
ホテルに欠かせない存在である「レストラン」
ホテル内には、イタリアン・中華・和食・フレンチなど様々なレストランがあり、宿泊のお客様はもちろん、記念日や会食など様々な目的で多くのお客様が訪れます。
レストランはホテルの“顔”とも言える存在。
中には一つ星・二つ星・三つ星を獲得するホテルもあり、そのサービスの質がホテル全体の印象を左右します。
そんな大切な役割を担うレストランサービスの仕事は、毎日多くのお客様と接することで、大きなやりがいや達成感を感じられるポジションです。
そこで今回は、ホテルの料飲部門やレストランサービスの具体的な仕事内容ややりがいをご紹介します。
・給与や勤務形態は→こちら
・必要なスキルやなり方は→こちら
ホテルレストランサービスの仕事内容
レストランサービスの仕事は、ホテルにある各飲食店内のホールで接客全般を担当します。
主な業務内容は下記になります。
①開店準備・閉店業務
レストランの営業が始まる前は、店内の清掃や、営業がスムーズに行えるようおしぼりやシルバーなどの備品の準備、テーブルのセッティング、お店が閉店した後は、店舗全体を確認し片付けや掃除などの業務を行います。
②お客様のご案内
お店が開店し、お客様が来店したらご案内業務をします。
1番最初の接客になりますので笑顔で明るく対応する事が大切になります。
また、最初の接客がそのお店の印象を左右しますので、できるだけスムーズに気持ちよくご案内する事が重要。
どの席が空いているのか、お客様のニーズを把握しながら適切な席へご案内する事が求められます。
③オーダーの確認
席へご案内し、お客様のメニューが決まったら注文を受けます。
オーダーは基本的にお客様から呼ばれてお伺いする事が多くなりますが、お客様の様子を確認しタイミングを見計らって自らお伺いするなどの気遣いが重要。
ホールスタッフは常に周りを確認し、お客様の要求を早めに汲み取る事が大切になります。
④料理の提供
料理が出来上がったらなるべく温かいうちにお客様へ提供します。
料理を提供する際には、料理の内容や味付け・素材などについて聞かれる事も多いため、使用している食材や提供する料理に関してきちんと理解しておく事も重要となります。
⑤後片付け・セッティング
お客様の食事が終わったら、お皿やグラスなどテーブルの片付けと次のお客様の為のテーブルセッティングを行います。
片付けはテーブルだけではなくテーブル周りの床や椅子も確認し、メニュー表にも汚れがないか確認します。
テーブルセッティングでは調味料の残量の確認や補充も行います。
お客様が忘れ物をしている事もあるので、できるだけ早めにテキパキとこなす事が大切になります。
⑥お会計
最後にお会計業務になります。
金銭の授受という重要な仕事になるため、伝票をきちんと確認し間違いのないように慎重に行います。
会計が終わるとお見送りをしますが、最後まできちんと気持ちの良い接客をする事で「また来たい」と思ってもらえるような更なる顧客満足へとつながります。
感謝の気持ちを込めて挨拶をして見送ります。
⑦その他
その他に予約やお問い合わせの電話対応や、デシャップ業務(盛り付けの補助・デザート作り)、ドリンク作りなどの業務をする店舗もあります。
サービススタッフには、同じレストラン内で以下のような関連職種があります。
いくつか経験しキャリアアップしていく事が多くなります。
①サーバースタッフ
キッチンとお客様を繋ぐ役割があります。
食事の進行状況を見ながら、次の料理を出すタイミングを調理場に伝えたり、お客様の様子や声を調理スタッフに伝えたりします。
②キャッシャー
お金の受け渡しを行う役割があります。
主にお会計業務を担当します。
③グリーター
レストランの入り口でお客様を出迎え、席まで案内しホールスタッフ へ橋渡しをする役割があります。
役職としては、マネージャークラスになる事が多く、席のコントロールや調整を任されます。
★サービスの仕事はお店の顔ともいえます。
来て頂いたお客様が楽しく快適に食事をできるよう、明るい表情や笑顔、きちんとした身だしなみ、相手を気遣う挨拶や礼儀作法・立ち振る舞い・言葉遣い・社会人としてのビジネスマナー・気配り・ホスピタリティなどは必須となります。
接客をする上で大切なのは、お客様に居心地の良い環境を提供でき、自分の接客でお客様に心地よい・嬉しいと感じてもらう事。
お客様の要望やタイミングを確認しながら、お客様から声がかかる前に自ら行動する事で顧客満足度を上げる事ができます。
常に周りを確認し、お客様の小さなサインも見逃さずそのお客様に合った接客を提供する事が大切になります。
ホテルレストランサービスのやりがい
ホテルのレストランサービスで一番のやりがいは、なんといっても お客様の笑顔を間近で見られること。
「美味しかった」「ごちそうさま」「また来るね」と直接感謝の言葉をいただける瞬間は、仕事のモチベーションになります。
ホテルにはたくさんの部門がありますが、“食事の時間”はお客様にとって特別で、心に残りやすい大切なシーン。
だからこそ、レストランサービスはホテル全体の印象を左右するほど重要な存在です。
責任も大きいですが、その分、やりがいもひとしお。
お客様と接する時間が長いからこそ、食事を楽しんでいる姿や満足そうな笑顔を見られる瞬間が多く、達成感をダイレクトに感じられます。
さらに、レストランではサービススタッフ・ソムリエ・シェフなど、多彩なプロフェッショナルが集まり、ひとつのチームとしてお客様をお迎えします。
仲間と一緒にお店を作り上げていく一体感は、他では味わえない大きな魅力。
そして、ホテルでの仕事は「接客業の最高峰」と言われています。
日々の仕事を通して、礼儀・接客スキル・サービスマインドが磨かれ、必ず自分の成長につながります。
👩🍳 「人を喜ばせるのが好き」
🌟 「接客のプロとして成長したい」
🤝 「仲間と一緒に最高のサービスを届けたい」
そんな想いを持っている方にとって、ホテルのレストランサービスはぴったりの環境です。
ホテルのレストランで働くメリット
ホテルで働くレストランサービススタッフは、そのホテル・店舗の顔にもなるため高い接客サービスやおもてなしが求められます。
ここではホテルで働くメリットをご紹介していきます。
勤務形態・福利厚生・給与が安定
正社員としての雇用で働く場合は、ホテルサービス職の給与形態で支払われる事が多くなります。
ホテルのレストランサービスは、基本的に高度な接客スキルや語学力なども求められるため、比較的高めな傾向にあります。
また、残業代・交通費・賞与がきちんと支払われたり、休日や有給などの福利厚生や勤務形態もしっかりしています。
幅広い知識やホスピタリティが身につく
ホテルには日々様々な年齢・職業の方が来られます。
それぞれのお客様の要望に的確に応えなくてはならないため、勉強が必要となります。
料理や飲み物の知識を得てお客様に満足のいく回答をしなければなりません。
そのため、幅広い知識を身につけるほどサービススタッフとしてスキルアップしていきます。
また、宿泊されるお客様の中には、一流企業の社長・芸能人・海外からのセレブなど著名な方が来店する事もあるため、見聞を広める事ができるでしょう。
どのような方へも丁寧かつ、上質な接客を行う教育がなされているため、最高のおもてなしスキルが身につきます。
実力をつければリピーターとなってくれる事もあり、ホテルのレストランサービススタッフとして働いた経験は必ずプラスになるはずです。
知名度があればキャリアになる
有名ホテルともなれば、そこで働いていた事は実績となり、今後再び転職する際に有利になったりヘッドハンティングされる事もあります。
ホテルの看板を背負って仕事をする事は、レストランサービスとしてのキャリアに高評価だと言えるでしょう。
他の職種へのキャリアチェンジが可能
ホテルには様々な部門・職種があります。
そのため、レストランサービスの経験を活かし、同じホテル内で他の「宿泊部門」「宴会部門」「営業部門」「管理部門」などへのキャリアチェンジが可能となっています。
ただし、キャリアチェンジするにはしっかりとスキルを身につける事が必須となります。
2〜3年経験を積んだ後にキャリアアップの過程で他部署へ異動を命じられる事もあります。
まとめ
ホテルのレストランサービスのお仕事についてご紹介させて頂きました。
サービスの仕事は、体力的に大変な面もありますが、人と接する事が好き。人に喜んでもらう事が好き。という方には天職の仕事になるでしょう。
特にホテルでのレストランサービスは、質の高いサービスを求められます。
★一流の接客でお客様に喜んでもらいたい
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2025.09.08