ホテル業界の仕事は、お客様に快適な時間や空間を提供し、お客様に喜んでもらえるやりがいのある仕事である一方で、勤務形態や勤務環境がハードなイメージもありますよね。

ホテルで働きたいと思っても、実際の勤務形態が分からないという方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、ホテルスタッフがきついと感じる事や、きついだけでないやりがいなどをお伝えしていきます。

 

 

 

 

ホテル業界がきついと言われる理由6つ

 

ホテルでの勤務がきついと言われる理由の1つに、勤務形態(交代制・シフトが不規則・夜勤)や残業・休日の面などがあるようです。

具体的な理由を6つご紹介していきます。

 

 

①勤務形態

 

日勤・夜勤の2交代制か、早番・遅番・夜勤といった3交代制になっています。

料飲部門は夜勤の勤務は殆どありませんが、フロントなどの宿泊部門は、夜勤の勤務も出てきます。

ホテルによって、時間の配分は異なりますので、応募の前にはあらかじめ求人内容を確認しておきましょう。

 

 

②労働時間

 

1日の勤務時間は7.5~8時間が基本となっています。

前述したように、シフトでの交代制となっていますが、時間内に終わらなかったり、急なトラブル対応、連休などの繁忙期には残業も増えます。

特に人手不足が顕著となっているホテル業界。

業務量が増えてしまう事もあるようですが、近年ではそういった労働環境を整え、福利厚生を充実させているホテルが増えてきています。

 

☑️残業代は出る?

基本的にどの企業であっても、時間外手当・休日出勤手当・深夜残業手当は法律上で支払う義務があります。

残業代が別途支給されるのか、それとも給与に含まれているのか事前に確認しましょう。

 

 

③土日祝日・連休の休みが取りにくい

 

ホテル業界の休日は、月8~9日が一般的となりますが、宿泊されるお客様は土日祝が多いため平日のシフト制が多くなります。

また、ゴールデンウィークや夏休み、お盆や年末年始など世間が長期的な休みの時期はホテルは繁忙期になるのでスタッフが長期休暇を取るのは難しくなります。

ただし、ビジネス系のホテルは、土日の方が休日が取りやすい傾向にあります。

年間の休日としては、産休育休や年次有給休暇、慶弔休暇が取れます。

 

☑️有給休暇は取れる?

ホテルは忙しいので、有給がないというイメージがある方も多いかと思いますが有給休暇はきちんと取れます。

有給休暇とは法律で定められた全労働者に与えられた権利です。

有給休暇は一定期間勤務した労働者に対して、心身の疲労回復と生活の質を保証するために付与される休暇であり、休んでも給料は変わる事なく支払われる制度です。

ホテル業界、特に大手企業は仕組みや人員体制が整っている傾向にあり、きちんと取れている企業が多いようです。

 

 

 

④体力が必要

 

職種にもよりますが、どの職種でも基本的には常に忙しい状態です。

お客様がいない時間というのが殆どないため、お客様が途切れず時間での交代制になっているものの、中々休憩に入れない事もあります。

そして、どの職種も基本的には立ち仕事。

職種によっては常に動き回っているという事も多いため、体力が必要となります。

 

 

 

⑤クレーム対応

 

ホテルは「体験価値提供産業」でもあり、何か物を買って価値を得るのではなく、快適な時間やサービスといった目に見えないものにお金を払う上に金額も安くありません。

そのため、ホテルのでサービスや対応に高い期待を持っていますので、ほんの些細な事でクレームとなってしまう事もあります。

タイミングによっては、自分のミスではない他のスタッフのクレームを受けてしまう事もありますし、気難しいお客様から厳しい言葉を受けてしまう事もあります。

 

 

 

⑥給料が低い

 

ホテルマン(宿泊業)の給料は、他の業界と比較しても年収が低い傾向にあります。

宿泊・飲食サービス業の平均月収と他の業界の平均月収は、25万9千円となっており、全産業(15産業)の中で最低水準となっています。(※参考:厚生労働省令和5年賃金構造基本統計調査

 

ただし、ホテルのグレードや地域・年齢・スキル・学歴によっても異なりますので、一概に言えないのが現状です。

支配人・副支配人・マネージャーなどの管理職の平均年収額は、400〜600万円が相場とされており、高級ホテルや外資系ホテル、また総支配人クラスになると年収が1,000万円を超える人もいます。

どの業界にも言える事ですが、役職が上がり管理職につくと責任も大きくなりますので、役職手当がつきその分お給与もアップしていきます。

 

★ホテルの仕事の辛い面・大変な部分をお伝えさせて頂きました。
ホテルスタッフは、目に見えないサービスや特別な時間が商材となるため、他の職種とは違った難しさもあります。
しかし、人の喜びに立ち会えたり感動を与えられる仕事であるため、大変な事よりもやりがいが上回る方が多いようです。

 
 

仕事の大変さを上回るやりがい・メリット

 

ホテルで働く大変をご紹介しましたが、どの仕事であっても大変な事はありますよね。

辛い...と感じる面はありますが、ホテルの仕事にはそのつらさを上回る魅力ややりがいがあります。

 

<★ホテルの仕事のやりがい★>

✔︎ お客様の思い出作りに貢献し感謝の言葉を頂ける
✔︎ スキルアップできる
✔︎ チームワークで達成するやりがいを感じられる
✔︎ SDGsへの取り組みなど社会への貢献ができる
✔︎ 成果が評価されキャリアアップできる
✔︎ 様々なプロフェッショナルと出会え勉強になる
✔︎ 華やかな職場で働ける

 

自分の接客でお客様に喜んでもらえたり、お客様の笑顔を見ると辛さが吹き飛ぶという事も日々あるでしょう。

ホテルは様々な部門があり、それぞれのプロフェッショナルと協力してサービスを提供していきます。

チームワークの大切さを実感できたり、連携してトラブルを解決できた時には大きなやりがいを感じる事ができるでしょう。

また、非日常の華やかな空間で、普段出会う事のない様々な国の方に出会ったり、知らない世界を見られたりするのはホテルならではですよね。

ホテルマンの仕事は、「お客様の滞在をより満足に快適にするために努め、サービスとホスピタリティを提供する」事。

現在ホテル業界で働いている人・これからホテル業界で働こうと思っている人の中には、自信がないという方もいるかもしれません。

しかし、サービス業の最高峰とも言われていますので、接客が好き・人に喜んでもらう事が好き・接客スキルを上げたいという方には、天職と言えるでしょう。

 

ホテルで働くのがどうしてもきつい時は

 

ホテルでの仕事はきついけれど、仕事自体は好きという事もありますよね。

ホテルによって、勤務形態や福利厚生が異なりますので自分の努力だけでは解決できない事もあります。

そのような場合は、転職するというのも選択肢の1つ。

もし1人での転職活動が中々上手くいかないという場合は、是非弊社へご相談下さい。



ホテル専門の転職エージェントを利用する



ホテル業界に特化した転職エージェントを使うと多くのメリットがあります。

給料面のご相談はもちろんの事、ホテル業界の最新の情報が入ってきやすく、より詳しく業界についての情報をお伝えする事ができるからです。

また、企業とのパイプが太い為、非公開求人や独占求人、最新求人が入ってきやすい点等があげられます。



その他にも・・・

・各企業の採用基準を把握
・キャリアアドバイザーの業界知識が豊富
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・履歴書や職務経歴書の添削
・転職活動の相談など様々な形でバックアップ
・ホテル業界知識
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自分では交渉しにくい年収交渉や、求人資料だけでは分からない就職後の様子などもご案内させて頂きます。

また、第三者が加わる事により、客観的に御自身を見直す事で新たな魅力を発見できる可能性がある点も大きなメリットだと思います。

 

    まとめ     

 

ホテルで働く正社員の大変な事・つらい事に関してお伝えしました。

職場環境や福利厚生が整ってきているホテルが増えてきているとはいえ、業界の特徴として交代制の勤務や土日・祝日・連休などが取りにくい・立ち仕事が多いなどの大変さは否めません。

シフト制であっても、職種によっては遅い時間や夜勤があるため、生活リズムやタイムスケジュールをしっかり管理しながら働く事が大切になります。

休みに関しても土日祝日休みが取りにくかったり、希望の日が取りにくいなど大変な面もありますが、休日日数はきちんと取れるホテルが殆どです。

また、お客様にとってなくてはならないサービスであり、毎日多くのお客様に直接感謝されるやりがいのある業界でもあります。

現在ホテル業界で働いている方、これからホテル業界で働きたいと考えている方はお気軽にご相談下さいませ。

 

 

 

 

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2024.12.18