
ホテルで働きたいと思った時に、〇つ星ホテルと呼ばれているホテルを見た事がある方も多いと思います。
星付きホテルの基準は設備と接客となっており、星の数が多い程ホテルの評価が高い証拠になりますが、星の数によってもその内容は異なります。
そこで今回は、日本の5つ星・4つ星ホテル、星の基準や内容に関してお伝えしていきます。
星つきホテルとは?
星の数でそのホテルの評価を表している事がありますが、世界標準というのは実はありません。
星の数の分類は5段階となっており、ホテルが自主的に定めた基準に基づくものと、外部組織による分類があります。
ホテルの規模・設備・サービス・料理などで評価されますが、国によって評価する機関が異なるため、星付けに対する世界統一の明確な基準はないのです。
星による各付けは、あくまでお客様がホテルを選ぶ際の目安として用いられているものとなります。
今回は、一流のホスピタリティを格付けする米国のトラベルガイド「フォーブス・トラベルガイド」の、世界で最も優れたホテルを格付けする第65回格付けリスト2023年度で、5つ星・4つ星・推奨に選ばれた日本のホテルをご紹介します。
(※参照:2023年フォーブストラベルガイドスター賞受賞者)
<フォーブストラベルガイドとは>
権威ある5つ星の格付けシステムを世界で初めて導入したトラベルガイドで、60年以上にわたり世界の高級ホテルの格付けとレビューを提供しています。
最上級のサービスに精通する調査員が覆面調査を行い、施設面の心地良さや飲食物・サービスなどの指標を含む900項目の基準を元に、お客様が正確な情報によって旅行を楽しむ事ができるよう情報を提供しています。
評価の70%はサービス、残りの30%は施設の質や状態に基づいています。
日本の5つ星ホテルリスト
2 :ハレクラニ沖縄
3 :ホテルニューオータニ東京エグゼクティブハウス禅
4 :ホテルザ・三井京都 ラグジュアリーコレクション
5 :マンダリンオリエンタル東京
6 :オークラ東京
7 :パレスホテル東京
8 :ザ・ペニンシュラ東京
9 :ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町
10:シャングリ・ラ東京
11:ザ・リッツ・カールトン京都
12:ザ・リッツ・カールトン大阪
13:ザ・リッツ・カールトン東京
14:高輪花香路
東京:10軒
京都:2軒
大阪:1軒
沖縄:1軒
日本の4つ星ホテルリスト
2 :アンダーズ 東京虎ノ門ヒルズ
3 :コンラッド東京
4 :コンラッド大阪
5 :フォーシーズンズホテル東京大手町
6 :フォーシーズンズホテル東京丸の内
7 :フォーシーズンズホテル京都
8 :グランドハイアット東京
9 :ホテル椿山荘東京
10:ホテル雅叙園東京
11:ホテルニューオータニ東京ザ・メイン
12:ホテル青龍 京都清水
13:帝国ホテル東京
14:帝国ホテル大阪
15:JWマリオットホテル奈良
16:パークハイアット東京
17:ザ・プリンスパークタワー東京
18:ザ・プリンスさくらタワー東京
19:ザ・リッツ・カールトン沖縄
20:セントレジス大阪
21:ザ・テラスクラブ・アット・ブセナ
22:東京ステーションホテル
23:翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都
東京:14軒
京都:3軒
大阪:3軒
沖縄:2軒
奈良:1軒
日本の推奨ホテルリスト
2:ホテルオークラ京都
3:百名伽藍
4:JRタワーホテル日航札幌
5:サンカラホテル&スパ 屋久島
6:水墨比羅夫
7:ザ・ヴェール・ニセコ
北海道:3軒
沖縄 :2軒
東京 :1軒
京都 :1軒
★このように日本のホテルにも多くの星つきホテルがあり、取得する事で格付けの目安にもなるでしょう。
2022年度の5つ星ホテルは12軒、2021年度は10軒でしたので徐々に増えつつあります。
訪日外国人の増加によるホテルの開業ラッシュや、ホテルの競争が激化し様々なホテルが誕生している事から、更に5つ星ホテル・4つ星ホテルが誕生するのではないかと思われます。
星の種類と内容・基準
一般的な星の種類と内容は下記になります。
5つ星:最高級ホテル
世界的に一流とされているホテルチェーンが多い。
豪華で高級感に溢れており、設備・接客・料理など総合的に最高級と評価されているホテル。
4つ星:高級ホテル
世界的に有名なホテルチェーンが多い。
高品質な設備・接客が充実している上質なホテル。
3つ星:中間級ホテル
有名なチェーンや独立系のホテルで、アクセスがしやすい場所にあります。
規模は比較的大きく、サービスと設備も充実しています。
2つ星:廉価ホテル
中小規模のホテル。
アクセスが便利で基本的な調度品などはありますが、レストランがあるところは少ないです。
1つ星:格安ホテル
予算重視となるホテルで、基本的なサービスのみ。
日本の星の基準
日本におけるホテルの格付けや星の基準は特に決まっていません。
ホテルが自主的に定めたものや、大手旅行会社や予約サイトなど外部機関が独自に決めた基準が大半となっています。
海外の星の基準
海外のホテルも、格付けに関する世界共通水準などは特に統一されておらず、基準は国によって様々です。
評価を行う外部機関は大きく2つに分けると、ミシュランガイドなどの「民間の機関」と各国の政府観光局などの「観光機関」があります。
各国の主な観光機関は以下の通りです。
アメリカ:アメリカ自動車協会
イギリス:ロンドン観光庁
フランス:フランス観光局開発機構
ロシア :連邦旅行局
中国 :中国国家観光局
格付けを行う民間機関
主に格付けを行う代表的な民間機関には、「フォーブストラベルガイド」以外に下記の2つがあります。
トラベルウィークリー
世界のホテルを10段階で格付。
比較的世界中のホテルが掲載されており、高級なホテルを厳選した格付けではなくリーズナブルなホテルも掲載されています。
ミシュランガイド
フランスのタイヤメーカーのミシュランが毎年発行。
レストランの格付けで有名ですが、ホテルの格付けも実施しています。
評価基準が高いのが特徴で、星1つでも「適度に快適なホテル」に設定されています。
まとめ
5つ星・4つ星に選ばれた日本のホテルや、星の数の内容等についてご紹介させて頂きました。
明確な基準はないものの、星の数が多ければ多いほど、設備・サービス共に最高級である事に変わりはありません。
ワンランク上のホテルで働くという事は、更にレベルの高いサービスや語学力を極められるでしょう。
究極のサービスを提供したいという方は、星付きに選ばれるような高級ホテルへ就職すると、より高いレベルの接客が求められるためおすすめです。
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2024.12.26