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1日のスタートである朝食から、1日を終える飲食の提供などホテルにはなくてはならない存在である「料飲部門」。

ホテルの料飲施設での仕事は、単に食事を提供するだけでなく、お客様の特別な瞬間を演出し、一流のスキルを学び、成長できる仕事です。

ホスピタリティ精神を大切にしながら、やりがいを感じられる職場といえるでしょう。

今回は、ホテルにとって非常に重要な存在である料飲部門の仕事について、2つに分けてご紹介していきます。


・ホテルの料飲施設の仕事内容は→こちら

 

 

 

 ホテルの料飲施設の種類5つ  

 

ホテルには宿泊だけでなく、飲食を目的に来店される方も多くいらっしゃいます。

滞在中のお客様の飲食を支えるだけでなく、レストランで特別な日のお祝いや美味しい料理など感動的な時間を求めて様々なお客様が訪れます。

そのため、ホテルには、メニューや価格帯・また利用する時間帯によって様々な施設があります。

ここではホテル内の料飲施設についてご紹介していきます。

 

 

①メインダイニングルーム

 

ホテル内の料飲施設の中で、最も格式の高いレストランの事を指します。

ホテル関係者の間では「メンダイ」とも呼ばれる事も多いです。

従来は、コース料理だけを提供しておりフレンチがメインでした。

しかし、近年ではイタリアンや中華・和食であったり、アラカルト料理も用意されています。

 

 

②レストラン

 

レストランには、イタリアン・フレンチ・中華・バイキング・和食・その他専門料理店などがあります。

近年では訪日外国人も増えている事から、1つのホテルで色々な種類のレストランを展開しています。

また、レストランの業態の種類が多いと結婚式や宴会での料理のバリエーションを増やす事ができるメリットがあります。

ホテルによっては、ミシュラン付きのレストランがあったり、SDGsに配慮したレストランを併設させたりとホテルのブランドの1つとなっている事も多くあります。

 

*例*

【帝国ホテル】

東京内のフランス料理「レ セゾン」および日本料理「帝国ホテル寅黒」が、「ミシュランガイド東京 2023」において一つ星に選出。

 

【ホテルニューオータニ】

日本料理・中華料理・フランス料理・エスニック料理・鉄板焼き・カフェなど世界中の料理を扱った38店舗の豊富な飲食店を完備。

  

 

③バイキング(ビュッフェ)レストラン

 

一般的なレストランとは違って、バイキング形式で食事ができるレストラン。

ホテルの宿泊客の朝食や夕食のスタイルとして人気があります。

また、宿泊しなくてもランチを楽しめるランチブッフェを開催しているホテルも多く、人気を集めています。

日本のホテルで初めてバイキングを開始し、定着させたのは帝国ホテルです。

 

 

④カフェ(ラウンジ)

 

ホテルのロビーなどの近くにある休憩ができるスペースの事を指し、入口近くにあるため、ホテルの顔と言われる事も多いです。

ホテルならではの高級感や落ち着いた雰囲気で作られている事が殆どであり、多くのお客様に利用されています。

コーヒーや紅茶・ケーキなどの飲食をしながらゆっくりと寛げる場所で、ランチやスイーツなどがメインですが、夜はディナーを食べられたりバーラウンジになる事も。

ホテルによってサービス内容は様々です。

チェックイン・アウトをする前に一息ついたり、宿泊客以外の一般のお客様も利用できるため、結婚式に参列する際の休憩時間や、仕事の商談や友人・家族など様々なシーンで利用できます。

ホテルのラウンジになるので、値段は高めになりますが、ホテルという非日常の空間でゆったりと過ごせるため、特別な時や大切な人と過ごす時に選ばれる事が多くなるようです。

 

 

⑤バー

 

ホテルに欠かせない飲食施設の1つにバーがあります。

落ち着いてオシャレな雰囲気で美味しいお酒を飲めるため、宿泊客に人気ですが、宿泊者以外でも利用できます。

バーでは、お客様の要望に合ったカクテルやワインなどアルコール飲料を提供し、ゆっくりと寛ぎ最高のひと時を提供する重要な役割があります。

レストランなどとは違った魅力がありますよね。

その他にも、カクテルラウンジやダイニングなど、様々なバリエーションを増やして集客に力を入れているホテルも増えています。

 

 料飲部門の仕事の魅力  

 

ホテルの料飲部門は、食とサービスの力で人を笑顔にし、大切な時間を提供する仕事です。

そんな料飲部門の仕事の魅力をご紹介します。

 

 

①お客様に喜んでもらえる

 

ホテルの料飲部門の1番のやりがいは、「お客様の喜ぶ姿を近くで見られる」という点です。

お客様の笑顔や喜ぶ顔を見る事ができ、「美味しかった」「ごちそうさま」など直接感謝の言葉を頂く事ができます。

飲食部門で働くには、飲食に関する豊富な知識や接客スキル・対応力が必要となり、責任の大きな仕事になります。

多くのお客様と接する機会が多いからこそ、常に気を配りながら業務につかなくてはなりませんし、業務内容も多岐に渡るため大変な事も多くなります。

しかし、お客様の為により良いサービスを提供する事で、喜んでもらえたりリピーターになってもらえたりと大変やりがいがあります。

 

 

②お客様の思い出に残る時間を演出できる

 

ホテルを訪れるお客様は、旅行や記念日など、特別な目的で利用する事が多いです。

美味しい料理と質の高いサービスを提供する事で、お客様の思い出に残る素敵な時間を提供できるのは、大きなやりがいの一つでしょう。

 

 

③一流の料理やサービスに触れられる

 

ホテルの料飲施設では、料理やサービスなどおもてなしを非常に大切にしています。

一流のシェフやパティシエが作る料理やデザート、ソムリエやバーテンダーが扱う高品質なワインやカクテルに触れる機会も多くあります。

普段の生活では中々触れられないため、仕事をしながらこのような味覚や知識が磨かれる事は大きな魅力でしょう。

 

 

④クリエイティブな仕事に携われる

 

ホテルでは季節ごとのフェアや、宴会・結婚式など様々なイベントが行われています。

ある程度の立場までいけば、メニューの開発やイベントの企画・提案など、アイデアを活かせる場面が多く、クリエイティブな仕事に携われる機会も増えてきます。

季節ごとの特別メニューや、テーマに沿った料理の提案など、宴会や結婚式向けのメニュー開発など、自分の経験や知識・技術を活かして、お客様に新しい価値を提供できます。

 

 

⑤チームワークの大切さを実感できる

 

同じ料飲部であっても、キッチンスタッフ・ホールスタッフ・パティシエ ・バーテンダー・ソムリエなど、様々な職種の人と協力して業務を進めるため、チームワークの重要性を実感できます。

連携がうまくいき、お客様に満足してもらえたときの達成感は格別です。

皆と協力しながら1つのお店を皆で作り上げていく楽しさも感じる事ができるでしょう。

様々なプロフェッショナルと出会える為、勉強になる事も沢山あります。

 

 

⑥高いサービススキルを身につけられる

 

ホテルの仕事は、接客業の最高峰とも言われています。

特にホテルの料飲施設では、世界基準のホスピタリティやテーブルマナーなど、高度な接客スキルを学ぶ事ができます。

特にシティホテルやラグジュアリーホテル、星つきホテルなどでは、ハイクラスなサービスを身につける機会が豊富です。

ホテルの経験を積めば積むほど、知識やスキルが身につき成長を感じる事ができます。

特にホスピタリティスキルを身につける事は、相手の気持ちを考えた対応ができるようになるため、プライベートでも役立つでしょう。

様々なスキルを身につけ人として成長できる魅力があります。

 

 

⑦キャリアプランが豊富

 

ホテルには様々な部門があるため、料飲部門内でのキャリアアップや料飲施設で経験を積んだ後にホテル内の違う部門の職種へ異動する事も可能です。

また、ホテル内でのキャリアアップだけでなく、よりレベルの高いホテルや海外のホテルへの転職、独立、料飲関連で別の仕事への転職など、様々なキャリアパスがあります。

経験を積む事で、料飲業界全体で活躍できるスキルが身につきます。

 

        まとめ     

 

ホテルの料飲施設や仕事内容など料飲部門に関してお伝えしました。

ホテルになくてはならない存在である「料飲部門」。

料飲部門のお仕事は、滞在中のお客様の飲食を支えるだけでなく、様々な目的のお客様に合った料理や飲み物を提供し、最高のおもてなしで寛ぎの時間を提供します。

その分責任は大きくなりますがやりがいのある仕事です。


★感動的な思い出となるような接客がしたい
★一流のおもてなしでお客様に喜んでもらいたい


という方は是非弊社にご相談下さいませ。

2025.04.21