COLUMNSコラム
ホテルのイタリアン調理|役職・仕事内容・キャリアアップ完全ガイド【ホテルビズ】
一流ホテルでイタリアン調理師として活躍することは、多くの料理人にとって憧れであり、大きな目標のひとつです。 しかしその一方で、ホテルは組織構造が複雑で、一般のレストランとは異なる特徴や難しさもあります。 ホテルにおけるイタリアン部門は、単なるレストラン運営に留まらず、宴会、インルームダイニングなど、多様な収益部門を支えています。 求められる職務と役職も多岐にわたりますので、下記のような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。 ・街場のリストランテで積んだ経験が、ホテルでどのように活かされ、キャリアアップに繋がるのか分からない。 ・ホテルイタリアン部門の具体的な役職名とその責任を知りたい。 ・各役職で求められる「技術」と「マネジメントスキル」のバランスを知りたい。 ・将来的に総料理長(エグゼクティブ・シェフ)になるための具体的なキャリアプランを知りたい。 そこで、ホテル業界専門の転職エージェントである「ホテルビズ」が、ホテルイタリアン部門における役職の全貌と、各ステップで求められるスキルセット、そして高年収に繋がるキャリアプランを詳細にお伝えします。 目次 1:イタリアン部門の仕事の種類と役割 2:イタリアン部門の役割と昇進 3;役割別キャリアプラン:必要なスキル 4:ホテルビズが提供するキャリア イタリアン部門の仕事の種類と役割 ホテル内におけるイタリアン部門は、単一のレストラン機能だけでなく、ホテルの複数のサービスに料理を提供しています。 職務による「仕事の種類」の分類 ホテルイタリアン調理師が関わる主な仕事の種類は、以下の3つに大別されます。 <レストラン(ファインダイニング)業務> ホテルのブランドを体現するアラカルトやコース料理の提供。 料理の創造性、クオリティの安定性が最も厳しく問われる部門。 ソムリエやサービススタッフとの密な連携が不可欠。 <宴会・ケータリング業務> 婚礼、会議、パーティーなど、数百名規模のイタリアンメニューの提供。 大量調理と、多様なアレルギー・要望への対応力が求められる。 収益性に直結するため、原価管理や効率性が重視される。 <インルームダイニング(ルームサービス)業務> 24時間体制など、提供時間とスピードが重視される業務。 冷めても美味しく、サービス動線に耐えうる料理設計が求められる。 ホテル特有の「セクション」と役割 ホテルでは、役割が細かく分化されています。 イタリアン部門における主なセクション(パルティ)は以下の通りです。 <プリモピアット(Primo Piatto)> パスタ、リゾット、スープなど担当。手打ちパスタの技術が必須。 <セコンドピアット(Secondo Piatto)> メインの肉料理、魚料理を担当。高度な火入れ技術と原価管理が重要。 <アンティパスト(Antipasto)> 前菜、コールドミール、サラダなどを担当。盛り付けの芸術性が問われる。 <パティスリー/ドルチェ(Dolce)> デザート、焼き菓子などを担当。独立したペストリー部門と連携することも多い。 イタリアン部門の役割と昇進 ホテルでは、経験年数とスキルに応じて明確な役職が設定されています。 役職が上がるにつれて、「技術」よりも「マネジメント」への比重が高まります。 現場を支える職位一覧 <コミ・ド・キュイジーヌ (Commis)> ・経験年数:1~3年 仕込み、清掃、先輩の補助。基礎技術の習得。 *求められるスキル* 確実な作業、体力、謙虚さ。 <デミ・シェフ (Demi Chef)> ・経験年数:3~5年 セクションの一部担当。 調理スピードの向上。 *求められるスキル* 基礎技術の応用力、効率的な段取り。 <シェフ・ド・パルティ (Chef de Partie)> ・経験年数:5年〜8年 特定のセクションの全責任(発注・品質管理含む)。 若手指導。 *求められるスキル* 高度な技術、原価管理能力、教育指導力。 *キャリアアップの鍵* 「シェフ・ド・パルティ」への昇進は、調理師から「管理者」への第一歩です。 この段階で、単なる技術だけでなく、原価管理と品質の安定化に関する実績を積み上げることが、その後のキャリアを左右します。 部門統括管理職:スーシェフ・シェフ <スーシェフ (Sous Chef)> ・経験年数:8年~ 部門全体の現場運営と管理。 料理長不在時の代行。 スタッフのシフト・人件費管理。 *求められる資質(年収直結)* 危機管理能力、部門統率力、収益目標達成への貢献。 <シェフ (Chef de Cuisine)> ・経験年数:10年~ レストランの全て(コンセプト、メニュー、収益)に責任を持つ。 広報活動、サービス部門との交渉。 *求められる資質(年収直結)* 経営感覚、ブランド構築力、卓越した創造性。 *昇進の壁* スーシェフ以上は、技術的なミスよりも、「部門の収益を達成できないこと」が最大の失敗と見なされます。 マネジメント層への昇進は、料理人から「経営者」への転身を意味します。 ホテル全体の頂点職:エグゼクティブ長 エグゼクティブ・シェフ(総料理長)は、イタリアン部門を含むホテル内のすべての調理部門(宴会、和食、洋食、ペストリーなど)を統括する最高責任者。 <責任範囲> ホテル全体の料理の品質、衛生管理、人材育成、そして調理部門全体の収支に責任を持ちます。 <求められる資質> 卓越した技術力はもちろん、数百名規模のスタッフを統率するリーダーシップ、ホテルの経営層との交渉能力、そしてグローバルな視点が必要。 このポジションは、年収1,000万円以上も視野に入る、最も高待遇な職位です。 役職別キャリアプラン:必要スキル 高年収のエグゼクティブ・シェフを目指すために、各ステップで意識的に習得すべきスキルを解説します。 20代-30代前半:基礎技術と規律の確立 この時期は、イタリア料理の基礎技術を完璧に習得するとともに、ホテル特有の「規律」と「組織適応能力」を身につけることが最優先です。 <必須スキル> 手打ちパスタ、ソース技術、魚と肉の火入れ、そして迅速かつ正確なアレルギー対応の知識。 <キャリア目標> シェフ・ド・パルティ(セクション責任者)への昇進。 「自分のセクションは、料理長がいなくても完璧に回せる」という実績を作る。 <転職戦略> 街場のリストランテで技術を磨いた後、外資系ホテルのコミとして入社し、ホテルの厳格な衛生・オペレーション基準を学ぶことが有効。 30代中盤-40代前半:管理と収益貢献 この時期は、技術からマネジメントへの移行期であり、キャリアの分岐点となります。 <必須スキル> 人件費を含む部門予算の作成・管理、発注・在庫の最適化による原価率改善、多国籍スタッフの育成と指導。 <キャリア目標> スーシェフへの昇進。 料理長を補佐し、部門の収支目標を達成する実績を積み上げる。 <転職戦略> スーシェフのポジションでは、現在のホテルでの「数値実績」(例:原価率を2%改善)が最も評価されます。実績を武器に、より待遇の良い競合ホテルへの即戦力採用を狙います。 40代以降:経営層としてのブランド戦略 シェフ(料理長)以上の職位では、料理を提供する対象が「お客様」から「ホテル経営層」へとシフトします。 <必須スキル> ホテルのブランド戦略に基づいたメニュー開発、広報・メディア対応、調理部門全体の効率化と危機管理(食中毒発生時の対応など)。 <キャリア目標> エグゼクティブ・シェフへの昇進。ホテル全体の利益に貢献する「食のビジネスリーダー」となる。 ホテルビズが提供するキャリア ホテルイタリアンでのキャリアアップは、個人の努力だけでなく、市場の正しい情報を得て、戦略的に動くことが不可欠です。 街場経験者がホテルへ転職する際の注意 街場のリストランテで料理長経験があっても、ホテルではいきなり「シェフ」として採用されることは稀です。 <給与テーブルの違い> 違街場では「料理長」でも、ホテルでは「シェフ・ド・パルティ」からのスタートとなることが多く、役職が下がっても、基本給や福利厚生を含めた待遇は改善するケースがほとんどです。 <スタートアップポジション> ホテル特有の規律やオペレーションを学ぶため、スーシェフ補佐やシェフ・ド・パルティのポジションからスタートし、その後の昇進スピードを速める戦略が有効です。 ホテルビズが提供するキャリアサポート 私たちホテルビズは、イタリアン調理師としてのスキルを、最も高く評価してくれるホテルへと導きます。 <役職別求人の提供と年収交渉> ・現在保有するスキルと経験から、ホテル市場での適正な役職(シェフ・ド・パルティか、スーシェフか)を正確に判断。 ・個々の市場価値に基づき、希望年収と役職の交渉を代行し、最高の待遇を獲得します。 <キャリアプランニングの具体化> ・「5年後にスーシェフになるためには、次にどのホテルのどのポジションで、どのような実績を積むべきか」という具体的なロードマップの作成。 ・外資系・日系、レストラン特化・宴会特化など、ホテルごとの特性を考慮し、目標に合ったキャリアパスを提案します。 イタリアンへの情熱と培ってきた技術は、ホテルという最高の舞台でこそ、さらに大きく輝かせることができます。 私たちホテルビズと一緒に、理想の「総料理長」へのキャリアプランを描いてみませんか? * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
ホテルの宿泊部門7職種を紹介|未経験からチャレンジできる仕事内容まとめ
ホテルの宿泊部門は、フロントやベル、コンシェルジュをはじめ、多くの職種が連携して“快適な滞在”をつくる、ホテル運営の中心的な存在です。 しかし、実際には「どんな仕事があるの?」「違いを知りたい」という方も多いはず。 この記事では、宿泊部門における7つの主要職種の仕事内容や役割を分かりやすく解説します。 ホテル業界に興味がある方、未経験から転職を考えている方は参考にしてみて下さいね。 目次 1:ホテルの組織と売上構成2:宿泊部門の仕事内容【7職種】3:まとめ ホテルの組織と売上構成 ホテル業界で働く上で欠かせないのが、「ホテルの組織構成」と「売上の仕組み」を正しく理解する事。 ホテルは宿泊・料飲・宴会を中心とした複数の部門で成り立ち、それぞれが役割を分担しながら運営されています。 また、ホテルの種類によって売上構成比も大きく変わるため、職種ごとの重要度やキャリアパスも異なります。 まずは、ホテルの基本的な5部門の職種と、代表的な売上構成についてご紹介します。 ホテルの組織構成/基本的な5部門と職種 ホテルは多くのスタッフが連携して運営されており、その組織は主に5つの部門で構成されています。 ①宿泊部門:フロント・ベル・コンシェルジュなど、お客様と最も近い距離で接する部署です。 ②料飲部門:レストランやラウンジでのサービススタッフ、食器管理を行うスチュワード、シェフや調理スタッフなど、ホテルの“食”を支えるプロフェッショナルが集まる部門です。 ③宴会部門:宴会予約やサービス、ウェディングプランナーが活躍し、結婚式や企業イベントなど大規模な催しを企画・運営します。 ④営業部門:企業や旅行会社への提案営業、イベントの企画、マーケティング、広報活動などを担当します。 ⑤管理部門:経理・人事・総務といったバックオフィス機能を担当し、スタッフの管理や会社運営を支える役割があります。 ホテルの売上構成 ホテルの収益構造は、主に「宿泊部門・料飲部門・宴会部門」の3つになりますが、日本には様々な種類のホテルがあるため、売上構成比は異なります。 シティホテルの場合は、下記のような割合となっています。 シティホテルとは、観光客やビジネスマン・ファミリーからカップルなど幅広い客層に対応しているホテルで、日本の都市部に位置する事が多く、飲食店や宴会場の他、ラウンジやジム・大浴場などが併設されている事も。 日本の代表的なシティホテルには、帝国ホテル・ホテルニューオータニ東京・ホテルオークラ東京などが挙げられます。 *シティホテルの売上構成* ・宿泊部門:約30%・料飲部門:約30%・宴会部門:約30%・その他 :約10% 宿泊部門の仕事内容【7職種】 ホテルの宿泊部門は、フロント・ベル・コンシェルジュなど、お客様の滞在を最前線で支える“ホテルの中心”ともいえる部署です。 接客の中核を担うため、ホテルの印象を大きく左右するだけでなく、どの職種も専門性とホスピタリティが求められます。 ここでは、ホテル業界への転職を考えている方に向けて、宿泊部門の主な仕事内容と、それぞれの役割・特徴を分かりやすく解説します。 未経験からでも挑戦できる職種も多いため、自分に合ったキャリアを見つける参考にしてください。 ①フロント ホテルのフロントは必ずお客様が1番最初に立ち寄る場所です。 ホテルの顔として明るい笑顔やマナーはもちろんの事、言葉遣いや時には語学力も求められます。 主な仕事内容は、チェックイン・チェックアウトの手続き、宿泊予約管理、宿泊客への各種案内や手続き、お会計など。 何かあった時に1番にフロントに確認する宿泊客が多いため、ホテル内の全ての事を把握している事が必要であり各部署との連携も大切になってきます。 また、貴重品預かりもフロントスタッフの業務の1つ。 お会計の際にも大金を扱いますので、ミスなく信頼される事が非常に大切になります。 ②ベル ベルスタッフは、到着した宿泊客の荷物を預かり、フロントや客室までの案内を担当します。 客室に新聞を届けたり、ホテル内の案内業務などもあり、ホテル内を行き来する事が多いため他のスタッフとの関わりも多い仕事です。 出入り口周辺やロビーなどで、多くの宿泊客と接する機会が多いため、常に気を配り明るい笑顔や接客マナー・振る舞いなどが求められます。 ベルマンとしてキャリアを積む事も可能ですが、経験を積んだ後に他の部門へステップアップしていくケースが多くなっています。 ホテリエへの第一歩として経験しておきたい大切な仕事です。 ③コンシェルジュ 宿泊客の様々な問い合わせやリクエストに可能な限り対応するスタッフで、ホテルの何でも屋とされています。 ホテル内のご案内だけでなく、観光案内や情報提供・ホテル内外のレストランの予約・レンタカーや新幹線の乗車券や航空券の手配・スポーツ観戦のチケットの手配・ビジネスサポートなど様々なリクエストに対応します。 お客様にとってより良い方法を提案するので、多くの知識とアイデア・情報力、また語学力やマナーなど幅広いスキルが求められる職種です。 ホテル内の他部署やホテル外の施設などと連携して、可能な限りリクエストに応えられるよう対応するため、コミュニケーション力や情報収集力が求められます。 ④ドアマン 主な仕事内容は、ホテルの正面玄関で到着したゲストを出迎え、安全かつスムーズに館内へ案内する事。 お客様と接する時間は僅かですが、ホテルの顔でありそのホテルの第一印象を左右する重要な職種です。 ゲストの到着・出発に合わせて、ホテルの正面玄関のドアや車のドアの開け閉めを行ったり、駐車場への誘導、タクシーの手配、近辺の警備など業務は多岐に渡ります。 時には、お客様の車を預かって駐車や出庫を代行する事も。 ⑤ハウスキーピング 客室係とも呼ばれており、客室の整備・清掃・管理などを担当するスタッフの事。 主な仕事内容は、客室の清掃、アメニティ・備品の補充、ベットメイキング・寝具の交換、ランドリーサービスや備品の貸出などで業務は多岐にわたります。 お客様に快適に過ごしてもらうため、前のお客様の気配や匂いが残らないようゴミや汚れを綺麗に片付けます。 チェックアウトからチェックインまでの短い時間や、連泊中であればお客様が外出している時間内に素早く清掃しなければなりません。 想像以上に忙しく大変な作業となり、ホテルにとって重要な仕事の1つになります。 ⑥リザベーション リザベーションは、宿泊の予約を一括で管理するスタッフの事。 電話やメール・HP・ウェブサイト・旅行代理店など色々な方法で予約が入るためその全てを管理します。 相手は個人のお客様〜団体客、旅行代理店の担当者など様々です。 お客様とホテルが最初に接点を持つところですので、確実かつ迅速な対応が求められます。 予約の受付だけでなく、予約のキャンセルや変更もあるのでしっかりコントロールしなければなりません。 また、予約に関するお問い合わせを受ける事もありますので、常に空室状況や料金の確認し、質問に応えられるようにしておきます。 予約確定後は名前や連絡先の入力などを行い、ダブルブッキングしないよう気を付けなければなりません。 ⑦オペレーター ホテルの電話の受信を担当。 外線はもちろんの事、客室からの電話や各部署からの内線にも対応します。 宿泊・レストラン・ブライダル・宴会などの予約以外にも、「宿泊客に電話を繋いで欲しい」「ルームサービスのオーダー」など様々です。 お客様が最初に接するのがオペレーターになりますので、ホテルの第一印象を左右する職業でもあります。 関連部署に繋ぐ事も可能ですが、できるだけその場で完結できるよう勉強・努力しておく事が大切です。 忙しい業務の中でもホスピタリティを要求されため、相手の状況に応じて臨機応変に対応できる柔軟さや機敏さが求められる仕事です。 オペレーターは、代表電話への外線や客室からの電話など日々様々な電話に対応しています。 まとめ ホテルの宿泊部門は、フロント・ベル・コンシェルジュをはじめ、滞在中のお客様と最も多く接する重要な部署です。 チェックイン対応から客室案内、問い合わせ対応、予約管理、電話オペレーションまで幅広い業務があり、ホテルの印象を大きく左右する役割を担っています。 また、宿泊・料飲・宴会など複数部門で構成されるホテル運営の中でも、宿泊部門は売上の柱であり、キャリアの基盤として経験を積む人が多いのも特徴です。 未経験であっても、接客マナーやホスピタリティを身につければ活躍のチャンスが広がるため、ホテル業界を目指す方にとって最初のステップとして最適な職種と言えるでしょう。 本記事で紹介した各職種の特徴や必要スキルを理解し、自分に合ったキャリアを描く参考にしてみて下さい。 * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
ホテル宿泊部門のやりがいとは?仕事内容とホテルスタッフになる方法を徹底解説
ホテルの「宿泊部門」は、お客様に最も近い距離でサービスを提供する、ホテル運営の中心的な部門です。 フロントやベル、コンシェルジュなど多くの職種が連携し、快適な滞在体験を生み出しています。 今回は、宿泊部門で働くやりがいと、ホテルスタッフとして働くための方法を、新卒・中途それぞれの視点から分かりやすく解説します。 ホテル業界に興味がある方はぜひ参考にしてください。 ・宿泊部門の仕事内容は→こちら 目次 1:ホテルの宿泊部門の仕事のやりがい2:ホテルスタッフになるには3:まとめ ホテルの宿泊部門の仕事のやりがい 宿泊部門の仕事は、ホテルの“顔”としてお客様を迎え、滞在中のあらゆる体験を支える重要な役割です。 多くの職種と連携しながらサービスを提供するため、日々の業務には責任と緊張感も伴いますが、それ以上に得られるやりがいや成長機会が非常に大きいのが特徴です。 宿泊部門で働く中で感じられる代表的な5つのやりがいを具体的にご紹介していきます。 ①お客様の喜ぶ姿を見ることができる 1番のやりがいは、お客様に近い立場で接する事ができ、直接お客様から感謝の言葉を頂いたり喜ぶ姿を見る事ができる事です。 ホテルはサービス業界の「最高峰」と言われおり、おもてなしの文化をとても大切にしています。 お客様が快適に過ごし、素晴らしい体験ができるようにサービスを提供する事が重要となるため、「ここまでがサービスの範囲」という事が基本ありません。 お客様が要望する事には、出来る限り応え1人1人に合わせたサービスで感動を提供するのが一流のホテルであり、様々な部門のスタッフが協力してチームとなりより多くのサービスを提供しているのです。 お客様がホテル利用する理由は様々。 旅行での宿泊はもちろんの事、記念日やイベント、美味しい料理、結婚式など特別で感動的な時間を求めて訪れます。 そのため、ホテルで働く事でお客様の大切な思い出作りに貢献できる事が多いのです 多くのお客様と接する機会が多いからこそ、常に気を配りながら業務につかなくてはなりませんし、業務内容も多岐に渡るため大変な事も多くなりますが、お客様の為により良いサービスを提供する事で、喜んでもらえたりリピーターになってもらえたりと大変やりがいがあります。 ②各国のお客様と接し語学力が活かせる ホテルには日本国内のお客様だけでなく、各国から様々なお客様が来られます。 宿泊部門は特にお客様と接する機会が多いため、語学力があるようであれば大いに役立つ事ができます。 多くの外国のお客様とコミュニケーションを取る機会も、仕事をする上でやりがいに繋がります。 ③チームワークで達成感を感じられる ホテルには様々な職種が存在し、それぞれ連携しながらサービスの提供をしています。 同じ宿泊部であっても、役割はそれぞれ違い、あらゆる職種のプロフェッショナルが集まり協力しながら仕事に従事しています。 また、宿泊部以外にも多くの職種のプロが携わっています。 ・料飲部門(サービス・調理スタッフ等)・宴会部門(サービス)・婚礼部門(ウェディングプランナー等)・営業部門(企画・セールス・広報等)・管理部門(人事・総務・経理等) このような各分野のプロフェッショナルが集結し多くのスタッフが携わります。 様々な職種のプロフェッショナルと出会える為、勉強になる事も沢山あります。 ④高いサービススキルを身につけられる ホテルの仕事は、接客業の最高峰とも言われています。 そのため、下記のようなスキルを幅広く身に付ける事ができます。 ・コミュニケーション能力・ホスピタリティ・礼儀・マナー・問題解決能力・折衝能力・対応力 ホテルの経験を積めば積むほど、知識やスキルが身につき成長を感じる事ができます。 ⑤成果が評価されキャリアアップできる ホテルでのキャリアプランは、「スペシャリスト」と「ゼネラリスト」に大きく2つに分けられます。 スペシャリストは「技術職」、ゼネラリストは「総合職」とイメージすれば分かりやすいかもしれません。 スペシャリストは、ある特定の職種に特化し、高い専門的な知識を持っている者の事を指し、部署の異動をする事なく1つの部署でそのみちを極めていくもの。 宿泊部門の職種の場合は、「スペシャリスト」を選ぶ事も可能ですが、「ゼネラリスト」のコースを選ぶ方が多く、ホテルマンとしてキャリアアップしていく上で経験しておきたい大切な職種になります。 宿泊部門での接客経験を積んだのちに、マネージャーや支配人といった役職に就き、全体のマネジメント能力を身につけていきます。 ホテル経営の中枢に携わりたいという方は、最終的に総支配人までステップアップする事が可能です。 自分の努力次第で昇進やヘッドハンティングの可能性も高くなり、自身のスキルアップを目指す事ができます。 ★このようにホテル業界の仕事には様々なやりがいがあります。 ゲストのために向上心をもって取り組む事ができ、チームワークでホテルを作っていけるやりがいがあります。 ホテルの宿泊部門で働くには ホテルの宿泊部で働くための道は、大きく「新卒採用」と「中途採用」の2つに分かれます。 必要な資格はありませんが、志望するホテルによって求められる知識や経験は異なり、準備の方法もさまざまです。 新卒の場合は学校での学びやインターンが強みになり、中途採用では接客経験や語学力、ホスピタリティの高さが評価される傾向があります。 また、業界未経験でもホテル専門の転職エージェントを活用することで、情報収集や応募対策の幅が広がり、効率よく希望のホテルを目指すことができます。 新卒・中途それぞれの採用ルートについて詳しく紹介していきます。 ①新卒採用 ホテルの仕事をするために必要な資格は特にありません。 実際、高校を卒業してからそのままホテルで働く人もいます。 しかし、大手のホテルであったり外資系のホテルを志望する場合は、それなりの知識や実力が求められます。 そのため、短大・大学・専門学校を卒業した方が就職には有利になります。 ホテル系の専門学校では、ホテル業界の知識やマナー・技術・語学を学べたり、実習もあるため就職にあたり有利になるでしょう。 卒業生も多く、企業から直接学校へ求人依頼がくることもありますし、インターンシップを行っているホテルも多く、参加者の方が企業理解度が高くなるため、採用されやすくなる事もあります。 大卒者の場合は、専門学校・短大卒よりも将来の幅が広がります。 ホテルによっては、将来的に本部職へのキャリアチェンジを見据えて4年生大学の卒業を条件としている企業もあります。 ②中途採用 中途採用の場合は、ホテル業界・ブライダル業界・旅行業界・飲食業界などサービスの経験があると有利ですが、他業界からの転職も可能です。 しかし、マナーや礼儀・高い接客力などホスピタリティやコミュニケーション能力が求められるため、社会人として接客経験が必須となります。 飲食店や販売職などでサービスの実務経験を通じてお客様に喜んでもらった経験や、やりがいを感じた事などがあれば積極的にアピールしましょう。 また外国のお客様に接する機会も多いため、語学を活かせる職に就いていた方は有利になるでしょう。 ★ホテル業界未経験の場合は、転職エージェントを利用すると転職への近道になる事も。 特にホテル業界に特化したエージェントを使うと多くのメリットがあります。 ホテル業界の最新の情報が入ってきやすく、より詳しく業界についての情報をお伝えする事ができるからです。 また、ホテル企業とのパイプが太い為、非公開求人や最新求人が入ってきやすい点等があげられます。 その他にも・・・ ・各ホテル会社の採用基準を把握・キャリアアドバイザーの業界知識が豊富・非公開のホテル求人紹介・年収交渉・履歴書や職務経歴書の添削・転職活動の相談など様々な形でバックアップ・ホテル業界知識の知識が豊富・ホテル業界専門の面接対策 などなど 自分では交渉しにくい年収交渉や、求人資料だけでは分からない就職後の様子などもご案内させて頂きます。また、第三者が加わる事により客観的に御自身を見直す事で新たな魅力を発見できるという可能性があるという点も大きなメリットだと思います。 まとめ ホテルの宿泊部門は、お客様の滞在体験を最も近くで支える、ホテル運営の中心的な存在です。 フロントやベル、コンシェルジュなど多くの職種が連携し、特別な思い出をつくるサービスを提供します。 お客様の喜ぶ姿を直接感じられること、多国籍のゲストと接して語学を活かせること、プロフェッショナル同士の連携による達成感など、宿泊部門で得られるやりがいは非常に大きく、接客スキルやマネジメント力など幅広い成長も実現できます。 ホテルで働く方法は新卒・中途それぞれに道があり、経験が浅い方でも基礎から学べる環境やサポートを活用することで挑戦が可能。 ホテル業界専門の転職エージェントを利用すれば、企業ごとの採用基準の理解や非公開求人の紹介、面接対策など、より適したキャリア選択がしやすくなります。 * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
伝統と革新を追求する舞台。ホテルイタリアン部門でのキャリアを徹底解説
高級ホテルのイタリアンの仕事は、街場の店舗と何が違うのか? ホテルでイタリアン調理師として活躍されている方や、これからホテルへのキャリアチェンジを検討されている方の中には、下記にように感じている方もいるのではないでしょうか。 ・伝統的な技術の継承と、革新的な料理開発のバランスに悩んでいる。 ・ホテルならではの多様な業務内容や、求められるスキルを知りたい ・この経験が、自身のキャリアパスにどのように繋がるのか明確にしたい。 街場のリストランテとは一線を画す、高級ホテルのイタリアン部門。 そこでは、単に美味しい料理を提供するだけでなく、「ホテルのブランドを体現する料理」と「最高のおもてなし」が求められます。 本記事では、ホテル業界専門の転職エージェントである「ホテルビズ」が、ホテルイタリアン部門の具体的な仕事内容、部門ごとの役割の違い、そして求められる専門性を、市場の視点から詳細に解説します。 あなたのイタリアン調理師としてのスキルを、最高の環境で最大限に活かすための道筋を提示します。 ホテルイタリアン部門の仕事内容 ホテル内のイタリアンレストランは、一つの店舗に見えても、その役割や仕事内容は非常に多岐にわたります。 ここでは、主要な部門とそのポジション別の具体的な業務内容を解説します。 レストラン部門の仕事内容 最もクリエイティブな仕事であり、ホテルイタリアンの「顔」となる部門です。 ★ポジション <①シェフ・ド・パルティ> 各セクション責任者。 プリモ(パスタ・リゾット)、セコンド(メイン肉・魚)、ドルチェ(デザート)など、特定のセクションの調理と品質管理。 発注業務の一部を担当。 *求められる専門性* 各セクションの高度な調理技術、効率的な作業指揮、原価意識。 <②スーシェフ(副料理長)> 料理長(シェフ)の補佐。 現場全体の調理指導と統括。 スタッフのシフト管理、発注・在庫管理、人件費コントロール。 *求められる専門性* 現場マネジメント能力、高い危機管理能力、経営視点。 <③シェフ(料理長)> メニューコンセプトの決定、季節ごとのメニュー開発、原価率・利益率の最終責任、広報・メディア対応、サービス部門との連携。 *求められる専門性* 経営感覚、ブランド戦略、卓越した創造性と技術。 <仕事の特長> お客様の反応がダイレクトに伝わるため、料理人としてのやりがいを強く感じられます。 また、メニュー開発においては、ホテルのブランドイメージに沿った高級感と独創性を両立させることが求められます。 宴会・ケータリング部門の仕事内容(イタリアン担当) 大規模な婚礼やパーティー、外部へのケータリングなど、大量調理を担う部門です。 <業務内容> 宴会メニューにおけるイタリアン料理(前菜、パスタ、デザート)の大量仕込みと調理。 数百名分を時間通りに、均一なクオリティで提供するためのライン構築と管理。 <求められる専門性> スピードと効率:個別のアラカルト調理技術に加え、大量調理でもクオリティを落とさない高いオペレーション能力。 アレルギー対応:多数のゲストのアレルギーや食事制限に確実に対応するための、厳格な衛生・調理管理。 ペストリー・ベーカリー部門との連携 ホテルイタリアンでは、パスタ(手打ちの場合)、パン、デザートなど、自家製にこだわるケースが多く、ペストリーやベーカリー部門との連携が非常に重要になります。 <連携内容> 食後のドルチェだけでなく、コース全体のパンや、アミューズなどの生地ものに関して、イタリアンシェフの求める風味や食感を共有し、共同で開発を行います。 求められる専門スキル 街場のリストランテとホテルでは、求められるスキルのレベルと種類が異なります。 ホテルでは、単に技術が高いだけでなく、「組織の一員としての能力」が重要視されます。 卓越した「伝統技術」と「応用力」 ホテルイタリアンの評価は、基本の確実さに左右されます。 <基礎技術の徹底> ソースの構築、火入れ、そして特に手打ちパスタの技術など、イタリア料理の伝統的な基本技術の精度が非常に高く求められます。 <日本とイタリアの融合> 日本の旬の食材、特に地方の高級食材を、イタリアの伝統技法と融合させ、ホテルの高級感を損なわない「昇華された一皿」を創造する応用力が必要です。 <セクション横断スキル> アラカルトだけでなく、宴会やインルームダイニング(ルームサービス)など、異なる提供形態に合わせて料理をアレンジできる柔軟性が必要です。 サービスと連携するための「コミュニケーションスキル」 ホテルのイタリアンは、料理部門だけで完結しません。サービス部門(ソムリエ、ホールスタッフ)との連携が、顧客満足度に直結します。 <メニュー知識の共有> 料理のコンセプト、食材、調理工程について、サービススタッフに正確に伝え、お客様への説明の質を高める能力。 <即時対応能力> 顧客からの特別な要望やアレルギー対応について、サービス部門と迅速かつ正確に連携し、調理場にフィードバックできるコミュニケーション能力。 マネジメント層に必須の「収益管理能力」 シェフやスーシェフといった管理職になるためには、以下の経営スキルが必須です。 <原価率の最適化> 高級食材を使用しつつも、廃棄率を抑え、適正な原価率(一般的に30%前後)を維持する発注と在庫管理能力。 <人件費コントロール> 予約状況やホテルのイベントに合わせて、最適な人員配置を行い、残業代を抑え、人件費を効率的に管理する能力。 キャリアパスと将来性 ホテルイタリアンでの経験は、あなたのキャリアに「ブランド力」という大きな付加価値を与えます。 キャリアアップの明確な道筋 ホテル内部でのキャリアパスは、明確な役職とステップで構成されています。 ①シェフ・ド・パルティ 20代後半~30代前半 特定セクションの責任者。 技術と指導力の確立。 *市場価値* 高い(即戦力として評価される) ②スーシェフ 30代半ば~40代前半 現場の最高責任者。 部門全体のマネジメント。 *市場価値* 高い(即戦力として評価される) ③シェフ(料理長) 40代以降 レストラン全体の経営責任。 ホテルのブランドを背負う。 *市場価値* 最高水準(年収が高く安定する) 転職市場での「ホテルブランド」の価値 ホテルイタリアンでの勤務経験は、転職市場において非常に有利に働きます。 <「信頼性」の証明> ホテルのキッチンは、衛生管理、オペレーションの厳格さ、最高水準の顧客サービスが徹底されています。 ホテルでの経験は、これらの「組織適応能力」と「プロとしての規律」が備わっていることの何よりの証明となります。 <高待遇での転職の可能性> ホテルでのスーシェフ経験は、新たなホテルや、高級外食チェーンの統括料理長など、より高年収のマネジメントポジションへの転職を可能にします。 特に外資系ホテルでは、グローバルな基準であなたのスキルと経験が評価されます。 セカンドキャリアへの広がり ホテルイタリアンで培った経験は、独立だけでなく、多様なセカンドキャリアに繋がります。 <料理学校の講師> 高い技術と指導経験が活かされます。 <食品メーカーの開発> 大量調理の知識と、トレンドの料理知識が商品開発に役立ちます。 <コンサルティング> 収益管理やキッチン効率化のノウハウが、飲食店の経営支援に繋がります。 働き方と待遇 高い専門性が求められる分、労働環境と待遇についても、街場の店と比較して優位性を持つケースが多いです。 労働環境の安定性 <勤務時間・休日の確保> 大手ホテルや外資系ホテルは、労働基準法の遵守意識が高く、サービス残業が少ない傾向にあります。 年間休日数(110日〜120日程度)も比較的確保されやすく、マネジメント層になれば土日休みや、長期休暇が取得しやすくなります。 <整った設備と人員体制> ホテルは資本力が大きいため、最新の調理機器や衛生設備が整っており、人員も比較的充足しているケースが多いです。 これにより、体力的な負担が軽減され、料理に集中できる環境が提供されます。 充実した福利厚生 給与面以外でも、ホテルの福利厚生は魅力的な要素です。 <住宅手当・社宅制度> 特に都市部での生活基盤を安定させるための住宅手当や社員寮が整備されていることが多く、実質的な年収価値が高まります。 <社員割引制度> 自社や系列ホテルのレストラン・宿泊施設を割引価格で利用できる特典は、この仕事ならではの大きな魅力です。 まとめ ホテルイタリアン部門の仕事は、高度な技術と、組織運営能力、そしてホテルのブランドを背負うという大きな責任が伴います。 しかし、その分、得られる達成感、成長、そしてキャリアの安定性は計り知れません。 もし今、あなたの卓越したイタリアン技術が、現在の環境で正当に評価されていないと感じているなら、それはキャリアアップの絶好のサインです。 私たちホテル業界専門の転職エージェント「ホテルビズ」は、あなたのイタリア料理における専門性と、ホテルの求める管理能力を正確に評価します。 <非公開求人の提供> ラグジュアリーホテルや有名ブランドホテルの、イタリアン部門におけるスーシェフ、シェフといった高待遇の非公開求人をご紹介します。 <適正な待遇交渉> あなたの経験が、転職先ホテルで最高の年収(待遇)として評価されるよう、プロとして交渉を代行します。 * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
ホテルパティシエとは?①|仕事内容・ホテルで働くメリットなどを解説
美味しいスイーツで、特別な時間を演出するパティシエ。 街のパティスリーでケーキや焼き菓子を作る働き方もあれば、レストランでコース料理を彩るデザートを担当する働き方もあります。 そしてもう一つ、多くの人に人気なのがホテルで働くパティシエです。 今回は、ホテルパティシエの具体的な仕事内容や担当する業務、ホテルで働くメリットなどを分かりやすく解説します。 ホテルパティシエの仕事に興味がある方、これからパティシエを目指す方はぜひ参考にしてみてください。 ・ホテルパティシエの給料、勤務形態、やりがい、パティシエになるためのステップは→こちら ホテルパティシエの仕事内容① ホテルのパティシエは、主に調理部門の「ペストリー部門」に所属します。 ホテルによって異なりますが、その中で下記の部門に分かれる事が多くなります。 それぞれの仕事内容を見ていきましょう。 ①レストラン・カフェ☕️ ホテル内のレストランやカフェでは、多彩なシーンで提供されるデザートをパティシエが手がけます。 レストランではコース料理の締めくくりとなるデザートや、ビュッフェで並ぶスイーツ、アフタヌーンティーに添える繊細なスイーツなど幅広いメニューを担当。 「アシェットデセール」と呼ばれる皿盛りデザートの制作が中心ですが、店舗によっては仕込みや調理補助に携わることもあります。 また、誕生日や記念日の特別プラン向けにメッセージプレートを作成するなど、ゲストの思い出づくりに関わる機会も豊富です。 カフェやロビーラウンジでは、ケーキやアイスクリーム、季節のデザートなど、よりカジュアルに楽しめるスイーツを提供。 ホテルならではの高品質な素材や魅力的な演出に触れながら、多様なスイーツづくりの技術を磨くことができます。 ②ペストリーショップ・外販🍰 ホテル内のペストリーショップでは、ケーキや焼き菓子、季節限定スイーツ、ギフト商品など幅広い洋菓子を販売しています。 品質への要求が高く、味だけでなく見た目や包装など細部にまでこだわりが求められます。 ホテルによっては自社ブランドのケーキや焼き菓子を百貨店などで販売する事も。 定番商品の安定した製造に加え、新作スイーツの開発やイベント・季節フェアに合わせた限定商品の企画にも携わることがあります。 また、店頭の売れ行きや顧客層に合わせた商品ラインナップの調整など、マーケティング視点が求められるのも特徴の1つ。 ホテルブランドの価値を支える重要なポジションであり、技術の幅を広げながら、菓子づくりの魅力を直接お客様へ届けることができます。 ③結婚式👗 ウエディングケーキ部門では、新郎新婦の希望に合わせたオリジナルケーキの制作やコース料理のデザートを担当します。 結婚式のテーマや会場装飾に合わせてデザインを提案し、世界に一つだけのケーキを形にしていくクリエイティブな仕事です。 フレッシュケーキはもちろん、シュガーアートやアメ細工・チョコレート細工・マジパンなど高度な装飾技術が求められ、パティシエとしての表現力と技術力を大きく伸ばすことができます。 挙式の進行に合わせて仕上げのタイミングを調整するなど、ブライダルならではの細かな配慮も必要です。 完成したケーキが披露宴で注目され、新郎新婦やゲストに喜んでもらえる瞬間は大きな達成感につながります。 特別な一日を彩る、ホテルならではのやりがいを感じられるでしょう。 ④宴会🏢 ホテルの宴会部門では、結婚披露宴以外に、企業パーティー・学会・周年記念など、多種多様な大規模イベントが行われます。 会食でのコース料理のデザートや立食パーティで提供するデザートの製造を担当。 立食パーティ等では切り分けるサービスや商品の補充などでお客様の前に出る事もあります。 宴会部門では、数百名規模のケーキやスイーツプレートを短時間で大量に仕上げるため、正確さとスピード、そして安定した品質管理が求められます。 ブッフェ形式のイベントでは、華やかなプチガトーやグラスデザートなど、見た目の美しさと提供時の状態を保つ工夫も必要。 イベントのテーマに合わせたスイーツの企画や演出に携わることもあり、技術だけでなく創造性も発揮できます。 厨房スタッフやサービスチームと連携し、時間通りにベストな状態で提供するための段取り力が磨かれます。 大規模宴会ならではの迫力と達成感を味わえるでしょう。 ホテルパティシエの仕事内容② ホテルにもよりますが、基本的に大量生産になるため、パティシエの仕事は工程ごとにいくつかの部門に分かれていることが多くなります。 入社後は部門ごとに1年〜数年ほど担当しながら経験を積み、最終的にはすべての工程を一通りこなせるようにステップアップしていきます。 ①仕込み👩🍳 仕込みは、ケーキやデザートを作るための土台を整える重要な工程。 フルーツのカットやシロップ煮、クリームやソース類の準備、トッピング素材の下処理など、さまざまなパーツを整えておくことで、後の製造工程がスムーズに進みます。 特にホテルでは提供数が多いため、一度に大量の仕込みを行うことが一般的で、正確さとスピードの両方が求められます。 仕込みの段階で品質が決まると言っても過言ではなく、素材の状態を見極めながら効率よく準備を進めることが大切。 基礎的な業務が多いものの、パティシエとしての確かな土台を築ける重要なポジションです。 ②生地作り 生地作りは、ホテルパティシエの中でも特に繊細さと技術力が求められる重要な工程です。 メレンゲを立てたり、材料を正確に計量して混ぜ合わせることで、生地の状態を最適に整えていきます。 スポンジケーキやタルト生地、シュー生地など扱う種類は多く、わずかな配合の違いでも仕上がりが変わるため、細かな調整力が必要。 また、ホテルでは大量生産が求められるため、レシピ通りに作りながらも、どのロットでも均一な品質になるよう安定した技術が欠かせません。 場合によっては機械を使用し、大きなスケールで生地を仕込むこともあります。 ③オーブン(焼成) オーブンは、パウンドケーキやクッキー、マドレーヌなどの焼き菓子を仕上げる工程で、パティシエの技術が最も表れる重要なポジション。 仕込みが終わった生地を適切な温度と時間で焼き上げる必要があり、素材や形状によって焼成条件が変わるため、細かな調整力と観察力が欠かせません。 焼き加減の見極めひとつで仕上がりが大きく変わるため、温度管理や時間調整には常に神経を使います。 特にホテルでは大量生産が求められるため、どの商品も均一に、同じクオリティで仕上げる技術が求められます。 そのため、この工程は経験豊富なパティシエが担当することも多く、重要な役割を担っています。 ④仕上げ 仕上げ担当は、生地部門で作られたスポンジやタルトにムースやカスタードを組み合わせ、最終的にケーキやデザートを完成させる重要な工程を任されます。 ショップに並ぶ商品やレストランで提供されるデザートが、お客様に喜んでもらえる一品となるよう、フルーツやチョコレートでの飾り付け、ナッペ作業、グラスデザートの組み立てなど、細部にまで気を配りながら仕上げます。 担当する部門によって作業内容は異なりますが、どの商品も均一に仕上げることが求められるため、集中力と正確性が欠かせません。 見た目の美しさと味のバランスを両立させる、ホテルパティシエにとってやりがいの大きい工程です。 ⑤アシェットデセール アシェットデセール(皿盛りデザート)は、ホテル内レストランで提供される一皿デザートを仕上げる重要な役割があります。 オーダーに応じてその場で盛り付けを行い、温かいスイーツと冷たいデザートを組み合わせるなど、繊細な調整が求められます。 仕上げの段階では、フルーツやソース、飾り付けを施すことで、見た目の美しさと味のバランスを両立させなければなりません。 大量生産では味わえない、臨場感と達成感を感じられる、ホテルパティシエならではのやりがいある業務です。 ホテルで働くメリット ホテルで働くパティシエは、多彩なスイーツづくりに携われるだけでなく、安定した環境でスキルを磨く事ができます。 幅広い経験を積みながらキャリアの選択肢を広げたい方や、働きやすさも重視したい方にとって大きな魅力でしょう。 ここではパティシエとしてホテルで働くメリットをご紹介していきます。 ①様々なジャンルのスイーツを担当できる🥮 ホテルでは、レストラン・カフェ・宴会場・結婚式場・ショップなど多様な部門があり、デザートプレートやアシェットデセール・ビュッフェスイーツ・ウエディングケーキ・ギフト商品など、幅広いジャンルのスイーツ制作に携わることができます。 季節イベントも多く、そのたびに新しいデザートを開発・提供する機会があるため、常に発想力や技術を磨ける環境です。 また、宴会や結婚式など大人数の提供が多いため、大量製造やスピード、品質管理などの実務力も必要とされます。 部門ごとに求められるスキルや仕上げが異なるため、素材の扱い方、盛り付けの工夫、量産技術など、ホテルならではの幅広い知識と経験を身につけることができます。 ②料理人や他部署のスタッフと仕事ができる👩💼 ホテルの製菓部門はスタッフ数が比較的多く、パティシエ同士の連携・分業・コミュニケーションが重要になります。 個人の技術だけでなく、チームで動く力が育つ環境です。 また、レストランのシェフ・ブライダルプランナー・サービススタッフなど、多職種と関わりながらスイーツを作り上げる事ができるのもホテルならでは。 特にウエディングケーキを担当する際は、新郎新婦との打ち合わせを通じてデザインや演出を相談し、一緒に作り上げていくこともあります。 単にスイーツを作るだけでなく、料理全体の構成やサービスの流れを意識したチームワークを学ぶことができます。 多職種と協力して一つのサービスを完成させる経験は、ホテルならではのやりがいであり、パティシエとしての視野やスキルを広げる大きな機会となるでしょう。 ③ブランド力のある環境でスキルを磨ける🏨 知名度の高いホテルでは、高級食材を扱えるほか、著名シェフのもとで一流の技術を学べる環境が整っています。 そのため「ブランド力のある場所で修業したい」「レベルの高い現場で成長したい」という方に人気があります。 また、有名コンテストで受賞歴を持つパティシエが在籍しているケースも多く、日々の現場で刺激を受けながら学べる点も魅力です。 さらに、コンテストへの挑戦を積極的に支援する制度や風土があるホテルも多く、スキルアップを目指すパティシエにとって大きな成長機会となります。 このように、高いレベルの環境で働くことで技術力はもちろん、創造力や表現力も磨くことができます。 ④キャリアの幅が広がる🕴 ホテルで経験を積むことで、将来のキャリアの幅が大きく広がる点も魅力です。 現場で総合的な製菓技術を磨くことで、シェフパティシエとしてチームを率いる道や、ウエディングケーキに特化した専門職として活躍する道が開けます。 また、ホテル内ショップでの商品開発に携わるチャンスもあり、企画力やクリエイティブな発想を活かした仕事にも挑戦できます。 さらに、幅広い経験をもとに独立し、パティスリーを開業することも。 このように、ホテルでの経験は技術力・発想力・マネジメント力をバランス良く伸ばせるため、将来の選択肢を広げたいパティシエにとって大きな強みになります。 ⑤安定した雇用と充実した福利厚生⭕️ ホテルは大手企業が運営していることが多く、宿泊・料飲・宴会の複数部門で収益を確保できるため経営基盤が安定している特徴があります。 そのため、収入や福利厚生、勤務体制も比較的整っており、安心して働ける環境が期待できます。 例えば、社員割引・食事補助・社内施設の利用・ホテル優待など、ホテルならではの福利厚生が充実している事も多いです。 また、勤務体制は交代制のシフトで計画的に管理されることが多く、ワークライフバランスを保ちやすい点もメリット。 安定性と働きやすさの両方を重視したい方にとって、ホテルは魅力的な職場環境といえるでしょう。 まとめ ホテルは特別な日に訪れる場所でもあり、そこで働くパティシエは多くの人に幸せな時間を届ける役割を担います。 スイーツで心を癒し、ウェディングなど特別な瞬間を彩る経験を積みながら、安定した環境で幅広いキャリアを目指せる魅力ある仕事です。 スタッフ規模も大きく、料理人やサービス、ブライダルなど多職種と関わりながらチームで仕事を進めるため、コミュニケーション力や連携力も身につきます。 さらに大手企業が運営することが多く、福利厚生や勤務体制が整っており、安定した環境で働ける点も大きな魅力。 コンテストに挑戦しやすい風土を持つホテルも多く、成長意欲のあるパティシエに最適です。 技術を磨きながらキャリアの幅を広げたい方・将来独立したいという方にとって、ホテルは理想的な職場といえるでしょう。 * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
ホテル調理の仕事のやりがいと大変な事【宴会部門】
「華やかな宴の裏側で、あなたは本当に輝けていますか?」 数百名規模のゲストの期待を一身に背負い、寸分の狂いもないオペレーションを日々実行する調理師のお仕事。 しかし、その華やかでプロフェッショナルな仕事の裏側には、想像を絶するプレッシャーと、他部門にはない特有の「大変さ」があり、下記のように感じる方も。 「最高の料理を提供できたときの感動は大きいが、激務で体がもたない…」 「創造性を発揮できる反面、大量調理ならではの苦労がある…」 「この仕事で得られる本当の価値はどこにあるのだろう?」 そこで、本記事では、ホテル業界専門の転職エージェント「ホテルビズ」が、多くの宴会調理師の方々との対話を通して見えてきた、「仕事のやりがい」と「正直な大変さ」のリアルを、忖度なく深掘りします。 やりがいを最大限に引き出し、大変さを乗り越えるための具体的な対策と、あなたのキャリアをさらに高めるための道筋を明確に示します。 この仕事の本当の価値を知り、キャリアへの誇りを取り戻すきっかけにしてください。 宴会部門調理師が感じる「やりがい」 宴会部門の仕事は、他部門では決して味わえない、スケールの大きな達成感と、キャリアアップに直結する特別な喜びがあります。 圧倒的なスケールと達成感:何百人もの「笑顔」を創造するプロデューサー 宴会調理師の最大の醍醐味は、その「スケールの大きさ」にあります。 <数百人規模の料理を一斉に出す緊張感と成功体験> 結婚披露宴、国際会議、企業の周年パーティーなど、一度に数百食、時には千食を超える料理を、一秒の遅れも許されないタイムスケジュールで完璧に提供し終えた瞬間の達成感は、何物にも代えがたいものです。 これは、まさに現場を統率する「食のプロデューサー」としての醍醐味です。 <ホテルの「顔」としての役割> 宴会部門の料理は、ホテルの格式とブランドイメージを象徴します。 ゲストが「またこのホテルを使いたい」と思うかどうかの鍵を握っているのが、宴会調理師の腕です。 その大きな責任が、最高の料理を提供できた時の大きな誇りに繋がります。 創造性と高度な技術の融合:多様なニーズに応える「応用力」 宴会部門は「大量生産」のイメージを持たれがちですが、実際には非常に高度な応用力が求められる、創造的な部門です。 <多岐にわたる料理への対応力> 婚礼、和食を出す企業宴会、多国籍なゲストが参加する国際会議など、提供する料理のジャンルや形式は多岐にわたります。 フレンチだけでなく、和洋中の知識を融合させ、「TPOに合わせた最高の料理」を創り出す創造性が磨かれます。 <「無理難題」を形にするプロフェッショナリズム> 「アレルギー対応」「ヴィーガン対応」「郷土料理のリクエスト」など、レストランでは難しい個別対応を、大量調理の枠組みの中で実現させる技術とノウハウが身につきます。 この応用力こそが、あなたの市場価値を飛躍的に高めます。 キャリアパスの安定性と成長性 宴会部門での経験は、ホテルの収益構造に直結するため、管理職への昇進スピードや、転職時の評価で優遇されやすいというメリットがあります。 <マネジメントスキルが早期に習得できる> 若くしてセクションリーダーや副主任といった立場で、数十人のスタッフ(正社員、パート、派遣)を統率する経験が積めます。 これは、将来総料理長やセントラルキッチンの管理職を目指す上で、非常に貴重なキャリアとなります。 <ホテルの「経営視点」が身につく> 原価管理、人件費コントロール、食材の歩留まり率など、数字に基づいた意思決定に関わる機会が多く、料理人としてのスキルだけでなく、経営者としての視点を早期に養うことができます。 宴会部門調理師の大変な事と仕事の壁 やりがいが大きい分、宴会部門には、他部門にはない特有の厳しさ、いわゆる「仕事の壁」が存在します。 これらの「大変なこと」を具体的に理解し、対策を講じることが、長く活躍する鍵となります。 物理的な激務と不規則な労働時間 宴会部門の最も大きな課題の一つが、労働環境です。 <長時間労働と拘束時間の長さ> 早朝からの仕込み、昼間の宴会、夜のディナーパーティーと、一日を通して不規則なスケジュールとなります。 特に婚礼や大型イベントが重なる繁忙期は、長時間労働が常態化しやすく、体力的な疲労が蓄積しやすいのが現状です。 ★対策: 転職の際は、労働時間管理が厳格な外資系や、労働組合が機能している大手日系ホテルを選ぶことが、労働環境改善の第一歩です。 <シフトの不規則性> 宴会の予約状況によって勤務時間が大きく変動するため、プライベートの予定が立てにくいという大変さがあります。 年末年始やゴールデンウィークなど、世間が休みの時こそが、宴会部門の「稼ぎ時」となるため、家族や友人との時間を取りにくいという悩みを抱える方も少なくありません。 プレッシャーと創造性のジレンマ 大量調理という特性上、「創造性」と「効率」のバランスを取ることが非常に困難です。 <均一のクオリティを保つプレッシャー> 数百食を同時に、しかも一皿一皿が最高の状態で提供されるように、工程、温度、盛り付けのすべてを完璧に管理しなければなりません。 この「均一性を保つこと」に対するプレッシャーは計り知れません。たった一皿のミスが、ホテルの信頼を大きく損なうリスクを常に抱えています。 <コストと効率優先による創造性の制約> レストラン部門と違い、宴会メニューは事前に原価と工数が徹底的に計算されます。 独創的なメニューを提案しても、大量調理のラインに乗せる際の「効率性」や「原価率」がクリアできなければ採用されません。 この、コストと創造性のジレンマに苦しむ調理師は少なくありません。 人材マネジメントの難しさ 宴会部門の管理職(スーシェフや主任)にとって、最も頭を悩ませるのが「人」の問題です。 <多様な人材の統率> 正社員、契約社員、パート、アルバイト、派遣と、さまざまな雇用形態、そして多国籍なスタッフが混在しています。 それぞれのスキルレベル、モチベーション、文化的な背景が異なるため、「一つの方向に向かって統率する」難易度が非常に高いです。 <育成と定着の課題> 激務のため、若手の定着率が低いホテルもあります。 せっかく育てたスタッフが辞めてしまい、常に人手不足の状態が続くため、管理職は現場作業と育成・採用活動を並行して行わなければならないという大きな負担を負います。 大変さをやりがいに変える解決策 宴会部門で長く、そして高年収を得て活躍していくためには、これらの「大変なこと」を乗り越えるための戦略が必要です。 労働環境改善のための「戦略的転職」 現在の環境が激務すぎる、あるいはサービス残業が多いと感じるならば、環境を変えることが最も効果的です。 <労働時間管理の徹底したホテルを選ぶ> 外資系ホテルや大手ホテルグループは、コンプライアンス遵守の意識が高く、実態として残業代がしっかりと支払われる傾向があります。 転職の際に、エージェントを通じて「実際の残業時間と残業代の支払い方」を具体的に確認することが重要です。 <「分業体制」が確立されたホテルを選ぶ> 大規模ホテルの中でも、宴会部門内で仕込み、調理、盛り付け、洗浄の分業が明確化されているホテルであれば、個々人の業務負担が軽減され、効率的に働ける可能性が高まります。 スキルアップで「創造性のジレンマ」を突破する コストの制約を打破し、自分のアイデアを実現するためには、より高度な「経営スキル」を身につける必要があります。 <ITとデータを活用する> 在庫管理システム、原価計算ソフトなどを積極的に学び、「コストを抑えながら品質を維持する論理的な根拠」を提示できるようにします。 勘や経験ではなく、データに基づいた提案は、経営層への説得力を格段に高めます。 <「多角的専門性」を習得する> フレンチ一辺倒ではなく、和食の出汁や盛り付けの技術、中華の調理効率など、他分野の知識を取り入れることで、既存のメニューのコストを抑えつつ、クオリティを上げる「イノベーション」を起こすことができます。 マネジメントの壁を超える「リーダーシップ」 人材定着と部門統率の難しさは、管理職の給与が高い理由の一つでもあります。 これらを乗り越えることで、あなたの市場価値は飛躍的に高まります。 <「共通の目標」を明確にする> 単に「料理を作れ」と指示するのではなく、「このイベントを成功させることで、ホテルの収益を〇%アップさせ、来期の賞与につなげる」といった、全スタッフが共感できる具体的な目標を示すことで、多様なチームをまとめ上げることができます。 <権限移譲と育成に注力する> すべての業務を抱え込むのではなく、若手にセクションの裁量を任せる「権限移譲」を進めます。 これにより、管理職はより高度な業務(収支管理、メニュー開発など)に専念でき、若手はやりがいを感じて定着率が向上するという好循環を生み出せます。 宴会調理師としてのキャリアの最大化 宴会部門での経験は、あなたのキャリアを大きく広げる「強力な武器」です。この経験を最大限に活かし、最高のステージを目指しましょう。 宴会経験が「最高のキャリア」になる理由 宴会部門で培われるスキルは、ホテル業界のみならず、多岐にわたる分野で高く評価されます。 ●身につくスキル・汎用性の高い転職先● ①大規模オペレーション管理→セントラルキッチン、大手企業の社員食堂管理職 ②シビアな原価・品質管理→外食チェーンのメニュー開発・購買部門 ③高度な対人・多国籍マネジメント→ホテル部門を統括する経営企画職 特に「原価と品質を両立させる能力」は、景気に左右されにくい安定した企業で、高年収のポジションに就くための決定的な武器となります。 まとめ もし、あなたが今のホテルの環境に限界を感じていたり、あなたの能力に見合った正当な評価を得られていないと感じているならば、私たちホテルビズにご相談ください。 私たちは、あなたの「やりがい」と「大変さ」を深く理解し、その経験を最も高く評価してくれるステージを探し出します。 <高年収求人の紹介> 労働環境と待遇が整った外資系ラグジュアリーホテルや、高年収のセントラルキッチン管理職など、あなたの市場価値を最大限に反映できる非公開求人をご紹介します。 <大変さを実績に変えるキャリアシート作成> 「激務だったこと」を「大規模イベントの統率実績」として、「原価管理の苦労」を「収益改善の実績数値」として、転職市場で最高の評価を得られるよう、あなたのキャリアをブラッシュアップします。 あなたの高度なプロフェッショナルスキルは、最高の環境で活かされるべきです。 あなたのキャリアの「次の一手」を、私たちホテルビズと一緒に考えませんか? * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
【ホテルの調理部門の仕事】①仕事内容とやりがい
ホテルには、様々なレストランがあり、宿泊のお客様だけでなく料理を楽しみに来館されるお客様も多くいます。 記念日ディナーや結婚式、国際的な会議など、ホテルは様々なお客様が集まる特別な場所。 おもてなしの最高峰とも言われているホテルにとって、その厨房で働く調理スタッフは、裏側からイベントを支え、お客様の大切な時間を演出する重要な存在です。 ホテル調理の魅力は、レストランでのコース料理、結婚式や宴会での華やかなメニュー、宿泊客への朝食ビュッフェなど、シーンに合わせて幅広い経験を積める事。 また、和洋中から製菓まで多彩なジャンルに携われるため、調理技術の向上はもちろん、メニュー開発やマネジメントなどキャリアの選択肢も広がります。 しかし、ホテルの調理師といっても担当する部門などによって業務内容や働き方が多岐に渡ります。 そこで今回は、ホテルの調理部門の仕事に関してご紹介していきます。 ・給料、勤務形態について→こちら ・必要なスキル、資格、なり方について→こちら 目次 1:ホテルの調理部門の仕事内容2:ホテルの調理部門の仕事のやりがい3:まとめ ホテルの調理部門の仕事内容 ホテルにはレストランや宴会場など、様々な料飲施設があります。 そのため、規模の大きなホテルでは、総支配人に次ぐ立場として「総料理長」が置かれ、ホテル全体の調理部門を統括するケースもあります。 場合によっては、調理スタッフが300名を超える事も。 調理部門はホテルによって細かく分かれており、代表的な部門と組織区分は下記のようになっています。 <調理部門の区分例①> ・レストラン調理(フレンチ・イタリアン・和食など) ・宴会調理(結婚式・パーティ・修学旅行など) ・メインキッチン(下ごしらえ・ソースなど) ・ベーカリー(パンの製造) ・ペストリー(デザート・菓子の製造) <調理部門の組織図例②> 1:総料理長(エグゼクティブシェフ) 2:副総料理長(スーシェフ) 3:各レストランシェフ・宴会シェフ 4:専門職(一般調理スタッフ)・ソーシエ=ソース担当・ブッチャー=肉担当・ガルドマンジェ=冷製料理担当・パティシエ=デザート担当・ベーカリー=パン担当・スチュワード=厨房管理 このように、ホテルの調理部門は非常に多岐にわたり、それぞれの専門性を活かしながら大規模なチームで運営されています。 ここでは、それぞれのポジションの業務内容をお伝えしていきます。 ①総料理長 ホテルの調理部門を統括する最高責任者「総料理長」 厨房全体の運営だけでなく、衛生管理やスタッフの育成・マネジメント、メニュー開発、原価・数値管理、仕入れや発注業務など、幅広い役割を担います。 調理技術はもちろん、組織をまとめるリーダーシップやマネジメント力、さらにビジネス的な視点も欠かせません。 料理の質を守りながら、コストや効率を考え、スタッフが最大限力を発揮できる環境を整える事が求められるため、大きな責任とやりがいのあるポジションといえます。 ②副総料理長・スーシェフ 総料理長の右腕として厨房を支えるポジションです。 調理技術はもちろんの事、料理をスムーズに提供できるよう各部門への指示や進行管理を行い、厨房全体の流れを整えます。 また、総料理長が不在の際には責任者として厨房を統括し、場合によってはお客様への対応も担います。 現場を動かす実行力とリーダーシップが求められる、やりがいの大きい役職です。 ③各レストラン・シェフ ホテル内にはフレンチ・イタリアン・中華・和食など多彩なレストランがあり、それぞれに調理場をまとめるシェフがいます。 現場の責任者として、調理や衛生管理・スタッフの教育・マネジメント・人材育成・メニュー開発・原価や利益率の管理・食材の仕入れなど、店舗運営に関わる幅広い業務を担います。 日々の調理はもちろん、スタッフへの指示や数値管理といったマネジメント業務も重要な仕事。 また、メニュー開発も重要な仕事であり、素材の選び方や味付け、盛り付けの工夫によって、そのレストランならではの個性を生み出します。 シェフは自らの経験や技術を活かし、新しいオリジナルメニューを提案できる立場であり、自分の料理でレストランの魅力を高められるやりがいのあるポジションです。 ④宴会シェフ ホテルの宴会シェフは、パーティーや結婚披露宴、修学旅行など、大人数向けの料理を担当します。 レストランとは異なり、一度に100名を超えるゲストへ料理を提供する事もあり、宴会シェフにはその管理が任されます。 決められたコース料理をスムーズに提供するために、野菜の下処理や肉・魚の下ごしらえ、ソース作りなどを計画的に進め、スタッフに的確な指示を出しながら仕上げていきます。 料理の味や品質を保つ調理技術はもちろん、チームをまとめるマネジメント力が欠かせません。 また、アレルギーなど特別な配慮が必要な場合もあるため、事前の確認や調整も重要。 大人数の料理を短時間で提供するためには、スタッフ全員が一丸となって動く必要があり、宴会シェフはその中心となって全体を統括する責任を担います。 ⑤ソーシエ フランス料理の中で、主にソースを作る担当者を「ソーシエ」と呼び、ソースを中心とした仕込みの責任者となります。 また、シェフが考案したメニューに合わせて新しいソースを開発する事も。 ソースはその料理の決め手ともなりますので重要な役割があります。 ソースの仕込みの他、調理補助や盛り付けを兼任する事もあります。 ⑥ブッチャー ホテルの調理部門で食肉の仕入れや下処理を専門に行うポジションです。 実際に調理や盛り付けを担当するわけではなく、料理に合わせて肉を最適な状態にカットし、仕入れた肉の管理や保管までを担います。 「ブッチャー」は英語で「肉屋」を意味する言葉でもあり、肉の部位や扱い方に関する専門知識が必要です。 表には出にくい仕事ですが、料理の質を左右する非常に重要な役割を担っています。 ⑦ガテマンジャー サラダやパテ、スモークサーモンなどの冷製料理を専門に手がけるセクションです。 披露宴やパーティーでは、温かい料理と並んで冷製料理は欠かせない存在であり、テーブルを華やかに演出する大切な役割を担います。 フランス料理をはじめ、見た目の美しさや彩りが重視される場面も多く、料理全体の印象を高めるポイントになるため、非常に重要なポジション。 繊細な盛り付けや食材の扱いにこだわり、自分の感性を活かして料理を完成させられる魅力があります。 ⑧パティシエ(ペストリー) デザートや洋菓子を専門に担当するスタッフ。 レストランはもちろんの事、結婚式やイベントなど特別なシーンに欠かせない存在です。 ランチやディナー、デザートビュッフェなどで提供されるスイーツを手がけ、特に「アシェットデセール」と呼ばれる皿盛りデザートを作る事が主な仕事となります。 また、ホテル内のラウンジやショップで販売する洋菓子の製造や、新商品の開発を任される事も。 さらに、結婚式ではウェディングケーキやゲスト用デザートも担当するなど、幅広い場面で活躍できるポジションです。 ウェディングケーキをオリジナルで制作できる場合は、アメ細工・チョコレート細工・マジパン細工といった高度な技術を用いて華やかに仕上げます。 新郎新婦の希望を形にするためには、パティシエとしての技術に加え、ヒアリング力や提案力も求められます。 また、結婚式では数百人規模のお客様にデザートを提供する事もあり、チームで協力しながら効率よく仕上げる力も必要です。 ホテルでは日常的に多彩なスイーツが提供されるため、幅広い種類のデザートに関わり、色とりどりのスイーツに触れられるのが大きな魅力。 技術を磨きながら、お客様の特別な時間を演出できるやりがいのあるポジションといえます。 ⑨ベーカリー(ブーランジェ) ホテルで提供されるパンを専門に作るスタッフ。 日本では「ベイカー」と呼ばれる事もあります。 多くのホテルでは自社でパンを焼いており、朝食・ランチ・ディナー・ビュッフェ、カフェやパーティー、結婚式など、あらゆる場面で提供されるほか、ベーカリーショップで販売される事もあります。 仕事内容は、材料の仕入れから生地の仕込み・ミキシング・成形・発酵・焼成まで多岐にわたります。 まずは担当ごとに業務を覚え、習熟度に応じて複数の持ち場を兼任できるようになります。 ホテルでは、常に高品質で美味しいパンが求められるため、丁寧な生地作りや発酵管理が欠かせません。 また、数種類のパンをタイミングよく焼き上げ、各シーンに合わせて提供するため、チームワークと計画性も重要になります。 ホテルの調理部門の仕事のやりがい ホテルの調理部門は、お客様と直接接する機会は少ないものの、レストランや結婚式で提供される料理はホテル全体の印象を左右する重要な役割を担っています。 宿泊のお客様はもちろん、結婚式や記念日など特別な日に訪れる方にとって、料理は大切な思い出を彩る存在。 調理スタッフにとって最大のやりがいは、自分の手で作った料理でお客様を笑顔にできる事です。 特別な時間を過ごすために訪れるお客様の人生の大切な瞬間に関わり、気に入っていただければリピーターとして何度も訪れてもらえる事も大きな喜びとなります。 また、ホテルの厨房では和洋中、スイーツ、ベーカリーまで幅広い料理に携わる事ができ、経験を積む事で様々な調理技術を学べます。 更に、メニュー開発やスタッフマネジメントに挑戦する機会もあり、各レストランのシェフや宴会シェフ、最終的には総料理長を目指すキャリアパスも描けます。 合わせて、多くのホテルでは社員食堂や休暇制度など福利厚生も整っており、安心して長く働ける環境が整っています。 お客様の大切な一日を、自分の料理で彩り、思い出に残る時間を作る――。 そんなやりがいを実感しながら、料理人として確かなキャリアを築けるのが、ホテルの調理部門で働く魅力です。 まとめ 今回は、ホテルの【調理部門】の仕事内容ややりがいについてご紹介しました。 ホテルの料理はお客様の印象を大きく左右するため、調理部門はホテルにとって非常に重要な存在。 自分の手がけた料理で多くのお客様に喜んでいただき、思い出に残る時間を提供できる事は大きなやりがいになるでしょう。 直接お客様と接する機会は少ないものの、ホテルマンとして大切なのは「ホスピタリティの心」。 お客様の気持ちを想像し、「どうすれば喜んでいただけるか」「より満足していただける料理を提供できるか」という視点で仕事を進めていく事が重要になります。 経験を積むにつれて担当できる料理の幅が広がり、メニュー開発などに携われるチャンスも増えます。 もちろん、長時間の勤務や立ち仕事など体力的に大変に感じる面もあるかもしれませんが、感謝の言葉を頂く事も多く大きな達成感や満足感も得られる仕事です。 * 弊社ホテルビズでは、ホテルレストランや婚礼調理に関する求人を多数取り扱っています。 ホテルの調理部門でキャリアを築きたい方は、ぜひお気軽にご相談下さい。
【ホテルのレストランサービスの仕事】①仕事内容ややりがい
ホテルに欠かせない存在である「レストラン」 ホテル内には、イタリアン・中華・和食・フレンチなど様々なレストランがあり、宿泊のお客様はもちろん、記念日や会食など様々な目的で多くのお客様が訪れます。 レストランはホテルの“顔”とも言える存在。 中には一つ星・二つ星・三つ星を獲得するホテルもあり、そのサービスの質がホテル全体の印象を左右します。 そんな大切な役割を担うレストランサービスの仕事は、毎日多くのお客様と接することで、大きなやりがいや達成感を感じられるポジションです。 そこで今回は、ホテルの料飲部門やレストランサービスの具体的な仕事内容ややりがいをご紹介します。 ・給与や勤務形態は→こちら ・必要なスキルやなり方は→こちら 目次 1:ホテルのレストランサービスの仕事内容2:ホテルのレストランサービスのやりがい3:ホテルのレストランで働くメリット4:まとめ ホテルレストランサービスの仕事内容 レストランサービスの仕事は、ホテルにある各飲食店内のホールで接客全般を担当します。 主な業務内容は下記になります。 ①開店準備・閉店業務 レストランの営業が始まる前は、店内の清掃や、営業がスムーズに行えるようおしぼりやシルバーなどの備品の準備、テーブルのセッティング、お店が閉店した後は、店舗全体を確認し片付けや掃除などの業務を行います。 ②お客様のご案内 お店が開店し、お客様が来店したらご案内業務をします。1番最初の接客になりますので笑顔で明るく対応する事が大切になります。また、最初の接客がそのお店の印象を左右しますので、できるだけスムーズに気持ちよくご案内する事が重要。どの席が空いているのか、お客様のニーズを把握しながら適切な席へご案内する事が求められます。 ③オーダーの確認 席へご案内し、お客様のメニューが決まったら注文を受けます。 オーダーは基本的にお客様から呼ばれてお伺いする事が多くなりますが、お客様の様子を確認しタイミングを見計らって自らお伺いするなどの気遣いが重要。 ホールスタッフは常に周りを確認し、お客様の要求を早めに汲み取る事が大切になります。 ④料理の提供 料理が出来上がったらなるべく温かいうちにお客様へ提供します。 料理を提供する際には、料理の内容や味付け・素材などについて聞かれる事も多いため、使用している食材や提供する料理に関してきちんと理解しておく事も重要となります。 ⑤後片付け・セッティング お客様の食事が終わったら、お皿やグラスなどテーブルの片付けと次のお客様の為のテーブルセッティングを行います。片付けはテーブルだけではなくテーブル周りの床や椅子も確認し、メニュー表にも汚れがないか確認します。 テーブルセッティングでは調味料の残量の確認や補充も行います。お客様が忘れ物をしている事もあるので、できるだけ早めにテキパキとこなす事が大切になります。 ⑥お会計 最後にお会計業務になります。金銭の授受という重要な仕事になるため、伝票をきちんと確認し間違いのないように慎重に行います。 会計が終わるとお見送りをしますが、最後まできちんと気持ちの良い接客をする事で「また来たい」と思ってもらえるような更なる顧客満足へとつながります。感謝の気持ちを込めて挨拶をして見送ります。 ⑦その他 その他に予約やお問い合わせの電話対応や、デシャップ業務(盛り付けの補助・デザート作り)、ドリンク作りなどの業務をする店舗もあります。 サービススタッフには、同じレストラン内で以下のような関連職種があります。 いくつか経験しキャリアアップしていく事が多くなります。 ①サーバースタッフキッチンとお客様を繋ぐ役割があります。 食事の進行状況を見ながら、次の料理を出すタイミングを調理場に伝えたり、お客様の様子や声を調理スタッフに伝えたりします。 ②キャッシャーお金の受け渡しを行う役割があります。 主にお会計業務を担当します。 ③グリーターレストランの入り口でお客様を出迎え、席まで案内しホールスタッフ へ橋渡しをする役割があります。 役職としては、マネージャークラスになる事が多く、席のコントロールや調整を任されます。 ★サービスの仕事はお店の顔ともいえます。 来て頂いたお客様が楽しく快適に食事をできるよう、明るい表情や笑顔、きちんとした身だしなみ、相手を気遣う挨拶や礼儀作法・立ち振る舞い・言葉遣い・社会人としてのビジネスマナー・気配り・ホスピタリティなどは必須となります。 接客をする上で大切なのは、お客様に居心地の良い環境を提供でき、自分の接客でお客様に心地よい・嬉しいと感じてもらう事。 お客様の要望やタイミングを確認しながら、お客様から声がかかる前に自ら行動する事で顧客満足度を上げる事ができます。 常に周りを確認し、お客様の小さなサインも見逃さずそのお客様に合った接客を提供する事が大切になります。 ホテルレストランサービスのやりがい ホテルのレストランサービスで一番のやりがいは、なんといっても お客様の笑顔を間近で見られること。 「美味しかった」「ごちそうさま」「また来るね」と直接感謝の言葉をいただける瞬間は、仕事のモチベーションになります。 ホテルにはたくさんの部門がありますが、“食事の時間”はお客様にとって特別で、心に残りやすい大切なシーン。 だからこそ、レストランサービスはホテル全体の印象を左右するほど重要な存在です。 責任も大きいですが、その分、やりがいもひとしお。 お客様と接する時間が長いからこそ、食事を楽しんでいる姿や満足そうな笑顔を見られる瞬間が多く、達成感をダイレクトに感じられます。 さらに、レストランではサービススタッフ・ソムリエ・シェフなど、多彩なプロフェッショナルが集まり、ひとつのチームとしてお客様をお迎えします。 仲間と一緒にお店を作り上げていく一体感は、他では味わえない大きな魅力。 そして、ホテルでの仕事は「接客業の最高峰」と言われています。 日々の仕事を通して、礼儀・接客スキル・サービスマインドが磨かれ、必ず自分の成長につながります。 👩🍳 「人を喜ばせるのが好き」🌟 「接客のプロとして成長したい」🤝 「仲間と一緒に最高のサービスを届けたい」 そんな想いを持っている方にとって、ホテルのレストランサービスはぴったりの環境です。 ホテルのレストランで働くメリット ホテルで働くレストランサービススタッフは、そのホテル・店舗の顔にもなるため高い接客サービスやおもてなしが求められます。 ここではホテルで働くメリットをご紹介していきます。 勤務形態・福利厚生・給与が安定 正社員としての雇用で働く場合は、ホテルサービス職の給与形態で支払われる事が多くなります。 ホテルのレストランサービスは、基本的に高度な接客スキルや語学力なども求められるため、比較的高めな傾向にあります。 また、残業代・交通費・賞与がきちんと支払われたり、休日や有給などの福利厚生や勤務形態もしっかりしています。 幅広い知識やホスピタリティが身につく ホテルには日々様々な年齢・職業の方が来られます。 それぞれのお客様の要望に的確に応えなくてはならないため、勉強が必要となります。 料理や飲み物の知識を得てお客様に満足のいく回答をしなければなりません。 そのため、幅広い知識を身につけるほどサービススタッフとしてスキルアップしていきます。 また、宿泊されるお客様の中には、一流企業の社長・芸能人・海外からのセレブなど著名な方が来店する事もあるため、見聞を広める事ができるでしょう。どのような方へも丁寧かつ、上質な接客を行う教育がなされているため、最高のおもてなしスキルが身につきます。実力をつければリピーターとなってくれる事もあり、ホテルのレストランサービススタッフとして働いた経験は必ずプラスになるはずです。 知名度があればキャリアになる 有名ホテルともなれば、そこで働いていた事は実績となり、今後再び転職する際に有利になったりヘッドハンティングされる事もあります。 ホテルの看板を背負って仕事をする事は、レストランサービスとしてのキャリアに高評価だと言えるでしょう。 他の職種へのキャリアチェンジが可能 ホテルには様々な部門・職種があります。 そのため、レストランサービスの経験を活かし、同じホテル内で他の「宿泊部門」「宴会部門」「営業部門」「管理部門」などへのキャリアチェンジが可能となっています。 ただし、キャリアチェンジするにはしっかりとスキルを身につける事が必須となります。 2〜3年経験を積んだ後にキャリアアップの過程で他部署へ異動を命じられる事もあります。 まとめ ホテルのレストランサービスのお仕事についてご紹介させて頂きました。 サービスの仕事は、体力的に大変な面もありますが、人と接する事が好き。人に喜んでもらう事が好き。という方には天職の仕事になるでしょう。 特にホテルでのレストランサービスは、質の高いサービスを求められます。 ★一流の接客でお客様に喜んでもらいたい★レベルの高いおもてなしやホスピタリティでお客様に感動を与えたい という方は弊社にご相談下さいませ。 * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
【ホテルの営業部門の仕事】①仕事内容
ホテルといえば「接客」や「フロント」など接客をイメージする方が多いと思いますが、実はその舞台裏でホテルを支えているのが営業部門です。 企業や団体に宿泊や宴会を提案したり、旅行会社(代理店)と協力して宿泊プランを作るなど、ホテルの稼働率や収益を左右する重要な役割を担います。 サービスの現場だけでなく、ビジネス感覚や交渉力を活かしてキャリアを築きたい方にとって、営業部門は大きなやりがいと成長のチャンスがある職種になるでしょう。 そこで今回はホテルの営業部門の仕事内容についてご紹介します。 これからホテル業界で働きたい・ホテル業界でキャリアを積みたいという方は是非参考にしてみて下さいね。 目次 1:ホテルの組織2:ホテルの営業部門の仕事内容3:まとめ ホテルの組織 ホテルの仕事は、主に下記の5つの部門に分かれており、それぞれの部門で様々な職種のスタッフが働いています。 *ホテルの基本的な5部門と職種* ①宿泊部門フロントベルコンシェルジュ宿泊予約オペレーター②料飲部門サービスバーテンダー調理パティシエベーカリー③宴会部門宴会予約宴会サービスウェディングプランナー④営業部門企画・営業マーケティング広報 ⑤管理部門経理人事総務 ホテルの営業部門の仕事内容 ホテルには、客室以外にも、宴会場やレストランでの結婚式やパーティ・イベントやフェアなど販売するものが沢山あります。 その企画や販促・セールスをして売上を作るのが営業部門になります。 ホテルの売上は、宿泊・宴会・料飲などの売上で成り立っていますが、売上はそれぞれ1/3づつ程で、宿泊以外の宴会・飲食部門でも多くの売上があります。 そのためホテルの営業部門の仕事は、売り上げに直結するとても重要な部署になります。 下記では、営業部門の3つの職種と仕事内容について詳しくご紹介していきます。 ①マーケティング ホテルのマーケティング部門は、主に下記の2つを目的としています。 ◎顧客の満足度を高め、売上を最大化する事 ◎自社の魅力を世の中に伝え、ホテルのブランド価値やイメージを向上させる事 ホテルのブランド力を確立・顧客獲得を目指し、様々なイベントの企画・宣伝や自社の取り組みのリリースを行います。 前述したように、自社ブランドのイメージや売り上げを最大限に上げられるよう努める事=多くのお客様に喜んでもらえるイベントやフェアの企画をする事。 そのために、市場調査や顧客の分析を行い、適正な宿泊プランや婚礼プラン、またホテル全体でのフェアやイベントなどの商品を開発していく仕事です。 個人・法人を問わず、多くの人に向けて自社ホテルの良さをPRする事が仕事となるため、メディア対応なども欠かせません。 ★市場調査・顧客分析 ターゲット市場や競合他社の動向の調査・流行や顧客のニーズを把握などの市場調査を行います。 その後、ホテルの立地や顧客の傾向・自社ターゲットの分析を行い、フェアやプランの企画を計画します。 ★宿泊プラン・キャンペーンの企画 市場調査・顧客分析をもとに、季節に応じた特別宿泊プランの企画や、宴会・料飲部門でのキャンペーンを企画します。 結婚式のキャンペーン、料飲店舗での特別プランなどがあります。 ★イベントやフェアの企画 こちらも市場調査・顧客分析をもとに、イベントの企画を行います。 ホテル全館でのイベント、ロビーをメインとしたイベント、宴会場・料飲店舗でのイベントなどがあります。 また、業界のフェアや展示会などに参加する事も。 ★広告計画・プレリリース ホテルによって異なりますが、マーケティング部門が広告関連を担当する事もあります。 広告担当者と連携して、企画したプランやフェア・イベントなどを雑誌やWEBメディアなどで取り上げてもらえるようプレリリース配信します。 企画書で公開される場合が多いですが、大手ホテルであったり大きなイベントであれば発表会といった形でお披露目される事も。 ★WEBメディア管理 Instagram・Facebook・XなどのSNS、自社HP、ブログなどWEBメディアでの情報発信も行います。 フォロワーを飽きさせないための様々なホテルの情報をできるだけ頻繁に更新し、魅力を伝えられるよう努めなくてはなりません。 イベントやフェアの情報・新サービスの提供などはもちろんの事、働く人の様子やホテルの豆知識など様々な情報を発信する事で、ホテルのファンが増えるケースもありますので非常に大切な広告戦略の1つとなっています。 また、顧客との関係を長く続けるために、リピーター顧客へのニュースレター・プロモーションメールの配信なども行います。 その他、SEO対策などを担当する事も。 ②営業 営業職とはホテルの事を売り込む営業マンの事を指し、お客様に自社ホテルの商品の良さを伝えて購入してもらう役割があります。 「商品」とは、宿泊・宴会(ブライダル含む)・料飲といったサービス全般を指します。 現在のホテル業界は、競争が激化しているため、ただお客様から予約を待っているだけでなく、営業マンが外に出て営業活動をする事が重要になってきています。 ★新規営業・既存営業 ホテルの客室や宴会場・レストランなどを企業や団体・学校にセールスするお仕事で、新規顧客開拓の営業と、過去に利用して頂いているお客様への既存営業があります。 客先としては、企業の総務担当者や、旅行のパッケージに自社のホテルのサービスを扱ってくれる旅行代理店の担当者などになります。 具体的には、企業の会議やセミナー・パーティ、季節ごとのイベントであるクリスマスディナーや忘年会・新年会、旅行の宿泊や宴席・レストランの利用、修学旅行などの宿泊利用などがあります。 仕事の流れとしては、営業をかけたお客様やお問い合わせがあったお客様を訪問。 宿泊や宴席の要望を伺い、企画書・見積を作成し自社の魅力を伝え契約まで持っていきます。 お客様との関係が良好であれば、別のイベントの際に利用してもらえたり、毎年利用して頂けるなど次の機会につなげていく事ができます。 また、宴席の金額が大きいと、数千万円規模になる事もあるため、受注でき無事成功できれば大きなやりがいに繋がるでしょう。 契約を取る事・客単価を上げていく事が、営業マンには求められます。 ※契約後は、お客様と内容を詰め各部署への手配をします。 当日は立ち会うケースもあれば、現場担当者に任せする場合も。 ★自社ホテルのサービスの調整 営業マンは、自社のホテルでより快適に過ごしてもらうよう調整する事も重要な仕事の一つとなります。 例えば、国際的な会議やイベントなどで外国からの要人を受け入れる場合、セキュリティー体制を強めたり、その国の文化などに合わせて料理の種類を変えるなど、受け入れ態勢を整えるなどがあります。 特に宴会場では様々なイベントが行われますので、そのイベント内容に合わせてお客様の要望をヒアリングし、その要望に叶うよう社内で調整をしていく事が求められます。 このように、ホテルの営業マンはただお客様に対して営業を行うだけではなく、お客様とコミュニケーションをしっかり取り、自社のホテルでどのようなサービスを提供したら満足してもらえるのかを把握し提案・調整していく事が仕事になります。 そのため、社内外との関係を良好に保つコミュニケーション力や、リーダーシップ力・チームワーク力なども必要となります。 ③広報・PR ホテルの広報・PRの仕事は、ホテルと世の中の良好な関係を築く事。 自社の魅力(サービス内容や活動内容)を、世間の人々に知ってもらうために情報発信を行う事が仕事になります。 そのため、テレビや雑誌・新聞などのメディアを通して情報発信し、消費者だけでなく取引先や株主との関係を構築し、企業価値やブランドの認知度を上げる事を目指します。 ★取材対応 マスコミからホテルに取材などの依頼があるとまず広報が担当します。 取材の内容確認・スケジュール調整・段取り・インタビューの立ち会い・記事のチェックなど全て行います。 ★マスコミ対応 「テレビや映画の舞台として使わせて欲しい」などの依頼があれば、その窓口となり許可や準備を進めていきます。 ロケ地として使用されれば、ホテルの知名度が上がりそれだけで宣伝効果や集客効果が期待されますよね。 また、新企画や新店舗・新サービスの内容やリノベーションなどの情報をニュースレターにまとめてマスコミに流したり、自社のホテルで記者会見やテレビ中継などで利用される際にも現場を取り仕切ります。 このように、ホテルのブランドがイメージアップするようコントロールする事も広報の仕事になります。 また、ホテルのプラスのイメージの際だけでなく、トラブルや事件・事故などが発生した時のマスコミ対応も担当します。 トラブル発生時のガイドラインを作成し、マイナスな情報やイメージ・風評被害を最小限に食い止めるよう努める役割があります。 冷静かつ慎重な対応力が求められます。 ★プレリリース ホテルによって異なりますが、マーケティングスタッフか広報スタッフがプレリリースを担当します。 マーケティング担当者と連携して、ホテルのサービスや企画したプランやフェア・イベントなどを雑誌(新聞)やWEBメディアなどで取り上げてもらえるようプレリリース配信します。 企画書で公開される場合が多いですが、大手ホテルであったり大きなイベントであれば発表会といった形でお披露目される事も。 ★広告物の制作 ホテルの会員向けの会員誌やDM、ホテル内のパンフレットやポスターなどを制作する事もあります。 そのため、ビジュアルデザインの基本的な知識や技術、また魅力的かつ効果的に記事を書く文章力も求められます。 ★WebサイトやSNSの運用 こちらもホテルによって異なり、マーケティングスタッフか広報スタッフが行います。 Instagram・Facebook・XなどのSNS、自社HP、ブログなどWEBメディアでの情報発信も行います。 フォロワーを飽きさせないための、様々なホテルの情報をできるだけ頻繁に更新し、魅力を伝えられるよう努めなくてはなりません。 イベントやフェアの情報・新サービスの提供などはもちろんの事、働く人の様子やホテルの豆知識など様々な情報を発信する事で、ホテルのファンが増えるケースもありますので非常に大切な広告戦略の1つとなっています。 また、顧客との関係を長く続けるためにリピーター顧客へのニュースレター・プロモーションメールの配信なども行います。 ★社内報の制作・発行/社内イベントの企画 広報は社内報や社内でのイベントを担当する事も。 社内報では、自社で勤務する従業員に向けて、社内情報や福利厚生・支配人や副支配人、また働いている従業員のメッセージ、各部署の取り組みなど様々な情報発信を行います。 現在のホテルは、殆どが主に5つの部門に分けられ、職種も細かく縦割りで分業化されており、従業員数も多いので関わりが少ない部署もあります。 そのため、社内報や社内イベントによって他の部署との繋がりができたり理解を深める事ができるため重要な機会になります。 まとめ 今回は、ホテルの【営業部門】でのお仕事に関してご紹介しました。 ホテルの営業部門は、直接ホテルの売り上げに関わる重要な部署です。 その分責任も大きく売上へのプレッシャーもありますが、自分の力でホテルの売上やイメージをより良い方向へ導く事ができた時には大きな達成感ややりがいを感じる事ができるでしょう。 直接お客様と関わる事は少ないですが、営業部門で働く際にも、何より大切なのがホテルマンとしてのホスピタリティ。お客様のニーズや気持ちを察し、おもてなしの心を大切に仕事を進めていく事が重要になります。 ホテルの営業部門で働くには、まずは現場でしっかりと経験を積む事が大切です。 * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
ホテルのマーケティング部門とは?②やりがいや必要なスキル
前のコラムでもご紹介したように、近年の宿泊業界は、外資系ホテルの相次ぐ開業などで競争が激化しており、良いサービスを提供するだけでは生き残りが難しくなってきています。 「このホテルがよい」と思ってもらえるよう効果的な戦略を練っていくのが、マーケティングのお仕事。 ホテルの運営(集客)に欠かせない重要な仕事であり、将来的にマーケティングに携わりたいという方も多いのではないでしょうか? そこで今回は、ホテルのマーケティングのやりがいや必要なスキルについてご紹介します。 ・ホテルのマーケティングの仕事内容に関しては→こちら 目次 1:マーケティングの仕事のやりがい2:マーケティングの仕事に求められるスキル3:まとめ マーケティングの仕事のやりがい ホテルのマーケティングは、ホテルの売上を左右する責任が大きな仕事になりますが、その分やりがいも大きくなります。 ここではマーケティングの仕事のやりがいを6つご紹介します。 ①クリエイティビティアイディアの発揮 マーケティング部門は、企画したイベントやプロジェクトの全体を指揮するため、そのイベントに携わる様々なプロフェッショナルと一緒に仕事を進めていきます。 イベントやキャンペーンの企画・実行には、創造力・アイディアが欠かせません。 自分の企画力で無事成功させる事ができた時には、ホテルのブランド力やイメージ・売上アップに貢献できます。 新しいアイデアやセンスで、自社のホテルの将来を、より良い方向へ導いくやりがいや達成感は非常に大きなものでしょう。 ②お客様に喜んでもらえる ターゲット市場や競合他社の動向、トレンドや顧客のニーズなどの市場調査、ホテルの立地や顧客の傾向・分析などを行った上でフェアやプランの企画を計画するマーケティングのお仕事。 お客様の思いなども汲み取り、各部門のプロフェッショナルたちと一緒にイベントなどを成功に導いていきます。 年間を通して様々な季節ごとのイベントなどを企画し、子供〜ご年配の方まで幅広い層のお客様に楽しんでもらう企画の考案を任されます。 自分の企画が形となり、多くのお客様に喜んでもらえた時には大きなやりがいを感じる事ができるでしょう。 ③成果が数字で分かる マーケティングの仕事は、成果を実感しやすい仕事でもあります。 市場調査・分析→企画戦略→成果→分析というのが大きな仕事の流れです。 自分の立てた企画やイベントやキャンペーンによって、どれだけ集客できて売上が増加したかが数字としてすぐ分かります。 成果が出ていれば大きな手応えややりがいを感じられるでしょう。 ④様々なスキルを習得できる 市場調査や分析・企画実行だけでなく、広告関連やWEB関連の仕事に携わる事も多くなります。 そのため、様々なスキルや知識を得る事ができます。 ⑤チームで達成する喜びを感じられる マーケティングの仕事は1人で完結するという事はなく、パートナー企業や当日実際に現場で働いてくれるスタッフと進めていくため、外部企業や他の部署との連携も重要です。 チームで協力し合いながら自分の企画が無事成功した時には、大きな充実感や達成感が得られるでしょう。 ⑥国際的な視点を身につけられる 経済政策の中で「観光立国」としての推進計画を積極的に進めており、様々なプロモーション活動を行っています。 その1つであり、近年ホテル業界の一般宴会で注目されているMICE。 大きな金額が動きホテルにとっては非常に大きな売り上げとなるため、世界の国や地域がMICEの誘致や開催に積極的に取り組んでいます。 国際的な顧客をターゲットにする事もあるため、グローバルなビジネススキルが身につくのもやりがいの1つです。 マーケティングの仕事に求められるスキル ではマーケティングの仕事にはどのようなスキルが必要になるのでしょうか? 求められるスキルをご紹介していきます。 ①ホスピタリティ 何より大切なのが、ホテルマンとしてのホスピタリティです。 サービス業界の最高峰とも言われているホテルのお仕事。 ホテルでのお仕事には、表に立つ人とそうでない人がいますが、共通しているのはお客様に喜んでもらうために業務を遂行する事。 お客様へのおもてなしの心が1番大切になります。 お客様のニーズや気持ちを察し、「どうすれば喜んでもらえるか」という視点で仕事を進めていく事が重要になります。 ②分析力・問題解決能力 マーケティングは、市場のトレンドや顧客のニーズ・自社の課題を緻密に分析し、そこからインサイトを得て企画を立て実践、その後に結果の分析といった仕事がメインになります。 企画を成功させるためには、調査スキル・分析力・発想力・課題を解決する能力が必要となります。 ③戦略的思考・粘り強い精神力 ホテルのブランディングは直ぐに結果が出なかったり、自分の企画が成功しないといった事もあります。 長期的な視点でマーケティング戦略を行ったり、競合他社の動向を分析したりと、試行錯誤しながらより良い戦略を練っていかなければなりません。 そのため粘り強い精神力や、実行する能力が求められます。 ④タスク管理スキル 市場調査・分析・企画・プレリリース・企画の分析・WEBの管理など沢山のタスクをこなす必要があるマーケティングの仕事。 複数の企画を同時に進行する事もあるため、計画立案やスケジュール管理能力も重要になります。 また、限られた予算内で企画を実施しなければならないため、予算管理スキルなども必要となります。 ⑤コミュニケーション能力 マーケティングの仕事は、広告代理店やマスコミなど様々な外部の人と接する事や、社内の他部門のスタッフと関わる事も多くなります。 マーケティングプランやイベントなどのアイデアを、他の部署や経営陣に効果的に伝える能力、顧客・メディアなどの外部企業と円滑に話を進めていける能力などが求められます。 プロジェクトとは、1人で成功させる事はできず社内の各部署との連携も欠かせません。 料飲部門・宴会部門など、多くのプロフェッショナルが携わり、お互いに協力し合ってより多くの価値を提供していきます。 内外どちらの仕事にも、様々な立場の人と良好な関係を築いていける高いコミュニケーション能力が必要となります。 ⑥リーダーシップ・協調性 マーケティングの仕事は、自分の企画やプロジェクトを同じ部門のスタッフや、他の部門と協力して成功に導いていかなければなりません。 社内の部門や他企業を超えたプロフェッショナルで1つのプロジェクトを作り上げていくので、リーダーシップ・協調性・チームワーク力などが必要となります。 ⑦語学力・国際的な視点 近年のホテル業界では、訪日外国人も増え、海外からのお客様を迎える機会も増えています。 前で説明した通り、国際会議などで海外の顧客をターゲットにする事もあるため、海外の顧客と直接やりとりできる語学力や国際的な視点があると、より有利になるでしょう。 特に、高級ホテル・外資系ホテル・都心部・空港の近く・観光地などのホテルでは語学力は必須となる事も。 ⑧ITスキル 近年では業務の効率化により企業のIT化も進んでいます。 業務をするにあたり、クラウドの共有システムの利用・オンラインでの対応・などPCを使っての仕事が殆ど。 エクセルの知識・ウェブサイトの管理・簡単なHTML/CSSの知識・広告管理ツールの使用経験、検索エンジンマーケティングの基本的な知識、SNSを効果的に活用するスキル、データ解析スキルなどがあるとより効率よく業務を進めていけるでしょう。 まとめ ホテルの営業部門・マーケティングのお仕事についてご紹介させて頂きました。 ホテルのマーケティング部門は、単なる「宣伝」ではなく、ブランド価値を高め、顧客に選ばれるホテルづくりを支える重要な役割を担っています。 市場調査からプランの企画、PR活動まで幅広い業務に関わりながら、ホテルの魅力を発信していく仕事です。 競争が激化するホテル業界において、マーケティング部門の役割はますます重要になっています。 ホテルの売り上げやブランドのイメージ向上のために尽力し、多くの人に楽しい思い出や感動を提供できる大変やりがいのある仕事です。 マーケティング部門で働くには、現場でしっかりと経験を積む事が大切です。 マーケティングのスキルと現場での経験を活かせば、大きなやりがいを感じられるでしょう。 キャリア形成の1つとして是非参考にしてみて下さい。
ホテルのマーケティング部門とは?①仕事内容やなり方
近年の宿泊業界は、外資系ホテルの相次ぐ開業などで競争が激化しています。 ホスピタリティを最も重視しているホテル業界ですが、「良いサービス」を提供するだけでは生き残りが難しくなってきています。 「このホテルがよい」と思ってもらえるよう効果的な戦略を練っていくのが、ホテルの「マーケティング」のお仕事。 ホテルの運営(集客)に欠かせない重要なお仕事ですが、具体的にどんな仕事をするのか分からないという方も多いと思います。 そこで今回は、ホテルのマーケティングの仕事内容などについてご紹介します。 ・やりがいや具体的な集客例については→こちら 目次 1:ホテルのマーケティング部門とは2:ホテルのマーケティングの仕事内容3:ホテルのマーケティング部門で働くには4:まとめ ホテルのマーケティング部門とは ホテルマーケティングは、基本的に営業部門に所属します。 <営業部門の職種一覧> マーケティング宿泊プランやイベントなどの商品の企画を担当 営業客室・宴会場・レストランのセールスを担当 広報(PR)自社ホテルの宣伝・販促活動を担当 ホテルのマーケティング部門は、下記を目的としています。 ①自社の魅力を世の中に伝え、ホテルのブランド価値やイメージを向上させる事 ②顧客の満足度を高め、売上を最大化する事 ホテルのブランド力を確立・顧客獲得を目指し、自社の取り組みのリリースや様々なイベントの企画・宣伝を行います。 *営業部門との違い* マーケティング部門の役割は、「自社ホテルの魅力を世間に広く知ってもらうために戦略を立てる事」である一方で、営業部門の役割は、「お客様に自社ホテルの商品の良さを伝えて購入してもらう事」。 ホテル営業における「商品」とは、宿泊・宴会(ブライダル含む)・料飲といったサービス全般を指します。 マーケティング部門の仕事内容 前述したように、マーケティングのお仕事は、自社ブランドのイメージや売り上げを最大限に上げられるよう努める事。 多くのお客様に喜んでもらえるイベントやフェアの企画をします。 そのために、市場調査や顧客の分析を行い、適正な宿泊プランや婚礼プラン、またホテル全体でのフェアやイベントなどの商品を開発していきます。 個人・法人を問わず、多くの人に向けて自社ホテルの良さをPRする事が仕事となるため、メディア対応なども欠かせません。 ①市場調査・顧客分析 ターゲット市場や競合他社の動向の調査・流行や顧客のニーズを把握などの市場調査を行います。 その後、ホテルの立地や顧客の傾向・自社ターゲットの分析を行い、フェアやプランの企画を計画します。 ②宿泊プラン・キャンペーンの企画 市場調査・顧客分析をもとに、季節に応じた特別宿泊プランの企画や、宴会・料飲部門でのキャンペーンを企画します。 ※客室+料飲店舗がセットになっているプラン、結婚式のキャンペーン、料飲店舗での特別プランなどがあります。 ③広告計画・プレリリース ホテルによって異なりますが、マーケティング部門が広告関連を担当する事も。 広告担当者と連携して、企画したプランやフェア・イベントなどを雑誌(新聞)やWEBメディアなどで取り上げてもらえるようプレリリース配信します。 ※プレリリースとはマスコミやメディア向けに発信する情報やニュースの事。企画書で公開される場合が多いですが、大手ホテルであったり大きなイベントであれば発表会といった形でお披露目される事もあるでしょう。 ④WEBメディア管理 Instagram・Facebook・XなどのSNS、自社HP、ブログなどWEBメディアでの情報発信も行います。 現代の日本では、SNSは集客に欠かせないツールの1つです。 フォロワーを飽きさせないための、様々なホテルの情報をできるだけ頻繁に更新し、魅力を伝えられるよう努めなくてはなりません。 イベントやフェアの情報・新サービスの提供などはもちろんの事、働く人の様子やホテルの豆知識など様々な情報を発信する事で、ホテルのファンが増えるケースもあります。 非常に大切な広告戦略の1つとなっています。 また、顧客との関係を長く続けるためにリピーター顧客へのニュースレター・プロモーションメールの配信なども行います。 その他、SEO対策などを担当する事も。 ⑤イベントやフェアの企画 こちらも市場調査・顧客分析をもとに、イベントの企画を行います。 ホテル全館でのイベント、ロビーをメインとしたイベント、宴会場・料飲店舗でのイベントなどがあります。 また業界のフェアや展示会に参加する事も。 *イベント例* ①宴会場関連*ウェディング(結婚式)プラン*ブライダルフェア*結納プラン*GWイベント*夏休みイベント*クリスマスイベント*企業の新年会・忘年会プラン*企業説明会*国際会議 ②料飲関連*スイーツビュッフェ*コラボビュッフェ*記念日イベント*顔合わせプラン*お見合いパーティ*食事券 ③宿泊関連*結婚式パック*ハネムーンパック*女子会プラン*年末年始宿泊プラン*受験生パック*研修プラン*ビジネスパックなど マーケティング部門で働くには ホテルのマーケティング部門で働く方法は主に下記の2つとなります。 ①現場で経験を積んでキャリアチェンジする ②別業種のマーケティング・セールスなどの経験 例えば、①現場からであれば、宿泊部門・料飲部門・宴会部門などで経験を積み、ある程度マネジメントまでできる立場までキャリアアップすると、マーケティング部門など他の他の部署へ異動する事が可能となります。 早い方だと入社3年目程で異動するケースも。 現場での一般スタッフ(宿泊部門・宴会部門・料飲部門) ↓ ヘッド(キャプテン) ↓ チームリーダー ↓ マーケティング部門 ↓ アシスタントマネージャー・マネージャー ↓ 副総支配人・総支配人・経営幹部 etc ★マーケティング部門は、外部との接触も多く、市場調査やマーケティング分析・販売促進やPRまで行う事もありますので、業界の経験がない方や業務経験がない未経験者は難しくなります。 自社で現場経験、もしくは他業界でマーケティングの経験は必須となるでしょう。 まとめ ホテルの営業部門・マーケティングのお仕事についてご紹介させて頂きました。 ホテルのマーケティング部門は、単なる「宣伝」ではなく、ブランド価値を高め、顧客に選ばれるホテルづくりを支える重要な役割を担っています。 市場調査からプランの企画、PR活動まで幅広い業務に関わりながら、ホテルの魅力を発信していく仕事です。 競争が激化するホテル業界において、マーケティング部門の役割はますます重要になっています。 ホテルの売り上げやブランドのイメージ向上のために尽力し、多くの人に楽しい思い出や感動を提供できる大変やりがいのある仕事です。 マーケティング部門で働くには、現場でしっかりと経験を積む事が大切です。 マーケティングのスキルと現場での経験を活かせば、大きなやりがいを感じられるでしょう。 キャリア形成の1つとして是非参考にしてみて下さい。 ★レベルの高いおもてなしやホスピタリティでお客様に喜んでもらいたい・感動を与えたい★現場での仕事はもちろんの事、ゆくゆくはホテルでマーケティング業務に携わりたい という方は弊社にご相談下さいませ。 * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
ホテルにはどんな仕事がある?③ホテルの役職一覧と仕事内容
旅行、結婚式や特別な記念日、出張など私たちの日常や人生の節目に欠かせない存在である「ホテル」。 ホテルで過ごす時間は、非日常のひとときですよね。 「最高のホスピタリティを提供したい」「人を喜ばせる仕事がしたい」——そんな思いから、ホテルで働きたいと思う方も多いのではないでしょうか。 しかし、ひとくちにホテルといっても、その種類やそこで働く人々の役割は多様です。 そこで、「ホテルの種類」「ホテルの職種」「ホテルの役職」の3つの視点から、ホテル業界の仕事を解説していきたいと思います。 今回は、「ホテルの役職」についてご紹介しますので、これからホテル業界を目指したいという方は、是非参考にしてみて下さいね。 ・ホテルの種類一覧は→こちら・ホテルの職種一覧は→こちら 目次 1:ホテルの役職一覧2:必要なスキルと資質3:ホテルでのキャリアパス4:まとめ ホテルの役職一覧 快適なサービスや洗練された空間の裏側では、多くのスタッフが役割を分担し、連携しながら働いています。 一般スタッフの上に、様々な役職があり、管理職はホテル運営の基盤として重要な役割を果たしています。 ここでは、各役職ごとの仕事内容をご紹介していきます。 <ホテルの役職一覧> 一般スタッフ↓リーダー↓部門長↓副支配人↓支配人↓副総支配人↓総支配人(ゼネラルマネージャー)※企業によって設置していないホテルもあります。 総支配人 総支配人は、ホテルのトップを担う役職で総指揮官。 通常ゼネラルマネージャー(GM)と呼ばれており、一般企業に言う社長にあたるポジション。 ホテルの運営と経営に関する全ての責任と権限を持っています。 総支配人の下に副総支配人もしくは副支配人がつき、更に宿泊・料飲部・宴会部門など全ての部門が管理下となります。 総支配人は、利益・顧客満足・従業員満足の3つを高める事が使命。 総支配人の仕事は、数字として結果を出す事はもちろんの事、売上やコストといった経営状況を把握し、それに応じて中長期的な事業計画を考えます。 また、顧客満足を高めるため提供サービスの質の確認・把握、従業員が満足して働ける環境作り、持っている力を発揮できるような仕組み作りなど多岐に渡ります。 その他にホテル内の掃除や設備・備品に不備がないか細かくチェックしたり、著名人やお得意様などVIPが訪れた際は自らお出迎をし接客する事も。 常に多面的に物事を考えて最良な判断をする力が求められます。 副総支配人 ホテルによっては、総支配人の補佐役として副総支配人を置いているところもあります。 通常アシスタントゼネラルマネージャー(AGM)と呼ばれており、一般企業に言う副社長にあたるポジションになります。 仕事内容としては、経営管理やサポート、各部門への対応、設備や備品の管理、お客様対応など多岐に渡り、ホテル業務が円滑に進むよう務める事。 総支配人のサポート役として、トップである総支配人とホテルの各部門の間に立ち、調整したり取り仕切る重要な役割があります。 支配人 ホテルの規模にもよりますが、比較的大規模なホテルの場合、宿泊部門・料飲部門・宴会部門など各部門ごとに支配人(マネージャー)が置かれます。 業績や顧客満足度向上のため、経営の指針となる計画を立て、各部門での目標を明確化し落とし込みをしていきます。 それぞれの部門の売上・業績管理や、お客様満足度の向上のために何ができるのかを施策し、指示を出すのが仕事になります。 また、各部門のスタッフを束ねる重要なポジションであり、マネジメント力やリーダーシップが問われると共に、職場環境の改善などにも努めます。 部門全体の業務が円滑になるようコントロールしつつ、部下のスタッフ一人ひとりとコミュニケーションを取り信頼される存在になる事が理想。 また、総支配人が不在の際は、支配人や深夜の支配人でもあるナイトマネージャーが同様の役割を果たす事も。 支配人には、推進力や実行力・実務スキル・コミュニケーション力などが求められます。 部門長 部門マネージャー・セクションヘッドとも呼ばれています。 前コラムでご紹介したように、ホテルは宿泊部門・料飲部門・宴会部門・営業部門・管理部門などに分かれています。 部門長は、それぞれの部門を統括し、スムーズな運営と高いサービス品質の維持を担う中間管理職。 【共通する仕事】 現場での仕事よりも、スタッフ管理・顧客対応(最終責任者)・売上管理・他部門との連携・サービス向上のための施策や改善などがメインの仕事となります。 具体的には、スタッフのシフト・勤怠管理や教育・指導・マネジメント、クレーム対応、VIP顧客の対応、予算管理・顧客満足度の分析や戦略立案などを行います。 【部門別の仕事内容】 *宿泊部門*・予約管理、稼働率、客室単価の管理・客室の清掃状況や品質管理・サービスの質の向上、スタッフ教育 *料飲部門・宴会部門*・メニューの開発、原価管理・各料飲施設の売上管理・宴会や婚礼、イベントの企画・管理・統括・他部門(衣装・調理・装花等)との連携 *営業部門*・宿泊、宴会、婚礼、イベント等の販売促進・法人営業、旅行代理店との連携・マーケティング、競合分析・ホテルやイベントのプロモーションや企画 必要なスキルと資質 ホテルは、様々な部門で専門スキルを持った多くの人の連携によって成り立っています。 その中で、スタッフのマネジメントを行い、経営目標と顧客満足の両立を図るのが役職者(管理者)の役割。 ホテルの役職者に求められるスキルは、ポジションによって多少異なりますが、共通して重要視されるスキルがいくつかあります。 ホスピタリティ精神 ホテル業で最も重要視されているのがホスピタリティ。 誰にでも平等に思いやりの心を持って接し、相手に喜んでもらう事を目的とした行為を提供する事です。 顧客満足を第一に考える姿勢を管理者が持つ事で、スタッフにも浸透させる事ができます。 リーダーシップ 役職者はチームをまとめ、目標に向かって組織を導く立場にあります。 スタッフ一人ひとりの強みを見極めながら明確な指示を出す事が求められます。 コミュニケーション能力 コミュニケーション能力とは、相手の要望や希望を的確に理解・判断し、答えを提供する事。 お客様への対応でも円滑なコミュニケーションは不可欠ですし、スタッフ間の連携でも必須となります。 マネジメントスキル 役職につくと、部下であるスタッフのシフト管理・教育などのマネジメントや、コスト管理・売上管理・KPIなど、経営的視点でのマネジメント能力も必要となります。 冷静な判断力や対応力 クレーム対応や突発的なトラブル処理など、現場で迅速に判断・対応できる能力が必要です。冷静さと柔軟な対応力が問われます。 ◎管理者には、経験や知識はもちろんの事、総合的なスキルや人間力が必須となります。 ホテルでのキャリアパス ではホテルではどのように、キャリアアップしていくのでしょうか。 ホテルにおけるキャリアプランは、「ゼネラリスト」と「スペシャリスト」の2つに大きく分けられます。 ゼネラリストは「総合職」、スペシャリストは「技術職」、とイメージして頂くと分かりやすいかもしれません。 今回ご紹介させて頂いたキャリアプラン は「ゼネラリスト」になります。 ゼネラリストコース ゼネラリストとは、幅広い知識やスキルを持ち合わせた者の事を指します。 そのため、ホテル内の各業務を把握するために、様々な部門・分野で経験を積み、全体を見通すマネジメント知識や能力をつけていく事が必要となります。 ゼネラリストコースを選んだ場合は、様々な現場で接客経験などを積んだのちに、マネージャーや支配人といった役職に就き全体のマネジメント能力を身につけていきます。 ホテル経営の中枢に携わりたいという方は、最終的に総支配人までステップアップする事が可能です。 前述したように総支配人とは、ホテルのトップを担う役職で、ホテルの運営や経営に関する責任と権限を持つ事業執行責任者。 ホテル全体をマネジメントし成長させていく重要な役割を担います。 スペシャリストコース スペシャリストは、高い専門的な知識を持っている者の事を指し、部署の異動をする事なく1つの部署でそのみちを極めていきます。 シェフ・パティシエ・バーテンダー・コンシェルジュなどが当てはまるでしょう。 一つの職務を全うしたいという方は、実力次第で自分の磨いてきた専門スキルを存分に活かし続ける事ができます。 ◎スペシャリスト・ゼネラリスト共に、ホテルには不可欠な人材であり高いスキルが求められます。 しかし、キャリアパスはホテルによっても異なります。 今回ご紹介した役職に就くことを目指すのであれば、フロントやサービスなどの現場で経験を積んでから、「ゼネラリスト」としての道を選ぶようになります。 まとめ ホテルの役職に関してご紹介しました。 ホテルの運営は、各部門のスタッフと役職者が連携して成り立っており、役職には一般スタッフ〜総支配人までの階層があります。 役職者は、ホスピタリティ精神やリーダーシップ、マネジメント能力など多様なスキルを活かしながら、業務の統括や経営に関わる重要な役割を担います。 キャリアパスとしては、幅広い業務経験を経てマネジメントを目指す「ゼネラリスト」と、専門職に特化する「スペシャリスト」に分かれており、自身の目指す方向に応じた成長が可能です ホテル業界でのキャリア形成には、現場での経験とスキルの積み重ねが不可欠です。 これからホテルで働きたいという方は、「どのようなキャリアを積んでいきたいのか」をしっかりと考え転職活動を進めていくようにしましょう。
ホテルにはどんな仕事がある?②ホテルの職種一覧と仕事内容
旅行、結婚式や特別な記念日、また出張など私たちの日常や人生の節目に欠かせない「ホテル」 「最高のホスピタリティを提供したい」—そんな思いから、ホテルで働きたいと思う方も多のではないでしょうか。 しかし、ひとくちにホテルといっても、その種類やそこで働く人々の役割は実に多様。 そこで「ホテルの種類」「ホテルの職種」「ホテルの役職」の3つの視点から、ホテル業界の仕事を解説します。 今回は「ホテルの職種」についてご紹介しますので、是非参考にしてみて下さいね。 目次 1:ホテルの職種一覧2:まとめ ホテルの職種一覧 シティホテルやリゾートホテルは、宿泊・料飲・宴会(結婚式)など様々なサービスを総合的に提供している事が多いため、主に下記のように専門的なスキルを持った部門(職種)に分かれています。 宿泊部門 料飲部門 宴会部門 営業部門 管理部門 フロント レセプション 宴会予約 営業 経理 ベル サービス 宴会サービス マーケティング 人事 コンシェルジュ ソムリエ ウェディングプランナー 広報 施設管理 ドア バーテンダー クローク 総務 ハウスキーピング 調理 宿泊予約 パティシエ オペレーター ベーカリー 宿泊部門や料飲部門、宴会部門などで経験を積んだ後に、営業部門や管理部門に異動する事が多くなります。 各部門ごとに仕事内容をご紹介していきます。 ①宿泊部門 ホテルの根幹ともいえる、客室の予約受付やお客様の接遇を担当する部署になりますので、接客マナーはもちろんの事ホスピタリティや語学力なども求められます。 ・フロントクラーク予約管理・各種案内や手続き・お会計など・ベル 荷物を預かり、フロントや客室までの案内・コンシェルジュ様々な問い合わせやリクエストへの対応・ドアマンゲストのお出迎え・案内・ハウスキーピング 客室の整備・清掃・管理など・リザベーション宿泊の予約・オペレーターホテルの電話の受信 ②料飲部門 ホテル内のレストランでの業務を担当。 サービスや調理に関する専門的な知識や高いスキルを求められ、接客マナーはもちろんの事ホスピタリティや語学力なども必要となってきます。 ・レセプショニスト予約の受付・ご案内、お会計・サービスレストラン内での接客全般・ソムリエワイン全般とホールでのサービス・バーテンダーカクテルやワインなどアルコール飲料の提供・調理宴会やレストランでの調理・パティシエデザート・スイーツ・ベーカリーホテル内でお客様に提供するパンの製造・スチュワード食器やシルバーなどのメンテナンス・管理・ルームサービススタッフ客室内での食事サービスの提供 ③宴会部門 一般宴会・婚礼・予約手配などを担当。 ホテルで行なわれる宴会は主に、一般宴会と婚礼の披露宴に分かれます。 宴会部門は利益率が高い部門ですが、多くのお客様と関わる事や、結婚式という人生の重要なセレモニーを任されます。 そのため、宴会部門を担当する職種のスタッフは、それぞれの専門知識とスキル、高度な礼儀やマナーが求められます。 ・宴会予約一般宴会の予約〜企画・実行・宴会サービス宴会場の準備・セッティング、当日のサービスとオペレーション ・ウェディングプランナー結婚式のプランニング〜プロデュース・クローク荷物の預かり・受け渡し・荷物の整理等 ④営業部門 ホテルの営業部門は、ホテルの収益を最大化するために非常に重要な役割を担っています。 ・営業客室・宴会場・料飲のセールス・マーケティング宿泊プランやイベントなどの商品の企画・広報(PR)自社ホテルの宣伝・販促活動 ⑤管理部門 ホテルの管理部門は、ホテル全体の運営が円滑かつ効率的に進むよう、裏側から支える役割があります。 ・経理会社のお金の流れの管理・人事採用や研修の企画・実施など・施設管理ホテルの内外装の管理・総務福利厚生や社内制度など まとめ 今回は、ホテルの職種についてご紹介させて頂きました。 ホテルは様々なシーンで欠かせない存在であり、働く側にとっても「人を喜ばせたい」という想いを叶えられる魅力的な職場です。 多様な職種がありますが、どの職種であっても、ホスピタリティ・協調性などが求められます。 新卒採用の場合は、高校卒業後に短大や大学・ホテル系の専門学校に進学した方が、専門的な知識や教養を学ぶ事ができ就職の際に有利になります。 中途採用の場合は、接客もしくは営業経験が必須となる事が多くなるでしょう。(※職種による) ホテル業界未経験の場合は、ホテル業界に特化した転職エージェントの利用もおすすめ。 業界の最新の情報が入ってきやすく、業界知識が豊富なキャリアアドバイザーが転職をサポートしてくれるため、転職への近道になります。 また、企業とのパイプが太い為、非公開求人や最新求人が入ってきやすく、自分では交渉しにくい年収交渉や、求人資料だけでは分からない実際の情報も得られる事も。 ホテル業界で働きたいという方は是非検討してみて下さい。
ホテルのコンシェルジュの仕事①仕事内容・勤務形態
ホテルの入り口付近で、お客様の様々な要望や相談に対応するコンシェルジュ。 観光名所の案内から交通機関の手配などあらゆる手続きを行ったり、外国のお客様の対応などホテルスタッフの中でもプロフェショナルな職種になります。 お客様からのリクエストには決して「NO」と言わずに望みをかなえる事が仕事となりますが、実際にはどんな仕事をするのか分からないという方も多いと思います。 そこで今回は、ホテルのコンシェルジュの仕事内容や勤務形態についてご紹介させて頂きます。 目次 1:ホテルコンシェルジュとは2:ホテルコンシェルジュの仕事内容3:ホテルコンシェルジュの勤務形態4:ホテルコンシェルジュになるには5:まとめ ホテルコンシェルジュとは コンシェルジュは、主に宿泊部門に所属し、ホテルによっては「ゲストリレーションズ」と呼ばれる事もあります。 ロビーに特設デスクを構えて、ホテルに宿泊しているお客様が快適に過ごせるよう、色々なリクエストに応えてる役割があるため「ホテルの何でも屋」とされています。 ホテルの根幹ともいえる客室の予約受付やお客様の接遇を担当する部署になりますので、接客マナーはもちろんの事ホスピタリティや語学力なども求められます。 【コンシェルジュがいるホテル】 コンシェルジュは必ずどのホテルにもいるというわけではありません。 ビジネスホテルには少なく、シティホテルやリゾートホテルの方が多いでしょう。 都内では下記のようなホテルにコンシェルジュがいます。 *京王プラザホテル*ザ・キャピトルホテル東急*ザ・プリンスパークタワー*ザ・ペニンシュラ東京*シャングリ・ラ東京*東京ステーションホテル*パレスホテル東京*パークハイアット東京*ホテル椿山荘東京*ホテルニューオータニ ホテルコンシェルジュの仕事内容 ホテルコンシェルジュは、専任スタッフとして業務にあたる場合と、フロントスタッフが兼任する場合があります。 主な仕事は下記の5つになります。 ①ホテル内の案内 まず1つ目にホテル内の案内業務があります。 ホテルには初めてのお客様が多く訪れるため分からない事ばかりですよね。 そこで、お客様が不自由なく快適に滞在できるように、ホテルの各設備・施設や部屋の案内を行います。 基本的なホテル内の施設案内からお客様の目的に合わせて様々な施設や設備についてご案内します。 ・飲食施設や売店のご案内・エレベーターやトイレの位置の案内・部屋の鍵の使い方・ショッピングアーケードの営業時間・お土産ショップ等の利用方法・ジム、フィットネス、スパ、エステ等の営業時間や利用方法など そのため、ホテルの施設やサービスを全て理解・把握しておく事が必要です。 ②観光地・ホテル周辺の案内 ホテル内でなく、ホテル周辺の観光案内や情報提供も重要な仕事。 ホテルに滞在するお客様の多くは、旅行や観光を目的に来ています。 しかし、ホテル周辺の観光に詳しくない事も多いため、おすすめの観光スポットや、評判のレストラン・専門店・お土産店・レジャー施設や観光スポット、時には病院などの情報も求められる事も。 また急な天候の変化によって別の観光スポットを聞かれたり、お客様によっては「ホテルの近辺で2〜3時間楽しめる観光プランを作って欲しい」と依頼される事もあるでしょう。 観光サイトに掲載されているような情報だけではなく、現地の人しか知らない飲食店や食べ物・季節ごとのイベントや地元ならではの見所なども紹介できれば、よりお客様に満足して頂けます。 日頃からホテル周辺の様々な施設に足を運んで地域と密着していたり、観光情報にアンテナを張って繋がりを作っておく事が大切です。 常に持っている知識と幅広いアイディアで、お客様のリクエストに答えられるようにしておかなければなりません。 ・目的地までかかる時間・予約必要の有無・ホテルを出る時間・交通機関・天候や気温 など また、お客様との会話からきちんと要望を引き出せる高いヒアリング力やコミュニケーション能力も必要となります。 ③飲食店や交通機関の手配・予約 飲食店の予約や交通機関の案内・手配なども行います。 例えば、お客様自身のホテル内外のレストランの予約を取る事もありますし、クライアントととの食事の予約・また、ルームサービスなどの要望にも応えます。 そのため、各部門のスタッフとのやりとりも多くなります。 また、ホテルを利用するお客様の観光のためのレンタカー、出張など仕事関連で利用しているお客様の新幹線の乗車券や航空券、タクシーやハイヤーの手配なども行います。 時には、スポーツ観戦のチケットの手配をする事も。 お客様にとってより良い方法を提案するので、多くの知識とアイデア・情報力、また語学力やマナーなど幅広いスキルが求められる職種です。 また、ホテル内の他部署やホテル外の施設などと連携して、可能な限りリクエストに応えられるよう対応するため、コミュニケーション力や情報収集力が求められます。 ④記念日やサプライズのお手伝い プロポーズや結婚記念日のサプライズの手伝いを依頼される事も。 記念日やサプライズなどの場合は、事前にご来館頂き内容を確認し当日に向けて準備をしていきます。 ⑤ビジネスサポート ビジネスに関するサポートを行う事もあります。 例えば、コピーやプリントアウト、ファックス、宅配便の手配、通訳・翻訳の手配、ビジネス文書の作成などが挙げられます。 ◎このように、ホテルのコンシェルジュは、宿泊客の様々な問い合わせやリクエストに可能な限り対応する事が仕事になりますので、常に最新の情報をチェックしながらお客様の問い合わせに対応できるようにしていかなければなりません。 ホテルコンシェルジュの勤務形態 ホテルは365日24時間営業していますので、土日関係なくシフトで取るようになりますが、休みは週2日はきちんと取れる事が多いでしょう。 1日の勤務時間は7.5~8時間が基本となっていますが、平均勤務時間はホテルの業務内容によって異なります。 交代制となっていますが、職種によっては時間内に終わらなかったり、急なトラブルやアクシデント対応、連休などの繁忙期には残業も増えます。 日勤・夜勤の2交代制か、早番・遅番・夜勤といった3交代制になっています。 ベルやドア・コンシェルジュは夜勤の勤務は殆どないですが、ホテルによっては夜勤の勤務も出てきます。 ◎人手不足が顕著となっているホテル業界。 業務量が増えてしまう事もあるようですが、近年ではそういった労働環境を整え、福利厚生を充実させているホテルが増えてきています。 ホテルによって、時間の配分は異なりますので、応募の前にはあらかじめ求人内容を確認しておきましょう。 ホテルコンシェルジュになるには ホテルのコンシェルジュとして働くにはどのような方法があるのでしょうか。 新卒採用の場合は、高校卒業後に短大や大学・ホテル系の専門学校に進学した方が、専門的な知識や教養を学ぶ事ができ就職の際に有利になります。 ただし、ホテルに就職しても、すぐにコンシェルジュの職に配属されるという事は少ないです。 様々なお客様の要望に応えなくてはなりませんし、外国のお客様を接遇する事も多いため、ホテルスタッフとして高いレベルが求められるからです。 また年齢的にも若すぎて不安を感じてしまうお客様もいらっしゃいます。 まずはフロント業務や客室係などで2〜3年経験を積んでスキルアップした後に「ホテルコンシェルジュ」になるケースが多いようです。 中途採用の場合は、接客もしくは営業経験が必須の事が多くなるでしょう。 異業種の経験を活かす ホテルの仕事は、礼儀やマナー・ホスピタリティが必要となり即戦力を求める傾向があります。 きちんとした言葉遣いや身だしなみ・立ち振る舞いが大切になります。 そのためホテル業務に関する知識も大切ですが、それ以上に社会人としてのビジネスマナーや常識、接客サービスの基本が身についている事が重視されます。 業界や職種は未経験であっても社会人としての経験は活かせる場面が多いので、接客や営業の経験を積むのが近道であり転職しやすくなるでしょう。 また、前述したように外国人のお客様も多くいらっしゃいますので、英語や中国語・韓国語などコミュニケーションレベルの外国語スキルがあると即戦力となります。 語学を活かして仕事した経験がある人は大いにアピールしましょう。 ホテル専門転職エージェントを利用する ホテル業界未経験の場合は、転職エージェントを利用すると転職への近道になります。 特にホテル業界に特化したエージェントを使うと多くのメリットがあります。 業界の最新の情報が入ってきやすく、より詳しく業界についての情報をお伝えする事ができるからです。 また、企業とのパイプが太い為、非公開求人や最新求人が入ってきやすい点等があげられます。 その他にも下記のようなメリットがあります。 ・各ホテルの採用基準を把握・キャリアアドバイザーの業界知識が豊富・非公開求人の紹介・年収交渉・履歴書や職務経歴書の添削・転職活動の相談など様々な形でバックアップ・ホテル業界知識の知識が豊富・ホテル業界専門の面接対策 など 自分では交渉しにくい年収交渉や、求人資料だけでは分からない就職後の様子などもご案内させて頂きます。 また、第三者が加わる事により客観的に御自身を見直す事で新たな魅力を発見できるという可能性があるという点も大きなメリットだと思います。 まとめ 欧米ではコンシェルジュ目当てでホテルを選ぶ人がいるほど、ホテルにおけるコンシェルジュの役割は重要となっています。 コンシェルジュの仕事は、決まったマニュアルやルーチンがあるわけではなく、宿泊するお客様のリクエストや相談にどれだけ真摯に応えられ満足のいく提案ができるかです。 様々なお客様に対応しなければならないため、日々アンテナを巡らせ情報をストックさせておかなければなりませんし、突発的なトラブルやリクエストにも臨機応変に対応できるスキルも必要になってくるため、大変な面も多いです。 しかし、自分の提案で喜んでもらえたり感謝の言葉を頂ける事も多く、日々やりがいを感じる事ができる仕事でもあります。 ★一流の接客でお客様に喜んでもらいたい★レベルの高いおもてなしやホスピタリティでお客様に感動を与えたい という方は弊社にご相談下さいませ。 * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
結婚式場やホテルでのブライダルバイトの仕事③魅力や大変な事とは?
ブライダルスタッフのアルバイトは、結婚式という特別で華やかな場面に立ち会える喜びや、お客様の幸せな笑顔を間近で感じられる特別な仕事です。 「将来ブライダルの仕事に就きたい」「やりがいのある仕事がしたい」と思っている方にとって、ブライダルスタッフはぴったりのお仕事。 一方で、やりがいだけではない大変な部分もあります。 今回は、ブライダルスタッフのアルバイトならではのメリットや大変な部分をご紹介します。 ブライダルの仕事に興味があるという方は是非参考にしてみて下さいね。 *ブライダルバイトの給料については→こちら *ブライダルバイトの仕事の種類については→こちら 目次 1:ブライダルバイトの特徴2:ブライダルバイトの魅力3:ブライダルバイト の大変な事4:まとめ ブライダルバイトの特徴 ブライダル業界でのアルバイトには下記のような特徴がります。 *土日祝が中心*職種によっては短時間勤務*接客マナーが身につく*華やかな雰囲気の中で働ける*大きなやりがいを感じられる*契約社員や正社員に登用される可能性がある ブライダルの仕事は、人生の最も幸せなイベントである「結婚」に関わり、新郎新婦やご家族にとって一生の思い出となる日をサポート・プロデュースする事です。 一般的な消費財と比べて取引金額が高いという特徴がありますので、ホスピタリティや接客力が求められます。 接客が好きな人・人を喜ばせるのが好きな人・礼儀やマナーを学びたい人などに向いています。 ブライダルバイトの魅力 前述したように、ブライダルバイトには、華やかな場面に立ち会える喜びや、お客様の幸せな笑顔を間近で感じられる魅力があります。 その他にも様々な魅力(やりがい)がありますのでご紹介していきます。 ①お客様の幸せや喜びに貢献できる 結婚式は、人生の節目の日であり結婚する2人の大切なセレモニー。 幸せな瞬間をサポートできる仕事であり、そのような大切な時間を作りあげる事ができる仕事は他にはありません。 新郎新婦や参列している方々の笑顔を見る事ができた時には、他の仕事にはない特別な感動を得られるでしょう。 人に喜んでもらいたい・人の喜びに共感できるという方には非常に向いている仕事です。 ②様々なスキルを身に付け成長できる 結婚式という責任ある価値の高い商材(350万円〜600万円)を扱うため、ホテルや結婚式場で働くと接客スキルやマナーが身につきます。 様々な年齢や職業の方に接客をするため、下記のようなスキルを幅広く身に付ける事ができます。 *コミュニケーション能力*ホスピタリティ*敬語や接客マナー*立ち振る舞い 最初は未経験であっても経験を積めば積むほど、知識やスキルが身につき成長を感じる事ができるでしょう。 ③仲間で達成する喜びを感じられる 1つの結婚式を作り上げるためには、様々なプロフェッショナルの職種のスタッフが協力し、「結婚式の成功」という目標に向かって一丸となって取り組みます。 チームワークが求められるため、同僚と協力する事で絆が深まり、結婚式が成功した際には大きな達成感ややりがいを感じられるでしょう。 1つの結婚式を皆で無事迎え、成功した時の充実感や達成感がまた次の仕事への活力になります。 様々な職種のプロフェッショナルと出会える為、勉強になる事も沢山あります! ④将来に役立つ経験になる 将来ホテル業界やブライダル業界、もしくは接客業やサービス業に就職したいと思っている方にとって、ブライダルでのアルバイト経験は非常に役立つ経験となるでしょう。 特に、大手のホテルであったり結婚式場であれば勤務経験は選考でアピールポイントとなります。 ⑤華やかな職場で働ける ブライダルバイトの職場は、ホテルや結婚式場・ゲストハウスになります。 豪華な外装や内装、色とりどりのお花、流行りのメイク、華やかなドレスやジュエリー、豪華な食事、ウェディングケーキ・・などに囲まれ、日常では味わえない煌びやかな空間で仕事をします。 そんな空間で仕事をしていると、自分までもがそこの空間にある一部と化した気分になれますし、実際に「その場に相応しい人間になろう」と感じ、成長できる事もあるでしょう。 ブライダルバイトの大変な事 続いてブライダルバイトの大変な部分をご紹介します。 ①土日祝の勤務がメイン 結婚式は9割が土日・祝日に行われるため、家族や友人と予定を合わせずらくなる事も。 また、ブライダルフェアや新規で会場見学されるお客様、結婚式の打ち合わせをするお客様も基本土日祝日に来館します。 そのため、どの職種であっても、基本的な勤務は土日祝日がメインとなります。 特に、繁忙期である、春や秋はシフトが厳しくなる事があります。 ただし、土日祝日のみが多いからこそ学生やWワークの方には向いています。 ②体力が必要 職種にもよりますが、立って仕事をする事が多いため、体力も必要になってきます。 重い荷物(料理やドリンクなど)を運び動き回る事も。 また、結婚式が1日に何件も行われる会場であれば、長時間勤務する日も出てきます。 人によっては大変と感じる事があるかもしれません。 ③プレッシャーが大きい 結婚式は、結婚するカップルにとって一生に一度の大切なイベントあり、たった一度きりでやり直しがききません。 金額はおよそ350~600万円、招待客は50~100名となり人生の一大イベントになります。 そのため、お客様の期待値も高く失敗が許されない場面が多くなります。 ほんの些細な事もクレームに繋がってしまうケースも。 更に、結婚式は全ての内容をスケジュール通りに進めていかなくてはならないため、決められた時間の中で的確な判断や素早い対応が求められます。 当日にハプニングがおきてしまうという事もあります。 どの職種であっても失敗は許されず、責任が大きく常にプレッシャーや緊張感のある仕事です。 ④上下関係が厳しい事がある ホテルや結婚式場は「ホスピタリティ」を最も大切にしており、顧客第一主義という特徴があります。 そのため、勤務先によって特有の厳しいルールやマナーがあり、先輩社員との上下関係も厳しい場合があります。 まとめ 特別な1日を作り上げ、結婚する2人をサポートするブライダルアルバイトの経験は、一生の思い出になるでしょう。 接客スキルやマナーを身につける事ができ、やりがいがあり成長できる仕事です。 体力や精神的なタフさも求められる仕事ですが、将来の就職や自己成長には大きく役立ちます。 未経験でも挑戦しやすいポジションが多いため、将来的にブライダル業界で仕事がしたいという方には大きなメリットとなりますので是非チャレンジしてみましょう。 * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
ホテルの宴会部門の調理の仕事とは?働くメリットや大変な事を解説
華やかな宴会を裏で支え、感動的な瞬間を料理で演出するのが、ホテルの宴会調理スタッフの仕お事。 ホテルの宴会部門では、主に結婚式やイベント・パーティなどのコース料理やビュッフェを担当します。 お客様の特別な日を彩るため、高い調理技術やおもてなしが必要となり、非常にやりがいのある仕事です。 「思い出に残る料理を提供したい」「調理の腕を磨きたい」という方にはぴったりの環境があるホテル。 しかし、実際のやりがいや大変な事がどんな事なのか分からないという方も多いと思います。 そこで今回は、ホテルの宴会部門で働くメリットや大変な事についてご紹介します。 目次 1:ホテルの宴会調理の仕事内容2:ホテルの宴会部門で働くメリット3:ホテルの宴会部門の大変な事4:まとめ ホテルの宴会調理の仕事内容 ホテルの調理部門は、主に宴会部門とレストラン部門になります。 宴会部門の調理は、宴会やイベント・パーティ・結婚式などで提供されるコース料理やビュッフェ等の調理全般を担当します。 コース料理が中心となっており、レストランの調理とは、料理の種類や調理の量などの違いがあります。 結婚式やパーティ・会議など、特別なイベントに対応するため、華やかな料理やテーマに合わせた料理を提供する事も。 宴会の開始時間に合わせ、全ての料理が順番通りに同時に提供できるよう調整する事が必要となり、サービススタッフとの連携も大切になります。 基本的にはフレンチがメインとなりますが、様々なイベントに対応できるよう、幅広い種類の料理を調理できる必要があります。 ホテルの宴会調理は、大人数のお客様に同時に料理を提供するため、分業制を採っています。 宴会シェフの下にホットセクションとコールドセクションがあり、ソースやスープ・メイン料理など温かいものは温かく、サラダやデザートなど冷たいものは冷たく最良のタイミングで提供できるよう努めます。 また、各セクションの中でも調理内容が分担されています。 詳しくは→こちら ホテルの宴会部門で働くメリット 前述したように、結婚式や企業のパーティーなど、ホテルで行われる宴会は、華やかで非日常的な空間です。 そんな特別な空間を料理で演出する宴会調理スタッフ。 まずは宴会調理の仕事のメリットをご紹介していきます。 ①お客様に喜んでもらえる 調理スタッフの1番のやりがいは、なんと言っても自分の作った料理でお客様に喜んでもらえる事です。 宴会部門では、結婚式・パーティ・季節ごとのイベントなど特別な1日のために利用するお客様の調理を担当します。 お客様の特別な日を彩る料理を提供できるのは、他では味わえない特別な経験です。 料理を口にした瞬間のお客様の笑顔や、「美味しい」といった言葉が聞けると、自分のスキルや工夫が直接お客様の満足につながった事を実感でき、大きなやりがいを感じられるでしょう。 自分たちの料理で、お客様の特別な時間が幸せなひとときになる事は、宴会部門の調理ならではの大きなやりがい(メリット)です。 ②腕を磨ける ホテルの宴会部門で働くと、様々な技術を学べ腕を磨く事ができます。 ホテルはサービス業の最高峰とも言われており、単価やお客様の期待度も高いため、当然ながら料理の技術も求められます。 調理師全員で効率よく料理を仕上げ提供していくため、料理人としての腕を上げてく事や提供のスピードなどが身につきます。 また、基本的には各持ち場で調理を担当しているため、様々なセクションの調理を学ぶ事ができます。 結婚式や企業のパーティの他にも、MICEなどで多くの海外のお客様に振る舞われる料理を担当したり、季節ごとのイベントの料理に携わる事ができ、多種多様な料理に携われるのも大きなメリットでしょう。 ③様々なキャリアパスの可能性 ホテルで経験を積むと、ホテル内で別の調理部門への異動や昇進・別のホテルへの転職・独立など、キャリアパスの可能性が広がります。 ホテルには、宴会調理の他にレストランの調理を担当する部門があり、和食・イタリアン・フレンチ・中華・鉄板焼きなど数多くの業態があります。 同じホテル内で他部門へ異動し経験を積む事もできます。 また、それぞれの部門に料理長がおり、その全ての部門を取りまとめている最高責任者が「総料理長」。 ホテルの調理部門のトップとなり、調理場の全責任を負うポジションです。 一般の調理スタッフから部門シェフ、総料理長などキャリアアップを目指せます。 特に総料理長となると、調理スタッフの人材配置や指導・管理などが重要な仕事となりますので、調理技術は勿論の事、マネジメント力やビジネス感覚なども求められます。 様々を役割をバランスよくこなさなければならないため、責任を伴う仕事といえますが、大きなやりがいやキャリアに繋がります。 このような実績は、将来的に転職をする際や将来的に独立してお店を持ちたいと考えている人にとって、非常に有利になるでしょう。 ④チームワークの実感 宴会料理は一度に多くの方に提供するため、準備や段取りが重要です。 チーム一丸となって最高の料理を作り上げ、それをお客様に届ける事で、仲間との一体感や自分自身の成長も感じられるでしょう。 シティホテルには星を獲得しているレストランや有名店が入っている事も多く、著名な調理人が在籍している事もあります。 料飲部門に力を入れているホテルも多くあるため、スキルの高い料理人の元で調理技術を学び勉強になる機会もあるでしょう。 また、ホテルには、フレンチ・イタリアン・中華など様々なジャンルの料理人、そしてパティシエやソムリエ・サービススタッフなどがいます。 料飲に関わる知識やスキルを幅広く身につけられますし、様々なプロフェッショナルが働いているため、勉強になるのも大きな魅力の1つです。 これだけ沢山の異業種の方と出会え、間近で仕事を見る事ができる仕事は中々ないですよね。 ⑤待遇面が充実 ホテルは、大手企業が多く、福利厚生や勤務体制名どの待遇面が安定しています。 高いサービス力が必要となる事や不規則な勤務があるなどの特徴から、一般的な福利厚生とは別にホテル業界ならではの福利厚生・待遇というのもあります。 一般的な福利厚生に加えて、「資格手当」「社員寮・社宅完備」「食事手当」「社員割引」「研修・講座・資格取得支援」などの手当がある企業が多くなっています。 基本的に早番・遅番などの交代制になっていたり、営業時間が決まっているため、残業が比較的少ない傾向にあります。 深夜手当や残業代・交通費・賞与がきちんと支払われたり、年間休日や有給などの福利厚生や勤務形態もしっかりしているホテルが多いため、ワークライフバランスが取りやすいです。 ホテルの宴会部門の大変な事 続いてホテルの宴会部門ので大変な事についてもご紹介していきます。 ①技術を身につけるのに時間がかかる事も 宴会調理は、前述したように分担しての業務が多くなります。 準備などの仕込み作業(単純作業)がメインになってしまったり、時には調理補助に入る事もあるため、「中々調理をさせてもらえない」と感じてしまう方も少なくありません。 1つの持ち場を長く担当する事もあるため、最初は色々な業務に携わる事が難しい事もあります。 しかし、1つづつ業務をこなしていく事で着実に知識や技術を身につけていく事ができます。 経験を積み、多くのお客様に喜んでもらえるようになれば、大きなやりがいを感じられるようになるでしょう。 ②土日祝・連休などの休みは取りにくい 休日は月8~9日となりますが、結婚式の9割は土日祝日に行われますし、季節ごとのイベントなども週末に来館される事が多くなります。 そのため、休みは平日のシフト制が多くなります。 また、ゴールデンウィークや夏休み、お盆や年末年始など世間が長期的な休みの時期は、ホテルは繁忙期になるのでスタッフが長期休暇を取るのは難しくなります。 年間の休日としては産休育休や年次有給休暇、慶弔休暇が取れます。 ③長時間勤務となる事も メリットでご紹介したように、基本的には、早番・遅番などの交代制になっています。 また、結婚式や宴会は時間が決まっているため、深夜まで残業になるという事は殆どありません。 深夜手当や残業代もきちんと支払われる事が多いでしょう。 ただし、週末は結婚式が必ずありますし繁忙期には1日に何件も行われるため、非常に忙しくなります。 勤務時間が変動し、長時間勤務となるケースもあるでしょう。 ④給料が低い傾向 ホテルスタッフの給料は、他の業界と比較しても年収が低い傾向にあります。 厚生労働省の令和5年賃金構造基本統計調査を確認すると、宿泊・飲食サービス業の平均月収は、25万9千円となっており、全産業(15産業)の中で最低水準となっています。 ただし、あくまで平均値であり、就業する会社・地域・職種・年齢・スキルによっても大きく異なります。 3年・5年と長く働き、スキルやキャリアをつけていく事で給料を上げていく事ができますので、自分のキャリアプランと照らし合わせながら仕事について考える事が大切です。 ホテルの調理師の平均年収は、おおよそ300万~450万円程、シェフになると388~480万円程となります。 本格的な料理を出していたり、ミシュランを獲得している店舗であれば、料理長クラスになると800万~1000万円のケースもあります。 また、ホテルは資格取得支援制度や資格手当などが充実していたり、福利厚生が整っている傾向にあるため残業手当やボーナスが支給される企業も多いでしょう。 まとめ ホテルの宴会部門の仕事のメリットや大変な事をご紹介させて頂きました。 宴会部門では、大量調理や多種多様な料理を学び、スキルアップやキャリアアップできる環境があります。 また、特別な日の調理を担当する事から、チームワークで1つのものを作り上げていく達成感や、多くの人に料理を提供し、喜んでもらえるやりがいを感じる事もできます。 一方で、立ち仕事や重い調理器具・食材の持ち運びなど体力を必要とする仕事です。 また、宴会部門は週末に業務が集中するため、土日祝日の休みは難しく非常に忙しくなりますし、繁忙期になると長時間労働になる事も。 大変な面もありますが、ホテルの調理スタッフは、個人の飲食店やチェーンの飲食店に比べ、高い技術や様々な調理を学べたり異なる職種のスタッフと仕事をする事ができます。 ホテルでの経験は、将来的に料理長や他の飲食部門の責任者など、様々なキャリアパスを築く基盤となりますので、将来調理の仕事をしていきたいという方は是非チャレンジしてみましょう。
結婚式場やホテルでのブライダルバイトの仕事とは?①仕事の種類
「将来ブライダルの仕事に就きたい」「幸せな1日のお手伝いがしたい」 そんな方におすすめなのが、結婚式場やホテルでのお仕事です。 結婚式という特別なイベントに関わる仕事なので、やりがいを感じられるアルバイトとして人気があります。 結婚式は、新郎新婦にとって人生で最も特別な日。 その大切な一日を支えるのがブライダルスタッフです。 華やかな舞台の裏側で活躍する仕事ですが、「どんな職種があるんだろう」「大変なのかな」と疑問に思う方もいると思います。 そこで今回は、結婚式やホテルでのブライダルバイトの仕事の種類をご紹介していきます。 目次 1:ブライダルバイトの特徴2:ブライダルバイトの仕事内容3:まとめ ブライダルバイトの特徴 ブライダル業界でのアルバイトには下記のような特徴がります。 ①土日祝が中心(結婚式の9割が土日祝日)②職種によっては短時間勤務(宴会の時間帯)③時給は高め(求められるスキルも高い傾向)④派遣スタッフも多い⑤接客マナーが身につく⑥華やかな雰囲気の中で働ける⑦大きなやりがいを感じられる⑧契約社員や正社員に登用される可能性もある ブライダルの仕事は、人生の最も幸せなイベントである「結婚」に関わり、新郎新婦やご家族にとって一生の思い出となる日をサポート・プロデュースする事です。 また、結婚式にかかる費用は、およそ300万円~多いと500万円程。 一般的な消費財と比べて取引金額が高いという特徴がありますので、ホスピタリティや接客力が求められます。 接客が好きな人・人を喜ばせるのが好きな人・礼儀やマナーを学びたい人などに向いています。 ブライダルバイトの仕事内容 結婚式は、様々なプロフェッショナルによって作られおり、アルバイトとして働く際には主に下記のような仕事の種類があります。 どの職種であっても、お客様に喜んでもらいたいというホスピタリティはもちろんの事、チームワーク力・コミュニケーション力などが必須となります。 ①ウェディングプランナーの補佐 ウェディングプランナーの仕事は、新郎新婦と一緒に希望する結婚式を作り上げていく事。 結婚式を作る中心的な役割で、新郎新婦の心強いサポーター的な存在です。 アルバイトとして勤務する場合は主に下記のような仕事を担当します。 ・ご来館されたお客様の受付、ご案内・電話、メール対応・予約受付、管理・社内スタッフへの連絡・ウェディングプランナーの営業サポート・当日の結婚式のサポート・見積や資料作成、データ入力・小口現金管理・備品管理など ウェディングプランナーは、結婚式の約4ヶ月前から打ち合わせを始め、新郎新婦と共に結婚式の内容を決めていきます。 決める事は、引き出物・ドレス・ヘアメイク・写真・料理・演出・音響・司会・装花など多岐に渡ります。 アルバイトスタッフとして働く場合は、多くのタスクをこなすウェディングプランナーの補佐として様々な業務に携わります。 求人の数としては少ないものの、将来ウェディングプランナーとして働きたい方にとっては大きな経験となるでしょう。 ②サービススタッフ(配膳)披露宴がスムーズに進行するようサポートをするお仕事。 主に下記のようなお仕事を担当します。 ・披露宴会場の準備・セッティング・ゲストの方への料理やドリンクの提供・食器の片付けやメニューの説明・会場内の案内・写真撮影のお手伝いなど サービススタッフは、新郎新婦に代わって来て頂いたゲストの方をおもてなしする仕事。 ゲストが直接接する1番近いスタッフとなり、接客によって結婚式の印象も変わってきますので、ホスピタリティ・テーブルマナーなどの接客スキルが求められます。 また、料理や飲食に関して質問される事も多いので専門的な知識も必要になります。 披露宴全体の指揮管理をしているキャプテンの指示に従いながら、自らもゲストの方が困っていないか、何か必要としていないかなど気を配りながらゲストの方々に満足頂けるよう業務につきます。 ③受付スタッフ(クローク) クロークは、ホテルの入口付近や宴会場近くに設置されており、お客様の手荷物や上着などを預かったり、その受け渡しや荷物の整理などを行う仕事です。 主に下記の仕事を担当します。 ・お客様の荷物預かり・クロークの整理・お客様の荷物の受け渡し開場直前や宴会の終了直後の短時間に沢山のお客様が訪れるため、スムーズかつ取り違えなく対応するため要領の良さが求められると共に、大きな責任のある仕事です。 お客様の大切な荷物を預かる仕事であり、取り間違えを起こしてはいけないため、慎重さや取り扱いの丁寧さが求められます。 また、お客様を待たせないためのスピードや、パーティー後などは大勢のお客様がクロークに集中するため、スタッフ間のチームワークも欠かせません。 ④衣装スタッフ 結婚式で新郎新婦やそのご家族の衣装を担当するお仕事。 アルバイトとして勤務する際には、主に下記のような仕事を担当します。 ・ご来館されたお客様の受付、ご案内・電話、メール対応・予約受付、管理・ドレスコーディネーターの営業サポート・縫製スタッフのサポート・衣装の管理・発注業務・伝票や備品の管理・見積もりや資料の作成・データ入力など 接客やそれ以外の事務的な仕事も行います。 ⑤フラワーコーディネーター 結婚式での「花」に関わる全ての事を任され、華やかな空間作りや演出をする仕事。フラワーコーディネーターは、結婚式場の会場装飾や高砂やゲストテーブルの装花・ウェルカムフラワー・花束、新郎新婦のブーケ・ブートニア・ヘア飾りなどを担当します。 アルバイトとして勤務する際には、主に下記のような仕事を担当します。 ・当日のセッティング・撤収、片付け作業・花材の管理など お客様のイメージや希望をしっかり汲み取り、当日1番良い状態のお花で会場作りをする事がフラワーコーディネーターの重要な役割となります。 ⑥調理スタッフ 披露宴でゲストの方に出すコース料理の調理をするお仕事。(フレンチが多くなります) 結婚式での料理は、新郎新婦からゲストの方へのおもてなしの1つであり、結婚式の印象を左右するといっても過言ではありません。 事前に決めたコースメニューを順番に作り提供していきます。 アルバイトとして勤務する際には、実際に調理に携わる事は少なく、主に下記のような仕事を担当します。 ・下準備・調理補助・盛り付け・食器洗い調理の仕事は、チームで力を合わせてお客様に満足頂けるよう美味しくスピーディーに、そして安全に作る事が求められます。 ⑥ブライダルアテンダー ブライダルアテンダー(介添人)とは、結婚式当日新郎新婦様へ付き添い、安心して1日を過ごせるように、身の回りのケアやサポートをする人の事。 ホテルや結婚式場では専任の女性スタッフが担当する事が多く、ウェディングプランナーやヘアメイクスタッフが行う事もあります。 主な仕事内容は下記になります。 ・新郎新婦の移動の誘導・飲食や着席のサポート・ドレスのお直し・ヘアメイクのお直り・精神面や体調などのケア結婚式当日を心から楽しんで頂く事が、ブライダルアテンダーの重要な役割でありやりがいの一つでもあります。 どちらかというと花嫁をメインに担当する事が多いため、「花嫁の黒子」とも呼ばれています。 ⑥音響・照明・カメラスタッフ 結婚式当日の演出を担当する、音響・照明スタッフ。 挙式・披露宴で進行に合わせて音楽や照明で多彩なシーンを演出します。 また、カメラマンは、結婚式や披露宴で新郎新婦やゲストの方々のスナップ写真、記念写真の撮影を担当します。 アルバイトとして勤務する際には、結婚式前の準備段階から、当日〜片付け(記録)まで各スタッフのサポートや補助などをメインに行います。 ホテルや結婚式場では、会場と提携している外部の音響照明の専門会社のスタッフが行う事が多いため、直接ホテルや結婚式場のスタッフとして働く事は少ないかもしれません。 *未経験でもチャレンジできる?* ブライダルアルバイトは、職種によって未経験でも応募できるものが多いです。特に接客経験があれば、ご紹介した仕事の中のサービス系の職種はチャレンジしやすいでしょう。理由としては、ホテルや結婚式場は大手企業が多い事や、求められるスキルが高いため研修制度が充実しているからです。また、チームでの業務が多いため、先輩がフォローしてくれたり協力体制が整っている事が多いです。 まとめ ブライダルバイトは、やりがいが大きく成長できる仕事です。 特別な1日を作り上げ、サポートする経験は一生の思い出になるでしょう。 ご紹介した内容を見ると「大変そう」と感じる方もいるかもしれせんが、前述したように、チームでの仕事が多く研修制度が整っている企業も多いです。 将来的にブライダル業界で仕事がしたいという方には大きなメリットとなります。 未経験でも挑戦しやすいので、興味があれば是非応募してみましょう。 * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
ホテルの料飲部門とは?ホテル内の料飲施設や仕事を詳しく解説!②
ホテルにはなくてはならない存在である「料飲部門」。 ホテルの料飲施設での仕事は、単に食事を提供するだけでなく、お客様の特別な瞬間を演出し、一流のスキルを学び、成長できる仕事です。 ホスピタリティ精神を大切にしながら、やりがいを感じられる職場といえるでしょう。 今回は、ホテルにとって非常に重要な存在である料飲部門の仕事について、2つに分けてご紹介していきます。 ・ホテルの料飲施設の種類や仕事の魅力は→こちら 目次 1:ホテルの料飲施設での仕事内容2:ホテルの料飲部門で働くには3:まとめ ホテルの料飲施設での仕事内容 ホテルの仕事は、接客業の最高峰とも言われています。そのため、ホテルの飲食部門で働く人たちは、高いホスピタリティや専門的なスキルを持っている事が殆どなため、飲食業界で働く人の憧れになっている事も多いです。 ホテルの料飲施設の職種と仕事内容をご紹介していきます。 ①サービス レストランやカフェなど料飲施設内のホールで接客全般を担当します。 お客様のご案内からオーダーテイク・料理の提供、食事後の会計と後片付け、そして次のお客様を迎えられるようテーブルセッティングなどの仕事があります。 ホールスタッフ は、料理の内容や味付け・素材などについて聞かれる事も多いため、使用している食材や提供する料理に関してきちんと理解しておく事も重要。 お店の顔とも言えるサービスの仕事は、来て頂いたお客様が楽しく快適に食事をできるよう、明るい表情や笑顔、きちんとした身だしなみ、相手を気遣う心・立ち振る舞い・言葉遣い・社会人としてのビジネスマナー・ホスピタリティが必須となります。 お客様の要望やタイミングを確認しながら、お客様から声がかかる前に自ら行動する事で顧客満足度を上げる事ができます。 常に周りを確認し、お客様の小さなサインも見逃さずそのお客様に合った接客を提供する事が大切になります。 ②ソムリエ ソムリエとは、ワインに関するスペシャリストで、ワインを中心に酒類や飲料の全般の知識を持つサービススタッフとなります。 主な業務は、ワインの仕入れ・ワインの管理・ワインリストの作成・お客様の食事や好みに合わせたワイン選びのサポート、提供・ホールでのサービス。 仕入れや在庫管理、品質・保存管理からお客様の好みや料理に合わせた最適なワインの提案・提供全般を担当します。 そのためにはワインの味や知識、また提供される料理の事もしっかり把握しておかなければなりません。 ワインは世界中から取り入れているため、年代や産地などの知識や料理に合わせたワインリストの作成も仕事の1つとなります。 お客様の前でワインをサーブする際には、お客様に喜んでもらえるような心遣いや丁寧な立ち振る舞い・ホスピタリティが求められ総合的なサービス力が必要となります。 料理同様にワインも楽しむお客様も多くいますので、ソムリエはレストランにとって重要な役割となります。 ワインはもちろんの事、飲料や料理など幅広い知識や味の見極めが必要となるため、日頃からシェフともコミュニケーションを取りしっかり、料理の理解をしておく事も重要。 また、ワインに関する業務を全て任せてもらえたり、料理とのマリアージュを考える事ができたりと仕事の幅も広がりキャリアアップを目指す事ができるなどのメリットがあります。 ③調理 調理スタッフは、宴会部門とレストラン部門に別れて調理を担当します。 ホテルにとって料理のクオリティーは非常に大切なもの。 料理はお客様へのおもてなしの1つでもあり、ホテルの印象を左右すると言っても過言ではありません。 料理が美味しければ継続的なリピーターも見込めます。 ホテルによってレストランの数は異なりますが、10以上のレストランがある場合は、調理スタッフが300人以上になる事も。 調理スタッフは、食材の仕入れ・仕込み・調理・調理補助・洗い場・後片付け・発注など多岐に渡り業務があり知識や技術が必要となります。 調理の仕事は経験年数やスキルによって段階によって持ち場が変わります。 最初は見習いとして勤務し、掃除や洗い場・食材の下処理・仕込みなどを担当しながら食材や調理器具などを覚えていき、その後担当の持ち場で調理するようになり、最終的に料理長や調理長・シェフとなります。 宴会部門に配属になった場合は、一度に多くの同じ料理を提供しなければならないため、正確に安全にスピーディーに料理を提供する事が求められます。 ・調理部門の詳しい仕事については→こちら ④パティシエ パティシエは菓子やデザート専門の調理スタッフ。 レストランのランチやディナー、デザートビッフェなどで提供されるデザート・スイーツを手がけ、「アシェットデセール」と呼ばれる皿盛りデザートを作る事が主な仕事となります。 その他ホテル内のラウンジやショップなど自社の施設で販売するスイーツ・洋菓子の製造、商品開発なども行います。 結婚式も行えるホテルであれば、ウェディングケーキやゲストのデザートを任される事も。 新郎新婦に満足頂くウェディングケーキを作るためには、ヒアリング能力や提案力、パティシエとしての技術も求められます。 ウェディングシーンを華やかに演出し、新郎新婦の心に残るウェディングケーキを作る事ができるパティシエの仕事はとてもやりがいがあります。 ホテルでは、このように様々なシーンで沢山のスイーツやデザートがふるまわれます。 色とりどりの様々なスイーツに触れられるのが、ホテルパティシエの魅力の1つ。 ホテルで働くパティシエは、店舗で働くパティシエとは異なり、様々な部門と協力しコミュニケーションをとりながら仕事を進めていく事ができます。 異なる職種のプロフェッショナル達と協力して働く事ができるのも大きな魅力です。 ⑤ブランジェ ホテル内でお客様に提供するパン専門の調理スタッフ。 殆どのホテルは自社でパンを焼いており、朝食やランチ・ディナー・ビュッフェ・カフェ、パーティや結婚式で提供されています。 ホテルのウリとしてホテルメイドのパンをベーカリーショップで販売しているのをみた事がある方も多いのではないでしょうか。 作る量も多いため、業務は工程ごとに分業化されており、それぞれの業務を専任で担当し、全体的に覚えたら幾つかの持ち場を兼任して業務を行うようになります。 ホテルで提供するにふさわしい品質の良い美味しいパンが求められるため、丁寧な生地作りや発酵が重要となります。 衛生管理や在庫管理はもちろんの事、お客様に喜んでもらえるよう様々な種類のパンの考案なども大切な仕事です。 ⑥バーテンダー バーテンダーは、主にラウンジやバーなどのカウンターで、お客様の要望に合ったカクテルやワインなどアルコール飲料を提供する人。 自身の技術でカクテルを作り、お客様と会話したりコミュニケーションを取りおもてなしをする職種となります。 アルコールの提供だけでなく、店舗の清掃やカクテルの補充・食材の買い出し・グラスの準備・在庫管理・予約の確認、フルーツカッティング、簡単な調理などの仕込みも行います。 カクテルを作る方法やレシピは様々な種類があり多くの技術が必要となる仕事です。 また、ただ接客すれば良いというわけではなく、お客様の雰囲気を感じ取りながらお客様に合ったコミュニケーションを取っていきます。 バーやラウンジでは様々な年代の方や職業の方、またホテルや高級店の場合はハイクラスなお客様が来店する事も多くあるため、所作やマナーを意識した高度な接客技術が求められます。 ホテルの料飲部門で働くには 様々な職種がある料飲部門ですが、ホテルの料飲部門で働くにはどのような方法があるのでしょうか。 【新卒採用の場合】 ①専門学校に通う②短大・大学に通うホテルの仕事をするために必要な資格は特にありません。 高校を卒業してからそのままホテルで働く人もいます。 しかし、大手のホテルであったり外資系のホテルを志望する場合は、それなりの知識や実力が求められます。 そのため、専門学校・短大・大学を卒業した方が就職には有利になります。 【中途採用の場合】 ①異業種の経験を活かす②ホテル業界でアルバイト経験を積む③ホテル専門の転職エージェントを利用する中途採用の場合は、ホテル業界・ブライダル業界・旅行業界の経験などがあると有利ですが、他業界からの転職も可能です。 しかし、マナーや礼儀・高い接客力などホスピタリティやコミュニケーション能力が求められるため、社会人として接客経験が必須となります。 飲食店や販売職などでサービスの実務経験を通じてお客様に喜んでもらった経験や、やりがいを感じた事などがあれば積極的にアピールしましょう。 アルバイトで経験を積む事でチャンスも広がりますが、アルバイト期間が長くなると不利になる事もあるので注意が必要です。 ホテル専門のエージェントを利用する ホテル業界未経験の場合は、転職エージェントを利用すると転職への近道になります。 特にホテル業界に特化したエージェントを使うと多くのメリットがあります。 ホテル業界の最新の情報が入ってきやすく、より詳しく業界についての情報をお伝えする事ができるからです。 また、ホテル企業とのパイプが太い為、非公開求人や最新求人が入ってきやすい点等があげられます。その他にも・・・・各ホテル会社の採用基準を把握・非公開のホテル求人紹介・履歴書や職務経歴書の添削・ホテル業界知識の知識が豊富・ホテル業界専門の面接対策・年収交渉 などなど第三者が加わる事により、客観的に御自身を見直す事で、新たな魅力を発見できる可能性があるという点も大きなメリットだと思います。 まとめ ホテルの料飲施設や仕事内容など料飲部門に関してお伝えしました。 ホテルになくてはならない存在である「料飲部門」。 料飲部門のお仕事は、滞在中のお客様の飲食を支えるだけでなく、様々な目的のお客様に合った料理や飲み物を提供し、最高のおもてなしで寛ぎの時間を提供します。 その分責任は大きくなりますがやりがいのある仕事です。 * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。
ホテルの料飲部門とは?ホテル内の料飲施設や仕事を詳しく解説!①
1日のスタートである朝食から、1日を終える飲食の提供などホテルにはなくてはならない存在である「料飲部門」。 ホテルの料飲施設での仕事は、単に食事を提供するだけでなく、お客様の特別な瞬間を演出し、一流のスキルを学び、成長できる仕事です。 ホスピタリティ精神を大切にしながら、やりがいを感じられる職場といえるでしょう。 今回は、ホテルにとって非常に重要な存在である料飲部門の仕事について、2つに分けてご紹介していきます。 ・ホテルの料飲施設の仕事内容は→こちら 目次 1:ホテルの料飲施設の種類5つ2:料飲部門の仕事の魅力3:まとめ ホテルの料飲施設の種類5つ ホテルには宿泊だけでなく、飲食を目的に来店される方も多くいらっしゃいます。 滞在中のお客様の飲食を支えるだけでなく、レストランで特別な日のお祝いや美味しい料理など感動的な時間を求めて様々なお客様が訪れます。 そのため、ホテルには、メニューや価格帯・また利用する時間帯によって様々な施設があります。 ここではホテル内の料飲施設についてご紹介していきます。 ①メインダイニングルーム ホテル内の料飲施設の中で、最も格式の高いレストランの事を指します。 ホテル関係者の間では「メンダイ」とも呼ばれる事も多いです。 従来は、コース料理だけを提供しておりフレンチがメインでした。 しかし、近年ではイタリアンや中華・和食であったり、アラカルト料理も用意されています。 ②レストラン レストランには、イタリアン・フレンチ・中華・バイキング・和食・その他専門料理店などがあります。 近年では訪日外国人も増えている事から、1つのホテルで色々な種類のレストランを展開しています。 また、レストランの業態の種類が多いと結婚式や宴会での料理のバリエーションを増やす事ができるメリットがあります。 ホテルによっては、ミシュラン付きのレストランがあったり、SDGsに配慮したレストランを併設させたりとホテルのブランドの1つとなっている事も多くあります。 *例* 【帝国ホテル】東京内のフランス料理「レ セゾン」および日本料理「帝国ホテル寅黒」が、「ミシュランガイド東京 2023」において一つ星に選出。 【ホテルニューオータニ】日本料理・中華料理・フランス料理・エスニック料理・鉄板焼き・カフェなど世界中の料理を扱った38店舗の豊富な飲食店を完備。 ③バイキング(ビュッフェ)レストラン 一般的なレストランとは違って、バイキング形式で食事ができるレストラン。 ホテルの宿泊客の朝食や夕食のスタイルとして人気があります。 また、宿泊しなくてもランチを楽しめるランチブッフェを開催しているホテルも多く、人気を集めています。 日本のホテルで初めてバイキングを開始し、定着させたのは帝国ホテルです。 ④カフェ(ラウンジ) ホテルのロビーなどの近くにある休憩ができるスペースの事を指し、入口近くにあるため、ホテルの顔と言われる事も多いです。 ホテルならではの高級感や落ち着いた雰囲気で作られている事が殆どであり、多くのお客様に利用されています。 コーヒーや紅茶・ケーキなどの飲食をしながらゆっくりと寛げる場所で、ランチやスイーツなどがメインですが、夜はディナーを食べられたりバーラウンジになる事も。 ホテルによってサービス内容は様々です。 チェックイン・アウトをする前に一息ついたり、宿泊客以外の一般のお客様も利用できるため、結婚式に参列する際の休憩時間や、仕事の商談や友人・家族など様々なシーンで利用できます。 ホテルのラウンジになるので、値段は高めになりますが、ホテルという非日常の空間でゆったりと過ごせるため、特別な時や大切な人と過ごす時に選ばれる事が多くなるようです。 ⑤バー ホテルに欠かせない飲食施設の1つにバーがあります。 落ち着いてオシャレな雰囲気で美味しいお酒を飲めるため、宿泊客に人気ですが、宿泊者以外でも利用できます。バーでは、お客様の要望に合ったカクテルやワインなどアルコール飲料を提供し、ゆっくりと寛ぎ最高のひと時を提供する重要な役割があります。 レストランなどとは違った魅力がありますよね。 その他にも、カクテルラウンジやダイニングなど、様々なバリエーションを増やして集客に力を入れているホテルも増えています。 料飲部門の仕事の魅力 ホテルの料飲部門は、食とサービスの力で人を笑顔にし、大切な時間を提供する仕事です。 そんな料飲部門の仕事の魅力をご紹介します。 ①お客様に喜んでもらえる ホテルの料飲部門の1番のやりがいは、「お客様の喜ぶ姿を近くで見られる」という点です。 お客様の笑顔や喜ぶ顔を見る事ができ、「美味しかった」「ごちそうさま」など直接感謝の言葉を頂く事ができます。 飲食部門で働くには、飲食に関する豊富な知識や接客スキル・対応力が必要となり、責任の大きな仕事になります。 多くのお客様と接する機会が多いからこそ、常に気を配りながら業務につかなくてはなりませんし、業務内容も多岐に渡るため大変な事も多くなります。 しかし、お客様の為により良いサービスを提供する事で、喜んでもらえたりリピーターになってもらえたりと大変やりがいがあります。 ②お客様の思い出に残る時間を演出できる ホテルを訪れるお客様は、旅行や記念日など、特別な目的で利用する事が多いです。 美味しい料理と質の高いサービスを提供する事で、お客様の思い出に残る素敵な時間を提供できるのは、大きなやりがいの一つでしょう。 ③一流の料理やサービスに触れられる ホテルの料飲施設では、料理やサービスなどおもてなしを非常に大切にしています。 一流のシェフやパティシエが作る料理やデザート、ソムリエやバーテンダーが扱う高品質なワインやカクテルに触れる機会も多くあります。 普段の生活では中々触れられないため、仕事をしながらこのような味覚や知識が磨かれる事は大きな魅力でしょう。 ④クリエイティブな仕事に携われる ホテルでは季節ごとのフェアや、宴会・結婚式など様々なイベントが行われています。 ある程度の立場までいけば、メニューの開発やイベントの企画・提案など、アイデアを活かせる場面が多く、クリエイティブな仕事に携われる機会も増えてきます。 季節ごとの特別メニューや、テーマに沿った料理の提案など、宴会や結婚式向けのメニュー開発など、自分の経験や知識・技術を活かして、お客様に新しい価値を提供できます。 ⑤チームワークの大切さを実感できる 同じ料飲部であっても、キッチンスタッフ・ホールスタッフ・パティシエ ・バーテンダー・ソムリエなど、様々な職種の人と協力して業務を進めるため、チームワークの重要性を実感できます。 連携がうまくいき、お客様に満足してもらえたときの達成感は格別です。 皆と協力しながら1つのお店を皆で作り上げていく楽しさも感じる事ができるでしょう。 様々なプロフェッショナルと出会える為、勉強になる事も沢山あります。 ⑥高いサービススキルを身につけられる ホテルの仕事は、接客業の最高峰とも言われています。 特にホテルの料飲施設では、世界基準のホスピタリティやテーブルマナーなど、高度な接客スキルを学ぶ事ができます。 特にシティホテルやラグジュアリーホテル、星つきホテルなどでは、ハイクラスなサービスを身につける機会が豊富です。 ホテルの経験を積めば積むほど、知識やスキルが身につき成長を感じる事ができます。 特にホスピタリティスキルを身につける事は、相手の気持ちを考えた対応ができるようになるため、プライベートでも役立つでしょう。 様々なスキルを身につけ人として成長できる魅力があります。 ⑦キャリアプランが豊富 ホテルには様々な部門があるため、料飲部門内でのキャリアアップや料飲施設で経験を積んだ後にホテル内の違う部門の職種へ異動する事も可能です。 また、ホテル内でのキャリアアップだけでなく、よりレベルの高いホテルや海外のホテルへの転職、独立、料飲関連で別の仕事への転職など、様々なキャリアパスがあります。 経験を積む事で、料飲業界全体で活躍できるスキルが身につきます。 まとめ ホテルの料飲施設や仕事内容など料飲部門に関してお伝えしました。 ホテルになくてはならない存在である「料飲部門」。 料飲部門のお仕事は、滞在中のお客様の飲食を支えるだけでなく、様々な目的のお客様に合った料理や飲み物を提供し、最高のおもてなしで寛ぎの時間を提供します。 その分責任は大きくなりますがやりがいのある仕事です。 ★感動的な思い出となるような接客がしたい★一流のおもてなしでお客様に喜んでもらいたい という方は是非弊社にご相談下さいませ。
ホテルのフロントの仕事③やりがいや大変な事について解説
「ホテルの顔」として、重要な役割を担っているホテルのフロントスタッフ。 チェックインやチェックアウト・観光案内・トラブル対応など、求められる業務は多岐にわたります。 ホテルの受付で接客業務をメインに行うため、華やかでやりがいがあるイメージを持たれる方も多いと思いますが、実際には大変な事も少なくありません。 今回は、ホテルのフロントスタッフの仕事のやりがいや、大変な事についてご紹介します。 これからホテルで働きたいという方は是非参考にしてみて下さいね。 ・ホテルのフロントの仕事内容→こちら 目次 1:ホテルのフロントの仕事のやりがい2:ホテルのフロントスタッフの大変な事3:まとめ *参考:ホテルのフロントスタッフの仕事内容* ・宿泊予約管理・チェックイン・チェックアウト・ホテル内施設の案内・周辺地域の事情や観光情報の案内・お会計・トラブル対応・クレーム対応 など ホテルのフロントの仕事のやりがい ホテルの印象をも左右する重要な役割があるフロントスタッフには大きなやりがいがあります。 ここでは6つご紹介していきます。 ①お客様に喜んでもらえる 1番のやりがいはお客様に近い立場で接する事ができ、直接お客様から感謝の言葉を頂いたり喜ぶ姿を見る事ができる事。 前述したように、ホテルに宿泊するお客様は、旅行や観光できている事が殆どなため、お客様が困った時や様々な問い合わせやリクエストに臨機応変に応えなくてはなりません。 そのため、豊富な知識や接客スキル・対応力が必要となり、責任の大きな仕事になります。 多くのお客様と接する機会が多いからこそ、常に気を配りながら業務につかなくてはなりませんし、業務内容も多岐に渡るため大変な事も多くなります。 また、お客様の最初と最後に接する事も多いため、他の現場でのクレームを受ける事もあります。 しかし、お客様の為により良いサービスを提供する事で、喜んでもらえた時には大きなやりがいを感じる事ができるでしょう。 リピーターのお客様と信頼関係を築けることも魅力のひとつです。 ②多様な人と出会える ホテルには日々、宿泊・食事・結婚式などで様々なお客様が訪れます。 また、近年ホテル業界でも注目されているMICE。 政府は、経済政策の1つに「観光立国」としての推進計画を積極的に進めており、様々なプロモーション活動を行っています。 観光庁によると、2016年の国際MICEによる経済波及効果は、約1兆590億円。 一般観光よりも高い経済効果を生み出すため、積極的にMICE開催に取り組んでいるホテルが多く、国内外から多くのお客様が訪れる機会があります。 そのため、文化や価値観の異なる人々と触れ合う機会が多く、視野が広がります。 多くの外国のお客様とコミュニケーションを取る機会も、仕事をする上でやりがいに繋がります。 ③語学力を活かせる 前述したように、ホテルには日本国内のお客様だけでなく、各国から様々なお客様が来られます。 フロント業務は特にお客様と接する機会が多いため、語学力があるようであれば大いに役立つ事ができます。 ③チームワークで仕事を達成できる ホテルには様々な職種が存在し、それぞれ連携しながらサービスの提供をしています。 フロントスタッフは宿泊部所属となりますが、同じ宿泊部であっても役割はそれぞれ違い、あらゆる職種のプロフェッショナルが集まり協力しながら仕事に従事しています。 また、宿泊部以外にも多くの職種のプロが携わっています。 皆で協力し、お客様に満足して帰って頂いた際には大きなやりがいを得る事ができます。 また様々な職種のプロフェッショナルと出会える為、勉強になる事も沢山あります! ⑤高いサービススキルを身につけられる ホテルの仕事は、接客業の最高峰とも言われています。 そのため、フロントで働く事で、下記のようなスキルを幅広く身に付ける事ができます。 ・コミュニケーション能力・ホスピタリティスキル・礼儀・マナー・問題解決能力・折衝能力・対応力 ホテルの経験を積めば積むほど、知識やスキルが身につき成長を感じる事ができます。 特にホスピタリティスキルを身につけると、相手の気持ちを考えた対応ができるようになるため、プライベートでも役立つでしょう。 様々なスキルを身につけ人として成長できる魅力があります。 ⑥キャリアアップのチャンスがある ホテルのフロントの仕事は、将来的にホテルの本部職や経営部門へのキャリアアップする際に経験しておきたい部署の1つ。 フロント業務を経験した後、コンシェルジュやマネージャー職、ホテルの経営管理部門へのキャリアアップする事が可能です。 努力次第で成長できる環境が整っています。 ホテルのフロントの仕事の大変な事 やりがいや喜びが大きい分、大変な面もあります。 ここではホテルのフロントの仕事の大変な面をご紹介していきます。 ①語学力が求められる 前述したように、ホテルの顔とも言えるフロントスタッフ。 チェックイン・チェックアウトは勿論の事、何か困った事やトラブル・また相談ごとがあった時にはフロントスタッフに聞くお客様が多くなります。 近年、訪日外国人が増えた事からフロントスタッフに関しては語学力が求められる事が多いです。 特にシティホテル やラグジュアリーホテル、星つきのホテルなどは必須となる事も。 英語の他にも、韓国語や中国語などが必要となる事も多いため、話せないようであればストレスに感じてしまう事もあるかもしれません。 ②夜勤があるため生活リズムが崩れる 365日24時間営業しているホテル。 ホテルには様々な職種があり、夜勤がない業務もあります。 しかし、フロント業務は殆どのホテルで夜勤がありますので、シフトによっては昼夜逆転の生活になります。 もちろん休憩はありますが、深夜帯にずっと起きている事になりますので就寝・起床時間が中々定まりません。 そのため、生活が不規則になったり、疲れや眠気が溜まりやすく心身への負担が大きくなりがちです。 また、自律神経やホルモンバランスの乱れがちに。 特に、人は日中に活動して夜間は休むように体ができているため、夜勤をした事がないという人は体が慣れるまではしんどく感じるでしょう。 ③クレーム対応 フロントはホテルの窓口となるため、トラブルがあった際の対応や、他のスタッフのクレームを受ける事も。 特に小規模なホテルであったり、夜勤の時間帯はワンオペとなってしまう事も多いため、一手に引き受けなくてはならない事もなくはありません。 何かトラブルやクレームがあっても、自分で判断・行動しなければいけなかったり、お客様対応を一人でこなさなければいけない事もありプレッシャーとなる事もあります。 ④臨機応変な対応が求められる ホテルでは予期せぬトラブルが起きる事が多々あります。 例えば、予約が重複してしまうオーバーブッキング、急なキャンセル、体調不良のお客様などが発生します。 その他にも地震・火災などの緊急時の対応も求められるため、責任が大きく精神的に辛いと感じる方も少なくありません。 他部署とも連携を取りながら、柔軟に対応する事が求められます。 まとめ ホテルのフロントの仕事のやりがいや大変な事をご紹介させて頂きました。 様々なやりがいがある一方で、クレーム・トラブル対応・シフトが不規則になりがちなどのデメリットもあります。 しかし、ゲストのために向上心をもって取り組む事ができ、チームワークでホテルを作っていける魅力があります。 業務は決して楽ではありませんが、その分お客様の笑顔や感謝の言葉が励みになり、大きなやりがいを感じられる仕事です。 * ホテルビズでは、全国の様々なホテルの正社員・契約社員・アルバイトの求人を取り扱っています。 また、正社員で転職を希望される方には、転職支援サービスも行っています。 求人をお探しの方・転職をご検討の方は「会員登録:無料」をご利用下さい。