ホテルのチェックインやチェックアウトに関するマナーを詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ホテルのフロント業務の1つである、ホテルのチェックイン・チェックアウトに関する疑問に関してお伝えしていきます。
ホテルのフロントで働きたいという方は、是非参考にしてみて下さいね。
チェックイン・チェックアウトとは
チェックインとは
ホテルに到着して入館する際に行う宿泊手続きを行う事で、フロントにて代表者が手続きを行い、部屋の鍵を受け取ります。
チェックインの時間は、多くの場合が14時〜15時となっています。
またホテルではデポジット(預かり金)として現金かクレジットカードが必要になる事もあります。
近年では、オンラインで予約した際にQRコードを受け取り、ホテルに到着して続きを行う際に、専用の機器にかざすだけでチェックインできるシステムを導入しているホテルも増えています。
チェックアウトとは
ホテルを退館する際に行う手続きの事で、フロントで料金の精算や鍵の返却などを行います。
近年では、料金の前払いや後払いなどのシステムを導入しているホテルも増えています。
チェックアウトの時間は、多くの場合が10時〜11時前後となっています。
チェックアウトすると、基本的には部屋に戻る事はできなくなるため、忘れ物がないように注意しましょう。
ホテルのチェックインはなぜ15時なの?
ホテルのチェックインの時間は、どのホテルも大体14時〜15時となっていますよね。
それはなぜなのでしょうか。
チェックアウトが10時〜11時のため
ホテルによって、規定のチェックインの時間は異なりますが、殆どのホテルでは14時〜15時からという場合が多いですよね。
なぜその時間帯からしかチェックインできないのかというと、前のお客様のチェックアウトの時間が10時〜11時だからです。
前のお客様がチェックアウトした10時から、ハウスキーピング・客室係と呼ばれているスタッフによって、部屋の清掃を行うからです。
部屋の清掃・準備を行うため
部屋の清掃の主な内容としては、部屋の忘れ物チェック、部屋・トイレ・バスタブの掃除、換気、ベットメイキング・寝具の交換、アメニティ・備品の補充など。
バスルームを拭き、重いベットを持ち上げ、シーツや寝具の交換を行い部屋の隅から隅まで掃除機をかけます。
お客様に快適に過ごしてもらうためには、前のお客様の気配や匂いが残らないようゴミや汚れを綺麗に片付けなければなりません。
チェックアウトからチェックインまでの短い時間や、連泊中であればお客様が外出している時間内に素早く清掃しなければならないのです。
満室の日などは、1人で10室以上を担当する事もありますので、時間がかかってしまうのも頷けますよね。
チェックインが早まってしまう時は?
「規定時間より早く着いてしまいそう」という際には、一度ホテルに連絡してみてましょう。
時間より少し早くチェックインできる場合があります。
しかし、客室の清掃やベッドメイキングなどが終わっておらず、部屋の準備が整っていない場合はチェックインを断られるケースもあります。
その際は、どこかで時間を潰したりホテルのラウンジで待つなどしてチェックインの時間に入館するようにしましょう。
荷物は殆どのホテルで、チェックイン前に預ける事ができます。
荷物の預かりは基本無料となっているホテルが殆どですが、ホテルによっては有料のところもあるので、事前に確認しておきましょう。
アーリーチェックインを利用するのもあり
アーリーチェックインとは、ホテルで設定されているチェックインの時間よりも早い時間にチェックインする事。
都合によって早く到着してしまう場合や、事前にホテルに早めに到着する事が分かっている場合には、予約時にアーリーチェックインを選ぶ事ができます。
アーリーチェックインできるかどうかはホテルによって異なり、別途料金がかかる事があります。
事前にアーリーチェックインで予約すれば、当日ホテルに何も連絡せずに早めにチェックインできるので非常に便利です。
部屋の空き具合によっても変わってきますので事前に確認するようにしましょう。
※チェックインを早めると、有料となる場合がありますのでこちらも注意しておきましょう。
チェックインチェックアウトに関する疑問
予約なしで深夜にチェックインできる?
予約せずに泊まるお客様の事を、ウォークインもしくはゴーショーと呼びます。
ホテルによって様々ですが、予約なしで深夜に行っても、客室に空きがあるようであればご案内してくれる事が多いです。
あらかじめ深夜に到着する事が分かっているのであれば、事前にホテルに伝え、チェックイン可能かどうか確認しておいた方が良いでしょう。
チェックアウトの時間に遅れるとどうなる?
チェックアウトの時間に遅れると、基本延長料金が発生しますが、ホテルによって条件が異なる事もあります。
例えば、30分以内ならかからないというホテルもあれば、時間を過ぎたらかかるというホテルもあります。
30分過ぎれば、フロントから連絡がきたり追加の料金を支払う事になるのが殆どでしょう。
客室の清掃員が待機している事も多いため、チェックアウトの時間は厳守しましょう。
レイト・チェックインとは?
ホテルが定めた所定のチェックイン時間以降、もしくは予約した時間以降にチェックインする事。
基本的には無料であり料金がかかる事はありませんが、事前に連絡しておく必要があります。
レイト・チェックアウトとは?
ホテルが定めた規定の時刻よりも遅くチェックアウトする事。
通常10時〜12時が既定のチェックアウトの時間となっているホテルが殆どですが、それよりも長く滞在したい場合に「レイト・チェックアウト」を使うと希望の時間まで(夕方まで)ホテル滞在する事ができます。
ただし、半日分あるいは1日分の追加室料が必要となりますので、事前の確認が必要です。
まとめ
ホテルのフロント業務の1つである、ホテルのチェックイン・チェックアウトに関してお伝えさせて頂きました。
ホテルに入館する時間や退館する時間は、お伝えしたようにある程度決まっています。
しかし、ホテルによって異なりますが、「アーリーチェックイン」や「レイトチェックアウト」などを利用すれば、ある程度利用時間の融通が利きます。
これからホテルのフロントのお仕事がしたいという方は、是非知識の1つとして覚えておいて下さいね。
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2025.07.07