COLUMNSコラム
ホテル宿泊部門の勤務形態とは|シフト・夜勤・休日と給料を解説
ホテルの宿泊部門で働きたいと思ったとき、気になるのが「実際の給料はいくらなのか」「勤務時間はハードなのか」という点ではないでしょうか。 フロント・ベル・予約・ゲストサービスなど多岐にわたる宿泊部門は、ホテルの印象を左右する重要な部署であり、その分求められるスキルも責任も大きくなります。 その一方で、「シフトはどんな流れ?」「夜勤はどれくらいある?」「年収はキャリアによってどれほど上がる?」といった疑問を持つ方も多いはずです。 そこで今回は、ホテル専門の転職支援を行う観点から、宿泊部門スタッフの平均年収・手当・キャリア別の収入差、勤務体系(シフト・夜勤・休日)をわかりやすく解説します。 これから宿泊部門を目指す方や転職を検討している方も、働くイメージがつかめるよう具体的なデータと実例を交えて紹介します。 目次 1:ホテルの仕事の給料はどの位?2:ホテルの宿泊部門の勤務形態3:まとめ ホテルの仕事の給料はどの位? ホテルスタッフのお給料は、就業する会社・地域・職種・年齢・スキルによっても大きく異なります。 ここでは一般的なお給料の平均額に関してお伝えしていきます。 ①ホテルマンの平均月収・初任給 厚生労働省令和6年賃金構造基本統計調査によると、宿泊・サービス業の平均月収は26万9千5百円となっています。 ※賞与は企業によって異なりますが、宿泊・飲食サービス業の平均月収26万9千5百円×12ヶ月分で計算すると、想定平均年収は約323万円となります。 この金額に賞与を足した合計が年収となります。 どの業界においても言える事ですが、新卒者や入社間もない頃の給料というのは高いものではありません。 3年・5年と長く働き、スキルやキャリアをつけていく事で、給料を上げていく事ができますので、自分のキャリアプランと照らし合わせながら仕事について考える事が大切です。 ②ホテルマンの平均年収 ホテルのグレードなどによって多少の差はありますが、一般的なホテルマンの平均年収額は、300万円〜360万程度です。 部門長である支配人・副支配人・マネージャーなどの管理職の平均年収額は、400〜600万円が相場とされています。 ※賞与は企業によって異なりますが、宿泊業界の平均月収25万9千円×12ヶ月分で計算すると想定平均年収は、約310万円となります。この金額に賞与を足した金額になります。 ☑️参考 【日本の平均年収】 全体:461万円男性:567万円女性:280万円 (※国税庁 令和6年分民間給与実態統計調査より) 日本の平均年収と比べると、ホテルマンの年収は少し低い水準からスタートとなるのが現状です。 しかし、勤務先や地域・年齢によっても異なりますし、今までの経験・スキル・能力によって大きく変わりますので一概に言えないのが現状です。 高級ホテルや外資系ホテル、また総支配人クラスになると年収が1,000万円を超える人もいます。 どの業界にも言える事ですが、役職が上がり管理職につくと責任も大きくなりますので、役職手当がつきその分お給与もアップしていきます。 管理職に就くためには、様々な部署で経験を積みスキルアップしていく事が必要となります。 ③ホテルマンの手取り金額 ホテル業界に限らず、社員として企業で働く場合、額面のお給与から保険料や税金が控除されるので、手取りでもらえる月収は額面より3~5万引かれた金額になるでしょう。 具体的には、下記の保険などが天引きされます。 ・健康保険・厚生年金保険・介護保険・労災保険・雇用保険 宿泊業界の平均月収から、3~5万引くと、手取り金額のおよその金額は、20万円〜23万円位になるでしょう。 ホテルの宿泊部門の勤務形態 ホテルの宿泊部門は、365日、24時間体制でゲストを迎える現場だからこそ、一般的なオフィスワークとは大きく異なる働き方になります。 日勤・遅番・夜勤といったシフト制が基本となり、職種によって勤務時間や夜勤の有無も変わってきます。 ここでは、実際のシフト例や1日の流れ、残業の有無など、宿泊部門ならではの勤務形態をわかりやすく解説します。 ①勤務時間 日勤・夜勤の2交代制か、早番・遅番・夜勤といった3交代制になっています。 ベルやドア・コンシェルジュは夜勤の勤務は殆どないですが、フロントに関しては夜勤の勤務も出てきます。 1日の勤務時間は7.5~8時間が基本となっています。 殆どの職種が交代制となっているため、残業などはほぼなく時間通りの勤務ができる事が多いです。 コンシェルジュはお客様の対応が終わった後に、手配業務や事務作業などがあるので残業になる事は多々あります。 <ホテルのシフト例> 2交代制の場合日勤7:00〜16:0013:00~22:00夜勤22:00~翌7:00 3交代制の場合早番7:00~16:0011:00〜20:00遅番13:00~22:0017:00~翌11:00夜勤22:00~翌7:00 ★ホテルによって、時間の配分は異なりますので、応募の前にはあらかじめ求人内容を確認しておきましょう。 ②休日 休日は月8~9日となりますが、宿泊されるお客様は土日祝が多いため、平日のシフト制が多くなります。 またゴールデンウィークや夏休み、お盆や年末年始など世間が長期的な休みの時期は、ホテルは繁忙期になるのでスタッフが長期休暇を取るのは難しくなります。 年間の休日としては産休育休や年次有給休暇、慶弔休暇が取れます。 まとめ ホテルの宿泊部門は、ゲストの滞在を支える重要な部署であり、求められるスキルや責任も大きい仕事です。 給与水準は全体的にやや低めの傾向があるものの、経験を積むことで年収は上がり、マネージャー職や支配人クラスになると大きく給与が伸びる可能性があります。 また、高級ホテルや外資系ホテルでは、年収1,000万円以上を目指せるケースも。 勤務形態は、24時間体制のためシフト勤務が基本となり、職種によって夜勤の有無や残業量は異なります。 2交代制・3交代制などホテルごとにシフトの組み方が違うため、自分のライフスタイルに合った環境を選ぶことが大切。 休日は平日中心になりますが、有給や産休育休などの制度も整っているホテルも多く、長く働ける環境づくりが進んでいます。 給与・勤務時間・キャリアアップのバランスを踏まえ、自分に合ったホテル・職種を見極めることが、宿泊部門での理想の働き方につながるでしょう。 * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
ホテルパティシエとは?②|給与・勤務形態・なり方・キャリアプランについて解説
パティシエとは、ケーキや焼き菓子、デザートなど美味しいスイーツを作る職人のことを指します。 お客様の特別な時間を演出するやりがいのある仕事であり、街のパティスリーや飲食店、ホテルなど様々な場所で活躍する事ができます。 その中のホテルパティシエは、レストランやカフェ・宴会場・ショップ・結婚式など幅広いシーンで提供されるスイーツを担当。 多彩なジャンルのデザート制作に携わることで、技術力や創造力を磨くことができます。 また、大規模宴会やウエディングでは、大量製造や時間管理、実務力やチームワークも向上。 さらに、安定した雇用環境や充実した福利厚生が整っており、将来的にはシェフパティシエや店舗開業など多様なキャリアパスも描けます。 今回は、前回のコラムに続き、ホテルパティシエの給与・勤務形態・やりがい・キャリアプランについて詳しく解説します。 これからパティシエを目指す方は、是非参考にしてみてくださいね。 ホテルパティシエの給料 高い技術力と経験が求められる一方で、安定した雇用と福利厚生の整った環境で働ける点も魅力なホテルパティシエ。 一方で、御給料がどの位なのか気になる方も多いのではないでしょうか。 給与水準や昇給の仕組みについてみていきましょう。 ホテルパティシエの平均月収💴 ホテルパティシエの給与は、経験や勤務するホテルの規模・地域によって幅がありますが、一般的な初任給は月収20万円前後とされ、経験を積むことで25〜35万円程度に上がっていきます。 ※ 厚生労働省令和6年賃金構造基本統計調査によると、宿泊・サービス業の平均月収は26万9千5百円となっています。 ホテルパティシエの平均年収 年収ベースでは、初年度でおおよそ250〜300万円、経験を重ねた中堅クラスで400〜500万円、管理職やシェフパティシエになると600万円以上も目指せます。 給与には基本給に加え、ホテル勤務は早朝・仕込みが多いなどの理由から、早朝手当や残業代・深夜手当が発生することが比較的多くなります。 その他に役職手当や資格手当が加算される事も。 日系ホテルであれば、不動産系や鉄道系など大手企業が運営しているケースも多く、賞与などの支給や昇給制度が明確、福利厚生などの面も充実。 さらに、有名ホテルや高級リゾートでは、給与水準が全国平均より高めに設定されていることもあり、安定した生活とキャリア形成の両方を実現しやすい環境です。 *ホテルパティシエの一般的な年収計算方法* 基本給(月給)×12+各種手当(職務・早朝・残業・深夜・資格手当など)+賞与(基本給の1〜3か月分)=300万円前後 ホテルパティシエの勤務形態 パティシエの勤務は、基本的にシフト制や交代制で管理されており、各部門の業務を計画的に回しながら働けます。 繁忙期やイベント時には臨機応変な対応も求められますが、チームで協力して業務を分担するため、安定した環境でスイーツ作りに集中でき、ワークライフバランスも保ちやすいのが特徴です。 ここではホテルパティシエの勤務形態をご紹介していきます。 ①ホテルパティシエの勤務時間⏰ 勤務形態は、基本的にシフト制や交代制で管理されており、朝から夜までの勤務や早番・遅番の組み合わせで、計画的に働きやすい体制が整っています。 ホテルや所属部門によって異なりますが、一般的には朝7時〜22時までの間でシフト制となることが多いです。 宴会や結婚式を担当する部門では、平日はウェディングケーキやコース料理、ビュッフェ用デザートの仕込み、焼き菓子の製造などが中心で、比較的残業は少なめ。 しかし、土日祝はイベントや結婚式が多くなるため、早朝から出勤して準備、片付けまで行うため、1日中忙しく残業が多くなることもあります。 一方、レストランやカフェ、パティスリー向けのスイーツを作る部門では、平日と週末の勤務は大きく変わらず、交代制シフトで安定した勤務体制の下で仕事ができます。 クリスマスやバレンタインなどの繁忙期は残業が増えることも。 ②ホテルパティシエの休日☕️ 休日は、担当する部門にもよりますが、基本的にシフト制で、平日に取得することが一般的です。 土日祝は結婚式や宴会、来館されるお客様の対応で忙しく、原則として休むことは難しい場合が多いです。 ただし、繁忙期や時期によって勤務状況は変動するものの、福利厚生が整ったホテルでは月に8回程度の休みが確保できることが多く、無理なく働ける環境が整っています。 また、年間を通して夏季休暇や年末年始休暇、産前産後休暇や育児休暇、年次有給休暇、慶弔休暇なども取得可能で、プライベートの時間も大切にしながらキャリアを積むことができる事が多い傾向にあります。 ホテルパティシエやりがいと大変な事 🍰ホテルパティシエは、自分の作ったスイーツでお客様の喜びや感動に直接関われる特別な職業です。 デザートは食事の締めくくりであり、多くのゲストが楽しみにしているため、自分のスイーツで満足してもらえた瞬間には大きな達成感があります。 また、コース料理のデザート(アシェットデセール)、カフェスイーツ、ビュッフェ、ウエディングケーキ、ギフト商品など、多彩なジャンルのデザートを経験でき、知識や技術を幅広く習得可能。 一つの施設で多様なスイーツ制作に携われるのは、大きなやりがいになるでしょう。 特にウエディングケーキでは新郎新婦の幸せに直接貢献でき、一生の思い出として残るスイーツを作ることができます。 また、ホテルならではのやりがいが、チームで作り上げる達成感が大きい点。 ホテルは規模が大きく、料理人やサービススタッフとの連携が欠かせません。 異なる職種との連携も学べる環境で、レストランや街の洋菓子店とは異なる特別な経験を積むことが可能です。 クリスマスやバレンタインなど季節ごとのイベントやフェアも多く、チームで一つの場を成功させる充実感ややりがいがあります。 ⚠️一方で、大きな責任やプレッシャーも伴います。 ホテルは「高品質」の提供が前提。 1つミスをしてしまうと、大量のスイーツを作り直したり、盛り付けの美しさの基準が厳しいため、正確さが求められます。 また、ウエディングケーキなど、結婚式に関わるデザートは失敗が許されません。 そして、前述したように、イベントが多いシーズンは、特に忙しく長時間勤務になりやすい時期があります。 イベント用スイーツの大量生産、フェア商品の新作開発など業務に追われる事もしばしば。 体力・スピード・正確さが求められます。 また、大量調理で分業制になっているため、仕込みや同じ業務に従事する時間も多く、「技術が身につかない」と感じることもあるかもしれません。 一人前になるまでには時間がかかり、技術が給与や昇進に直結するため、努力と忍耐が必要です。 しかし、こうした困難を乗り越えて経験を積むことで、多くの人のライフイベントに関わり、喜びや感動を届けられることが、大きなやりがいにつながります。 ホテルパティシエのキャリアプラン ホテルパティシエは、技術を磨きながら経験を積むことで、現場リーダーやシェフパティシエといった管理職へとキャリアを広げられます。 さらに、ブライダルやレストラン、独立など多彩な道もあり、成長と将来の選択肢が広がります。 ①新人(入社1-3年) 1〜3年目は、基礎技術を徹底的に身につける大切な期間になります。 生地・クリーム・ソースなどの仕込みから、デザートの盛り付け、ビュッフェ用スイーツの製造、衛生管理まで、パティシエとして欠かせない基本業務を幅広く担当し学んでいきます。 また、先輩スタッフのサポートを通じて仕事の流れを理解し、ホテルならではの大量調理やスピード感も体で覚えていきます。 この時期は、正確さと衛生管理を徹底しながら、基礎を確かなものにする重要なステップです。 ②中堅パティシエ(入社3-5年) 基礎技術が身につき現場経験も増えることで、各ポジションを任される段階へ進みます。 具体的には、各セクションのリーダー補佐として現場を支えたり、新作デザートやケーキの提案、ビュッフェやイベント向けスイーツの企画など、創造的な業務にも関わるように。 また、後輩の指導や在庫管理など、マネジメントや運営面の仕事も増えていきます。 技術力はもちろん、企画力やマネジメントの基礎も身につけていける重要なポジションです。 ③スーシェフ(入社5-10年) 入社5〜10年ほどでスーシェフとなり、シェフパティシエの2番手として、チームをまとめながら業務全体の指揮、シェフ不在時の業務遂行など幅広い役割を担います。 現場オペレーションの管理・スタッフ育成以外にも、メニュー開発、発注や原価管理、クオリティ管理など、運営と品質の両面を支える業務も担当します。 技術力はもちろんの事、管理職としての判断力やマネジメント力が求められる重要なポジションです。 ④シェフパティシエ(入社10年〜)👩🍳 ホテル内のパティスリー部門を総括する責任者。 高い技術だけでなく、スイーツ全体の品質と方向性を決めたり、部門を運営・管理する経営者に近い重要なポジションとなります。 デザートメニューや季節イベント(フェア)の総監修を行い、ホテルのプロモーションに合わせた商品開発の企画・決定、外部イベントやコラボ企画への対応、SNSやブランディングの監修などにも関わります。 また、原価・売上管理、スタッフ全体の育成・統率など、マネジメント業務も幅広く担当。 婚礼・料飲・営業など他部署との連携も密に行い、ホテルという大規模な組織の中で、高いマネジメント力と統率力、リーダーシップなどが求められる非常に責任の大きい役職になります。 ⑤その後のキャリア シェフパティシエや副料理長クラスまで経験を積むと、ホテル外でもキャリアの選択肢が広がります。 <例えば> ・レストランやカフェでのスイーツ開発 ・レストランやカフェの店舗運営 ・ブライダル業界でケーキデザイナーや開発職 ・独立して洋菓子店を開業 ・食品メーカーでの商品開発 ・製菓学校の講師 など、多様なキャリアを広げられます。 ホテルパティシエになるには パティシエになるために、学歴や資格が問われる事はありませんが、お菓子に関する知識や技術が必要になる専門職となります。 下記の方法で正社員としてホテルパティシエになりキャリアを積んでいく事が多くなります。 企業によっては未経験でも応募可能な求人もあり弊社でもご案内ができます。 ①専門学校🏫 製菓や調理系の専門学校では、様々な学科やコースがあり、実際の調理器具や設備などの環境も整っていますので、約2年間で様々な技術や知識を習得できます。 また、食に携わる上で重要な衛生管理やアレルギーなどの知識・店舗経営などの知識・パティシエとして必要な語学に関しても学ぶ事ができます。 資格取得や就職のサポート体制も整っており、求人を直接学校から紹介してもらえるなどのメリットも。 ②アルバイトや見習いとして現場で経験を積む🍴 ホテルやレスラン、洋菓子店などに就職し技術を学びます。 未経験からスタートの場合、アルバイトやパートからというケースも多いでしょう。 そこで経験を積み、キャリアアップしていくのが一般的です。 経験を2年積めば、パティシエに有利な製菓衛生士の資格や、菓子製造技能士2級の試験を受験する事ができます。 この資格はパティシエで働く際に有利な資格となりますので正社員で転職する際にも役立ちます。 まとめ 美味しいスイーツでお客様に特別な時間を提供する専門職であるホテルパティシエは、ホテルのレストランやカフェ、宴会、ショップ、結婚式など幅広い場面で活躍できます。 多彩なデザート制作に携わることで、技術力や創造力だけでなく、大量製造や時間管理、チームワークなどの実務力も磨けます。 給与や福利厚生の安定性も高く、キャリアは新人・中堅・スーシェフ・シェフパティシエへ段階的に成長可能。 さらに、ホテルでの経験を活かして、ブライダルやレストラン、独立開業、食品メーカーでの商品開発、製菓学校の講師など、多彩な進路も選べます。 専門学校で基礎を学び、アルバイトや見習いで現場経験を積むだけでなく、ホテル専門の転職エージェントを活用すれば、未経験から正社員としてホテルパティシエを目指すことも可能です。 弊社ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
ホテル調理の仕事の勤務時間・休日・福利厚生【宴会部門】
今の働き方で、本当にワークライフバランスは実現できるのか。 プロフェッショナルな仕事ぶりとは裏腹に、その勤務時間や休日に関する悩みが尽きないホテル宴会部門で活躍する調理師も多いかもしれません。 ・長時間労働が常態化し、プライベートな時間が持てない。 ・休日出勤が多く、家族との時間を確保できない。 ・福利厚生の内容が不透明で、転職時の待遇比較が難しい。 などの不安は、キャリアの継続と年収アップを目指す上で、避けて通れない重要な課題です。 そこで本記事では、ホテル業界専門の転職エージェントである「ホテルビズ」が、特にホテル宴会部門に特化し、勤務時間の実態、休日の取り方、そして具体的な福利厚生の内容まで、市場の裏側を知り尽くした情報で徹底的に分析。 あなたの働き方を改善し、長期的に活躍できる理想のキャリア環境を見つけるための具体的な指針をお伝えします。 宴会部門の勤務時間と労働環境の実態 宴会部門は、ホテルの収益の核を担う部門であるため、その勤務時間には他部門にない特有の厳しさがあります。 しかし、ホテルや体制によって大きな差があることも事実です。 勤務時間の「不規則性」と「長時間労働」の原因 宴会部門の勤務時間が不規則かつ長時間になりやすいのは、以下の3つの業務特性に起因します。 <イベント優先のスケジュール> 宴会(婚礼、会議、パーティー)の予約時間に合わせて勤務時間が決定するため、早朝から深夜まで、日によって勤務開始・終了時間が大きく変動します。 <仕込みと後片付けの負担> 大量の食材の仕込みは早朝から行う必要があり、宴会終了後も、翌日の準備と大規模な後片付け、清掃が発生するため、拘束時間が長くなります。 <突発的な需要への対応> 急な宴会人数の変更や、VIP対応、アレルギー対応といった突発的な業務が発生しやすく、時間通りに業務を終えることが困難になりがちです。 大手・外資系ホテルで見られる「労働環境改善」の傾向 「激務」のイメージが強い宴会部門ですが、近年、大手ホテルグループや外資系ホテルを中心に、労働環境の改善が急速に進んでいます。 <コンプライアンスの徹底> 外資系ホテルは特にグローバルなコンプライアンス基準が厳しく、サービス残業を厳しく禁止し、1分単位で残業代を支給する体制が整っているケースが多いです。 <変形労働時間制の導入> 繁忙期と閑散期で労働時間を調整し、年間を通して労働時間を平均化する制度を採用し、特定の時期の負担集中を避ける工夫が見られます。 <ITによる効率化> AIを活用したシフト管理システムや、モバイルでの勤怠管理システムを導入し、適正な労働時間を確保する努力が進んでいます。 【改善のポイント】 勤務時間が気になる場合は、「実働時間に見合った残業代が支払われているか」を最重要視すべきです。 サービス残業が常態化しているホテルから、制度が整ったホテルへ移るだけで、年収も働きやすさも大きく改善します。 宴会調理師の休日:実態と取得戦略 「飲食業=休みが少ない」というイメージは根強いですが、宴会部門においても、ホテルや役職によって休日の取得状況には大きな差があります。 年間休日と取得状況の実態 ホテル業界全体の年間休日は、平均して105日~120日程度が目安となります。 <大手・外資系ホテル> 110日~120日と、比較的高い水準で推移しており、月8~10日の休日が確保される傾向にあります。 これに加え、有給休暇の取得推奨日を設けているところもあります。 <中小ホテル・地方ホテル> 人手不足が慢性化している場合が多く、年間休日が100日を下回り、有給休暇も取りにくい状況が見られます。 休日取得を成功させるための戦略 宴会部門の特性上、土日祝日の連続休暇は困難ですが、戦略的に休日を取得する方法があります。 <閑散期を狙った長期休暇の取得> 宴会が少ない1月、8月などは、連休や1週間程度のまとまった休暇を取得しやすい傾向があります。 事前に上司や部門と調整し、計画的に取得することが重要です。 <マネジメント層へのキャリアアップ> スーシェフ(副料理長)やエグゼクティブ・シェフ(総料理長)といった管理職になると、現場の実務から離れ、マネジメントや事務作業の比重が増えます。 現場の穴埋めではなく、組織運営を担う立場になることで、比較的定時退社や土日休みが取りやすくなるケースがあります。 <シフト管理システムの活用> 自身の希望や、部門の混雑状況をデータで把握し、計画的にシフトを組めるホテルを選ぶことも有効です。 宴会部門での具体的な福利厚生 給与額だけでなく、福利厚生はあなたの生活を支え、実質的な年収を押し上げる重要な要素です。 特にホテル業界特有の福利厚生に注目しましょう。 生活を支える「手当て」と「補助」 福利厚生の中でも、直接生活に影響を与える手当は転職時のチェックポイントです。 <住宅手当・社宅制度> 特に都市部のホテルでは、家賃補助や独身寮、社宅を用意している場合があります。 家賃の負担が大幅に軽減されるため、年収に換算すると数十万円の価値があります。 地方から都市部への転職を考える際には、必須のチェック項目です。 <家族手当・扶養手当> 配偶者や子供がいる場合に支給される手当です。 日系大手ホテルで手厚い傾向にあります。 <食事補助(まかない)> 多くのホテルで質の高い食事が提供され、食費の節約に大きく貢献します。 ホテル業界の魅力的な福利厚生 ホテル業界ならではの福利厚生は、この仕事を選ぶ大きなメリットの一つです。 <社員割引制度(系列ホテル利用)> 自社や系列のホテル、レストラン、スパ、バーなどを、社員価格で利用できる制度です。 高級な施設を安価で利用できるため、プライベートの満足度が向上します。 外資系ホテルグループでは、世界中の系列ホテルを割引で利用できる特典を持つ場合もあります。<スキルアップ支援> 資格取得の費用補助(専門調理師など)、外部セミナーへの参加費用負担、通信教育費の補助など、調理師としてのキャリアを支える支援制度が充実しているホテルは、将来性への投資意識が高いと判断できます。<財形貯蓄・退職金制度> 長期的なキャリアを考える上で、退職金制度の有無や、財形貯蓄制度(給与からの天引き貯蓄)があるかは重要です。 特に大手ホテルでは、確定拠出年金(401k)を導入しているケースも見られます。 キャリアを最大化するための戦略 宴会調理師として最高のパフォーマンスを発揮し続けるには、労働環境と待遇の改善は不可欠です。 転職による「環境のアップグレード」 現在の勤務時間や休日、福利厚生に不満がある場合、それらの条件が良いホテルに転職することが最も効果的な解決策です。 <明確な要求条件の設定> 単に「給料が高いホテル」ではなく、「年間休日110日以上」「住宅手当あり」「サービス残業なし」といった具体的な条件を明確にし、その条件をすべて満たすホテルを絞り込むべきです。 <「給与額」ではなく「実質年収」で比較> 年収が同額でも、住宅手当が年間40万円支給されるホテルと、全く支給されないホテルでは、実質的な待遇は大きく異なります。基本給、各種手当、残業代の支払い方を総合的に見て判断しましょう。 マネジメントそうを目指すワークライフバランス改善 管理職へキャリアアップすることは、長期的にワークライフバランスを改善する確実な方法です。 <業務の権限移譲> 管理職は、自身が現場に入って働く時間を減らし、若手やチームメンバーに業務を任せる「権限移譲」を徹底することで、自身の労働時間をコントロールできるようになります。 <部門効率化への貢献> シフトの組み方や食材の発注方法を見直し、部門全体の残業時間を削減するマネジメント能力は、自身の評価(年収)向上に繋がるだけでなく、結果として自分自身の働き方改善にも繋がります。 まとめ ホテル宴会部門での経験は、プロフェッショナルとしての誇りと、他に類を見ない高度なマネジメントスキルをもたらしてくれます。 しかし、その貴重なスキルを激務で疲弊させてしまうのは非常にもったいないこと。 勤務時間、休日、福利厚生といった働き方の基盤を整えることが、あなたの長期的なキャリア継続と年収アップに不可欠です。 私達「ホテルビズ」が、あなたの理想の働き方を実現します 私たちホテルビズは、ホテル業界に特化した転職エージェントとして、企業の内部情報まで把握しています。 <ブラックボックスの解消> 募集要項だけでは見えない、「実際の残業時間」や「有給消化率」といった、リアルな労働環境情報を提供します。 <待遇交渉のプロ> あなたのスキルと経験に基づき、勤務時間や休日、福利厚生を含めた総合的な待遇改善交渉を、あなたに代わって行います。 あなたの能力を最大限に発揮し、充実したプライベートも確保できる「最高の働き方」を、私たちホテルビズと一緒に見つけませんか? * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
ホテル調理の年収はどれ位?給料を上げる方法もご紹介【宴会部門】
「今の年収で、本当に将来は大丈夫だろうか…」 華やかな宴会の裏側で、数百人規模の料理を完璧なクオリティで提供するプロフェッショナルな仕事ぶりは、まさに「おもてなし」の心そのものです。 しかし、「この仕事に見合った年収を得られているだろうか?」「年収アップのために何をすべきか?」といった不安を抱えていらっしゃる方も少なくありません。 本記事は、特に「ホテル宴会部門」に焦点を当て、その年収の実態から、確実に年収を上げるための具体的なロードマップまでを、ポイントを絞って解説します。 市場の裏側を知り尽くしたホテルビズの情報で、あなたの不安を希望に変え、あなたの価値に見合った最高のステージへ進むための道筋をお伝えします。 宴会調理師の年収相場と高年収の基準 まず、宴会部門調理師の年収相場と、年収が高くなるための条件を見ていきましょう。 宴会部門の年収レンジと他部門との違い ホテル調理師全体の平均年収は350万円から550万円のレンジですが、宴会部門は責任の重さから、特に役職が上がると年収レンジが広がる傾向にあります。 <20代後半(リーダー)> ・年収レンジ(目安):380万円〜450万円 ・昇級の鍵 →技術の習熟度、セクション内リーダーシップ <30代前半(副主任)> ・年収レンジ(目安):450万円〜550万円 ・昇級の鍵 →複数セクションの統括、若手育成 <30代後半以降(主任・スーシェフ)> ・年収レンジ(目安):550万円〜800万円以上 ・昇級の鍵 →部門収支への責任、マネジメント能力 *宴会部門の年収が高い理由* 宴会部門は、婚礼や企業の大型イベントなど、ホテルの収益の柱を担います。 そのため、単なる料理の腕だけでなく、以下の「収益直結型スキル」が年収に反映されやすいのです。 <①大規模マネジメント能力> 数多くの非正規スタッフを動かし、巨大オペレーションを成功させる現場指揮能力。 <②シビアな原価管理> 大量仕入れにおける原価率の改善は、ホテルの利益に直結するため、管理能力が非常に高く評価されます。 ②年収が高くなるホテルの3つの条件 年収アップを目指すなら、以下の条件を持つホテルを狙うべきです。 <①外資系またはブランド力のある日系シティホテル> 利益率が高く、グローバル水準または高い給与テーブルが設定されている傾向があります。 <②都市部(東京・大阪など)の一等地にあるホテル> ホテル単価が高く、収益性が高いため、給与水準も高くなります。地方から都市部への転職は、短期間での年収アップの最短ルートです。 <③大規模な「収容能力」を持つホテル> 宴会件数と規模が大きいため、管理職ポストが多く、昇進の機会に恵まれやすいです。 年収アップのターゲットを定める あなたの給与は「基本給」「手当」「賞与」で構成されていますが、特に給与体系(基本給と手当の構造)を理解することが重要です。 年収を左右する「基本給」と「残業代」の構造 <①基本給の重要性> 基本給は、賞与(ボーナス)や退職金の計算基礎となるため、最も重要です。 基本給を上げるためには、資格取得や勤続年数に加え、昇格による評価の積み重ねが不可欠です。 <②残業代(時間外手当)> 宴会部門の年収を大きく左右するのが残業代です。 「固定残業代制」と「実費精算制」のどちらが採用されているかを正確に把握しましょう。 長時間労働になりがちな部門では、サービス残業がなく、働いた分だけ支払われる実費精算制の方が年収が高くなりやすい傾向があります。 見落とせない「福利厚生」の実質価値 表面的な年収額だけでなく、福利厚生の充実度を「実質年収」として換算して考える必要があります。 <独身寮・社宅制度> 特に都心部では、住居費を年間数十万円単位で節約できるため、実質的な可処分所得が大きく向上します。 <各種手当> 家族手当、住宅手当、資格手当などが充実しているホテルは、基本給以外の部分で生活の安定につながります。 年収アップに成功するキャリア戦略 年収を上げるためには、「技術者」から「管理者・経営者」へと役割をシフトさせる戦略が不可欠です。 年収アップを実現する「2つの主要ルート」 <①社内昇進で「経営視点」を習得する>(安定型) 長年勤めるホテルで、スーシェフ、エグゼクティブ・シェフを目指すルートです。 料理の技術に加え、部門の予算管理、人件費コントロール、収益改善といった経営スキルを磨くことが必須です。 <②「実績」を武器に外部評価を得る転職>(速効型) 地方や中小規模のホテルでの経験を、待遇の良い大規模なシティホテルや外資系ホテルで換金する戦略です。 *成功事例* 地方ホテル・副主任(年収480万円)→都心外資系ホテル・スーシェフ補佐(年収600万円)。 成功の鍵は、職務経歴書で「原価率〇%改善」や「多国籍チームの統率実績」といった数値を伴うマネジメント実績を提示し、即戦力として評価された点にあります。 市場価値を高める「年収直結型スキル」 単に料理が上手いだけでは、昇給に限界があります。 以下のスキルを習得し、「市場価値」を高めましょう。 <原価管理能力> 食材の歩留まり向上、フードロス削減など、収益に直結する管理能力。 <衛生・危機管理>HACCPに基づいた衛生管理体制の構築、アレルギー対応の知識とマニュアル作成能力。 <多国籍対応力> ハラールやヴィーガンなど、多様な食文化への理解と、外国人スタッフを率いるコミュニケーション能力。 <専門調理師・調理技能士の取得> 知識と技術の最高峰を客観的に証明する資格であり、役職者採用の基準となることもあります。 年収交渉を有利に進める為の転職術 年収アップの目標を達成するには、「転職」という行動を戦略的に行う必要があります。 職務経歴書で「実績」を「年収」に変える あなたの過去の業務を、単なる作業ではなく「収益改善の実績」として書き換えましょう。 <NGな記載例> ・アルバイトのシフト作成を行った。 ・HACCPに則った衛生管理を行った。 <年収アップに繋がるOKな記載例> ・繁忙期の人員配置を最適化し、人件費予算を維持しつつ、残業時間を前年比20%削減。 ・衛生管理体制を見直し、抜き打ち検査での指摘事項を〇年間ゼロに維持。 面接では、この「数値」について、どのように達成したかを具体的に説明できるよう準備しておくことが、交渉力を高めます。 年収交渉は「プロのエージェント」に任せるべき理由 個人での年収交渉は、不採用のリスクを恐れて控えめな希望額になりがちです。 私たちホテルビズのような専門エージェントは、以下の情報とノウハウを駆使し、あなたの交渉をサポートします。 <応募先ホテルの「給与テーブル」> 過去の採用事例から、ホテルがそのポジションに支払える上限額を知っています。 <論理的な裏付け> あなたの市場価値(実績、資格)を客観的なデータで裏付け、ホテル側が納得する形で増額を要求します。 ◎年収アップを「確実なもの」にするためには、業界の内部情報を持つプロの交渉力は不可欠です。 まとめ 本記事では、ホテル調理師(宴会部門)の年収実態と、年収アップのための具体的な戦略を解説いたしました。 あなたの持つ最高の技術と、宴会部門で培ったマネジメント能力は、必ずや正当に評価されるべき価値を持っています。 もし今、「自身の年収が市場価値に見合っていないのではないか?」と感じているなら、それはあなたのキャリアを見直す「絶好のサイン」です。 私たち「ホテルビズ」が、あなたの未来を拓きます 私たちホテルビズは、ホテル業界に特化した転職エージェントです。 <高年収の非公開求人> 外資系高級ホテルや日系大手ホテルの、高年収の管理職ポジションなど、一般には公開されない求人を多数保有しています。 <最高の年収交渉> あなたの市場価値を最大限に引き出し、最高の条件で転職できるよう徹底的にサポートします。 あなたの市場価値を確かめ、最高の年収を手に入れる一歩を踏み出しましょう。 * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
【ホテルの調理部門の仕事】②給料や勤務形態
ホテルには、複数のレストランがあり、宿泊のお客様だけでなく料理を楽しみに来館されるお客様も多くいます。 記念日ディナーや結婚式、国際的な会議など、ホテルは様々なお客様が集まる特別な場所。 おもてなしの最高峰とも言われているホテルにとって、その厨房で働く調理スタッフは、お客様の大切な時間を演出する重要な存在です。 ホテル調理の魅力は、レストラン・結婚式や宴会・宿泊客への朝食ビュッフェなど、シーンに合わせて幅広い経験を積める事。 さらに、和洋中から製菓まで多彩なジャンルに携われるため、調理技術の向上はもちろん、メニュー開発やマネジメントなど、キャリアの選択肢も広がります。 安定したホテルという経営基盤のもとで多様な経験を積める点も大きな魅力です。 ただし、ホテルで働く際には、給料や勤務体系といった働き方の条件も気になるポイントになると思います。 そこで今回は、前回ご紹介したホテルの調理部門の仕事内容ややりがいに続き、給与や勤務体系について詳しくご紹介します。 目次 1:ホテルの調理スタッフの給料2:ホテルの調理部門の勤務形態3:ホテルの調理部門の1日4:まとめ ホテルの調理スタッフの給料 ホテルで働く調理師の平均年収は、約310万〜450万円程度です。 シェフクラスになると、平均で約388万〜480万円程度となりますが、勤務先や経験、働き方、スキルによって差があります。 本格的なフレンチや高級料理を提供するホテルや結婚式場では、リーダーや料理長クラスになると800万〜1,000万円程度の年収になるケースも。 また、多くのホテルでは資格取得支援制度や資格手当が整っており、給与面に反映される事も。 さらに、残業手当やボーナスが支給される企業も多く、安定した収入とキャリア形成が期待できる環境です。 ホテルスタッフの平均月収・初任給 ホテルスタッフのお給料は、就業する会社・地域・職種・年齢・スキルによっても大きく異なります。 ここでは一般的なお給料の平均額に関してお伝えしていきます。 ホテルスタッフの給料の平均月収と初任給は、以下の通りとなっています。 <宿泊・飲食サービス業の平均月収> 25万9千円〜 <初任給> ○4大卒 :22万円〜 ○短大卒:21万5千円〜 ○専門卒:21万3千円〜 ○高卒 :20万7千円〜 ☑️参考【日本の平均年収】 ・全体:461万円・男性:567万円・女性:280万円 (※国税庁:令和6年分民間給与実態統計調査) ◎日本の平均年収と比べると、一般のホテルスタッフの年収は低い水準となっていますが、管理職クラスになると同等か少し上回る結果となっています。 賞与(ボーナス) ホテル業界でも、ボーナスは一般的に、6月と12月の年2回支給される事が多くなっています。 ただし、全員に一律で支給される場合や、企業の経営状況によって支給されない場合もあり、固定給のように必ずもらえるものではありません。 支給額はホテルの規模や財務状況によって異なりますが、目安として月給の3か月分程度が一般的。 この場合、年間で約70〜80万円程度の支給になります。 ボーナスの仕組みや金額は企業によって差があるため、入社前に確認しておく事が重要です。 ホテルスタッフの手取り金額 ホテルで社員として働く場合、給与の額面から社会保険料や税金が差し引かれるため、実際に手元に入る「手取り」は額面より少なくなります。 主に控除されるのは以下のような項目です。 ・健康保険・厚生年金保険・介護保険・労災保険・雇用保険 宿泊業界の平均的な月収を参考にすると、これらを差し引いた手取りはおよそ 20万〜23万円 前後となります。 額面の給与だけでなく、手取りを意識した働き方や生活設計を考える事が大切です。 昇給・昇格 ホテルの調理スタッフも、他業界と同様に、同じ給与がずっと続くわけではありません。 一般的には年齢や役職に応じて年に1回程度の昇給があります。 ホテルの種類によって昇給の仕組みは異なります。 外資系ホテルでは実力主義が多く、能力や成果に応じて給与が上がる事が一般的です。 一方、日系ホテルでは年功序列の傾向が残っている場合もあります。 キャリアアップを目指す場合、一般の調理スタッフからスーシェフやシェフへとステップアップする事で、給与も上がっていきます。 経験や実績を積むほど、将来的に安定した収入とポジションを手に入れる事ができる環境です。 ホテルの調理部門の勤務形態 ホテルは24時間365日稼働していますが、調理部門の勤務は比較的規則的です。 レストランや宴会の営業時間に合わせて勤務するため、夜勤のような不規則なシフトはほとんどありません。 そのため、生活リズムを整えやすく、安定した働き方が可能です。 勤務時間 ホテルの調理部門では、1日の勤務時間は、実働7〜8時間程度が平均でシフト制が基本となっています。 朝食の準備があるため早朝からの勤務はありますが、深夜営業はほとんどないため、夜遅くまで働く事は少ないでしょう。 多くのホテルでは、朝7時頃〜夜22時前後の間でシフトが組まれます。 ただし、ホテルには繁忙期と閑散期があり、繁忙期には残業が発生する事もあります。 また、土日や祝日は宿泊客や結婚式の対応で平日より残業が多くなる傾向に。 このように、シフトはあるものの生活リズムを大きく崩さず働けるのが、ホテル調理部門の特徴です。 休日 ホテルでは、多くの場合、週休2日制が基本で、月の休みは8〜9日です。 ただし、宿泊客や結婚式の多い土日祝は勤務になる事が多く、平日に休みを取るシフト制が一般的。 ビジネスホテルなどでは、土日に休みを取りやすい傾向があります。 ゴールデンウィークや夏休み、お盆、年末年始など、世間が長期休暇の時期はホテルの繁忙期となるため、長期休暇の取得は難しくなる場合があります。 年間の休日としては、有給休暇・産休育休・慶弔休暇などが取得可能です。 シフト制の勤務ではありますが、計画的に休みを取りやすく、生活リズムを大きく崩さず働ける環境が整っています。 ホテルの調理部門の1日 ホテルで働く調理スタッフはどのように1日の業務を行なっているのでしょうか。 担当するセクションによっても変わりますが、主な1日のスケジュールをご紹介します。 *1日のスケジュール* 7:00〜10:00 出社着替えランチの開店準備下ごしらえ ↓ 11:00 オープン(ランチタイム)調理仕込み(ディナー分・翌日の朝食・翌日のランチ) ↓ 14:00 閉店(ランチタイム)片付け仕込み(ディナー分・翌日の朝食・翌日のランチ) ↓ 14:30〜15:30 休憩食事休憩 ↓ 16:30ディナータイムの準備仕込み ↓ 17:00 開店(ディナータイム)調理 ↓ 18:30〜22:00 退社 ラストオーダー後片付け・掃除クローズ作業翌日の仕込み 土日祝日は来客数も多くなるため、退社は平日よりも遅くなる事も。 ★調理部門ではこのような流れで仕事をしています。 ホテルやレストランの営業時間によっても異なりますし、レストランの調理か宴会の調理かによっても内容や時間は異なります。 まとめ 今回は、ホテルの【調理部門】の給料や勤務形態についてご紹介しました。 調理スタッフの平均年収は約310万〜450万円で、シェフや料理長クラスになると800万〜1,000万円のケースもあります。 昇給・昇格の機会もあり、経験や役職に応じて安定した収入を得る事が可能です。 勤務時間はシフト制で実働7〜8時間が一般的で、夜勤はほとんどなく、休日は週休2日制が基本となっているので、生活リズムを整えやすい環境でしょう。 長時間の勤務や立ち仕事など体力的に大変に感じる面もあるかもしれませんが、感謝の言葉を頂く事も多く大きな達成感や満足感も得られる仕事です。 安定した経営基盤のもと、多彩な経験を積み、キャリアの選択肢を広げながら働けるホテルの調理部門は、料理人として長く成長していける魅力的な職場です。 * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
【ホテルのレストランサービスの仕事】②給料や勤務形態
ホテルに欠かせない存在である「レストラン」 ホテル内には、イタリアン・中華・和食・フレンチなど様々なレストランがあり、宿泊のお客様はもちろん、記念日や会食など様々な目的で多くのお客様が訪れます。 レストランはホテルの“顔”とも言える存在。 中には一つ星・二つ星・三つ星を獲得するホテルもあり、そのサービスの質がホテル全体の印象を左右します。 そんな大切な役割を担うレストランサービスの仕事は、毎日多くのお客様と接することで、大きなやりがいや達成感を感じられるポジションですが、実際の給料や勤務形態がどのようなものなのか気になる方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、前回のホテルのレストランサービスの仕事内容・やりがいに続き、給料や勤務形態についてご紹介します。 目次 1:ホテルレストランサービスの給料2:ホテルレストランサービスの勤務形態3:ホテルレストランサービスのキャリアプラン4:まとめ ホテルのレストランサービスの給料 ホテルのレストランサービスの給料は、勤務先・年齢・経験やスキル・地域によっても大きく変わってきます。 下記では平均的な年収や月収をお伝えしていきます。 ホテルのレストランサービスの平均月収 一般的な宿泊・サービス業の平均月収は25万9千円となっています。(※参考:厚生労働省令和5年賃金構造基本統計調査) しかし、ホテルにはシティホテル・ビジネスホテル・リゾートホテルなど様々な業態があり、レストランの価格帯もそれぞれ異なります。 求められるスキルが高い場合は給料も高めの設定となっている事が多いです。 また、同じサービス職でも経験を積んでスキルをつけたり、キャリアアップする事で高収入が期待できます。 ホテルのレスランサービスの平均年収 前述したように、ホテルのグレードなどによって多少の差はありますが、一般的なホテルスタッフの平均年収額は、300万円〜400万程度。 ホテルのレストランサービススタッフも同様となるでしょう。 部門長である支配人・副支配人・マネージャーなどの管理職にキャリアアップすると、平均年収額は400〜600万円が相場。 また、高級ホテルや外資系ホテル、また総支配人クラスになると年収が1,000万円を超える人もいます。 どの業界にも言える事ですが、役職が上がり管理職につくと責任も大きくなりますので、役職手当がつきその分お給与もアップしていきます。 管理職に就くためには、様々な部署で経験を積みスキルアップしていく事が必要となります。 ※賞与は企業によって異なりますが、宿泊業界の平均月収25万9千円×12ヶ月分で計算すると想定平均年収は、約310万円となります。この金額に賞与を足した金額になります。 ☑️参考【日本の平均年収】 ・全体:461万円・男性:567万円・女性:280万円 (※国税庁 令和6年分民間給与実態統計調査) ◎日本の平均年収と比べると、一般のホテルスタッフの年収は低い水準となっていますが、管理職クラスになると同等か少し上回る結果となっています。 ボーナスや昇給は? ①ボーナス ボーナスは、年2回(6月・12月)支給されるのが一般的で正社員となっている企業が殆どです。 ボーナスの支給を得る資格は対象の在籍期間などが決まっていますので、中途採用の場合は事前に確認しておきましょう。 企業の規模や財務状況、また基本給により支給額は異なりますが一般的には月給1~3ヶ月分の支給が多くなります。 コンシェルジュはサービス職としての雇用となるため、ホテルであれば基本的に支給される事が多くなるでしょう。 ②昇給 大体1年に1回年齢に応じて昇給していく事が多くなります。しかし前述したように、ボーナス同様就職するホテルによって大きく変わるでしょう。 レストランサービスのキャリアプラン ホテルのレストランサービススタッフのキャリアプランは、主に以下のようになっています。 ウェイター・ウェイトレス・サーバー ↓ ヘッド(キャプテン)ウェイター・ウェイトレス・サーバー ↓ チームリーダー ↓ アシスタントマネージャー ↓ マネージャー(支配人) ↓ 他部門(宿泊部門・宴会部門・営業部門・管理部門) ↓ 副総支配人・総支配人 etc ◎キャリアアップするにつれ、お給料も上がっていきます。 レストランサービスの勤務形態 ホテルは24時間365日稼働しています。 そのため、勤務時間や休日はシフト制となる事が多くなっています。 宿泊部門などは夜勤の勤務がありますが、料飲部に関してはほぼなく、基本的には2交代制での勤務となるでしょう。 勤務時間 1日の勤務時間は、実働7~8時間程度が平均的でシフト制となっています。 宿泊部門は日勤・夜勤の交代制となっている場合が多いのですが、料飲部の場合は、深夜の営業をしてない事もあるので就職する店舗によって変わってくるでしょう。 ただし、ホテルには繁忙期と閑散期があるため、繁忙期は、残業になってしまうなど労働時間が増加する傾向にあります。 しかしながら、基本的にはシフト制なため、ある程度労働環境は整っている企業が多く、労働環境を整えようとしているホテルも増えています。 休日 休日は、週休2日制をとっているホテルが多く、休みは月8~9日となりますが、宿泊されるお客様は土日祝が多いため、平日が休日になる事が多く、基本シフト制になります。 ビジネス系のホテルであれば、土日に休日が取りやすい傾向にあります。 またゴールデンウィークや夏休み、お盆や年末年始など世間が長期的な休みの時期はホテルは繁忙期になるのでスタッフが長期休暇を取るのは難しくなります。 年間の休日としては、産休育休や年次有給休暇、慶弔休暇が取れます。 ◎人手不足が顕著となっているホテル業界。 業務量が増えてしまう事もあるようですが、近年ではそういった労働環境を整え、福利厚生を充実させているホテルが増えてきています。 ホテルによって、時間の配分は異なりますので、応募の前にはあらかじめ求人内容を確認しておきましょう。 まとめ ホテルのレストランサービスの給料や勤務形態についてご紹介させて頂きました。 サービスの仕事は、体力的に大変な面もありますが、人と接する事が好き。人に喜んでもらう事が好き。という方には天職の仕事になるでしょう。 特にホテルでのレストランサービスは、質の高いサービスを求められます。 ★一流の接客でお客様に喜んでもらいたい★レベルの高いおもてなしやホスピタリティでお客様に感動を与えたい という方は弊社にご相談下さいませ。 * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
【ホテルの営業部門の仕事】②やりがい・給料・勤務形態
ホテルといえば接客をイメージする方が多いと思いますが、実はその舞台裏でホテルを支えているのが営業部門。 企業や団体に宿泊や宴会を提案したり、旅行代理店と協力して宿泊プランを作るなど、ホテルの稼働率や収益を左右する重要な役割を担います。 サービスの現場だけでなく、ビジネス感覚や交渉力を活かしてキャリアを築きたい方にとって、営業部門は大きなやりがいと成長のチャンスがある職種になるでしょう。 一方で、やりがいやお給料面・勤務形態などが気になるという方も多いと思います。 そこで今回は、前回の営業部門の仕事内容に続き給料や勤務形態ついてご紹介します。 これからホテル業界で働きたい・ホテル業界でキャリアを積みたいという方は是非参考にしてみて下さいね。 目次 1:ホテルの営業部門のやりがい2:ホテルの営業部門のお給料3:営業部門の勤務形態4:まとめ ホテルの営業部門のやりがい 直接お客様と接する事は少ない「営業部門」ですが、ホテルの魅力を作り出し、そのサービスを売り出したりアピールする仕事は、他のホテルの職種とは違った楽しさややりがいがあります! ※ホテルの営業部門の仕事①マーケティング:宿泊プランやイベントの企画担当②営業:客室・宴会場・料飲のセールス担当③広報:自社ホテルの宣伝・販促活動担当 ①クリエイティビティ・アイディアの発揮 営業部門はどの職種であっても、指示されて動くだけではなく、自ら企画・提案して進めていく仕事になります。 マーケティング部門は、0から1つのものを作り上げていく仕事であり、イベントやキャンペーンの企画・実行には、創造力・アイディアが欠かせません。 新しいアイデアやセンスで、そのホテルならではのプロモーションを考え出し、自ら実行に移していく過程は非常にやりがいがあります。 またその企画やサービスを世間に広めていくのが広報のお仕事。 無事成功させる事ができた時には、ホテルのブランド力やイメージ・売上アップに貢献できます。 営業職の仕事も、それぞれのお客様に合ったプランや企画を提案し契約・実行に移していく仕事です。 自社のホテルの将来を、より良い方向へ導いくやりがいや達成感は非常に大きなものでしょう。 ②成果が数字で分かる 営業部門の仕事は、自分のした仕事が数字としてすぐ分かり成果を実感しやすい仕事でもあります。 マーケティングの企画・広報のPR・営業の契約は、ホテルの集客や売上に直結します。 ホテルの成功に直結している。という実感を持てる事は非常に大きなやりがいとなります。 新しい企画やキャンペーンへのチャレンジ・世の中へPR・契約を取る事などが仕事となりますので、都度達成感を感じられる事ができるのは、この仕事の大きな魅力でしょう。 成果が出れば大きな手応えややりがいを感じられます。 ③様々なスキルを習得できる ホテルの現場職はスペシャリストが多く、1つの業務を極めている方が多く働いています。 営業部門も専門職ではありますが、市場調査や分析・企画実行だけでなく、広告関連やWEB関連の仕事に携わる事も多くなります。 そのため、PCスキルやITスキルなど様々なスキルや知識を得る事ができます。 ④チームで達成する喜びを感じられる 営業部門の仕事は、1人で完結するという事はなく、パートナー企業や社内スタッフとの関わりが非常に多い部署です。 外部企業や他の部署との連携も重要となりますので、チームで協力し合いながら、満足のいくサービスを提供でき無事成功した時には、喜びや充実感が得られるでしょう。 また、社内調整や指示出しなどプロデューサー的な仕事もしますので、リーダーシップやコミュニケーションスキルも向上します。 自身のスキルや能力の向上も大きなやりがいに繋がるでしょう。 ⑤お客様に喜んでもらえる 自分が企画したイベントやフェア・自分がPRしたホテルの情報・自分が提案したサービスなどで多くのお客様に喜んでもらえるのも営業部門の醍醐味の1つです。 どの職種も、お客様の思いなどをしっかり汲み取り、各部門のプロフェッショナルたちと一緒に快適なホテルでの時間を提供していきます。 自分の企画や提案が形となり、多くのお客様に喜んでもらえた時には大きなやりがいを感じる事ができるでしょう。 ⑥業界のトレンドや最先端が分かる ホテル業界は常に変化しており、新しいトレンドやブランドが登場します。 特に、近年は外資系ホテルの開業も相次ぎ競争が激化していますので、様々な取り組みも求められてきています。 そのため、営業部門では常に最新の情報を収集しチェック・分析などが必須となります。 時代に合わせた最新のマーケティング手法や技術も必要になってくるため、勉強やスキルアップが欠かせなく、自身の成長も次の仕事への活力となるでしょう。 ⑦国際的な視点を身につけられる 政府は、経済政策の1つに「観光立国」としての推進計画を積極的に進めており、様々なプロモーション活動を行っています。 その中の1つであり、特に近年ホテル業界の一般宴会で注目されているMICE(会議や展示会・イベントなど)という言葉。 インバンド数を増やす1つの大きな要素となりますので、国をあげて取り組んでいる分野でもあります。 大きな金額が動きホテルにとっては非常に大きな売り上げとなるため、積極的に世界の国や地域がMICEの誘致や開催に取り組んでいます。 グローバルなビジネススキルが身につくのもやりがいの1つです。 ホテルの営業部門のお給料 ホテルスタッフのお給料は、就業する会社・地域・職種・年齢・スキルによっても大きく異なります。 ここでは一般的なお給料の平均額に関してお伝えしていきます。 ホテルマンの平均年収 ホテルのグレードや地域、学歴によって多少の差はありますが、一般的なホテルマンの平均年収額は、300万円〜360万程度です。 部門長である支配人・副支配人・マネージャーなどの管理職の平均年収額は、400〜600万円が相場とされており、営業部門のスタッフもこの金額に近くなると思います。 また、高級ホテルや外資系ホテル、また総支配人クラスになると年収が1,000万円を超える人もいます。 どの業界にも言える事ですが、役職が上がり管理職につくと責任も大きくなりますので、役職手当がつきその分お給与もアップしていきます。 管理職に就くためには、様々な部署で経験を積みスキルアップしていく事が必要となります。 ※賞与は企業によって異なりますが、宿泊業界の平均月収25万9千円×12ヶ月分で計算すると想定平均年収は、約310万円となります。この金額に賞与を足した金額になります。 (※厚生労働省令和5年賃金構造基本統計調査) ☑️参考【日本の平均年収】 ・全体:461万円・男性:567万円・女性:280万円 (※国税庁 令和6年分民間給与実態統計調査) 営業部門の勤務形態 ホテルは24時間365日稼働しています。 そのため、部署によっては夜勤があるなど勤務時間が不規則になりやすく、「大変」「離職率の高い業界」というイメージを持っている方も多いかもしれません。 しかし、営業部門は一般的な企業と同じような勤務形態となる事が殆どです。 勤務時間 営業部門の1日の勤務時間は7.5~8時間が基本となっています。 現場職の勤務形態は、日勤・夜勤の2交代制か3交代制になっている事が殆どですが、営業部門は大体9時〜18時などの勤務時間となるでしょう。 ただし、営業職になりますので、お客様の都合に合わせてスケジュールを組む事もあり、自己管理で動く事が多くなるため、残業となる事もあるでしょう。 休日 休日は、月8~9日になります。 現場職のスタッフは、土日祝・連休が忙しくなるので平日休みのシフト制になりますが、営業部門は、お客様への営業や打ち合わせが平日に行われるため基本土日祝休みとなります。 ただし、担当のイベントに立ち会う事になったり、お客様の都合によっては平日になるケースもあります。 また、夏休みや年末年始・産休育休や年次有給休暇・慶弔休暇もきちんと取れる事が多いです。 まとめ 今回は、ホテルの【営業部門】のやりがいや給料・勤務形態に関してご紹介しました。 ホテルの営業部門は、直接ホテルの売り上げに関わる重要な部署です。 その分責任も大きく売上へのプレッシャーもありますが、自分の力でホテルの売上やイメージをより良い方向へ導く事ができた時には大きな達成感ややりがいを感じる事ができるでしょう。 直接お客様と関わる事は少ないですが、営業部門で働く際にも、何より大切なのがホテルマンとしてのホスピタリティ。お客様へのおもてなしの心が1番大切になります。 お客様のニーズや気持ちを察し、「どうすれば喜んでもらえるか」「より満足のいくサービスを提供できるか」という視点で仕事を進めていく事が重要になります。 ホテルの営業部門で働くには、まずは現場でしっかりと経験を積む事が大切です。
ホテルのバーテンダーとは?①仕事内容・給料・勤務形態をご紹介
バーテンダーとは、お酒に関する幅広い知識を持った専門職であり、持っている知識と技術で様々なお酒とサービスを提供し、最高の寛ぎの時間を提供する事が仕事です。 ホテルの売りの1つでもあるバー。 素敵なバーあるとホテルのセールスポイントにもなり、ホテル選びの選択肢の1つとなる事も。 一方で、求められるサービスや価格設定も高いため、ホテルのバーテンダーにはそれなりのスキルが求められます。 今回は、ホテルバーテンダーの仕事内容・勤務形態・給料などについてご紹介します。 バーテンダーのお仕事に興味がある方は、是非参考にしてみて下さいね。 ホテルのバーテンダーに必要なスキルや資格については→こちら 目次 1:ホテルのバーの特徴2:ホテルのバーテンダーの仕事内容3:ホテルのバーテンダーの勤務形態4:ホテルのバーテンダーの給料の相場は?5:まとめ ホテルのバーの特徴 ホテルに欠かせない飲食施設の1つであるバーは、落ち着いた雰囲気で美味しいお酒を飲めるため、宿泊客に人気です。 ホテルのバーは、ラグジュアリーで非日常的な空間。 落ち着きと信頼感の中で絶品のお酒を味わえるため、価値のある有意義なひとときを過ごす事ができます。 また、宿泊客にとっては、宿泊フロアと合わせてワンストップで利用できるのも嬉しいですよね。 バーラウンジには様々な年代・職業の方は訪れますが、一流ホテルなどの場合は、大企業の社長や政治家・芸能人・海外の著名人などハイクラスなお客様が来店する事も多くあるため高度な接客技術が求められます。 ホテルのバーテンダーの仕事内容 シティホテルやリゾートホテルでは、館内にバーがある事が多いです。 具体的な仕事内容を見ていきましょう。 カクテル作り・アルコール飲料の提供 バーテンダーの1番の仕事は、カクテル・ウィスキー・バーボン・ワイン・ビールなどのアルコール飲料の提供になります。来店されたお客様のオーダーに合わせて、何百種類とあるお酒の中から選定しカクテルを作りますが、何を頼めば良い分からないという人も多くいます。 お客様の好みや希望・気分などをお伺いし、内容に合ったアルコールを提供していきます。 カクテルの種類は数千種類あるとも言われており、お客様に合うぴったりのお酒の提供できるかどうかはバーテンダーの腕にかかっています。 カクテルを作る方法にも、基本的なバーテンダーの振り方「シェイク」や、「ステア」「ビルド」「ブレンド」「フロート」などがあり、バーテンダーによってオリジナルのカクテルがあったり、レシピによって特徴がありますので多くの技術が必要となる仕事です。 接客・おもてなし お酒を提供すると共に、よりお客様に楽しく満足してもらうおもてなしをするのもバーテンダーの大切な仕事です。 ただ接客すれば良いというわけではなく、お客様の雰囲気を感じ取りながら話したいお客様なのかそれとも1人で静かに飲みたいお客様なのかを見極めコミュニケーションを取っていきます。 バーラウンジには、様々な年代・職業の方、また前述したようにハイクラスなお客様が来店する事も多くあるため高度な接客技術が求められます。 そのためバーテンダーは所作やマナーを意識しながら接客する事が大切となります。 バーのお酒は通常より高くなっていますが、カクテル作りの技術だけでなく、このようなおもてなしも必要となるからです。 開店準備・閉店作業 バーテンダーの仕事は基本的に夜からのスタートとなるため、夕方から開店準備を始める事が多くなっています。 店舗の清掃やカクテルの補充・食材の買い出し・グラスの準備・在庫管理・予約の確認などで、スムーズに営業できる準備をします。また氷を作ったりお酒に添えるフルーツカッティング、お酒のつまみとなる簡単な調理などの仕込みも行います。 バーには深夜に来るお客様もいるため、閉店時間は大体0時~3時前後が多くなります。 そのため、営業が終わった後に閉店作業となり、店舗の掃除や、片付け、在庫確認・発注、翌日の準備などを行いますので終了時間は深夜遅くなる事も。 ホテルのバーテンダーの勤務形態 ホテルの場合は、17時頃〜0時前後の営業時間となっている事が多いです。 その中でシフトを組んで勤務していく事になります。 ホテルは365日営業していますので、休日は土日関係なくシフトで取るようになりますが、週2日取れる事が多いでしょう。 働く時間が深夜帯であったり拘束時間が長く大変な面もありますが、バーテンダーとして働く人はそのような勤務形態よりもバーテンダーとして働くやりがいを感じる方の方が多いようです。 ホテルのバーテンダーの給料の相場 バーテンダーの給料は、勤務先・年齢・経験・地域によっても大きく変わってきます。 ホテル内のラウンジやバー客単価や求められるスキルも高めになりますので、街場のバーより高い傾向にあります。 見習い~ベテランまで幅広いため給与に関しても幅がありますが、下記では平均的な年収や月収をお伝えしていきます。 バーテンダーの平均年収 バーテンダーの仕事の平均年収は、約398万円となっています。(参照:求人ボックス・2025年4月現在) 実際に転職サイトの求人を確認すると、288万~600万円と年収に幅がありますので、勤務先や経験年数、求めれるスキルによって大きく変わる事が見受けられます。 バーテンダーの平均月収 上記年収を換算するとバーテンダーの平均月収は25万円〜35万円前後となります。 こちらも実際に転職サイトの求人を確認すると、24万~50万円の月収となっている企業が比較的多く見受けられました。 ホテルのバーテンダーは、アルバイト採用も比較的多く行っていますが、その場合は1200円前後が多いようです。 ホテルのバーテンダーの月給に差があるのは、スキルの面が大きく関係しています。 実力を認められオファーを受けて働いている人やホテル内の他の部門で経験を積んでキャリアチェンジしてくる事もあるため高収入となる事も。 特に、シティホテルなどの高級ホテルで正社員として働くバーテンダーは、実力や経験を買われて採用された人が多くいるようです。 資格を持っていたり、バーテンダーの大会に出て賞をもらっているような人もいますので、そうすると給料はグッと上がります。 ※ホテルマン(宿泊業)の給料は、平均月収は25万9千円なっています。 (※参考:厚生労働省令和5年賃金構造基本統計調査より) バーテンダーのボーナや昇給は? ボーナスは年2回(6月・12月)支給されるのが一般的で正社員となっている企業が殆どです。 ボーナスの支給を得る資格は対象の在籍期間などが決まっていますので、中途採用の場合は事前に確認しておきましょう。 企業の規模や財務状況、また基本給により支給額は異なりますが一般的には月給1~3ヶ月分の支給が多くなります。 バーテンダーはサービス職としての雇用となるため、ホテルであれば基本的に支給される事が多くなるでしょう。 昇給は、大体1年に1回年齢に応じて昇給していく事が多くなります。 しかし前述したように、ボーナス同様就職する企業によって大きく変わるでしょう。 まとめ ホテルで働くバーテンダーについてご紹介させて頂きました。 バーテンダーの1番のやりがいは、自分の技術でお客様に寛ぎの時間を提供し喜んでもらえる事です。 一度来たお客様がリピーターになってくれたり、バーテンダーとして高度な技術をつける事ができたり、色々なお客様と接する事ができるのもやりがになるでしょう。 また、バーには毎日様々な人が訪れます。 様々な年齢・職業の人たち・著名人と出会いがあるため、勉強になる事や自分の世界が広がる事も大きな魅力でしょう。 ★一流の接客でお客様に喜んでもらいたい ★レベルの高いおもてなしやお酒の知識を身につけたい という方は弊社にご相談下さいませ。 * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
ホテルのフロントの仕事②給料やキャリアプランについて解説
ホテルのフロントスタッフは、宿泊客と1番最初に接する存在であり「ホテルの顔」とも言えます。 接客スキルや語学力を活かし、国内外の様々なお客様をお迎えするこの仕事には、大きなやりがいや自身のスキルアップのチャンスが多くあります。 しかし、実際にフロントの仕事に就きたいと考えた時に、給与水準やキャリアパスについて詳しく知っている人は少ないかもしれません。 そこで今回は、ホテルのフロントスタッフの給料事情や、キャリアアップについて詳しく解説していきます。 ・フロントスタッフの仕事内容→こちら・フロントスタッフのやりがいや大変な事→こちら 目次 1:ホテルのフロントスタッフのお給料2:ホテルのフロントのキャリアプラン3:まとめ ホテルのフロントスタッフのお給料 ホテルのフロントスタッフの給料や待遇は、就業先によって異なります。 正社員の場合は、シフト制の中で夜勤が割り当てられるのが一般的となります。 平均月収は17万円~25万円程度となる事が多いでしょう。 ホテルマン(宿泊業)の給料は、平均月収と初任給は以下の通りとなっています。 ・宿泊業の平均月収:25万9千円・高卒ホテルマンの初任給:20万7千・専門卒ホテルマンの初任給:21万3千・短大卒ホテルマンの初任給:21万5千・4大卒ホテルマンの初任給:22万 (※参考:厚生労働省令和5年賃金構造基本統計調査) 【参考:日本の新規学卒者の初任給】 〇 4大卒 :21万2千5百円〜〇 短大卒:20万円〜〇 専門卒:20万円〜〇 高校卒:18万3千3百円〜 (参照:厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査結果) ホテルマンの平均年収 ホテルのグレードや地域、学歴によって多少の差はありますが、一般的なホテルマンの平均年収額は、300万円〜360万程度です。 部門長である支配人・副支配人・マネージャーなどの管理職の平均年収額は、400〜600万円が相場とされています。 また、高級ホテルや外資系ホテル、また総支配人クラスになると年収が1,000万円を超える人もいます。 どの業界にも言える事ですが、役職が上がり管理職につくと責任も大きくなりますので、役職手当がつきその分お給与もアップしていきます。 管理職に就くためには、様々な部署で経験を積みスキルアップしていく事が必要となります。※賞与は企業によって異なりますが、宿泊業界の平均月収25万9千円×12ヶ月分で計算すると想定平均年収は、約310万円となります。この金額に賞与を足した金額になります。 【参考:日本の平均年収】 ○全体:458万円○男性:563万円○女性:314万円 (※国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査) ホテルマンの手取り金額 ホテル業界に限らず、社員として企業で働く場合、額面のお給与から保険料や税金が控除されます。 宿泊業界の平均月収から、3~5万引くと、手取り金額のおよその金額は、20万円〜23万円位になるでしょう。 夜勤のお給料 夜勤の勤務になった場合は、労働基準法において、深夜割増賃金が適応される22時から翌5時までの勤務であれば、通常の時給に2割5分以上の賃金が上乗せされます。 ただし、保障されている「深夜割増賃金」が、「みなし残業」に含まれているホテルもあるようなので、気になる方は入社前にきちんと確認を取ってくださいね。 福利厚生や待遇については、ホテルの考え方と労働時間によって異なりますので、こちらも応募前にチェックしておくようにしましょう。 ・詳しい夜勤の給料については→こちら ホテルのフロントのキャリアプラン ホテルスタッフのキャリアプランは、主に下記の2つとなります。 *ホテルのフロントスタッフのキャリアプラン* ①スペシャリストコース(専門職)部署の異動をする事なく1つの部署でそのみちを極めていく ②ゼネラリストコース(総合職)ホテル内の各業務を把握するために、宿泊部門や料飲部門など様々な部門・分野で経験を積み、総支配人など幹部職を目指していく フロントスタッフの場合は、基本的に後者のゼネラリストコースに進む事が多く、まずは現場で接客経験を積んだのちに、チーフやマネージャー、支配人といった役職に就き全体のマネジメント能力を身につけていきます。ホテル経営の中枢に携わりたいという方は、最終的に総支配人までステップアップする事が可能です。総支配人とは、ホテルのトップを担う役職で、ホテルの運営や経営に関する責任と権限を持つ事業執行責任者。自身のスキルだけでなく、ホテル全体をマネジメントし成長させていく重要な役割を担います。 <キャリアアップ一例> ①フロントスタッフ ↓ ②チームリーダー ↓ ③他部門へ異動(料飲部門・宴会部門・営業部門・管理部門) ↓ ④アシスタントマネージャー・マネージャー ↓ ⑤副総支配人・総支配人・経営幹部 etc ホテルによってキャリアプランの違いはありますが、2〜3年で部署を変わり、様々な職種を経験する事もありますし、約5〜10年かけてその部署のリーダーやキャプテンなどにキャリアアップし、その後本部の営業企画やPR・人事の仕事などに携わっていく事もあります。近年では、大学を卒業した新卒者が本部職に配属されたり、実力が認められれば入社後の年数が短くてもマネージャーに抜擢されるといったケースも増えてきています。 スペシャリストもゼネラリストも、ホテルにとってはなくてはならない貴重な人材であり、高いスキルが求められます。 まとめ ホテルのフロントスタッフのお給料やキャリアプランについてご紹介しました。 フロントスタッフは、経験を積む事で成長のチャンスが広がったり、収入アップを目指せす事ができます。 自分がどのようなキャリアを積んでいきたいのか、自分に合ったキャリアパスをしっかり見極めてみて下さいね。 * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
ホテルの夜勤って大変?②気になる給与・夜勤の仕事のメリットデメリット等をご紹介
ホテルは、一般企業とは違い、年中無休で365日24時間営業しているため、勤務すると夜勤の仕事もあります。 ホテルで働きたいけれど、夜勤の仕事の経験がないと、どうしてもきついイメージを持ってしまいますよね。 そこで今回は、ホテルの夜勤の給料面や、夜勤のメリット・デメリットなどについてご紹介していきます。 ・夜勤の仕事内容や勤務時間・休みについては→こちら 目次 1:夜勤の給料形態は?2:ホテルの夜勤のメリット3:ホテルの夜勤のデメリット4:まとめ *参考:ホテルの夜勤の仕事内容* ①チェックイン・チェックアウト②ウォークイン・ゴーショーの対応③トラブル対応④警備⑤事務作業 夜勤の給料形態は? 給料や待遇は就業先によって異なります。 正社員の場合は、シフト制の中で夜勤が割り当てられるのが一般的となります。 平均月収17万円~25万円程度が多いでしょう。 ※一般的な宿泊・サービス業の平均月収は25万9千円となっています。(※参考:厚生労働省令和5年賃金構造基本統計調査より) 夜勤の勤務になった場合は、労働基準法において、深夜割増賃金が適応される22時から翌5時までの勤務であれば、通常の時給に2割5分以上の賃金が上乗せされます。 ただし、保障されている「深夜割増賃金」が、「みなし残業」に含まれているホテルもあるようなので、気になる方は入社前にきちんと確認を取ってくださいね。 福利厚生や待遇については、ホテルの考え方と労働時間によって異なりますので、こちらも応募前にチェックしておくようにしましょう。 ☑︎深夜労働とは午後10時~午前5時までの深夜時間における労働の事。 25%以上の割増率での賃金の支払いが必要になります。 法定労働時間である1日8時間、または週40時間を超えて労働があった場合も、通常の賃金に対して25%以上の割増率での賃金を支払い義務があります。 更に、深夜時間の午後10〜午前5時まで労働した場合は、深夜手当として25%以上の割増率で賃金を計算します。 よって、時間外残業と夜10時以降の深夜残業をした場合には、時間外手当+深夜手当の合計=50%割増の賃金を支払わなければなりません。 ホテルの夜勤のメリット 続いてホテルで夜勤業務をした際のメリットをご紹介していきます。 ①夜勤手当がつくため収入が上がる 夜勤の魅力の1つに夜勤手当がつく事が挙げられます。 夜勤は「きつい」といったイメージがありますが、夜勤が増えればその分給料がアップするため、進んで夜勤に入りたがるスタッフもいるようです。 前に説明した通り、夜勤の勤務になった場合は、労働基準法37条4項において、深夜割増賃金が適応されます。 22時から翌5時までの勤務であれば、通常の時給に25%以上の賃金が上乗せされます。(基本給の1.25倍の賃金) 夜勤に入ると給与が変わり収入がアップするのは嬉しいですよね。 ②業務に集中できる 夜勤は接客業務がない事・来客がない事・問合せの電話が少ない事などから、お客様対応に追われる事が殆どありません。 そのため、しなければならない事務業務などが落ち着いてできます。 売上の精算・集計業務、翌日の予約客チェック、各種日報の作成など、ホテルには事務作業も多くあります。 事務作業が好きで黙々と業務に取り組みたいという人には大きなメリットとなるでしょう。 また休憩なども時間通りにしっかり取れます。 ③夜勤明けは時間を有効に使える もし体力が残っていれば、夜勤明けの時間を有効活用できます。 夜勤明けの勤務が終わるのは午前が殆ど。 帰宅がてら、買い物したり映画を見たり美味しいご飯を食べに行ったりとプライベートを満喫できます。 特に夜勤明けから、そのまま次の日がシフト休みの場合は、連休のように休みを使えるのは大きなメリットです。 ④上司がいない 夜勤の場合は上司がいない事が多いです。 上司がいると緊張して落ち着かないという事はよくある事ですよね。 そのため、上司がいない事で業務に集中しやすいといった事もあるかもしれません。 しかし、前述したようにクレームや急なトラブルがあった際に上司がいないと大変な事もあります。 ホテルの夜勤のデメリット 夜勤勤務のデメリットには下記のようなものがあります。 ①生活リズムが崩れ体調管理が大変 夜勤となると、昼夜逆転の生活になります。 もちろん休憩はありますが、深夜帯にずっと起きている事になりますので就寝・起床時間が中々定まりません。 そのため、生活が不規則になったり、疲れや眠気が溜まりやすく心身への負担が大きくなりがちです。 また、自律神経やホルモンバランスの乱れがちに。 特に、人は日中に活動して夜間は休むように体ができているため、夜勤をした事がないという人は体が慣れるまではしんどく感じるでしょう。 ②トラブルやクレーム対応がある 前述したように、夜間は接客業務などもないため、限られた少ない人数で業務を行います。 上司がいない事も殆どですし、小規模なホテルであればワンオペとなってしまう事も。 何かトラブルやクレームがあっても、自分で判断・行動しなければいけなかったり、お客様対応を一人でこなさなければいけない事もありプレッシャーとなる事もあります。 お酒に酔ったお客様や体調不良のお客様、地震・火災などの緊急時の対応も求められるため、責任が大きく精神的に辛いと感じる方も少なくありません。 ③接客業務が少ない 夜勤時は、チェックイン・チェックアウトはもちろんの事、宿泊客の殆どが就寝しているためお客様がフロントに来る機会がありません。 そのため接客業務がほぼありません。 深夜に接客対応が発生する時は、どちらかというと何らかのトラブルが起きた時です。 「接客が好き」「お客様と接したい」「接客業務にやりがいや喜びを感じる」という方にとっては、デメリットになるかもしれません。 ★ホテルのデメリットは勤務するホテルによっても異なります。 小規模や郊外・観光地などのホテルであれば、夜勤の時間帯に接客業務が少なくなります。 しかし、大規模なホテルであったり、繁華街・テーマパーク・空港近くなどのホテルであれば、チェックインの時間帯が遅いケースや夜に対応しなければならない接客業務の機会も増えてきます。 まとめ ホテルの仕事の「夜勤」についてご紹介させて頂きました。 職種にもよりますが、ホテルマンとして働くにあたって、夜勤は避けて通れません。 夜勤と聞くと「大変」「きつい」というイメージが大きいかもしれませんが、夜型の生活に慣れている人や効率的に収入を増やしたい人・体力に自信がある人・環境の変化に適応できる人には向いています。 ただし、夜勤の勤務は、深夜手当など収入面でのメリットがある一方で、健康面でのデメリットも大きいと言えます。 その他のメリットデメリットに関しては、ホテルの立地や規模によっても変わってきますので、その特徴を見極め検討してみて下さいね。 * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
ホテルの夜勤って大変?①気になる仕事内容・勤務時間・休日などをご紹介
ホテルは、一般企業とは違い、年中無休で365日24時間営業しているため、勤務すると夜勤の仕事もあります。 ホテルで働きたいけれど、夜勤の仕事の経験がないと、きついイメージを持つ方も多いかもしれません。 勤務体制や休みなど、分からない事だらけですよね。 そこで今回は、ホテルの夜勤の職種と仕事内容、勤務時間や休みなどについてご紹介していきます。 ・夜勤の給与・仕事のメリットデメリットは→こちら 目次 1:ホテルで夜勤がある職種2:ホテルの夜勤の仕事内容3:夜勤スタッフの1日の仕事の流れ4:夜勤の勤務時間や休日4:まとめ ホテルで夜勤がある職種 ホテルによって多少の違いはありますが、夜勤がない職種もあります。 ホテルは、様々な部門・職種がありますが、基本的に夜勤をする部署は、フロントなどお客様の宿泊対応をする宿泊部門になります。 レストランなどの料飲部門や管理部門は、日中業務が多くなるため夜勤がない事が殆ど。 また、職種によっては兼務する事があったり、他の部門でも夜勤となるケースもありますので応募する際にきちんと確認するようにしましょう。 逆に宿泊部門であっても、コンシェルジュ職などはホテルによって夜勤勤務がない事もあります。 ホテルの夜勤の仕事内容 ここでは夜勤業務が多いフロントスタッフの仕事内容をご紹介します。 ①チェックイン・チェックアウト 昼間だけでなく、早朝や夜間にチェックインやチェックアウトの業務が発生する事もあります。 夜遅くまで仕事をしてからチェックインするお客様や、ショートステイなどで深夜にチェックアウトするお客様もいるからです。 ②ウォークイン・ゴーショーの対応 予約せずに宿泊するお客様の事を、ウォークインもしくはゴーショーと呼びます。 「仕事が終わらず帰れなくなってしまった」「電車がなくなってしまった」などで急遽ホテルに泊まらなくてはならないケースもあります。 ホテルによって様々ですが、予約なしで深夜に行っても、客室に空きがあるようであればご案内してくれる事が多いです。 ③トラブル対応 早朝や夜間に苦情やトラブルが発生する事もあります。「他の宿泊客の物音で眠れない」「体調が悪くなった」など、様々な事態が起きた時には夜勤のフロントスタッフが対応します。 ④警備 夜勤フロントスタッフの仕事の1つに館内の見回りをする事もあります。 設備に異常がないか、館内に不審者がいないかなどを決まった時間に確認し、お客様が安心して滞在できるよう努めます。 セキュリティや安全確保も重要な仕事になります。 ※ホテルによっては警備員を配置している事もあります。 ⑤事務作業 夜間は、お客様対応が少ないため、事務作業も行います。 顧客リストの管理や伝票整理、昼間終わらなかった事務業務などを担当する事があります。 基本的にはバックヤードにおり、お客様が来た時に対応する事が多くなるでしょう。 その他に、夜間のフロントスタッフは手が空く時間も多いため、他の部門の業務のヘルプを行う事もあります。 夜勤スタッフの1日の仕事の流れ 一般的な夜勤スタッフの1日の流れは下記のようになります。 ①始業開始 日勤スタッフからの引き継ぎ、チェックイン・チェックアウト対応。 引き継ぎを終えたら、問い合わせの対応や予約の確認・入力等を行います。↓②夜間 1日清算業務・翌日の予約確認・リスト作成。 警備・清掃、朝刊の配布、朝食の準備を手伝う事も。 ※食事や仮眠など、他の夜勤スタッフと交代で休憩を取ります。↓④朝 チェックアウト対応、お客様の荷物の配送対応など。 日勤担当者へ引き継ぎをしたら業務終了です。 ★日勤と比べて、接客業務が少ない夜の時間帯はスタッフの数は少なくなる傾向にあります。 そのため、急なトラブルが起こった際は、自らの判断で対処しなければいけない事も出てきます。 ホテルの夜勤業務に入る時は、臨機応変に対応できる能力が求められます。 夜勤の勤務時間や休日 ホテルのフロントの夜勤の仕事内容をご紹介しましたが、実際の時間帯や休日なども気になるところですよね。 ここでは夜勤シフトとなった際の時間や休日に関して説明していきます。 夜勤の勤務時間 ホテルの勤務時間は、日勤・夜勤の2交代制、もしくは早番・中番・遅番の3交代制があります。 夜勤の頻度もホテルによって異なり、1月のうち半々であったりシフトによってばらばらです。 ホテルによって、夜勤の開始時間は21時〜24時など異なりますので、応募の前にはあらかじめ求人内容を確認しておきましょう。 拘束時間が9時間を超える場合は、仮眠時間が設けられている事が多いです。 夜勤の場合の休日 夜勤勤務になった際の休日に関して気になるのが、夜勤明けは休みの日扱いになるのかどうかという点ではないでしょうか。 基本的に、夜勤明けに休日を取っても、夜勤明けは休みの日扱いにはなりません。 理由は、休日は「午前0時から午後12時までの休み」を指すからです。 例えば、夜勤明けで次の勤務まで24時間空いても、休日とはならないため注意しましょう。 労働基準法に定められた条件を満たすためには、夜勤明けの日とは別に休日を4日取得するようになるので、基本的には夜勤明けの翌日が法定休日となり、翌々日の午前0時から出勤が可能となります。 ただし、三交代勤務の場合は、例外として夜勤明けを休日として扱えるケースがあり、夜勤明けから連続した24時間を休日として扱う事ができます。 一般的なホテルスタッフの休日 ホテルスタッフの休日は、週休2日制・月8~9日が基本であり、夜勤であっても変わりません。 観光を目的に宿泊されるお客様は土日祝に集中する事が多いため平日のシフト制が多くなりますが、ビジネス系のホテルは、土日の方が休日が取りやすい傾向にあります。 また、ゴールデンウィークや夏休み・お盆・年末年始など世間が長期的な休みの時期はホテルは繁忙期になるのでスタッフが長期休暇を取るのは難しくなります。 年間の休日としては、産休育休や年次有給休暇、慶弔休暇が取れます。 まとめ ホテルの仕事の「夜勤」についてご紹介させて頂きました。 職種にもよりますが、ホテルマンとして働くにあたって、夜勤は避けて通れません。 夜勤と聞くと「大変」「きつい」というイメージが大きいかもしれませんが、夜型の生活に慣れている人や効率的に収入を増やしたい人・体力に自信がある人・環境の変化に適応できる人・接客をあまりしたくないといった人には夜勤の仕事は向いています。 夜勤業務のメリット・デメリットもご紹介しましたが、そのメリットを求め、あえて夜勤を希望するホテルマンもいます。 夜勤の勤務は、深夜手当など収入面でのメリットがある一方で、健康面でのデメリットが大きいと思います。 その他のメリットデメリットに関しては、ホテルの立地や規模によっても変わってきますので、その特徴を見極め検討してみて下さいね。 * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
ホテル調理スタッフの勤務時間・休日・福利厚生【レストラン部門・和食】
ホテルは24時間365日稼働しています。 そのため、部署によっては勤務時間が不規則になりやすく、「大変」「離職率の高い業界」というイメージを持っている方も多いかもしれません。 しかし、近年では、プライベートと両立できるよう勤務体制を整えているホテルも増えています。 今回は、ホテルの和食調理スタッフの勤務時間や休日・福利厚生などについてご紹介します。 ・ホテルの和食調理の仕事内容は→こちら・ホテル調理のメリットデメリットは→こちら 目次 1:ホテルの調理スタッフの勤務時間2:ホテルの調理スタッフの休日3:ホテルの福利厚生4:まとめ ホテルの調理スタッフの勤務時間 ホテルは24時間営業していますが、レントランは朝7時〜夜22時前後での営業が殆ど。 そのため、ホテルの宿泊部門は夜勤の勤務もありますが、レストランは夜勤勤務はない事が多いでしょう。 勤務時間は、7.5~8時間が基本となっていますが、レストランの配属によっても異なります。 基本的に交代制となってる事が殆どなので、残業は10時間程度の事が多くなりますが、時間内に終わらなかったり、連休などの繁忙期には残業が増える事もあります。 <ホテルのシフト例> ★2交代制の場合★ ①7:00〜16:00②13:00〜22:00 ホテルによって、時間の配分は異なりますので、応募の前にはあらかじめ求人内容を確認しておきましょう。 ホテルの調理スタッフの休日 休日は、週休2日制をとっているホテルが多く、休みは月8~9日となります。 しかし、宿泊されるお客様は土日祝が多いため、基本的には平日のシフト制になります。 ビジネス系のホテルであれば、土日に休日が取りやすい傾向にあるでしょう。 また、ゴールデンウィークや夏休み、お盆や年末年始など世間が長期的な休みの時期はホテルは繁忙期になるのでスタッフが長期休暇を取るのは難しくなります。 年間の休日としては110日〜120日前後、夏季休暇・冬季休暇、産休育休や年次有給休暇、慶弔休暇が取れます。 *参考:ホテル10社の休日日数* ①株式会社帝国ホテル129日②株式会社ホテルオークラ110日 ③株式会社ニュー・オータニ107日 ④藤田観光株式会社111日 ⑤リゾートトラスト株式会社120日⑥森トラストホテルズ&リゾーツ株式会社107日⑦株式会社三井不動産ホテルマネジメント108日 ⑧住友不動産ヴィラフォンテーヌ株式会社105日 ⑨三菱地所ホテルズ&リゾーツ株式会社110日 ⑩ダイワロイネットホテルズ株式会社110日 ほんの一部にはなりますが、日系ホテル10社の年間休日日数をご紹介させて頂きました。 土日のお休み取りにくくても、年間の休日日数はしっかり取れている企業が多くなっています。 特に、日本の御三家と呼ばれる老舗高級ホテルや、鉄道系・不動産系は経営基盤がしっかりしているため、休日以外にも待遇やキャリアプランが整っている傾向にあります。 これからホテル業界で働きたいとい方は是非参考にしてみて下さいね。 ホテルの有給休暇取得日数や取得率は? ホテルは年中無給で営業しているので、有給がないというイメージがある方も多いかと思いますが、有給休暇は法律で定められた全労働者に与えられた権利ですので誰でも必ず取得できます。 有給休暇は一定期間勤務した労働者に対して、心身の疲労回復と生活の質を保証するために付与される休暇であり、休んでも給料は変わる事なく支払われる制度です。 実際のホテル業界の有給取得日数や取得率は下記のようになっています。 厚生労働省が実施した「令和4年就労条件総合調査」によると、「宿泊業・飲食サービス業」の有給取得6.6日、取得率は44.3%と最も低くなっていました。 (参照:厚生労働省「令和4年就労条件総合調査」) ただし、あくまで平均であり企業によって異なりますので、選考を受ける際に確認しておいても良いでしょう。 ホテルの福利厚生 ホテルの仕事は、長時間勤務であったり、シフトや夜勤など不規則な勤務などの特徴から、一般的な福利厚生とは別にホテル業界ならではの福利厚生・待遇というのもあります。 企業によってその内容は異なりますが、ここではホテルの代表的な福利厚生を4つご紹介していきます。 ①社員寮(社宅:独身寮) 社員寮とは社員用の住居の事で、一般的には単身者向けを「社員寮・独身寮」、ファミリー向けを「社宅」と呼ぶケースが多くなっています。 都心部のシティホテルやビジネスホテルは少ないのですが、リゾートホテルなど都心部から離れ、通いにくい立地にある場合は社員寮があります。 また、ホテルの職種によっては、夜勤があったり時間や休みが不規則になるため用意しているホテルが多くなっています。 社宅は、一般のアパートやマンションと変わらない事が多いのですが、社員寮となると個室ではなく他の社員と同じ部屋であったりバスルームやトイレ、キッチンが共用となるケースもあります。 社員寮や社宅があると、家賃を安く抑えられる・通勤が便利・職場の人とコミュニケーションが取れるなどのメリットがありますよね。 旅館の場合は住み込みで働ける職場が多いのも特徴の1つです。 ②食事手当 勤務時間が長く、不規則になりがちなホテルでは、食事手当ありや社員食堂がある求人が多くあります。 ホテルでは基本レストランやカフェなどが併設されていますので、勤務すると食事を出してくれる企業が多いです。 勤務体系的にも早番・遅番・夜勤などがあり、食事が偏りがちになるので健康管理という面でも嬉しいですよね。 都内のホテルではコンビニや飲食店も多くありますが、観光地やリゾート地では従業員が食べられるお店も少ない傾向に。 一緒に働く仲間と休憩時間を楽しめるのも、大切なコミュニケーションの時間になるでしょう。 ③社員割引 ホテルで働くと、そのホテルのグループや系列のホテルに特別価格で泊まれたり、レストランを安く利用できるといった福利厚生がつく事も多いです。 一般の企業でも、自社の商品を購入する時に通常価格より割り引いた金額で購入できる事がありますが、ホテルも同様にお得に利用できる事があります。 ④深夜手当 基本的にどの企業であっても、時間外手当・休日出勤手当・深夜残業手当は法律上で支払う義務があります。 残業代が別途支給されるのか、それとも給与に含まれているのか(みなし残業・固定残業)事前にしっかり確認しましょう。 特に、ホテルの職種によっては必ず夜勤や泊まり勤務が発生します。 調理の場合は、夜勤や泊まりはほぼないですが、深夜にまで業務が及んだ時には深夜手当などが支給されますので必ず確認しましょう。 <深夜労働とは> 午後10時~午前5時までの深夜時間における労働の事。 25%以上の割増率での賃金の支払いが必要になります。 法定労働時間である1日8時間、または週40時間を超えて労働があった場合も、通常の賃金に対して25%以上の割増率での賃金を支払い義務があります。 更に、深夜時間の午後10〜午前5時まで労働した場合は、深夜手当として25%以上の割増率で賃金を計算します。 よって、時間外残業と夜10時以降の深夜残業をした場合には、時間外手当+深夜手当の合計=50%割増の賃金を支払わなければなりません。 まとめ ホテルの調理スタッフの休日・勤務時間・福利厚生などについてお伝えしました。 ホテルは勤務形態が整っている事が多いので、勤務時間や休日のバランスが取りやすくプライベートと両立しやすいでしょう。 ホテルの調理の仕事は、様々なお客様の滞在をより快適にする事ができるやりがいのある仕事です。 自分の働く上での優先順位を確認しながら企業選びをしてみましょう。 * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
ホテル調理の年収はどれ位?給料を上げる方法もご紹介【レストラン部門・和食】
1日のスタートである朝食から、1日を終える飲食の提供などホテルにはなくてはならない存在であるレストラン。 ホテルの調理の仕事は、お客様に喜んでもらえる非常にやりがいのある仕事ですが、どれ位お給料をもらえるのか気になる方も多いのではないでしょうか。 今回は、ホテルの調理師(和食)の平均的な給料や給料を上げる方法などについて解説していきます。 ・ホテル調理の仕事のメリット・デメリットは→こちら 目次 1:ホテルの調理スタッフの給料事情2:ホテルの調理スタッフのボーナスや昇給3:ホテルの調理スタッフの給料の上げ方5つ4:まとめ ホテルの調理スタッフの給料事情 就職する企業・地域・ホテルの業態、また年齢や役職の有無などのスキルによっても大きく変わってきますが、ここではホテルの調理スタッフの平均的な給料をお伝えしていきます。 ホテルの調理スタッフの平均月収 宿泊・飲食サービス業の平均月収は、25万9千円となっています。(厚生労働省令和5年賃金構造基本統計調査より) ただし、あくまで平均値であり、就業する会社・地域・職種・年齢・スキルによっても大きく異なります。 また、3年・5年と長く働き、スキルをつけていく事で給料を上げていく事ができますので、自分のキャリアプランと照らし合わせながら仕事について考える事が大切です。 ホテルの調理スタッフの平均年収 ホテルの調理師の平均年収は、おおよそ300万~450万円程となっています。調理長になると、平均年収は388~480万円となりますが、勤務先や経験・働き方や腕によって差がありますので全体の給与幅としては、293〜609万円と比較的広くなっているのが現状です。(※求人ボックス)本格的な和食を出していたり、ミシュランを獲得しているような高級レストランの場合は、リーダーポジションや料理長クラスになると800万~1000万円のケースもあります。 ホテルの調理スタッフのボーナスや昇給 続いてはホテルの調理師のボーナスや昇給・福利厚生についてご紹介します。 ボーナス(賞与) ボーナスは6月と12月の年2回支給されるのが一般的です。 全員一律で年に1〜2回支給がある企業もあれば、経営状況によってボーナスを支給しない企業もあります。 企業の規模や財務状況により支給額は異なりますが、月給3ヶ月分と考えれば年間約70〜80万円の支給となります。 ホテルは福利厚生が充実している傾向にありますので、賞与がある事が多いです。 ただし、他業界と同様、企業によって異なりますので入社前に確認しておきましょう。 昇給・昇格 他業界と同様ずっと同じお給料という事は少なく、年齢や役職に応じて大体1年に1回昇給していきます。 外資系のホテルであれば、実力主義で上がっていく事が多いのですが、日系ホテルの場合は未だに年功序列の事も多くなっています。 一般の調理スタッフから、副料理長・調理長などにキャリアアップすればその分お給与も上がっていきます。 ホテルの調理スタッフの給料の上げ方5つ 前述したように、就職する企業・ポジション・自身のスキル・年齢などによって、ホテルの調理師の給料には幅があります。 給料を上げるにはどういった方法があるのかを見てみましょう。 ①スキルアップする 調理の世界は、実力主義である事が多く、技術をつけたり役職に就く事で給料が上がっていく事が多くなります。 例えば、一般の調理スタッフから、八寸場・焼き場・揚げ場・刺し場など持ち場を任されたり、副料理長や料理長などマネジメントできる立場になるなど、役職に就いてキャリアアップすればその分お給与も上がっていきます。 スキルももちろんですが、当然責任も大きくなります。 前述したように、リーダーポジションや料理長クラスになると800万~1000万円のケースもあります。 役職に就くためには、まずは同じホテルで長く勤める事が重要になります。 期間の目安としては、入社した企業にもよりますが、新卒で入社して1年程は下積みの期間になります。 5年以上、大体6.7年目になると中間管理職の役職に就く事ができるようになります。 役職に就くと基本給に役職給がつくため、年収は大幅にアップします。 スキルによって異なりますが、料理長になるには6〜7年以上はかかる可能性があるでしょう。 ホテルの調理師は、まずは自身のスキルをつけキャリアアップしていく事で給料を上げていく事ができます。 ②高級業態で働く ホテルには様々な業態があり、ランクやグレードも様々です。 一般的にレストランが多く入っているのは、シティホテル・リゾートホテルになりますが、ラグジュアリーホテルであれば単価の高いレストランや、ミシュランを獲得しているレストランが入っている事が多いため、高年収が狙える可能性はあります。 ③資格を取得する ホテルの調理に役立つ資格や免許を持っていれば、ホテルによっては資格手当がつく事もあります。 また、取得する事で、調理や食に関して様々な知識がつきますので、実務に就く際に役立ったり管理職になる際にも必要になります。 調理関連の資格としては、以下のものが挙げられます。①調理師免許②食品衛生責任者③ふぐ調理師免許 調理師免許がなくても採用される事はありますが、中途採用の場合は、応募資格に調理師免許を持っている事が条件になっている事が多いので、取得しておく事をおすすめします。 ④転職する 前述したように調理師の給料は職場によって異なります。 スキルと経験を積んでいても今の職場で昇給が見込めないのであれば、より良い条件の職場への転職を検討するのも1つの方法です。 調理師は技術力が求められるため、スキルがあれば転職して給料が上がる可能性は高くなります。 有名店、ホテルのレストランなど人気店や規模の大きい店舗に転職すれば高収入も望める事も。 その際は収入面だけでなく、調理の内容やキャリアプラン・福利厚生などもきちんと確認しておきましょう。 ⑤転職エージェントに相談する ホテル業界に特化した転職エージェントを使うと、年収交渉をしてれるケースも多くあります。 業界知識が豊富なキャリアアドバイザーがサポートしてくれるため、転職活動をスムーズに進める事もできます。 第三者が加わる事により、客観的に御自身を見直す事で新たな魅力を発見できる可能性がある点も大きなメリットだと思います。 まとめ ホテルの調理スタッフの平均的な給料に関してお伝えしました。 日本の平均年収と比べると低い傾向にありますが、就職したホテルでしっかり経験を積み、スキルや能力をつけ高い評価を得る事で給料を上げていく事ができる職種です。 また、企業規模や業態によっても異なり、年収幅は広くなりますので転職活動をする際には会社の制度などをしっかり確認しておきましょう。 就職している企業で年収が上がらない場合は、経験を活かしてより良い環境や給料の企業へ転職するというのも1つの手です。 ホテルの調理の仕事は、様々なお客様の滞在をより快適にする事ができるやりがいのある仕事です。 自分の働く上での優先順位を確認しながら企業選びをしてみましょう。 * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
ホテル業界はきつい?勤務形態(労働時間・残業・休日・給料)などを解説
ホテル業界は「大変」「きつい」というイメージを持たれることも多いですが、その実態は職種や勤務先によって大きく異なります。 お客様の滞在を支える仕事だからこそ、早朝勤務やシフト制、繁忙期の忙しさなど、独特の働き方があるのは事実です。 一方で、最近は働き方改革や人員体制の見直しが進み、以前より働きやすい環境を整えるホテルも増えています。 そこで本記事では、ホテル業界の勤務形態(労働時間・残業・休日・給料)を分かりやすく解説していきます。 目次 1:ホテル業界がきついと言われる理由6つ2:仕事の大変さを上回るやりがい・メリット3:ホテルで働く事がどうしてもきつい時は4:まとめ ホテル業界がきついと言われる理由6つ ホテルでの勤務がきついと言われる理由の1つに、勤務形態(交代制・シフトが不規則・夜勤)や残業・休日の面などがあるようです。具体的な理由を6つご紹介していきます。 ①勤務形態 日勤・夜勤の2交代制か、早番・遅番・夜勤といった3交代制になっています。 料飲部門は夜勤の勤務は殆どありませんが、フロントなどの宿泊部門は、夜勤の勤務も出てきます。 ホテルによって、時間の配分は異なりますので、応募の前にはあらかじめ求人内容を確認しておきましょう。 ②労働時間 1日の勤務時間は7.5~8時間が基本となっています。 前述したように、シフトでの交代制となっていますが、時間内に終わらなかったり、急なトラブル対応、連休などの繁忙期には残業も増えます。 特に人手不足が顕著となっているホテル業界。 業務量が増えてしまう事もあるようですが、近年ではそういった労働環境を整え、福利厚生を充実させているホテルが増えてきています。 ☑️残業代は出る? 基本的にどの企業であっても、時間外手当・休日出勤手当・深夜残業手当は法律上で支払う義務があります。 残業代が別途支給されるのか、それとも給与に含まれているのか事前に確認しましょう。 ③土日祝日・連休の休みが取りにくい ホテル業界の休日は、月8~9日が一般的となりますが、宿泊されるお客様は土日祝が多いため平日のシフト制が多くなります。 また、ゴールデンウィークや夏休み、お盆や年末年始など世間が長期的な休みの時期はホテルは繁忙期になるのでスタッフが長期休暇を取るのは難しくなります。 ただし、ビジネス系のホテルは、土日の方が休日が取りやすい傾向にあります。 年間の休日としては、産休育休や年次有給休暇、慶弔休暇が取れます。 ☑️有給休暇は取れる? ホテルは忙しいので、有給がないというイメージがある方も多いかと思いますが有給休暇はきちんと取れます。 有給休暇とは法律で定められた全労働者に与えられた権利です。 有給休暇は一定期間勤務した労働者に対して、心身の疲労回復と生活の質を保証するために付与される休暇であり、休んでも給料は変わる事なく支払われる制度です。 ホテル業界、特に大手企業は仕組みや人員体制が整っている傾向にあり、きちんと取れている企業が多いようです。 ④体力が必要 職種にもよりますが、どの職種でも基本的には常に忙しい状態です。 お客様がいない時間というのが殆どないため、お客様が途切れず時間での交代制になっているものの、中々休憩に入れない事もあります。 そして、どの職種も基本的には立ち仕事。 職種によっては常に動き回っているという事も多いため、体力が必要となります。 ⑤クレーム対応 ホテルは「体験価値提供産業」でもあり、何か物を買って価値を得るのではなく、快適な時間やサービスといった目に見えないものにお金を払う上に金額も安くありません。 そのため、ホテルのでサービスや対応に高い期待を持っていますので、ほんの些細な事でクレームとなってしまう事もあります。 タイミングによっては、自分のミスではない他のスタッフのクレームを受けてしまう事もありますし、気難しいお客様から厳しい言葉を受けてしまう事もあります。 ⑥給料が低い ホテルマン(宿泊業)の給料は、他の業界と比較しても年収が低い傾向にあります。 宿泊・飲食サービス業の平均月収と他の業界の平均月収は、25万9千円となっており、全産業(15産業)の中で最低水準となっています。(※参考:厚生労働省令和5年賃金構造基本統計調査) ただし、ホテルのグレードや地域・年齢・スキル・学歴によっても異なりますので、一概に言えないのが現状です。 支配人・副支配人・マネージャーなどの管理職の平均年収額は、400〜600万円が相場とされており、高級ホテルや外資系ホテル、また総支配人クラスになると年収が1,000万円を超える人もいます。 どの業界にも言える事ですが、役職が上がり管理職につくと責任も大きくなりますので、役職手当がつきその分お給与もアップしていきます。 ★ホテルの仕事の辛い面・大変な部分をお伝えさせて頂きました。ホテルスタッフは、目に見えないサービスや特別な時間が商材となるため、他の職種とは違った難しさもあります。しかし、人の喜びに立ち会えたり感動を与えられる仕事であるため、大変な事よりもやりがいが上回る方が多いようです。 仕事の大変さを上回るやりがい・メリット ホテルで働く大変をご紹介しましたが、どの仕事であっても大変な事はありますよね。 辛い...と感じる面はありますが、ホテルの仕事にはそのつらさを上回る魅力ややりがいがあります。 <★ホテルの仕事のやりがい★> ✔︎ お客様の思い出作りに貢献し感謝の言葉を頂ける✔︎ スキルアップできる✔︎ チームワークで達成するやりがいを感じられる✔︎ SDGsへの取り組みなど社会への貢献ができる✔︎ 成果が評価されキャリアアップできる✔︎ 様々なプロフェッショナルと出会え勉強になる✔︎ 華やかな職場で働ける 自分の接客でお客様に喜んでもらえたり、お客様の笑顔を見ると辛さが吹き飛ぶという事も日々あるでしょう。 ホテルは様々な部門があり、それぞれのプロフェッショナルと協力してサービスを提供していきます。 チームワークの大切さを実感できたり、連携してトラブルを解決できた時には大きなやりがいを感じる事ができるでしょう。 また、非日常の華やかな空間で、普段出会う事のない様々な国の方に出会ったり、知らない世界を見られたりするのはホテルならではですよね。 ホテルマンの仕事は、「お客様の滞在をより満足に快適にするために努め、サービスとホスピタリティを提供する」事。 現在ホテル業界で働いている人・これからホテル業界で働こうと思っている人の中には、自信がないという方もいるかもしれません。 しかし、サービス業の最高峰とも言われていますので、接客が好き・人に喜んでもらう事が好き・接客スキルを上げたいという方には、天職と言えるでしょう。 ホテルで働くのがどうしてもきつい時は ホテルでの仕事はきついけれど、仕事自体は好きという事もありますよね。 ホテルによって、勤務形態や福利厚生が異なりますので自分の努力だけでは解決できない事もあります。 そのような場合は、転職するというのも選択肢の1つ。 もし1人での転職活動が中々上手くいかないという場合は、是非弊社へご相談下さい。 ホテル専門の転職エージェントを利用する ホテル業界に特化した転職エージェントを使うと多くのメリットがあります。 給料面のご相談はもちろんの事、ホテル業界の最新の情報が入ってきやすく、より詳しく業界についての情報をお伝えする事ができるからです。 また、企業とのパイプが太い為、非公開求人や独占求人、最新求人が入ってきやすい点等があげられます。その他にも・・・・各企業の採用基準を把握・キャリアアドバイザーの業界知識が豊富・非公開のホテル求人・キャリア求人の紹介・年収交渉・履歴書や職務経歴書の添削・転職活動の相談など様々な形でバックアップ・ホテル業界知識・ホテル業界専門の面接対策 などなど自分では交渉しにくい年収交渉や、求人資料だけでは分からない就職後の様子などもご案内させて頂きます。 また、第三者が加わる事により、客観的に御自身を見直す事で新たな魅力を発見できる可能性がある点も大きなメリットだと思います。 まとめ ホテルで働く正社員の大変な事・つらい事に関してお伝えしました。 職場環境や福利厚生が整ってきているホテルが増えてきているとはいえ、業界の特徴として交代制の勤務や土日・祝日・連休などが取りにくい・立ち仕事が多いなどの大変さは否めません。 シフト制であっても、職種によっては遅い時間や夜勤があるため、生活リズムやタイムスケジュールをしっかり管理しながら働く事が大切になります。 休みに関しても土日祝日休みが取りにくかったり、希望の日が取りにくいなど大変な面もありますが、休日日数はきちんと取れるホテルが殆どです。 また、お客様にとってなくてはならないサービスであり、毎日多くのお客様に直接感謝されるやりがいのある業界でもあります。 現在ホテル業界で働いている方、これからホテル業界で働きたいと考えている方はお気軽にご相談下さいませ。 * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
ホテルマンの給料はどの位?②平均年収や給料の上げ方を解説
今回は、ホテル業界の平均的な月収・年収や給料の上げ方についてお伝えします。 目次 1:ホテルマンの給料2:ホテルマンの給料の上げ方3:まとめ ホテルマンの給料 ホテルで働く人の給料は、他の業界と比べて若干低い傾向にあります。 役職や職種よっても多少変わってきますが、ここでは一般的なホテルマンの平均月収や年収をお伝えしていきます。 ホテルマンの平均月収 宿泊・飲食サービス業の平均月収は、25万9千円となっており、全産業(15産業)の中で最低水準となっています。 (※参考:厚生労働省令和5年賃金構造基本統計調査より) ホテルマンの平均年収 ホテルのグレードや地域・能力によって多少の差はありますが、一般的なホテルマンの平均年収は、300万円〜360万程度。 部門長である支配人・副支配人・マネージャーなどの管理職の平均年収額は、400〜600万円が相場とされています。 また、高級ホテルや外資系ホテル、総支配人クラスになると年収が1,000万円を超える人もいます。 どの業界にも言える事ですが、役職が上がり管理職につくと責任も大きくなりますので、役職手当がつきその分お給与もアップしていきます。 管理職に就くためには、様々な部署で経験を積みスキルアップしていく事が必要となります。 大手ホテル企業の給与例 続いて、国内の大手ホテルの求人の中途採用の月収例を確認してみましょう。 ※宿泊部の給与例を参考 ①株式会社帝国ホテル 月給(正社員)196,460円〜(4大卒)183,400円〜(短期・専門卒)*昇給年1回・賞与年2回 参照:『帝国ホテル』公式サイト ②株式会社ホテルオークラ東京 月給(契約社員)206,650円~*昇給年1回・賞与年2回参照:『ホテルオークラ東京』公式サイト ③株式会社ニュー・オータニ 月給(契約社員)220,000円~*給与改定年1回・賞与年2回参照:『ホテルニューオータニ』公式サイト (※2024年9月現在) ホテルマンの給料の上げ方 続いて、ホテルマンが給料を上げていく方法を6つご紹介していきます。 ①自身のスキルアップ ホテルマンとして、自身の市場価値を上げる事で給料を上げていく事ができます。 ホテルのキャリアアップには、スペシャリストとゼネラリストの2つがあります。 スペシャリストは専門職、ゼネラリストは総合職とイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。 どちらのコースを選ぶかは、所属するホテルのキャリアパスによっても異なりますし、自分自身がどのようなキャリアを描きたいかでも変わってきます。 スペシャリストとしてその道を極め給料を上げていく事も可能ですし、ゼネラリストとして、支配人・副支配人・マネージャーといった管理職にキャリアップしていく事で収入が上がります。 どちらにしても自身のスキルをつけキャリアアップしていく事が求められます。 ②同じホテルで長く働き役職に就く 前述したように、ホテルのキャリアプランには、スペシャリストとゼネラリストの2つがあります。 当然ながら役職につけば、責任が大きくなる分手当もつきますのでお給料は上がっていきます。 ゼネラリストとして管理職を目指す場合には、様々な部署で経験を積み自身のスキルアップを目指す事になりますので、まずは同じホテルで長く働く事が重要です。 入社した企業にもよりますが、期間の目安としては、新卒で入社して5年以上、大体6.7年目になると中間管理職の役職に就く事ができるようになります。 1つの企業で長く働きスキルをつける事で、役職に就く事ができるので、まずは1社でしっかり経験を積むというのもおすすめです。 ただし、大手企業でなかったり、上が詰まっているなどでキャリアアップがスムーズにいかないケースもありますので、早い段階で分かっているようであれば、他社を検討するのもありです。 ③年収の高い他社へ転職する 給料アップを狙うのであれば転職という手段もあります。 ホテルマンの給料は、その企業の事業内容や規模によっても大きく変わります。 一般的なビジネスホテルであれば、年齢を重ねても手取り20〜25万というケースも。 一方で、大手ホテルに勤めてキャリアを順調に積んでいけば、早い段階で貯金が十分にできる位お給料をもらえるという可能性もあります。 また、日本には年功序列の制度が根強く残っている企業が多いため、役職に就かないと年収が上がりにくい傾向にあります。 しかし、海外には年功序列という考え方はなく、勤続年数に関わらず、労働の種類と量に基づいて賃金を支払うという「同一労働同一賃金」が基本。 新人であろうとベテランであろうと、高い成果を出せばそれに応じた高い給与が支払われます。 そのため、会社にとって利益を出せない存在だとみなされると、降格させられたりリストラされる事もありえますし、日系企業に比べ、外資系企業は成果主義・実力主義で競争が激しいので自分個人のスキルアップも必須です。 外資系ホテルはラグジュアリーホテルが殆どで、高価格帯のサービス提供をしている事から、語学力はもちろんの事、お客様から要求されるサービスレベルや責任も当然高くなります。 求められる仕事のレベルが高ければ高いほど給与水準も高くなっていくので、日系ホテルに比べ年収も高くなる傾向にあります。 ④ホテル関連の資格を取得する ホテルマンになるために必須の資格はありませんが、ホテル関連の資格を取得していると、転職活動や実際に業務に就いた際に役立ちます。 特に管理職になると様々な知識も必要になりますし、企業によっては資格手当が出るなど収入アップにつながる可能性もあります。 ・ホテルの資格については→こちら ⑤ホテル専門の転職エージェントを利用する ホテル業界に特化した転職エージェントを使うと多くのメリットがあります。 給料面のご相談はもちろんの事、ホテル業界の最新の情報が入ってきやすく、より詳しく業界についての情報をお伝えする事ができるからです。 また、企業とのパイプが太い為、非公開求人や独占求人、最新求人が入ってきやすい点等があげられます。 ◎ホテル業界に特化している為、ノウハウが蓄積されており転職をしっかりサポートできます! まとめ ホテルマンの給料の上げ方について解説しました。 宿泊業界の給料は、他の職種に比べて低いものの、長く勤務して役職についたり、外資系のホテルや大手日系ホテルに就職すると、比較的平均以上の年収をもらえる仕事です。 詳しい給料面に関しては、前の記事を参考にしてみて下さいね。 * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
日系ホテルと日本外資系ホテルの違い②給料や働き方・キャリアパスなどを解説
日系ホテルと日本外資系ホテルの違い①に引き続き、今回は、両者の給料やキャリアパスなどの違いについてご紹介していきます。 目次 <日系ホテルと外資系ホテルの違い8つ>1:拠点2:運営形態3:強み4:ホテルの種類や価格帯5:働き方や教育6:評価基準7:給料・年収8:キャリアパス9:まとめ 日系ホテルと日本外資系ホテルの違い8つ 日系ホテルとは、日本の企業が所有・経営・運営を行うホテル。 外資系ホテルとは、一般的には外国の企業が出資しているホテルの事です。 日系ホテルと日本外資系ホテルの違いはどのようなところにあるのでしょうか。8つの違いをそれぞれ詳しくご紹介していきます。 ①拠点(本社) <日系ホテル>日本 <外資系ホテル>海外※フランス・アメリカ・中国など ②運営形態 <日系ホテル>ホテル所有者が運営・経営も行う「所有直営方式」が多い。 <外資系ホテル>所有・運営・経営を分けている場合が多く、土地や建物を運営会社に貸し出す「リース方式」や、運営を別の日本の会社に委託する「運営委託方式」を採用している企業が多くなっています。 ③強み <日系ホテル>前述したように、日系ホテルは所有も運営も直営で行っている事が殆ど。 そのため、独自で決定権を持っており、お客様のニーズやその時のトレンドに合わせて迅速な対応ができたり、日本ならではのきめ細やかなサービスをお客様に提供できる強みがあります。 <外資系ホテル>チェーンで展開しているホテルが多いため、業務の効率が良いというメリットがあります。 訪日外国人にとって外資系チェーンホテルは馴染みがあり安心感があるため、宿泊を希望するケースが非常に多くなっています。 また、外資系ホテルは自社ホテルグループの会員数が非常に多く、各ホテルの宿泊客の半分は会員で占めているというケースも。 そのため、顧客の囲い込みにも成功しており安定的な収入を得ています。 世界中でホテルを展開する巨大ホテルチェーンや、5つ星を獲得している高級ホテルグループなどの開業が日本国内でも相次いでいます。 ④ホテルの種類や価格帯 <日系ホテル>外資系ホテルと同等のラグジュアリーホテル(客室単価5万円以上)もありますが、リゾートホテルや複合型ホテル、ビジネスホテルなど様々な種類があります。 そのホテルによって、宿泊目的や客層・サービス内容・価格帯が大きく異なります。 ビジネスホテルやエコノミーホテルなど、全体的なサービスが最低限に抑えられているため、リーズナブルな価格になっていルホテルも多く存在しています。 <外資系ホテル> 日本に進出している外資系ホテルの殆どが、高級業態のラグジュアリーホテルになるので、メインターゲットは主に富裕層。 そのため、施設面やサービスなど全てにおいてハイレベルなものを要求されます。 また、大型宴会場をもたない宿泊中心型の高級ホテル業態が多くなっています。 以前は東京・京都・大阪などの都心部への出店が目立っていましたが、近年は訪日外国人が観光で訪れる事が多くなったため、北海道や沖縄、箱根や日光などへの開業も増えています。 ⑤働き方や教育 <日系ホテル>日本は古くから上下関係を重要視する傾向にあります。 新卒を中心に採用し、充実した新人教育や研修を受けて、幹部候補まで育て長年自社に貢献できる人材を確保する日系企業。 そのため勤続年数や配属場所に応じて、役職が上がれば賃金も上がっていくという年功序列制度が未だに残っています。 ホテルによっては、2〜3年で配属部署が変わり様々な仕事を経験する事も多いです。 <外資系ホテル> 新人をじっくり育てていくという日系企業に対して、成果主義の企業が殆ど。 即戦力となる中途採用を積極的に行っています。 そのため、日系企業ほど新人教育や研修には力を入れていない企業が多いです。 キャリアに対して積極的に動けるかどうかや自己主張ができるかどうかを重要視しています。 自分の実力と価値を高め、キャリアアップしていきたい・その道のスペシャリストになりたいという人にとっては、外資系ホテルは、これ以上ない環境であるとも言えます。 一方で、ホテルの幹部クラスは、世界各国にグループホテルのマネージャーがいて、海外のマネージャーが派遣されてくる場合が多くなっています。 そのため、幹部クラスに登用されるには、相当大きな成果を出し続けていかないと難しいので高いポジションに就きたいと思っている場合は、デメリットになるかもしれません。 ⑥評価基準 <日系ホテル>日本は「教育」という文化が深く根付いているため、研修制度が充実していたり、直属の上司や先輩が丁寧に仕事を教えてくれます。 後輩や部下が出来ていなければ、その上の者が出来ていないと判断される事もあります。 成果を出すまでにどのように取り組み努力したか、成長できたかといった過程が比較的重視されます。 また、組織の「輪」を重んじる傾向にあるため、チームワークを大切にする企業が多い傾向に。 どちらかというと自己主張をするよりも、チームの輪を乱さずに働く事が大切になります。 <外資系ホテル>教育やチームワークを大切にしている日系ホテルに比べて、外資系ホテルは「成果」を重要視しています。 つまりチームワークを重視し、自分の意見を我慢するよりも、お客様に最高のホスピタリティを提供するという目的を達成するためにはどうすれば良いのか、勤組織がもっと効率的に成果を出すためにはどうしたら良いのか、など積極的に自分の意見を言える人の方が評価される傾向にあります。 何も主張しない人間は、やる気がない人間と見なされ、成果を出す事ができなければリストラ対象となる事も。 当然ながら、日系ホテルのような年功序列という思考は無く、その人のスキルによってポジションが決まるので年人に人が上司になったり、年上の人が部下になる事も多々あります。 ⑦給料・年収 <日系ホテル> 前述したように、日本には年功序列の制度が根強く残っている企業が多いため、役職に就かないと年収が上がりにくい傾向にあります。 また、一概には言えませんが、ラグジュアリーホテルなど高いサービス力を求められるホテルであれば高年収も狙えますが、ミドルやエコノミー・ビジネスクラスのホテルであれば、客室単価も下がりますし求められるスキルもラグジュアリー程高くないため、給与水準は低くなりがちです。 <外資系ホテル>海外には年功序列という考え方はなく、勤続年数に関わらず、労働の種類と量に基づいて賃金を支払うという「同一労働同一賃金」が基本です。 新人であろうとベテランであろうと、高い成果を出せばそれに応じた高い給与が支払われます。 会社にとって利益を出せない存在だとみなされると、降格させられたりリストラされる事もありえます。 日系企業に比べ、日本外資系企業は成果主義・実力主義で競争が激しいので自分個人のスキルアップも必須。 また、日本外資系ホテルはラグジュアリーホテルが殆どで、高価格帯のサービス提供をしている事から、お客様から要求されるサービスレベルも当然高くなります。 世界中からお客様が来館しますので英語力も日系ホテルより求められます。 求められる仕事のレベルが高ければ高いほど、給与水準も高くなっていくので、日系ホテルに比べ年収も高くなる傾向にあります。 ⑧キャリアパス <日系ホテル>日系ホテルでは、フロントやベル、サービス等の接客を経験し、5〜10年かけてその部署のリーダーやキャプテンなどにキャリアアップし、その後本部の営業企画やPR・人事の仕事などに携わっていくのが一般的。 2〜3年で部署を変わり、様々な職種を経験する事も多くあります。 しかし、近年では、大学を卒業した新卒者が本部職に配属されたり、実力が認められれば入社後の年数が短くてもマネージャーに抜擢されるといったケースも増えています。 <外資系ホテル>日本外資系ホテルでは、どちらかというと年数をかけてキャリアアップしていくというよりも個人のスキルによってキャリアが決まっていきます。 前述したように、ホテルの幹部職は海外のマネージャーが派遣されてくる場合が多いため、どちらかというとスペシャリストとして現場のプロを目指すといったキャリアプランの方が多い傾向にあります。 そうすると基本的には部署の異動がなく、1つの部署でその道を極めていくようになります。 ホテルによってはゼネラルコースというものがあり、日系ホテルのキャリアプランと同じように、現場のマネージャークラスに進み部門長や本部職、最終的には総支配人を目指すようになります。 まとめ 全てのホテルに当てはまるわけではありませんが、日系ホテルと外資系ホテルの違いについてご紹介しました。 傾向として、日系ホテルは、年功序列を重視した企業が多いため、じっくり働きながらスキルをつけていく事ができ、長く働けば給料が上がっていきます。 職場環境が大きく変わる事は少なく、チームワークを大切にした安定した状況の中でスキルアップしていけるメリットも。 また、日系ホテルは全国各地に展開されている事が多いので転勤の可能性もありますが、自分に合った立地で就職できる可能性もあります。 一方で、日本外資系ホテルは語学力含め求められるスキルが高いため、自身のスキルアップが見込めたり、高めの給料が得られる可能性があります。 希望すればより高いレベルで仕事のできる環境へ移動する事もできますので、接客のスペシャリストとしてより活躍したいと考えている人は、キャリアアップ目指して外資系ホテルを選択するのも良いでしょう。 * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
ホテルマンの給料はどの位?①平均年収や待遇について
サービス業界の最高峰とも言われているホテルのお仕事。 憧れる方も多い業界ですが、就職したものの、「年収が下がった」「思っていた収入と違った」というケースもなくはありません。 そこで今回は、ホテル業界の給料事情についてお伝えします。 目次 1:ホテルマンの給料2:ホテルマンの各種手当・待遇3:まとめ ホテルマンの給料 ホテルで働く人の給料は、役職や職種よっても多少変わってきますが、ここでは一般的なホテルマンの平均年収・平均月収をお伝えしていきます。 ホテルマンの平均月収 ホテルマン(宿泊業)の給料は、他の業界と比較すると若干年収が低い傾向にあります。 宿泊・飲食サービス業の平均月収は、25万9千円となっており、全産業(15産業)の中で最低水準となっています。 (※参考:厚生労働省令和5年賃金構造基本統計調査より) ホテルマンの平均年収 ホテルのグレードや地域、学歴によって多少の差はありますが、一般的なホテルマンの平均年収は、300万円〜360万程度です。 部門長である支配人・副支配人・マネージャーなどの管理職の平均年収額は、400〜600万円が相場とされています。 また、高級ホテルや外資系ホテル、また総支配人クラスになると年収が1,000万円を超える人もいます。 どの業界にも言える事ですが、役職が上がり管理職につくと責任も大きくなりますので、役職手当がつきその分お給与もアップしていきます。 管理職に就くためには、様々な部署で経験を積みスキルアップしていく事が必要となります。 ☑️参考:日本の平均年収全体:458万円男性:563万円女性:314万円 (※国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査より) ホテルマンの手取り金額 ホテル業界に限らず、社員として企業で働く場合、額面のお給与から保険料や税金が控除されますので、およその手取り金額は20〜23万円位になるでしょう。 ホテルマンの初任給 ホテルの仕事はやりがいが大きいイメージがある一方で、給料面に不安を抱いているという新卒の方は少なくありません。 ホテル業界は、様々な方が新卒で入社するため学歴によって金額が多少異なります。 *学歴別初任給* 高卒 :20万7千円〜短大卒:21万5千円〜専門卒:21万3千円〜4大卒 :22万円〜(※参考:令和5年・東京都産業労働局より)* ☑️参考:日本の新規学卒者の初任給 高校卒:18万3千3百円〜専門卒:20万円〜短大卒:20万円〜4大卒 :21万2千5百円〜 (参照:厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査結果) ◎日本の学歴別の平均初任給と比べると、宿泊業界の初任給は若干高い傾向にあります。ただし、どの業界においても言える事ですが、新卒者の給料というのは高いものではありません。3年・5年と長く働き、スキルやキャリアをつけていく事で、給料を上げていく事ができますので、自分のキャリアプランと照らし合わせながら仕事について考える事が大切です。 ホテルマンの各種手当・待遇 続いて、ボーナスや昇給など、待遇や福利厚生についてお伝えしていきます。 賞与 ボーナスは6月と12月の年2回支給されるのが一般的です。 一般企業のように全員一律で年に1〜2回支給がある企業もあれば、経営状況によってボーナスを支給しない企業もあります。 企業の規模や財務状況により支給額は異なりますが、月給3ヶ月分と考えれば年間約70〜80万円の支給となります。 ボーナスについては、他業界と同様、企業によって異なる状況と言えますので入社前に確認しておきましょう。 昇給・昇格 他業界と同様ずっと同じお給料という事は少なく、年齢や役職に応じて大体1年に1回昇給していきます。 外資系のホテルであれば、実力主義で上がっていく事が多いのですが、日系ホテルの場合は未だに年功序列の事も多くなっています。 一般のホテルマンから、マネージャー・支配人などにキャリアアップすればその分お給与も上がっていきます。 残業手当・その他各種手当 ホテル業界の仕事は、繁忙期と閑散期があり、閑散期は比較的業務が少ないので調整しながら勤務している企業もあるようです。 基本的にどの企業であっても、時間外手当・休日出勤手当・深夜残業手当は法律上で支払う義務があります。 残業代が別途支給されるのか、それとも給与に含まれているのか事前にしっかり確認しましょう。 特に、ホテルの職種によっては必ず夜勤や泊まり勤務が発生します。 その場合、深夜手当や休みがつきますので必ず確認しましょう。 企業によって内容が違いますので企業を受ける際に調べておくと良いですね◎ 資格手当 ホテルマンは様々なスキルが必要となります。 近年では訪日外国人が増えていますので、語学スキルがあると有利になります。 企業によっては、ホテルで働く際に役立つ資格を持っていると資格手当が出るところもあります。 チップを頂ける事も お客様からチップを頂ける事が稀にあります。 海外のホテルでは、支払われる事が当然となっている地域もありますが、日本の場合はホテルやレストランの料金に、サービス料が含まれている事が多いため必要ありません。 宿泊費用の1~2割程度の金額を紙幣でというのが一般的となっています。 日本のホテルでは少ないですが、チップがもらえる職業は限られていますので、ホテルマンの仕事の魅力の1つかもしれませんね。 まとめ 今回は、ホテルマンの給料について解説してきました。 宿泊業界の給料は、他の職種に比べて低いものの、長く勤務して役職についたり、外資系のホテルや大手日系ホテルに就職すると、比較的平均以上の年収をもらえる仕事です。 次の記事では、年収の上げ方についても解説していますので、是非参考にしてみて下さいね。 * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。