなしの最高峰とも言われているホテルにとって、その厨房で働く調理スタッフは、お客様の大切な時間を演出する重要な存在です。 ホテル調理の魅力は、レストラン・結婚式や宴会・宿泊客への朝食ビュッフェなど、シーンに合わせて幅広い経験を積める事。 さらに、和洋中から製菓まで多彩なジャンルに携われるため、調理技術の向上はもちろん、メニュー開発やマネジメントなど、キャリアの選択肢も広がります。 安定したホテルという経営基盤のもとで多様な経験を積める点も大きな魅力です。 そこで今回は、前回ご紹介したホテルの調理部門の仕事内容ややりがいに続き、必要なスキルや資格・なり方について詳しくご紹介します。・給与や勤務形態に関しては→こちら   目次             1:調理スタッフに求められるスキル2:ホテルの調理スタッフに資格は資格?3:ホテルの調理部門で働くには4:まとめ     調理スタッフに求められるスキル    ホテルの調理スタッフは、自分の技術やセンスを活かし、お客様に「感動」を届けられる仕事です。 ただ料理を作るだけではなく、求められるのは、調理の技術や知識に加えて、料理に対するセンスや味覚、探究心・向上心。 お客様に喜んでもらえる料理を常に考えられる方が向いており、特にホテルでは直接お客様と接する機会が少なくても、「ホスピタリティ精神」が欠かせません。 盛り付けや味わいへのこだわりはもちろん、細やかな気配りや常により良くしようとする姿勢が、料理の質を高めていきます。 さらに、臨機応変に対応できる力も必要。 アレルギー対応やお客様の様々な要望に応え、可能な範囲で最適な料理を提供できる事で、より高い顧客満足につながります。 調理の仕事は、開店前の仕込みや閉店後の片付け、発注業務などで長時間勤務となる事も。 厨房では立ち仕事が中心で、重い食材や調理器具を扱うことも多いため、体力も必須です。 大変な面もありますが、やりがいを感じながら成長できる環境が整っており、調理のプロとしてキャリアを積みたい方にぴったりです。     ホテルの調理スタッフに資格は必要?   調理スタッフになるために必須な資格はありませんが、以下の資格があると就職や転職する際に有利になる事があります。   <調理>・調理師免許・食品衛生責任者 <パティシエ>・製菓衛生師免許・菓子製造技能士   中途採用の場合は、応募資格に調理師免許を持っている事が条件になっている事が多いので、取得しておく事をおすすめします。 また、取得する事で調理や食に関して様々な知識がつくので就業してからも役に立つでしょう。 特に就職する際に有利になる事がある資格が以下の4つになります。     ①調理師免許 国家資格であり、調理技術や衛生知識、食品学、栄養学が身についている事の証明となるもので信用度の高い資格です。 調理師免許がなくても採用される事はありますが、中途採用の場合は、「調理師免許」を持っている事が応募条件になっている事が多いので、取得しておく事をおすすめします。 和食調理人として働きたいのであれば、必ず取得しておきたい資格です。 取得する事で調理や食に関して様々な知識がつくので就業してからも役に立つでしょう。 <✔︎受験資格> ①各都道府県が指定している調理師の専門学校に1年以上通い卒業する事 ②調理の実務経験2年アルバイトやパートでも構いませんが、週4日以上、1日6時間以上と決まっています。 参考:『調理技術技能センター』 ②専門調理師・調理技能士   公益社団法人調理技術技能センターが実施。 専⾨調理師・調理技能⼠は、調理師免許よりも更に専門的な調理師の資格になります。 この資格の目的は、調理の技術・技能を⾼め調理師の資質向上を図る事です。 学科と実技の試験となっており、合格すると、厚⽣労働⼤⾂より「専⾨調理師・調理技能⼠」の称号が与えられ、調理師学校の教員資格を得る事ができます。 実技試験:日本料理・西洋料理・麺料理・中国料理・すし料理・給食用特殊料理の中から選択   <✔︎受験資格> ①実務経験のみ:8年以上 ②厚生労働大臣の指定する調理師養成施設において1年以上調理に関する学科を修めた卒業者:実務経験6年 ③職業能力開発促進法に基づき、調理に関し専門課程の高度職業訓練または普通課程の普通職業訓練修了者:実務経験7年※いずれも調理師の免許を有していた期間3年以上 参考:『調理技術技能センター』     ③食品衛生責任者 食品の製造・調理・販売などが衛生的に行う場合に必要な資格であり、食品衛生責任者は、安全に食品を提供するために、正しい知識で食品の製造・加工・調理・販売において衛生管理を行う人の事を指します。 飲食店の営業や食品製造に必須の国家資格となっており、食品に携わる業務を行っている施設ごとに、必ず1人の配置が義務付けられています。 飲食店を開業する場合も、食品衛生責任者の配置は必須となっています。   <✔︎受験資格> ①不問:誰でも取得可能・各自治体で開催される「1日食品衛生責任者養成講習」を受講しテストに合格すれば取得できます。・飲食系の栄養士・調理師・製菓衛生師等の資格を持っていると、実務経験や講習を受けなくても食品衛生責任者になれます。 参考:『一般社団法人東京都食品衛生協会』     ④ふぐ調理師免許   高級食材のふぐは日本でも昔から親しまれており、和食店ではよく目にしますよね。 しかし、ふぐには、テトロドトキシンという猛毒が含まれているため、ふぐの種類・毒の位置などの知識を持ち、調理する技術を持ったふぐ調理師免許取得者しか調理ができません。 和食料理人はふぐを扱う事もあるので、取得しておくと就職の際に有利になるでしょう。 調理師免許のような国家資格ではなく、ふぐ条例等に基づき各都道府県にある自治体で行うので、地域によって受験資格・調理の範囲・難易度は異なります。 講習のみで認可される地域もあれば、調理師免許などの資格が必須の地域もあります。   <✔︎受験資格> ①調理師免許の取得と、ふぐ調理師の下で2年以上ふぐの取り扱いに従事した経験(東京都)※都道府県による 参考:『ふぐ調理師』     ホテルの調理部門で働くには     ホテルの調理部門で働く方法は、大きく分けて3つあります。     ①調理師の専門学校に通う   調理師・パティシエ・ベーカリーなどを目指す場合、専門学校に通う事で専門的な知識や技術を身につけられます。 専門課程を修了すれば、卒業と同時に無試験で「調理師免許」を取得できるのも大きなメリット。 また、資格取得のための授業や就職サポートも充実しているため、ホテルへの就職活動を有利に進められます。 さらに、多くの学校では2ヶ月〜半年ほどのインターンシップ(ホテル実習)があり、現場で実際の仕事を体験できます。 企業から直接学校に求人が届くケースも多いので、就職のチャンスを広げやすいのも魅力です。     ②アルバイトで調理経験を積む   調理の経験がない方は、まずアルバイトからスタートして経験を積む方法もあります。 ホテルやレストランなど、未経験でも応募できる求人もあるため、現場で働きながら基本を学ぶ事が可能です。 中途採用の場合は、調理経験や調理師免許を持っていると選考で有利になります。 飲食店や給食施設などで2年以上の実務経験を積めば「調理師試験」を受験でき、合格すれば資格を取得する事もできます。 ホテルによっては、アルバイトからスタートした場合でも、実績やスキルが認められれば、契約社員や正社員登用のチャンスもあるでしょう。     ③ホテル専門の転職エージェントを利用   調理未経験の方や、効率よく転職活動を進めたい方には、ホテル業界に特化した転職エージェントを利用する方法があります。 業界に詳しいエージェントを利用する事で、以下のようなメリットがあります。   ・各ホテルの採用基準や業界情報に詳しい ・非公開求人や最新求人を紹介してもらえる ・履歴書や職務経歴書の添削、面接対策などのサポート ・自分では難しい年収交渉も代行してもらえる また、エージェントは企業とのつながりが強いため、求人票だけでは分からない現場の雰囲気や就職後の働き方についても教えてもらえる事も。 さらに、第三者の視点からアドバイスを受けることで、自分では気づけなかった強みを発見できる事も大きな魅力です。        まとめ         ホテルの料理はお客様の印象を大きく左右するため、調理部門はホテルにとって非常に重要な存在。 自分の手がけた料理で多くのお客様に喜んでいただき、思い出に残る時間を提供できる事は大きなやりがいになるでしょう。 直接お客様と接する機会は少ないものの、ホテルマンとして大切なのは「ホスピタリティの心」。 お客様の気持ちを想像し、「どうすれば喜んでいただけるか」「より満足していただける料理を提供できるか」という視点で仕事を進めていく事が重要になります。 経験を積むにつれて担当できる料理の幅が広がり、メニュー開発などに携われるチャンスも増えます。 もちろん、長時間の勤務や立ち仕事など体力的に大変に感じる面もあるかもしれませんが、感謝の言葉を頂く事も多く大きな達成感や満足感も得られる仕事です。 * 弊社ホテルビズでは、ホテルレストランや婚礼調理に関する求人を多数取り扱っています。 ホテルの調理部門でキャリアを築きたい方は、ぜひお気軽にご相談下さい。  

2025.12.06

【ホテル業界研究】知っておきたいホテルの基本|③ホテル業界の平均給与・キャリアプラン・資格について

  旅行や記念日など、様々なシーンで人々に大切な思い出を提供するホテル。 華やかなイメージのがあり、憧れる方も多い仕事ですが、「実際のお給料はどれ位なの?」「どんなキャリアアップができるの?」「資格は必要?」と気になる方もいるのではないでしょうか。 転職したものの「年収が下がった」「思っていたキャリアプランが描けない」というケースも少なくはありません。 業界の事をきちんと理解しておく事で、就職した後のミスマッチングも起きにくくなります。 そこで今回は、ホテル業界の平均的な給料・キャリアプラン・資格などについてお伝えしていきます。 これからホテル業界を目指したいという方は参考にしてみて下さい。 *ホテルの種類や職種については→こちら   目次                           1:ホテル業界の給料2:ホテルのキャリアプラン3:ホテル業界の資格4:まとめ         ホテル業界の給料       宿泊業の給料は、他の業界と比較しても年収が低い傾向にあります。 宿泊・飲食サービス業の平均月収と他の業界の平均月収は以下の通りとなっており、全産業(15産業)の中で最低水準となっています。 ただし、ホテルのグレードや地域、学歴、スキル、職種などによっても異なりますので一概に言えないのが現状です。 ※参考:厚生労働省令和5年賃金構造基本統計調査より     ホテル業界の平均年収   前述したようにホテルのグレードや地域、職種などによって多少の差はありますが、一般的なホテルマンの平均年収額は、300万円〜400万程度となっています。 部門長である支配人・副支配人・マネージャーなどの管理職の平均年収額は、400〜600万円が相場とされており、高級ホテルや外資系ホテル、総支配人クラスになると年収が1,000万円を超える人も。 どの業界にも言える事ですが、役職が上がり管理職につくと責任も大きくなりますので、役職手当がつきその分お給与もアップしていきます。 管理職に就くためには、様々な部署で経験を積みスキルアップしていく事が必要となります。   <※参照> 日本の平均年収 全体:461万円男性:567万円女性:280万円 ※国税庁 令和6年分民間給与実態統計調査より     ホテル業界の平均月収   宿泊業・飲食サービス業の平均月収は約25万9千円となっています。 平均月収25万9千円×12ヶ月分で計算すると約310万円。 この金額に賞与を足した金額が、想定平均年収になります。  ※参考:厚生労働省令和5年賃金構造基本統計調査より    ホテルのキャリアプラン    ホテルでのキャリアプランは、「スペシャリスト」と「ゼネラリスト」の2つに大きく分けられます。 スペシャリストは「技術職」、ゼネラリストは「総合職」とイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。 それぞれのキャリアプランについてご紹介していきます。     ①スペシャリストコース   スペシャリストは、ある特定の職種に特化し、高い専門的な知識を持っている者の事を指し、部署の異動をする事なく1つの部署でそのみちを極めていきます。 シェフ・ソムリエ・コンシェルジュ・通訳などが当てはまるでしょう。 一つの職務を全うしたいという方は、実力次第で専門的な職位が用意され、自分の磨いてきた専門スキルを存分に活かし続ける事ができます。 スペシャリストになると、チップによってインセンティブ収入を得られ評価を受ける事ができたり、評判・人気などによって昇給が早まるホテルなどもあり、ヘッドハンティングされる可能性も十分あります。     ②ゼネラリストコース   ゼネラリストとは、幅広い知識やスキルを持ち合わせた者の事を指します。 そのため、ホテル内の各業務を把握するために、宿泊部門や料飲部門など様々な部門・分野で経験を積み、全体を見通すマネジメント知識や能力をつけていく事が必要となります。 ゼネラリストコースを選んだ場合は、まずは様々な現場で接客経験などを積んだのちに、マネージャーや支配人といった役職に就き全体のマネジメント能力を身につけていきます。 ホテル経営の中枢に携わりたいという方は、最終的に総支配人までステップアップする事が可能です。 総支配人とは、ホテルのトップを担う役職で、ホテルの運営や経営に関する責任と権限を持つ事業執行責任者。 自身のスキルだけでなく、ホテル全体をマネジメントし成長させていく重要な役割を担います。   ★スペシャリスト・ゼネラリスト共に、ホテルには不可欠な人材。 しかし、キャリアパスはホテルによっても異なります。 基本的には、フロント、コンシェルジュ、サービスといった現場で経験を積んでから「スペシャリスト」と「ゼネラリスト」に分かれていく事になります。 どちらのパターンでも、ホテルにとってはなくてはならない貴重な人材であり、高いスキルが求められます。       ホテル業界の資格        ホテルで働く際に必須な資格はありません。 中途採用の場合は、即戦力を求められるのでどちらかというと資格より人柄や経験の方が重要視されます。 しかし、ホテルでの仕事はホスピタリティが非常に重要であり、語学などを必要とする職種もあるため、資格を持っていた方が有利になる事もあります。 高度な接客サービス能力を身につけている事が証明され、様々なシチュエーションにおいてお客様に満足してもらえるサービスを提供する事ができるようになります。   ①ホテル全般・ホテルビジネス実務検定・ホテル実務技能認定試験・ホテルマネジメント技能検定 ②マナー関連・マナープロトコール検定・接客サービスマナー検定・サービス接遇検定 ③料飲関連・レストランサービス関連・ソムリエ ④語学・TOEIC   ここでは、ホテル全般の資格についてご紹介します。     ①ホテルビジネス実務検定   H検とも呼ばれている、日本ホテル教育センターが実施するホテルの実務知識の理解度を確認する検定試験。 実務知識とは、宿泊・飲食・宴会といった現場でのサービスや問題管理能力や、マーケティング・総務・人事・経理会計などのマネジメント業務を指します。 1999年から実施されている検定で年間2000人が受験。 ベーシックレベル(2級・1級)とマネジメントレベル(2級・1級)があります。 ホテル業界では評価を得ている信頼できる検定となっています。 →【資格の詳細】     ②ホテル実務技能認定試験 サーティファイホテル実務能力認定委員会が実施。 ホテル実務と業界動向をふまえた能力認定試験であり、ホテル業における専門分野(サービス・飲食・宿泊など)の知識や語学力を認定する試験。 初級と上級があり、ホテル業界で必要とされる業務スキルの証明となります。 →【資格詳細】     ③ホテル・マネジメント技能検定   宿泊業界で初めての国家資格で、ホテルマネジメントに必要な専門知識や運営力を測定する検定。 筆記・記述・口述の3つの形式で幅広い知識が問われます。 3級・2級・1級があり、これから宿泊業界を目指す方から、マネジメントする立場の方までそれぞれのキャリアやスキルに応じた級を受検する事ができます。 →【資格詳細】 詳しい資格内容については→こちら              まとめ             ホテル業界の給料やキャリアプラン・資格などについてご紹介させて頂きました。 ホテルで働く人々には、「お客様に快適に過ごしてもらう」という重要な役割があります。失敗が許されない責任も伴う仕事でもありますが、自分の持っているスキルやホスピタリティで多くの人を笑顔にできるやりがいある仕事です。 本日の内容も是非参考にしてみて下さいね。   ★レベルの高いおもてなしやホスピタリティでお客様に喜んでもらいたい・感動を与えたい ★ホテルの現場職でスペシャリストを目指したい・ゆくゆくは経営側の仕事がしたい   などホテル業界へ転職したい・ホテルの仕事を探したいという方は、是非お気軽にご相談下さいませ。   *   ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。

2025.12.06

ホテルのコンシェルジュの仕事②給料やキャリアプランを解説

  ホテルの入り口付近で、お客様の様々な要望や相談に対応するコンシェルジュ。 観光名所の案内・交通機関の手配・外国のお客様の対応など、ホテルスタッフの中でもプロフェショナルな職種になります。 今回は、コンシェルジュの給料やキャリアプラン、ホテルで働くメリットに関してご紹介します。 コンシェルジュの仕事に興味がある方は参考にしてみて下さいね。 仕事内容については→こちら   目次                            1:ホテルコンシェルジュとは2:ホテルコンシェルジュのお給料3:ホテルコンシェルジュのキャリアプラン4:ホテルで働くメリット5:まとめ      ホテルコンシェルジュとは     コンシェルジュは、ロビーに特設デスクを構えて、ホテルに宿泊しているお客様が快適に過ごせるよう、色々なリクエストに応えてる役割があるため「ホテルの何でも屋」とされています。 ホテルの根幹ともいえる客室の予約受付やお客様の接遇を担当する部署になりますので、接客マナーはもちろんの事ホスピタリティや語学力なども求められます。   *参考:コンシェルジュの主な仕事内容* ①ホテル内の案内②観光地・ホテル周辺の案内③飲食店や交通機関の手配・予約④記念日やサプライズのお手伝い⑤ビジネスサポート  など    ホテルコンシェルジュのお給料   ホテルコンシェルジュの月収は、勤務先・年齢・経験やスキル・地域によって異なります。 特に、ホテルのグレードであったり、個人のスキル面が大きく関係してきますが、ここでは一般的な平均月収・平均年収をご紹介していきます。   ホテルコンシェルジュの平均月収   令和5年の賃金構造基本統計調査によると、一般的な宿泊・サービス業の平均月収は25万9千円となっています。 社員として働く場合、額面のお給与から保険料や税金が控除されるので、手取りでもらえる月収は額面より3~5万引かれた金額になるでしょう。 ホテルのコンシェルジュは、ホテル内の他の部門でキャリアチェンジしたり、経験を積んでスキルをつける事で高収入となる事が多いです。 特に、シティホテルなどの高級ホテルの場合は、サービス力や語学力など求められるスキルも高くなるため、給料は高くなる傾向にあります。   ホテルコンシェルジュの平均年収   コンシェルジュ含め、一般的なホテルスタッフの平均年収額は、300万円〜360万程度となっております。 前でご紹介した、平均月収25万9千円×12=3,108,000となっており、この金額に賞与などがプラスされます。 部門長である支配人・副支配人・マネージャーなどの管理職の平均年収額は、400〜600万円が相場とされており、高級ホテルや外資系ホテル、総支配人クラスになると年収が1,000万円を超える人もいます。 管理職に就くためには、様々な部署で経験を積みスキルアップしていく事が必要となります。   ホテルコンシェルジュのボーナや昇給   ボーナスは、年2回支給されるのが一般的となっています。 ただし、ボーナスの支給を得る資格は対象の在籍期間などが決まっていますので、中途採用の場合は事前に確認が必要です。 一般的には月給1~3ヶ月分の支給が多くなります。昇給は、1年に1回年齢に応じて変わっていく事が多いでしょう。   コンシェルジュのキャリアプラン   コンシェルジュスタッフとして経験を積み、スキルをつける事ができたら、チーフコンシェルジュやマネージャーの役職に昇進します。 仕事内容としては、スタッフのマネジメントや教育、人材育成、サービス品質の向上などがメインとなりますので、リーダーシップやトラブル対応能力、クレーム対応力などが求められます。ホテルのキャリアプランは基本的に下記の2つになります。   ①スペシャリストコース   ある特定の職種に特化し、高い専門的な知識を持ち、部署の異動をする事なく1つの部署でそのみちを極めていくコース。 コンシェルジュの職務を全うしたいという方は、自分の専門スキルを磨き、存分に活かし続ける事ができます。 国内の一流のホテルや海外ホテルへの転職、独立などのキャリアアップも可能です。   ②ゼネラリストコース   幅広い知識やスキルを持ち合わせ、ホテル経営の中枢に携わり、最終的に総支配人までステップアップするコース。 ホテル内の各業務を把握するために、宿泊部門や料飲部門など様々な分野で経験を積み、全体を見通すマネジメント知識や能力をつけていく事が必要となります。 ゼネラリストコースを選んだ場合は、コンシェルジュ含め、現場で経験を積んだのちに、マネージャーや支配人といった役職に就き全体のマネジメント能力を身につけていきます。 総支配人とは、ホテルのトップを担う役職で、ホテルの運営や経営に関する責任と権限を持つ事業執行責任者。 自身のスキルだけでなく、ホテル全体をマネジメントし成長させていく重要な役割を担います。   【キャリアプラン】 一般スタッフ(コンシェルジュ ) ↓チームリーダー ↓アシスタントマネージャー ↓マネージャー(支配人) ↓副総支配人・総支配人 etc   ◎スペシャリスト・ゼネラリスト共に、ホテルには不可欠な人材ですが、キャリアパスはホテルによっても異なります。 基本的には、フロント・ベル・コンシェルジュなど現場で経験を積んでから「スペシャリスト」と「ゼネラリスト」に分かれていく事になります。   ホテルのコンシェルジュとして働くメリット   ホテルで働くコンシェルジュは、そのホテルの顔にもなるため高い接客サービスやおもてなしが求められます。 コンシェルジュとして働くには、ホテル以外にもマンションや病院・商業施設などがありますが、ホテルのコンシェルジュならではのメリットもあります。 最後にホテルで働くメリットをご紹介していきます。   勤務形態や福利厚生が安定している   正社員としての雇用で働く場合は、ホテルサービス職の給与形態で支払われる事が多くなります。 ホテルコンシェルジュは、基本的に高度な接客スキルや語学力なども求められるため、比較的高めな傾向にあります。 また、残業代・交通費・賞与がきちんと支払われたり、休日や有給などの福利厚生や勤務形態もしっかりしています。   幅広い知識やホスピタリティをつけられる   ホテルには日々様々な年齢・職業の方が来られます。 それぞれのお客様の要望に的確に応えなくてはならないため、情報収集や勉強が必要となります。 ホテルや周辺の観光地・交通機関の情報や知識だけでなく、日々のニュースや地域の歴史・各国の宗教・食べ物など、幅広いジャンルの知識を得てお客様に満足のいく回答をしなければなりません。 そのため、幅広い知識を身につけるほどコンシェルジュとしてスキルアップしていきます。 また、宿泊されるお客様の中には、一流企業の社長・芸能人・海外からのセレブなど著名な方が来店する事もあるため、見聞を広める事ができるでしょう。 どのような方へも丁寧かつ、上質な接客を行う教育がなされているため、最高のおもてなしスキルが身につきます。 ホテルのコンシェルジュとして働いた経験は必ずプラスになるはずです。   知名度があればキャリアになる   有名ホテルともなれば、そこで働いていた事は実績となり、今後再び転職する際に有利になります。 ホテルの看板を背負って仕事をする事は、コンシェルジュとしてのキャリアに高評価だと言えるでしょう。 もし語学力があるようであれば、ホテルコンシェルジュとして身につけた知識と接客のスキルは海外でも活かす事ができます。 日本からの旅行客も多い地域やホテルであれば、多いに役立つ事もできるため、日本語が話せるスタッフを募集しているホテルも多くあります。 そのため、将来は海外のホテルで働きたいと思っている方にとって、日本でホテルコンシェルジュとして働いた経歴は、非常にも強みになります。       まとめ        ホテルのコンシェルジュは、ゲストの期待を超えるサービスを提供するプロフェッショナルです。 お給料は、ホテルのグレードや、自信の経験・スキルによって異なりますが、接客力や語学力を磨く事で、より高い収入やキャリアアップのチャンスが広がります。 一流ホテルでの経験や資格の取得も、ステップアップへの近道となるでしょう。 様々なお客様に対応しなければならないため、大変な事も多くありますが、お客様に喜んでもらえる機会も多くやりがいを感じる事ができるでしょう。   ★一流の接客でお客様に喜んでもらいたい★レベルの高いおもてなしやホスピタリティでお客様に感動を与えたい   という方は弊社にご相談下さいませ。   *   ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。  

2025.12.06

ホテル調理の仕事にはどんなキャリアプランがある?【宴会部門】

  ホテルでは、イベントや結婚式などが日々行われており、宴会部門の調理スタッフがチームとして力を合わせ、美しく彩られた料理の数々を生み出しています。 コース料理やビュッフェなどがメインとなりますが、調理スタッフの仕事は単なる料理作りにとどまらず、特別な瞬間を演出する重要な役割を担っています。 このように責任感溢れる職場で活躍する調理スタッフには、どのようなキャリアプランがあるのでしょうか。 今回は、ホテルの宴会部門の調理スタッフのキャリアプランについてお伝えします。 これからホテルで調理の仕事をしたいという方は是非参考にしてみて下さいね。   目次                                   1:ホテルの宴会部門の調理の仕事内容2:宴会部門調理スタッフのキャリアプラン3:ホテルの調理スタッフになるには4:まとめ     ホテルの宴会部門の調理の仕事内容    ホテルの宴会部門の調理は、主に宴会やイベント・パーティ・結婚式などで提供されるコース料理やビュッフェ等の調理全般を担当します。レストランでの調理とは違い、多い時は1回の宴会で100名を超える事もあり、大人数向けの料理を短時間で提供する事が求められます。一度に多くの料理を提供する事や、事前にメニューが決まっている事などから分業制を採っています。 基本的にはフレンチが多くなりますが、結婚式・会議・パーティー・ビュッフェなど、様々なケースに対応できるよう、和食・洋食・中華など、幅広い種類の料理を調理できる必要があります。 ・詳しい仕事内容は→こちら   宴会部門の調理スタッフのキャリアプラン    ホテルの調理部門のキャリアプラン は下記のようになっています。 宴会部門に配属になった場合は、前にご紹介したように各セクションで経験を積み、最終的に総料理長を目指していくようになります。   <宴会部門の組織図> ①コック *ホットセクション・ソーシエ・ポワソニエ・アントルメティエ *コールドセクション・ガテマンジャー ・ブッチャー  ↓②宴会シェフ ↓ ③副料理長(スーシェフ) ↓ ④総料理長(エグゼクティブシェフ)        ①コック   まずは、調理補助やアシスタントとして、基本的な食材の知識や調理技術、ホテルでのキッチンの流れを学びます。 その他、調理スピードや衛生管理の基本を身につける事も重要となります。     ②各セクションへ   ある程度、ホテルの調理の流れなどが分かってきたら前菜・メインなど各セクションに配属となり経験を積んでいきます。 宴会部門は、主に温かい料理を担当するホットセクションと、冷製料理を担当するコールドセクションに分かれており、各セクションで経験を積んでいきます。 *ホットセクション・ソーシエ(ソース)・ポワソニエ(魚料理)・アントルメティエ(野菜・スープ・前菜) *コールドセクション・ガテマンジャー(サラダ・パテ等)・ブッチャー(肉料理の下処理)     ③セクションシェフ   各セクションで経験を積んだ後に、そのセクションのシェフとなります。 リーダーとしてスタッフへの指示出し・味や盛り付けの最終確認・料理を完成させるなどの役割を担います。     ④宴会シェフ   セクションスタッフを経て、宴会部門全体のシェフとなります。 前述したように、レストランと違い1回に沢山の料理を提供するため、宴会シェフにはその管理が任されます。 調理技術は勿論の事、的確な指示をしながら正確に料理を作っていく事が求められ、マネジメント力が非常に重要になります。 レストランのように、当日のメニューを注文されるという事がないため、決まったコース料理の仕込みや決められたメニューを、シェフの指示の元順番に作っていきます。 チームで力を合わせて調理・提供する事が重要になりますので、宴会シェフは全体を統括しコントロールする事が重要な仕事の1つになります。   ⑤副総料理長・スーシェフ ホテルの調理部門の2番手として総料理長の下で厨房の指揮を取る役職になります。 「レストラン部門」と「宴会部門」の2つの部門をまとめているのが総料理長。 副料理長は、総料理長と共に、スムーズに料理を提供できるよう各部門への指示出しや管理、時間のコントロールなどを行う役目があります。 シェフ不在時には、責任者として顧客対応なども行います。     ⑥総料理長(エグゼクティブシェフ)   ホテルの調理部門のトップとなり、調理場の全責任を負うポジションです。 総料理長は、自ら料理をする事は少なく、衛生管理・調理スタッフの人員配置や教育・メニュー開発・原価計算・数値管理・発注業務など様々な業務を任されます。 マネジメント力やビジネス感覚なども求められ、様々を役割をバランスよくこなさなければならないため、大きな責任を伴う仕事といえます。 「料飲部門」はホテルのイメージを左右する非常に重要な部門。 総責任者は、経営的視点が求められ、ビジネス全体の成功を支える重要な役割を担っています。     ※総料理長以外の道は?   ホテルで経験を積み、技術や実績をつける事ができれば、様々なキャリアプランがあります。   ①別のホテルへ転職 今までの経験を活かし、違う業態の別のホテルへ転職しキャリアを積む事もできます。 国内のホテルだけでなく、海外のホテルへチャレンジする事も可能。 海外のホテルでシェフとして働く経験は、自分自身の成長にも繋がるでしょう。 ②独立・企業 将来的に自分のお店を持つのが夢という方や、独立してフリーで仕事をしたいという方も多いでしょう。 ホテルで培った技術や経験を活かして、以下のような形で独立する人もいます。・飲食店の開業 ・フリーランスシェフ出張シェフとして、家庭や個人のパーティの際に料理を提供。 ・フードコーディネーター企業や飲食店からの依頼を受け、食材の選定・メニュー開発を行います。 近年では、フードコーディネーターとしてSNSで考案したメニューなどを発信し、収入を得ている方も多くいます。      ③調理関連職へ転職 調理の経験を活かして、別の職種へ転職する事も可能です。    ・食品メーカーや外食企業のメニュー開発職 調理師の視点を活かし新商品開発などに携わる仕事。 食品メーカーであれば、スーパーやコンビニ向けに販売する新商品の開発・既存商品のリニューアルを行います。   ・調理師専門学校の講師 ホテルのでの調理経験を活かし、次世代の調理師を育成する道も。    *キャリアアップを成功させるには* 様々なキャリアプランをご紹介しましたが、成功させるためには和食の技術や知識をしっかり身につける等の努力が欠かせません。 そして海外でも活躍したい場合は、語学力をつける事は必須です。 また独立を考える場合に重要となるのが、人脈などのネットワーク。 コミュニケーションをしっかり取る事でキャリアのチャンスを広げる事ができます。     ホテルの調理スタッフになるには     調理系の専門学校に通うと、知識や技術を習得できますし、無受験で調理師免許を取得する事ができるため、比較的スムーズに入社しやすくなります。 調理技術や知識、食に携わる上で重要な衛生管理やアレルギーなどの知識、また店舗経営などの知識に関しても学ぶ事ができます。   中途採用は即戦力を求められる事が多いので、何かしらの調理経験があると有利になります。 一人前の調理師になるまでにはある程度の期間が必要となるため、既に社会人経験を積んでいる人は、年齢の面を考えても学校に通うより未経験可能な求人へ応募し実力をつけていった方が早いでしょう。 また、ホテルや調理専門の転職エージェントを利用するのも方法の1つ。 業界に精通したコンサルタントがしっかり転職をサポートしてくれるで、転職の近道になるでしょう。            まとめ             ホテルでの調理経験は多様なキャリアの基盤となります。 しっかり経験を積めば、国内での独立や海外進出など様々なチャンスがある職種です。 ホテルでの経験は貴重な資産となるでしょう。 まずは、具体的な目標を描き、着実にキャリアを築いていく事が大切です。 洋食の調理の仕事がしたいという方は、今回のキャリアプランも参考にしてみて下さいね。      *   ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。  

2025.12.06

ホテルの調理の仕事に就く方法|必要な資格はある?【宴会部門】

  サービス業界の最高峰とも言われているホテル。 高い調理技術やおもてなしが求められるため、「調理の腕を磨きたい。」という方にはぴったりの環境があります。 今回は、「ホテルの宴会調理の仕事内容」に続き、ホテルの調理部門の仕事に就く方法や、あると役立つ資格についてご紹介します。 これからホテル業界で調理の仕事がしたいという方は参考にしてみて下さいね。   目次             1:ホテルの宴会部門の調理の仕事2:宴会部門の調理スタッフになるには3:宴会部門の調理の仕事に必要な資格4:まとめ     ホテルの宴会部門の調理の仕事     ホテルの宴会部門の調理は、主に宴会やイベント・パーティ・結婚式などで提供されるコース料理やビュッフェ等を担当します。レストランでの調理とは異なり、大人数向けの料理を短時間で提供する事が求められます。一度に多くの料理を提供する事や、事前にメニューが決まっている事などから分業制を採っています。 基本的にはフレンチが多くなりますが、結婚式・会議・パーティー・ビュッフェなど、様々なケースに対応できるよう、和食・洋食・中華など、幅広い種類の料理を調理できる必要があります。セクションは主に、ホットセクションとコールドセクションに分かれており、ソースやスープ・メイン料理など温かいものは温かく、サラダやデザートなど冷たいものは冷たく最良のタイミングで提供できるよう努めます。またホットセクション・コールドセクションの中でも担当する調理内容で分担されています。 宴会部門に配属になった際には、各セクションで経験を積んで、調理技術を磨きキャリアアップしていきます。 ・詳しい仕事内容は→こちら    宴会部門の調理スタッフになるには    ホテル調理の仕事に就くには2つの方法があります。   ①専門学校・短大・大学を卒業→調理師免許を取得→就職 ②現場で実務経験を積む(できれば2年以上)→就職   ホテルの調理スタッフになるために、必須な資格はありません。 しかし、国家資格でもある「調理師免許」などを持っていると、転職する際に有利になったり、お給料・資格手当・昇進の面でメリットがある事も。 また独立する際にも、資格があるとお客様からの信頼度も高くなるため役立つでしょう。 調理師の専門学校に通い、知識や技術を習得する事で、卒業と同時に無試験で調理師免許が取得できまので、比較的スムーズに入社しやすくなります。 専門学校では、調理技術や知識、食に携わる上で重要な衛生管理やアレルギーなどの知識、また店舗経営などの知識に関しても学ぶ事ができます。 また、学校に直接求人が来る事も多いので、就職する際にも有利になる事があるでしょう。   中途採用の場合は、年齢にもよりますが、基本的に即戦力を求められる事が多いので、何かしらの調理経験や調理師免許があると有利になります。 学校に通わず、アルバイトか未経験可能な求人に応募して、調理経験を積む方法もあります。 無事調理スタッフになれた場合、最初は見習いや仕込み担当として勤務し、経験を積んで調理人としてスキルアップしていきます。★一人前の調理師になるまでにはある程度の期間が必要となるため、既に社会人経験を積んでいる人は、年齢の面を考えても学校に通うより未経験可能な求人へ応募し実力をつけていった方が早いでしょう。      宴会調理の仕事に必要な資格    調理スタッフになるために必須な資格はありませんが、あると役立つ資格が以下の4つになります。     ①調理師免許 国家資格であり、調理技術や衛生知識、食品学、栄養学が身についている事の証明となるもので信用度の高い資格です。 調理師免許がなくても採用される事はありますが、中途採用の場合は、「調理師免許」を持っている事が応募条件になっている事が多いので、取得しておく事をおすすめします。 調理人として働きたいのであれば、必ず取得しておきたい資格です。 取得する事で調理や食に関して様々な知識がつくので就業してからも役に立つでしょう。 ☑️受験資格 ①各都道府県が指定している調理師の専門学校に1年以上通い卒業する事②実務経験2年アルバイトやパートでも構いませんが、週4日以上・1日6時間以上の勤務   参考:『調理技術技能センター』 ②専門調理師・調理技能士   公益社団法人調理技術技能センターが実施。 専⾨調理師・調理技能⼠は、調理師免許よりも更に専門的な調理師の資格になります。 この資格の目的は、調理の技術・技能を⾼め調理師の資質向上を図る事です。 学科と実技の試験となっており、合格すると、厚⽣労働⼤⾂より「専⾨調理師・調理技能⼠」の称号が与えられ、調理師学校の教員資格を得る事ができます。 実技試験:日本料理・西洋料理・麺料理・中国料理・すし料理・給食用特殊料理の中から選択   ☑️受験資格 ①実務経験のみ:8年以上②実務経験6年厚生労働大臣の指定する調理師養成施設において1年以上調理に関する学科を修めた卒業者③実務経験7年※いずれも調理師の免許を有していた期間3年以上職業能力開発促進法に基づき、調理に関し専門課程の高度職業訓練または普通課程の普通職業訓練修了者   参考:『調理技術技能センター』     ③食品衛生責任者 食品の製造・調理・販売などが衛生的に行う場合に必要な資格。 食品衛生責任者は、安全に食品を提供するために、正しい知識で食品の製造・加工・調理・販売において衛生管理を行う人の事を指します。 飲食店の営業や食品製造に必須の国家資格となっており、食品に携わる業務を行っている施設ごとに、必ず1人の配置が義務付けられています。 飲食店を開業する場合も、食品衛生責任者の配置は必須となっています。 栄養士・調理師・製菓衛生師等の資格を持っていると、実務経験や講習を受けなくても食品衛生責任者になれます。     ☑️受験資格 ①不問各自治体で開催される「1日食品衛生責任者養成講習」を受講しテストに合格すれば取得できます   参考:『一般社団法人東京都食品衛生協会』     ④製菓衛生師   国家資格であり、製菓の技術や衛生知識・食品学・栄養学が身についている事の証明となる資格。 飲食の仕事に携わる際、衛生知識はとても重要であり信頼度の高い資格となっています。 洋菓子・パン・ピザなどを製造するに当たって衛生面や製造者の資質向上などを目的とし、安全性の高い食品を作る事を目的としています。 調理スタッフであっても、デザートに携わる事もあるため、資格を持っていると役立つでしょう。   ☑️受験資格 ①菓子製造業にて2年以上実務経験もしくは、都道府県知事が指定する養成施設で1年以上学んでいる事 参考:『製菓衛生師』         まとめ         資格を持っていなくてもホテルの調理人として働く事はできますし、就職面接において不利になるという事はありません。 しかし、資格を取得していると、一定の知識や能力を有しているとみなされ就職に有利になったり自身のスキルアップになる等メリットも多くあります。 資格を取得しておけば、未経験であっても転職に有利になったり、スキルアップにつなげられる事もあります。 資格を取得の勉強をする事で、調理に関する深い知識や専門的な知識を身につける事ができます。 専門的な知識がある証明となるため、お客様にも信頼感や安心感を与える事ができます。 資格によっては、実務経験などが条件となっているものもあるため、キャリアアップの際にも役立つでしょう。・ホテル調理スタッフのキャリアアップ→こちら   *   ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。  

2025.12.06

ホテル調理にはどんなキャリアプランがある?4つのキャリアパスをご紹介【レストラン部門・和食】

  ホテルには様々な業態のレストランがありますが、その中でも和食調理は非日常の空間の中で、日本の伝統と一流の技術でお客様を喜ばせる事ができる仕事です。 特に近年では、世界でも和食の人気が高まっており注目を集めています。 これからも需要が高まると予想される和食調理師にはどのようにキャリアプランがあるのでしょうか。 今回は、ホテルの和食調理スタッフとしてのキャリアプランについてお伝えします。 これからホテルで和食調理の仕事をしたいという方は是非参考にしてみて下さいね。   目次                                   1:ホテルの和食調理のキャリアプラン2:キャリアアップに必要なスキルと経験3:ホテルの和食調理スタッフになるには4:まとめ     ホテルの和食調理のキャリアプラン    ホテルの和食調理スタッフとしてのキャリアプランは主に4つあります。     ①ホテル内でのキャリアアップ  1つ目は入社したホテルでキャリアを積んでいくプランです。   ①一般スタッフ・リーダー 最初は調理の基礎業務を担当し、知識や技術を身につけていきます。 徐々に、各セクションのリーダーとして責任あるポジションにつきメニュー開発やチームマネジメントに携わります。 ↓ ②副料理長 各セクションのリーダーとして技術を身につけたら、副料理長となり、部下の指導やコスト管理、メニュー開発などを担当。 ↓ ③料理長 その後、料理長(総責任者)として調理部門の全体を統括します。 ↓ ④ホテル全体の飲食部門責任者 ホテルの料飲部門は様々な分野に分かれています。 そのため、和食部門だけでなく、宴会部門や他の飲食部門など全体の経営に関与する立場に進んでいきます。 直接ホテルの経営に携わる役職になりますので、大きなやりがいを感じる事ができるでしょう。      ②別のホテルへの転職  ホテルで経験を積み、技術や実績をつける事ができれば、別のホテルへ転職し、今までの経験を活かしたり違うホテルでキャリアを積む事もできます。 特に近年では、アメリカ・ヨーロッパ・アジア圏などを中心に和食の人気が拡大しています。 そのため、国内のホテルだけでなく、海外のホテルへチャレンジする事も可能。 海外のホテルで和食を担当するシェフとして働く経験は、自分自身の成長にも繋がるでしょう。 現地スタッフへの指導や、和食の魅力を広める機会にも大きなやりがいを感じる事ができるはずです。     ③独立・起業   将来的に自分のお店を持つのが夢という方や、独立してフリーで仕事をしたいという方も多いでしょう。 ホテルで培った技術や経験を活かして、以下のような形で独立する人もいます。・和食店の開業高級和食割烹店やカジュアルな居酒屋などの経営。 ・ケータリング事業レストランや宴会調理の経験を活かし、企業イベントなどの際にケータリングサービスを提供。 ・フリーランスシェフ出張シェフとして、家庭や個人のパーティの際などに料理を作るサービスの提供。 ・フードコーディネーター企業や飲食店からの依頼を受け、食材の選定・メニュー開発を行います。 近年では、フードコーディネーターとしてSNSで考案したメニューなどを発信し、収入を得ている方も多くいます。   ・料理教室の開催健康志向が高まっている近年では、和食は非常に人気があります。 料理教室を開催する事で、和食の魅力や技術を伝える事ができます。     ④調理関連職へ転職   調理の経験を活かして、別の職種へ転職する事も可能です。    ・食品メーカーや外食企業のメニュー開発職調理師の視点を活かし新商品開発に携わる事ができます。 食品メーカーであれば、スーパーやコンビニ向けに販売する新商品の開発・既存商品のリニューアルを行います。   ・調理師専門学校の講師ホテルのでの調理経験を活かし、次世代の調理師を育成する道も。    *キャリアアップを成功させるには* 様々なキャリアプランをご紹介しましたが、成功させるためには和食の技術や知識をしっかり身につける等の努力が欠かせません。 そして海外でも活躍したい場合は、語学力をつける事は必須です。 また独立を考える場合に重要となるのが、人脈などのネットワーク。 コミュニケーションをしっかり取る事でキャリアのチャンスを広げる事ができます。     キャリアアップに必要なスキルと経験   前述したように、キャリアアップするには、当然ながら必要なスキルを積んでいく事が必須となります。 下準備や下ごしらえなどの技術、だしの取り方や盛り付けなどの基礎知識を習得したら、和食調理の五法=「生・煮る・焼く・揚げる・蒸す」等、それぞれのポジションで技術を身につけ、単品料理やフルコースなど様々な料理に携わっていきます。 1年目は基本技術を習得し、3~5年目でセクションリーダーやメニュー開発に挑戦するケースが一般的。 幾つものセクションを経験し、キャリアを積んでいきますので一人前の料理人になるのには約10年程かかる事もあります。     必要な経験(和食調理のポジション) ①追い回し↓②八寸場↓③揚げ場↓④焼き場↓⑤蒸し場↓⑥刺し場↓⑦副料理長↓⑧料理長 ・ホテル調理の仕事内容については→こちら     必要なスキル   ・基本的な和食技術包丁さばき・だしの取り方・煮る、焼く、揚げる、盛り付けの技術 ・高級和食の専門技術高級食材(ふぐや鰻など)を取り扱う技術 ・おもてなしの心とコミュニケーションスキルホスピタリティを最も大切にしているホテルでは、料理人もおもてなしの心が必要となります。 お客様のニーズを汲み取り、喜んでもらえるよう料理する心配りが求められます。 ・和食文化への理解和食の歴史や文化、四季、各地域の食材、伝統行事の知識・協調性調理チームやフロアスタッフとのチームワーク力 ・ 語学力近年では訪日外国人も増えているため、メニュー説明や料理への質問に答えられる程度の英語力があると、より良いでしょう。 ・創造力と柔軟性新しいメニューの開発 ・マネジメントスキルコスト管理・人材育成・オペレーション管理 ・衛生管理の知識 <必要な資格>・調理師免許・食品衛生責任者・ふぐ調理師免許 ・ホテルの調理の資格に関しては→こちら   ホテルの和食調理の仕事に就くには   調理系の専門学校に通うと、知識や技術を習得できますし、無受験で調理師免許を取得する事ができるため、比較的スムーズに入社しやすくなります。 調理技術や知識、食に携わる上で重要な衛生管理やアレルギーなどの知識、また店舗経営などの知識に関しても学ぶ事ができます。   中途採用は即戦力を求められる事が多いので、何かしらの調理経験があると有利になります。 一人前の調理師になるまでにはある程度の期間が必要となるため、既に社会人経験を積んでいる人は、年齢の面を考えても学校に通うより未経験可能な求人へ応募し実力をつけていった方が早いでしょう。 また、ホテルや調理専門の転職エージェントを利用するのも方法の1つ。 業界に精通したコンサルタントがしっかり転職をサポートしてくれるで、転職の近道になるでしょう。        まとめ         ホテルでの経験は和食業界での多様なキャリアの基盤となります。 しっかり経験を積めば、国内での独立や海外進出など様々なチャンスがある職種です。 どのキャリアプランを選ぶとしても、ホテルでの経験は貴重な資産となるでしょう。 まずは、具体的な目標を描き、着実にキャリアを築いていく事が大切です。 和食の調理の仕事がしたいという方は、今回のキャリアプランも参考にしてみて下さいね。      *   ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。  

2025.12.06

ホテルの調理の仕事に就く方法|必要な資格はある?【レストラン部門・和食】

  ホテルの調理部門は、主に「宴会部門」と「レストラン部門」に分かれます。 レストラン部門には、和食・洋食・中華など様々なジャンルがありますが、サービス業界の最高峰とも言われているホテルでは、高い調理技術やおもてなしが求められます。 調理の仕事をしたいという方の中には、街場のレストランかホテルのレストランか悩む方も多いと思いますが、「和食調理の腕を磨きたい。」という方にはぴったりの環境があるホテル。 今回は、ホテルの日本料理部門の調理の仕事に就く方法・必要な資格等についてご紹介します。   目次             1:ホテルの日本料理部門の調理の仕事2:日本料理部門の調理スタッフになるには3:和食調理の仕事に必要な資格4:まとめ       ホテルの日本料理部門の調理の仕事     前述したように、ホテルには様々なレストランが入っていますが、日本の代表的な料理となる和食は、日本各地の食材や四季折々の旬な食材等を使うため、様々な楽しみがあります。 日本ならではの季節の旬な食材や繊細を求めるお客様も多いため、調理人には食材の知識・調理技術・見た目の盛り付けのセンスなども必要となります。 殆どのホテルで、一品料理から懐石料理・会席料理まで幅広く対応しており、ビュッフェや宴席・結婚式などで和食を提供する場合に調理を担当する事もあります。 ホテルの場合は、街場の飲食店と違い、規模が大きく各セクション毎に仕事をします。 その為、様々な技術を身につけるのに時間がかかりますが、その分、正確な技術や知識を身につける事ができます。 ・詳しい仕事内容は→こちら   日本料理部門の調理スタッフになるには   ホテルの和食調理スタッフになるには、専門学校に通う・アルバイト等で経験を積む等の方法があります。 調理師の専門学校に通うと、知識や技術を習得できる他、専門課程を履修・卒業する事で無試験で調理師免許が取得できます。 様々なコースがあり、実際の調理器具や設備なども整っているため、実践的な環境で学ぶ事ができます。 調理技術・食に携わる上で重要な衛生管理やアレルギー・店舗経営等の知識なども習得できるでしょう。 学校に直接求人が来る事も多いので、就職する際にも有利になる事があります。   ただし、一人前の調理師になるまでにはある程度の期間が必要となります。 既に社会人経験を積んでいる人は、年齢の面を考えても学校に通うより未経験可能な求人へ応募し実力をつけていった方が早いでしょう。 中途採用の場合は、年齢にもよりますが、基本的に即戦力を求められる事が多いので、調理経験や調理師免許があると有利になります。   和食調理の仕事に必要な資格    調理スタッフになるために必須な資格はありませんが、以下の4つの資格があると就職する際に有利になる事があります。     ①調理師免許 国家資格であり、調理技術や衛生知識、食品学、栄養学が身についている事の証明となるもので信用度の高い資格です。 調理師免許がなくても採用される事はありますが、中途採用の場合は、「調理師免許」を持っている事が応募条件になっている事が多いので、取得しておく事をおすすめします。 和食調理人として働きたいのであれば、必ず取得しておきたい資格です。 取得する事で調理や食に関して様々な知識がつくので就業してからも役に立つでしょう。 ☑️受験資格 ①各都道府県が指定している調理師の専門学校に1年以上通い卒業する事②調理の実務経験2年アルバイトやパートでも構いませんが、週4日以上、1日6時間以上と決まっています。   参考:『調理技術技能センター』 ②専門調理師・調理技能士   公益社団法人調理技術技能センターが実施。 専⾨調理師・調理技能⼠は、調理師免許よりも更に専門的な調理師の資格になります。 この資格の目的は、調理の技術・技能を⾼め調理師の資質向上を図る事です。 学科と実技の試験となっており、合格すると、厚⽣労働⼤⾂より「専⾨調理師・調理技能⼠」の称号が与えられ、調理師学校の教員資格を得る事ができます。 実技試験:日本料理・西洋料理・麺料理・中国料理・すし料理・給食用特殊料理の中から選択   ☑️受験資格 ①実務経験のみ:8年以上②厚生労働大臣の指定する調理師養成施設において1年以上調理に関する学科を修めた卒業者:実務経験6年③職業能力開発促進法に基づき、調理に関し専門課程の高度職業訓練または普通課程の普通職業訓練修了者:実務経験7年※いずれも調理師の免許を有していた期間3年以上   参考:『調理技術技能センター』     ③食品衛生責任者 食品の製造・調理・販売などが衛生的に行う場合に必要な資格であり、食品衛生責任者は、安全に食品を提供するために、正しい知識で食品の製造・加工・調理・販売において衛生管理を行う人の事を指します。 飲食店の営業や食品製造に必須の国家資格となっており、食品に携わる業務を行っている施設ごとに、必ず1人の配置が義務付けられています。 飲食店を開業する場合も、食品衛生責任者の配置は必須となっています。   ☑️受験資格 ①不問:誰でも取得可能・各自治体で開催される「1日食品衛生責任者養成講習」を受講しテストに合格すれば取得できまる・飲食系の栄養士・調理師・製菓衛生師等の資格を持っていると、実務経験や講習を受けなくても食品衛生責任者になれます   参考:『一般社団法人東京都食品衛生協会』     ④ふぐ調理師免許   高級食材のふぐは日本でも昔から親しまれており、和食店ではよく目にしますよね。 しかし、ふぐには、テトロドトキシンという猛毒が含まれているため、ふぐの種類・毒の位置などの知識を持ち、調理する技術を持ったふぐ調理師免許取得者しか調理ができません。 和食料理人はふぐを扱う事もあるので、取得しておくと就職の際に有利になるでしょう。 調理師免許のような国家資格ではなく、ふぐ条例等に基づき各都道府県にある自治体で行うので、地域によって受験資格・調理の範囲・難易度は異なります。 講習のみで認可される地域もあれば、調理師免許などの資格が必須の地域もあります。   ☑️受験資格 ①調理師免許の取得と、ふぐ調理師の下で2年以上ふぐの取り扱いに従事した経験(東京都)※都道府県による   参考:『ふぐ調理師』        まとめ         資格を持っていなくてもホテルの調理人として働く事はできますし、就職面接において不利になるという事はありません。 しかし、資格を取得していると、一定の知識や能力を有しているとみなされ就職に有利になったり自身のスキルアップになる等メリットも多くあります。 資格を取得しておけば、未経験であっても転職に有利になったり、スキルアップにつなげられる事もあります。 資格を取得の勉強をする事で、調理に関する深い知識や専門的な知識を身につける事ができます。 専門的な知識がある証明となるため、お客様にも信頼感や安心感を与える事ができます。 資格によっては、実務経験などが条件となっているものもあるため、キャリアアップの際にも役立つでしょう。 *   ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。  

2025.12.06

ホテルマンになるには?③必要なスキルや資格

    サービス業界の最高峰とも言われているホテルのお仕事。 実際に素敵なホテルに泊まった経験から、ホテルでのお仕事に憧れる方も多いでしょう。 近年の日本では、多くの外国人が日本を訪れるようになり、全国で続々と高級ホテルやビジネスホテルが誕生しています。 その為、積極的に採用活動を行なっている企業も増えています。そこで今回は、ホテルマンになるために必要なスキルや資格について解説していきます。   ・新卒採用の場合→こちら・中途採用の場合→こちら   目次             1:ホテルマンになる5つの方法2:ホテルマンになるために必要なスキル3:ホテルマンになるために必要な資格4:まとめ     ホテルマンになる5つの方法     ホテル業界へ就職・転職するには、下記の5つの方法があります。   ①専門学校に通う②短大・大学を卒業する③接客・営業経験を積む④ホテルでアルバイトをして経験を積む⑤ホテル専門のエージェントを利用する     新卒採用の際のポイント ★新卒のため、特に経験は問われません★高校を卒業した後に、ホテルやブライダル系の専門学校・短大・大学へ通うと近道になります。ホテルの知識はもちろんの事、専門学校ではホテル業界の知識をつける事ができ、短大・大学では、様々な知識や教養を身に付ける事ができるからです。大手のホテルでは大卒を採用条件としている事もあり、大学を出ていないと応募出来ない事もあります。在学中に、ホテルでのアルバイト経験があるとアピール材料となります。   中途採用の際のポイント ★できれば即戦力が欲しい★接客やサービスの基本ができていて、ビジネスマナーが身についている方が必要になります。ホテル業界経験者、もしくは接客・営業経験者が有利になります。     ホテルマンになるために必要なスキル    では、ホテルマンになるためにはどんなスキルが必要なのでしょうか。     ①ホスピタリティ   顧客志向が高く、お客様相手の仕事となるため、働く際に最も必要となるのがホスピタリティマインドです。 ホテルでのお仕事は、表に立つ人もそうでない人も、共通しているのはお客様に喜んでもらう事。 お客様へのおもてなしが1番大切になります。 お客様のニーズや気持ちを素早く察し、必要な事・して欲しい事を適切なタイミングで提供していく気遣いが必要になります。 多くの人と関わる仕事なのでどの年代の方にも対応できるコミュニケーション能力を持っていなければなりません。 おもてなしする事が好き・人に喜んでもらう事が好きという人なら、感謝される機会も多くやりがいを感じられるでしょう。     ②ビジネスマナー   ホテルのお仕事は、お客様のニーズを理解し最高のサービスを提供し満足してもらう事です。 ホテルによっては、金額も高額になるため、礼儀やマナー・ホスピタリティが必要となり、きちんとした言葉遣いや身だしなみ・立ち振る舞いが大切になります。 そのためホテルに関する知識は勿論の事、社会人としてのビジネスマナーや常識、接客サービスの基本が身についている事が重視されます。     ③協調性   ホテルの仕事には様々な部門があります。 同じ部門のスタッフは勿論の事、様々な部門のスタッフと関わりながら仕事をしていきます。 多くのプロフェッショナルが携わり、お互いに協力し合ってより多くの価値を提供しているのです。 そのため、ホテルマンには、チームで働くのが得意・好きというような協調性やチームワーク力が必要となります。     ④語学スキル   近年訪日外国人が増えている影響もあり、ホテルでは多言語に対応できる人材を求めている傾向があります。 特に高級ホテル、外資系ホテル、都心部、空港の近く、観光地などのホテルでは語学力は必須となる事も。 英語だけでなく、韓国語や中国語が話せるとより有利になるでしょう。 ※TOEICの場合、600点以上が1つのラインとなっているケースが多いです。     ⑤パソコンスキル   ホテル業界は人対人の仕事であり、現場での仕事を進めていく事が殆どでした。 しかし近年では、業務の効率化により企業のIT化が進んでいます。 PC業務が必要となる職種もありますが、そうでない職種のスタッフも、業務をするにあたりクラウドの共有システムの利用・オンラインでの対応・iPadの利用など、PCを使っての仕事も増えつつあります。 これから益々IT化は進んでいくと思いますので、ホテルマンもIT分野のスキルアップをしていく事が必須となってくるでしょう。     ⑥体力 ホテルスタッフは華やかに見える仕事ですが、どの職種も殆どが立ち仕事であり常に動き回っている事が多いため、体力が必要となります。 また、ホテルは24時間365日営業しているため、職種によっては日勤と夜勤があり生活が不規則になりがちに。 日々体調管理をしっかり行い体力を温存する事が大切になります。     ⑦ストレス耐性   ホテルで働いていると、お客様からの期待も高い分ほんの些細な事でクレームとなってしまう事もあります。 また、お客様にサービスを提供するお仕事であるため基本的にミスが許されず大きなプレッシャーも伴う仕事です。 特に、繁忙期には宿泊されるお客様の数も非常に多くなるため、どの職種のスタッフも非常に多忙なスケジュールとなります。 ホテルの業務はスピード感も求められるので、知らず知らずのうちにストレスが蓄積してしまう事も。 ストレスに強く、前向きに取り組んでいける姿勢を持っている方、フレキシブルな方が向いています。     ホテルマンになるために必要な資格   ホテルマンになるために必須の資格はありませんが、ホテル関連の資格を取得していると、転職活動や実際に業務に就いた際に役立ちます。 特に管理職になると様々な知識も必要になりますし、企業によっては資格手当が出るなど収入アップにつながる可能性もあります。 ホテル関連の資格としては、以下のものが挙げられます。     ①ホテル全般(詳細) ・ホテルビジネス実務検定・ホテル実務技能認定試験・ホテルマネジメント技能検定   ②マナー関連(詳細) ・マナープロトコール検定・接客サービスマナー検定・サービス接遇検定   ③料飲関連(詳細) ・レストランサービス技能検定・ソムリエ   ④語学関連 ・TOEIC   *参考コラム*ホテルで働く際に資格は必要?取得するメリットと取得方法をご紹介       まとめ        ホテルマンになる方法や、必要スキル・資格に関してお伝えさせていただきました。 ホテルマンになるためには、「ホスピタリティ精神」が最も重要とされているため、ホテルで働きたいという人は「ホスピタリティ」スキルをしっかり磨きましょう。 また、その他にも求められるスキルや資格など、ホテルマンになるために役立つ情報をお伝えさせて頂きましたので、これからホテルで働きたい!と思っている方は是非参考にしてみて下さいね。

2025.12.05

ホテルで働く際に資格は必要?役立つ資格③料飲関連

  ホテル業界で働きたい!と思った時に、資格を持っていた方が良いのか気になる方も多いのではないでしょうか? ホテルの仕事は、高い接客スキルや専門的なスキルが必要となるイメージもありますよね。 今回は、ホテルで働く際に役立つ料飲関連の資格をご紹介します。   目次                         1:ホテルで働く際に役立つ資格一覧2:料飲関連の資格3:まとめ     ホテルで働く際に役立つ資格一覧     ホテルで働く際に必須な資格はありません。 中途採用の場合は、即戦力を求められるのでどちらかというと資格より人柄や経験の方が重要視されます。 しかし、ホテルでの仕事はホスピタリティが非常に重要であり、語学などを必要とする職種もあるため、資格を持っていた方が有利になる事もあります。 高度な接客サービス能力を身につけている事が証明され、様々なシチュエーションにおいてお客様に満足してもらえるサービスを提供する事ができるようになります。 ホテルで働く際に有利になる資格は、主に下記の4つになります。 今回は③料飲関連に関してご紹介させて頂きます。 ①ホテル全般はこちら②マナー・サービス関連はこちら   ①ホテル全般 ②マナー関連 ③料飲関連 ④語学 ホテルビジネス実務検定 マナープロトコール検定 レストランサービス技能検定 TOEIC ホテル実務技能認定試験 接客サービスマナー検定 ソムリエ   ホテルマネジメント技能検定 サービス接遇検定           料飲関連の資格         ①レストランサービス技能検定 国家試験になり、飲食業界やホテル業界で働く人を対象に、サービスのスペシャリストとして接客の技能を検定する資格となります。 試験は3級~1級まであり、合格者には国家技能検定資格レストランサービス技能士の称号が与えられ認定バッチを付ける事ができます。 食品衛生に関する一般的な知識から、サービスの基本的な知識・技術、マナーやクレーム対応、安全管理まで飲食店で働く際に必要な事を網羅。 学科試験+実施試験となっており、受験資格は全て実務経験が必要となります。 実務経験者である事から、そこまで難しいと感じない受験者が多いようですが1級は難易度が上がるようです。    【資格詳細】 ■3級 受験対象:飲食サービスの実務経験が1年以上受験実施:年1回試験時間:学科試験120分・実技試験9分合格基準:学科・実技ともに60点受験費用:学科試験6500円・実技試験10,000円■2級受験対象:3級取得後2年以上の実務経験受験実施:年1回試験時間:学科試験120分・実技試験15分合格基準:学科・実技ともに60点受験費用:学科試験6500円・実技試験13,000円■1級受験対象:2級取得後4年以上の実務経験受験実施:年1回試験時間:学科試験120分・実技試験30分合格基準:学科・実技ともに60点受験費用:学科試験6500円・実技試験23,500円     ②ソムリエ資格   ソムリエとは、ワインバーなどの飲食店や、ホテルのレストランでワインを担当しサービスを行うスタッフを指します。 日本ソムリエ協会のソムリエ資格は業界経験者向けとなっており、飲食関連や酒類業界での職務経験が必要となります。   【資格詳細】■受験対象・酒類業界で通算3年以上の経験なおかつ第一次試験日の際にも従事している事、もしくはソムリエ協会会員歴2年以上で酒類業界での職務を通算2年以上・20歳以上■一次試験筆記試験。2018年度試験よりCBT方式になったためコンピューターを利用した試験方式となりました。試験の申し込みを行うと日本ソムリエ協会から教本が送付され、その中の記載事項から出題されます。一次試験は難易度が高めとなっています。 ■二次試験(時間:40分) テイスティング、論述試験。テイスティング試験では、ワイン3種類とワイン以外の酒類がマークシート方式で出題されます。論述試験は、例年3題出題されており三次試験の内容として審査されます。 ■三次試験(7分)サービス実技。ワインの開栓及びデカンタージュを行います。試験官がお客様役となり目の前で模擬サービスを実施します。飲食店などに勤務して仕事でしている場合は比較的スムーズにできるでしょう。■書類審査三次試験まで全て通過すると書類審査となります。期日までに書類を提出していたり、受験資格を満たしていれば通過します。書類に漏れや不備がないようきちんと確認しておきましょう。■受験費用一次試験:25,440円 /会員の方:17,210円二次試験:12,690円 /会員の方:6,520三次試験:6,340円 /会員の方:3,260円     ③その他   その他に飲食関連の資格としては以下のものがあります。   ①調理師免許国家資格であり、調理技術や衛生知識、食品学、栄養学が身についている事の証明となるもので信用度の高い資格です。受験資格は2つあります。1つは各都道府県が指定している調理師の専門学校に1年以上通い卒業する事です。この場合は受験しなくしても資格を取得する事ができます。もう1つの方法は、飲食店での調理の実務経験が2年ある事です。これはアルバイトでもパートでも構いませんが、週4日以上、1日6時間以上と決まっています。②食品衛生責任者食品衛生責任者は食品の製造・調理・販売などが衛生的に行う場合に必要な資格であり、必要な責任者の事です。食品を取り扱う施設には、食品衛生責任者の設置が義務付けられています。誰でも受験できますが、自治体によっては制限しているところもあります。③製菓衛生師多くのパティシエが取得しており、製菓の技術や衛生知識、食品学、栄養学が身についている事の証明となる資格です。飲食の仕事に携わる際、衛生知識はとても重要であり信頼度の高い資格となっております。受験は菓子製造業にて2年以上実務経験か、都道府県知事が指定する養成施設で1年以上学ぶ事が条件となっています。        まとめ         料飲関連の資格をご紹介させて頂きました。 必須ではありませんが、ホテルに関する資格を持っていると、ホテル業界の専門的な知識がつくため、必要な基礎知識が身についていると証明されます。 また、管理職になると様々な知識も必要になりますし、企業によっては資格手当が出るなど収入アップにつながる可能性もあります。 資格を取得していると下記のようなメリットがあります。   *資格を取得するメリット* ①転職・就職に有利 ②即戦力として現場に出られる③お客様に信頼感や安心感を与えられる④資格手当が支給される事も   資格を取得するメリットや資格の取得方法は→こちら   *     ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。    

2025.12.05

ホテルで働く際に資格は必要?資格を取得するメリットと取得方法を解説

  ホテルの仕事は、接客だけでなく語学力やマネジメント力など幅広いスキルが求められる職種です。 そのため、転職を考える際に「どんな資格を持っていると有利?」と気になる方も多いのはでないでしょうか。 未経験から挑戦できる仕事も数多くありますが、資格を持っている事で採用時に有利になったり、スキルの証明になる事もあります。 そこで今回は、ホテルで働く際に役立つ資格や資格を持っているメリット・取得方法をご紹介します。 ホテル業界への転職を考えている方は、参考にしてみてくださいね。   目次             1:ホテルで働く際に役立つ資格一覧2:資格を持っているメリット3:ホテル関連の資格を取得する方法4:まとめ      ホテルで働く際に役立つ資格一覧     ホテルで働く際に必須な資格はありません。 中途採用の場合は、即戦力を求められるので、どちらかというと資格より人柄や経験の方が重要視されます。 しかし、ホテルでの仕事はホスピタリティが非常に重要であり、語学などを必要とする職種もあるため、資格を持っていた方が有利になる事もあります。 高度な接客サービス能力を身につけている事が証明され、様々なシチュエーションにおいてお客様に満足してもらえるサービスを提供する事ができるようになります。 ホテルで働く際に有利になる資格は、主に下記になります。   ①ホテル全般 ②マナー関連 ③料飲関連 ④語学 ホテルビジネス実務検定 マナープロトコール検定 レストランサービス技能検定 TOEIC ホテル実務技能認定試験 接客サービスマナー検定 ソムリエ   ホテルマネジメント技能検定 サービス接遇検定       ①の詳細→こちら②の詳細→こちら③の詳細→こちら      資格を持っているメリット     ホテル関連の資格を持っていると、キャリアにおいて様々なメリットがあります。 採用時のアピールにつながるだけでなく、入社後のスキルアップや昇進のチャンスを広げる事も可能です。     ①転職・就職に有利  ホテル業務の知識や語学力などの証明となり、一定の能力を有しているアピールになります。 例えば、人柄や経験がほぼ同じ2人の選考で迷った際に、資格を持っていれば選考を通過できる可能性が高まります。     ②即戦力として現場に出られる 未経験者の場合、就職後すぐに即戦力として働く事は難しくなりますが、ある程度接客や営業経験を積んでおり、更に資格を取得していれば即戦力として働く事ができます。 資格を持っていると、企業はスキルや知識がある認識します。 どのホテルでも比較的研修制度がしっかり整っており、未経験であってもある程度知識をつける事は可能ですが、全ての企業が研修制度を設けているわけではありません。 資格を持っていると就職した後も即戦力としてすぐに現場に出る事ができるので役に立つでしょう。     ③お客様に信頼感や安心感を与えられる 現場で実践できるスキルや専門的な知識を身につける事ができる為、お客様に信頼感や安心感を与えられる事ができます。     ④資格手当が支給される事も ホテルマンは実に様々なスキルが必要となります。 近年では訪日外国人が増えていますので、語学スキルがあると有利になりますしマナーや接客スキルも必要となります。 企業によっては、ホテルで働く際に役立つ資格を持っていると「資格手当」が出るところもあります。   ホテル関連の資格取得の方法 ホテル系の資格を取る方法は、大きく分けて3つあります。 それぞれにメリットや注意点があるため、自分のライフスタイルやキャリアプランに合った方法を選ぶ事が大切です。     ①専門学校に通う   専門学校では、講師が資格取得や就職のサポートをしてくれますので、資格取得に関して1番の近道になります。 2年という期間や費用はかかるものの、効率よく勉強できるので合格への確実性を高める事ができます。 勉強に励むための強制力があるので、一人での勉強にくじけてしまう人に向いている方法。 大学を卒業した人や社会人向けに一年制のコースがある学校もあります。 資格取得のためだけでなく、授業や就職のサポートも手厚いのでホテル企業への就職活動では有利になるでしょう。 専門学校によって異なりますが、学費はおよそ100〜150万円前後となっています。   ②通信教育を利用する  専門学校やスクールに通う時間なかったり、学費を抑えたいという方には通信教育が便利です。学習する期間大体3ヶ月~1年ほど。 独学に近い形にはなりますが、通信教育ではプロのアドバイスや各社オリジナルのテキスト・DVDを活用し勉強ができるようになっています。 会社によってはコースもいくつか種類があり金額も変わってきます。 空いた時間に効率よく勉強できるメリットがありますが、自宅学習になるので強い意志がないとくじけてしまいがちです。     ③独学で勉強する 専門学校やスクールに通う時間がなかったリ、通信教育を受けたりするための費用がない場合は、独学で勉強し資格を取得する事も可能です。 ただし、講師もいなくテキストなどもないため自分自身で参考書や本・書籍で勉強する事となります。 どのテキストを使うか、どう学習を進めるか指針がないのでうまく勉強が進まない可能性もあります。 資格取得に向けて自分の勉強方法を確立していく事が重要となります。 大変ではありますが、お金や時間に縛られる事なく勉強ができます。       まとめ        資格を持っていなくても、就職面接において不利になるという事はありません。 前述したように、どちらかというと資格よりも経験や人柄の方が重視されますが、資格を取得しているとメリットも多くあります。 資格を取得しておけば、未経験であっても転職に有利になったり、スキルアップにつなげられる事もあります。 また、資格を取得の勉強をする事で、ホテルの仕事の深い知識や専門的な知識が身につくのはもちろんの事、ホテル業界の知識も習得する事ができます。 ホテル関連の資格は複数あるので、職種やキャリアプランに合わせて資格取得を目指しても良いでしょう。   *   ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。    

2025.12.05

ホテルで働く際に資格は必要?役立つ資格②サービス・マナー関連

  ホテル業界で働きたい!と思った時に、資格を持っていた方が良いのか気になる方も多いのではないでしょうか? ホテルの仕事は、高い接客スキルや専門的なスキルが必要となるイメージもありますよね。 今回は、役立つ資格①ホテル全般に続き、ホテルで働く際に役立つサービス・マナー関連の資格をご紹介します。   目次                      1:ホテルで働く際に役立つ資格一覧2:サービス・マナー関連の資格3:まとめ     ホテルで働く際に役立つ資格一覧     ホテルで働く際に必須な資格はありません。 中途採用の場合は、即戦力を求められるのでどちらかというと資格より人柄や経験の方が重要視されます。 しかし、ホテルでの仕事はホスピタリティが非常に重要であり、語学などを必要とする職種もあるため、資格を持っていた方が有利になる事もあります。 高度な接客サービス能力を身につけている事が証明され、様々なシチュエーションにおいてお客様に満足してもらえるサービスを提供する事ができるようになります。 ホテルで働く際に有利になる資格は、主に下記の4つがあります。   今回は②マナー関連に関してご紹介させて頂きます。 ①ホテル全般はこちら③料飲関連はこちら   ①ホテル全般 ②マナー関連 ③料飲関連 ④語学 ホテルビジネス実務検定 マナープロトコール検定 レストランサービス関連 TOEIC ホテル実務技能認定試験 接客サービスマナー検定 ソムリエ   ホテルマネジメント技能検定 サービス接遇検定         サービス・マナー関連の資格      ①マナー・プロトコール検定   NPO法人日本マナー・プロトコール協会が実施している検定。 テーブルマナーや社会人として必須のビジネスマナー、プロトコール(国際儀礼)に関する知識や技能を認定する資格です。 3級・2級・準1級・1級があり、マナーの基本知識を確認したいという方から、マネジメントする立場の方や客室乗務員・ホテル・ブライダルなどのサービス業の方などが多く取得されています。 それぞれのキャリアやスキルに応じた級を受検する事ができます。   【資格詳細】 ■3級受験対象:不問受験実施:年2回試験時間:90分合格基準:110点以上(150点満点)※合格率:80~90%受験費用:4,950円■2級受験対象:不問受験実施:年2回試験時間:90分合格基準:66点以上(100点満点)※合格率:50%前後受験費用:6,600円■準1級受験対象:2級取得者受験実施:年2回試験時間:90分合格基準:選択問題、論述問題各60点以上かつ、合計で130点以上 (各100満点)受験費用:9,900円■1級受験対象:準1級取得者 ②接客サービスマナー検定 NPO法人日本サービスマナー協会が実施。 接客の基本・立ち居振る舞いからビジネスマナーなどの様々な知識・技能により、ビジネスの世界でお客様に対して上質なサービスをできるような人材の育成を目的としています。 接客サービスや接遇、ビジネスマナーの知識や能力を判定する検定で、高度な接客サービス能力を身につけている事が証明されます。 3級・2級・準1級・1級があり、それぞれのキャリアやスキルに応じた級を受検する事ができます。   【資格詳細】 ■3級受験対象:不問受験実施:年4回試験時間:60分合格基準:70点前後(100点満点中)受験費用:5,000円■2級受験対象:不問受験実施:年4回試験時間:60分合格基準:60~65点(100点満点中)受験費用:7,000円■準1級受験対象:不問受験実施:年4回試験時間:80分+実技試験合格基準:筆記試験・60~65点(100点満点中)/実技試験・60%以上のポイント取得受験費用:9,000円■1級受験対象:不問受験実施:年4回試験時間:80分+実技試験合格基準:筆記試験・75点前後(100点満点中)/実技試験・60%以上のポイント取得受験費用:12,000円   ③サービス接遇検定 公益財団法人実務技能検定協会が実施。 接客サービスに関する心構えや技術・応対スキル・知識・技能を判定する民間の検定試験です。 サービスをする上での考え方や言葉使い・トラブル対応・おもてなしの心や立ち振る舞いを学ぶ事ができるので、ホテルで働く際には有利になる資格です。 3級・2級・準1級・1級があり、3級と2級は誰でも受ける事ができます。 それぞれのキャリアやスキルに応じた級を受検する事ができます。 【資格詳細】 ■3級受験対象:不問受験実施:年2回試験時間:90分合格基準:理論(60%以上)+実技(60%以上)受験費用:3,800円■2級受験対象:不問受験実施:年2回試験時間:90分合格基準:理論(60%以上)+実技(60%以上)受験費用:5,200円■1級受験対象:不問受験実施:年2回試験時間:120分合格基準:理論(60%以上)+実技(60%以上)受験費用:7,800円■準1級受験対象:2級合格者受験費用:5,900円            まとめ            マナー・サービスに関する資格をご紹介させて頂きました。 必須ではありませんが、ホテルに関する資格を持っていると、ホテル業界の専門的な知識がつくため、サービス業に必要な基礎知識を身についている事が証明されます。 また、管理職になると様々な知識も必要になりますし、企業によっては資格手当が出るなど収入アップにつながる可能性もあります。 資格を取得していると下記のようなメリットがあります。   *資格を取得するメリット* ①転職・就職に有利 ②即戦力として現場に出られる③お客様に信頼感や安心感を与えられる④資格手当が支給される事も   資格を取得するメリットや資格の取得方法は、下記を参考にしてみて下さいね。   *参考コラム*ホテルで働く際に資格は必要?取得するメリットと取得方法をご紹介   *   ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。    

2025.12.05

ホテルで働く際に資格は必要?役立つ資格①ホテル全般

  ホテル業界で働きたい!と思った時に、資格を持っていた方が良いのか気になる方も多いのではないでしょうか? ホテルの仕事は、高い接客スキルや専門的なスキルが必要となるイメージもありますよね。 そこで今回は、ホテルで働く際に役立つ資格をご紹介します。    目次                          1:ホテルで働く際に役立つ資格一覧2:ホテル全般の資格3:まとめ     ホテルで働く際に役立つ資格一覧     ホテルで働く際に必須な資格はありません。 中途採用の場合は、即戦力を求められるのでどちらかというと資格より人柄や経験の方が重要視されます。 しかし、ホテルでの仕事はホスピタリティが非常に重要であり、語学などを必要とする職種もあるため、資格を持っていた方が有利になる事もあります。 高度な接客サービス能力を身につけている事が証明され、様々なシチュエーションにおいてお客様に満足してもらえるサービスを提供する事ができるようになります。 ホテルで働く際に有利になる資格は、主に下記の4つになります。 今回は、①ホテル全般の資格に関してご紹介させて頂きます。 ②マナー関連は→こちら③料飲関連は →こちら   ①ホテル全般 ②マナー関連 ③料飲関連 ④語学 ホテルビジネス実務検定 マナープロトコール検定 レストランサービス関連 TOEIC ホテル実務技能認定試験 接客サービスマナー検定 ソムリエ   ホテルマネジメント技能検定 サービス接遇検定          ホテル全般の資格         ①ホテルビジネス実務検定   H検とも呼ばれている、日本ホテル教育センターが実施するホテルの実務知識の理解度を確認する検定試験。 実務知識とは、宿泊・飲食・宴会といった現場でのサービスや問題管理能力や、マーケティング・総務・人事・経理会計などのマネジメント業務を指します。 1999年から実施されている検定で年間2000人が受験。 ベーシックレベル(2級・1級)とマネジメントレベル(2級・1級)があります。 ホテル業界では評価を得ている信頼できる検定となっています。   【資格の詳細】 ■ベーシックレベル2級・1級受験対象:不問受験実施:年2回試験時間:90分合格基準:各科目の正解率が60%以上、かつ全体の正解率が65%以上受験費用:5,100円(税込) ■マネジメントレベル2級・1級受験対象:ホテル業界の管理職の方や管理職を目指す方受験実施:年1回試験時間:90分合格基準:正解率が60%以上、かつ全体の正解率が65%以上(2級)正解率が80%以上、かつ全体の正解率が85%以上(1級)受験費用:8,200円(税込)   ②ホテル実務技能認定試験 サーティファイホテル実務能力認定委員会が実施。 ホテル実務と業界動向をふまえた能力認定試験であり、ホテル業における専門分野(サービス・飲食・宿泊など)の知識や語学力を認定する試験。 初級と上級があり、ホテル業界で必要とされる業務スキルの証明となります。   【資格詳細】 ■初級受験対象:不問受験実施:年2回試験内容:宿泊部門や飲料部門などの基本的な知識や業務、言葉遣いや接客マナーの測定試験時間:60分合格基準:正解率が60%以上受験費用:6,300円(税込)■上級受験対象:不問受験実施:年2回試験内容:高度な接客スキルや経営管理、マネジメント、ホテル業界の歴史や関連業界の動向を理解しているかの測定試験時間:90分合格基準:正解率が60%以上受験費用:6,900円(税込) ③ホテル・マネジメント技能検定   宿泊業界で初めての国家資格で、ホテルマネジメントに必要な専門知識や運営力を測定する検定。 筆記・記述・口述の3つの形式で幅広い知識が問われます。 3級・2級・1級があり、これから宿泊業界を目指す方から、マネジメントする立場の方までそれぞれのキャリアやスキルに応じた級を受検する事ができます。   【資格詳細】 ■3級受験対象:不問受験実施:年2回試験内容:ホテルマネジメント(経営)・財務管理・リスク管理・組織、人材マネジメントなど試験時間:90分合格基準:正解率が60%以上受験費用:学科・8,500円実技・8,500円 ■2級受験対象:6年以上の実務経験、もしくは3級合格者で5年以上の実務経験受験実施:年2回試験内容:ホテルマネジメント(経営)・財務管理・リスク管理・組織、人材マネジメントなど試験時間:90分合格基準:正解率が60%以上受験費用:学科・8,700円実技・29,900円 ■1級受験対象:11年以上の実務経験、もしくは2級合格者で6年以上の実務経験、もしくは3級合格者で8年以上の実務経験受験実施:年2回試験内容:ホテルマネジメント(経営)・財務管理・リスク管理・組織、人材マネジメントなど試験時間:120分合格基準:正解率が60%以上受験費用:学科・8,900円実技・29,900円            まとめ           ★ホテル全般に関する資格をご紹介させて頂きました。 必須ではありませんが、ホテルに関する資格を持っていると、ホテル業界の専門的な知識がつくため、サービス業に必要な基礎知識・実務を身についている事が証明されます。 また、管理職になると様々な知識も必要になりますし、企業によっては資格手当が出るなど収入アップにつながる可能性もあります。資格を取得していると下記のようなメリットがあります。   *資格を取得するメリット* ①転職・就職に有利 ②即戦力として現場に出られる③お客様に信頼感や安心感を与えられる④資格手当が支給される事も   ・資格を取得するメリットや資格の取得方法は→こちら     *   ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。      

2025.12.05