
ホテルの宿泊部門で働きたいと思ったとき、気になるのが「実際の給料はいくらなのか」「勤務時間はハードなのか」という点ではないでしょうか。
フロント・ベル・予約・ゲストサービスなど多岐にわたる宿泊部門は、ホテルの印象を左右する重要な部署であり、その分求められるスキルも責任も大きくなります。
その一方で、「シフトはどんな流れ?」「夜勤はどれくらいある?」「年収はキャリアによってどれほど上がる?」といった疑問を持つ方も多いはずです。
そこで今回は、ホテル専門の転職支援を行う観点から、宿泊部門スタッフの平均年収・手当・キャリア別の収入差、勤務体系(シフト・夜勤・休日)をわかりやすく解説します。
これから宿泊部門を目指す方や転職を検討している方も、働くイメージがつかめるよう具体的なデータと実例を交えて紹介します。
ホテルの仕事の給料はどの位?
ホテルスタッフのお給料は、就業する会社・地域・職種・年齢・スキルによっても大きく異なります。
ここでは一般的なお給料の平均額に関してお伝えしていきます。
①ホテルマンの平均月収・初任給
厚生労働省令和6年賃金構造基本統計調査によると、宿泊・サービス業の平均月収は26万9千5百円となっています。
※賞与は企業によって異なりますが、宿泊・飲食サービス業の平均月収26万9千5百円×12ヶ月分で計算すると、想定平均年収は約323万円となります。
この金額に賞与を足した合計が年収となります。
どの業界においても言える事ですが、新卒者や入社間もない頃の給料というのは高いものではありません。
3年・5年と長く働き、スキルやキャリアをつけていく事で、給料を上げていく事ができますので、自分のキャリアプランと照らし合わせながら仕事について考える事が大切です。
②ホテルマンの平均年収
ホテルのグレードなどによって多少の差はありますが、一般的なホテルマンの平均年収額は、300万円〜360万程度です。
部門長である支配人・副支配人・マネージャーなどの管理職の平均年収額は、400〜600万円が相場とされています。
※賞与は企業によって異なりますが、宿泊業界の平均月収25万9千円×12ヶ月分で計算すると想定平均年収は、約310万円となります。
この金額に賞与を足した金額になります。
全体:461万円
男性:567万円
女性:280万円
(※国税庁 令和6年分民間給与実態統計調査より)
日本の平均年収と比べると、ホテルマンの年収は少し低い水準からスタートとなるのが現状です。
しかし、勤務先や地域・年齢によっても異なりますし、今までの経験・スキル・能力によって大きく変わりますので一概に言えないのが現状です。
高級ホテルや外資系ホテル、また総支配人クラスになると年収が1,000万円を超える人もいます。
どの業界にも言える事ですが、役職が上がり管理職につくと責任も大きくなりますので、役職手当がつきその分お給与もアップしていきます。
管理職に就くためには、様々な部署で経験を積みスキルアップしていく事が必要となります。
③ホテルマンの手取り金額
ホテル業界に限らず、社員として企業で働く場合、額面のお給与から保険料や税金が控除されるので、手取りでもらえる月収は額面より3~5万引かれた金額になるでしょう。
具体的には、下記の保険などが天引きされます。
・健康保険
・厚生年金保険
・介護保険
・労災保険
・雇用保険
宿泊業界の平均月収から、3~5万引くと、手取り金額のおよその金額は、20万円〜23万円位になるでしょう。
ホテルの宿泊部門の勤務形態
ホテルの宿泊部門は、365日、24時間体制でゲストを迎える現場だからこそ、一般的なオフィスワークとは大きく異なる働き方になります。
日勤・遅番・夜勤といったシフト制が基本となり、職種によって勤務時間や夜勤の有無も変わってきます。
ここでは、実際のシフト例や1日の流れ、残業の有無など、宿泊部門ならではの勤務形態をわかりやすく解説します。
①勤務時間
日勤・夜勤の2交代制か、早番・遅番・夜勤といった3交代制になっています。
ベルやドア・コンシェルジュは夜勤の勤務は殆どないですが、フロントに関しては夜勤の勤務も出てきます。
1日の勤務時間は7.5~8時間が基本となっています。
殆どの職種が交代制となっているため、残業などはほぼなく時間通りの勤務ができる事が多いです。
コンシェルジュはお客様の対応が終わった後に、手配業務や事務作業などがあるので残業になる事は多々あります。
<ホテルのシフト例>
2交代制の場合
日勤
7:00〜16:00
13:00~22:00
夜勤
22:00~翌7:00
3交代制の場合
早番
7:00~16:00
11:00〜20:00
遅番
13:00~22:00
17:00~翌11:00
夜勤
22:00~翌7:00
★ホテルによって、時間の配分は異なりますので、応募の前にはあらかじめ求人内容を確認しておきましょう。
②休日
休日は月8~9日となりますが、宿泊されるお客様は土日祝が多いため、平日のシフト制が多くなります。
またゴールデンウィークや夏休み、お盆や年末年始など世間が長期的な休みの時期は、ホテルは繁忙期になるのでスタッフが長期休暇を取るのは難しくなります。
年間の休日としては産休育休や年次有給休暇、慶弔休暇が取れます。
まとめ
ホテルの宿泊部門は、ゲストの滞在を支える重要な部署であり、求められるスキルや責任も大きい仕事です。
給与水準は全体的にやや低めの傾向があるものの、経験を積むことで年収は上がり、マネージャー職や支配人クラスになると大きく給与が伸びる可能性があります。
また、高級ホテルや外資系ホテルでは、年収1,000万円以上を目指せるケースも。
勤務形態は、24時間体制のためシフト勤務が基本となり、職種によって夜勤の有無や残業量は異なります。
2交代制・3交代制などホテルごとにシフトの組み方が違うため、自分のライフスタイルに合った環境を選ぶことが大切。
休日は平日中心になりますが、有給や産休育休などの制度も整っているホテルも多く、長く働ける環境づくりが進んでいます。
給与・勤務時間・キャリアアップのバランスを踏まえ、自分に合ったホテル・職種を見極めることが、宿泊部門での理想の働き方につながるでしょう。
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2025.12.15

