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「ホテルの顔」として、重要な役割を担っているホテルのフロントスタッフ。

チェックインやチェックアウト・観光案内・トラブル対応など、求められる業務は多岐にわたります。

ホテルの受付で接客業務をメインに行うため、華やかでやりがいがあるイメージを持たれる方も多いと思いますが、実際には大変な事も少なくありません。

今回は、ホテルのフロントスタッフの仕事のやりがいや、大変な事についてご紹介します。

これからホテルで働きたいという方は是非参考にしてみて下さいね。


・ホテルのフロントの仕事内容→こちら

 

 

*参考:ホテルのフロントスタッフの仕事内容*

・宿泊予約管理
・チェックイン
・チェックアウト
・ホテル内施設の案内
・周辺地域の事情や観光情報の案内
・お会計
・トラブル対応
・クレーム対応  など

 

 

ホテルのフロントの仕事のやりがい

 

ホテルの印象をも左右する重要な役割があるフロントスタッフには大きなやりがいがあります。

ここでは6つご紹介していきます。

 

 

①お客様に喜んでもらえる


1番のやりがいはお客様に近い立場で接する事ができ、直接お客様から感謝の言葉を頂いたり喜ぶ姿を見る事ができる事。

前述したように、ホテルに宿泊するお客様は、旅行や観光できている事が殆どなため、お客様が困った時や様々な問い合わせやリクエストに臨機応変に応えなくてはなりません。

そのため、豊富な知識や接客スキル・対応力が必要となり、責任の大きな仕事になります。

多くのお客様と接する機会が多いからこそ、常に気を配りながら業務につかなくてはなりませんし、業務内容も多岐に渡るため大変な事も多くなります。

また、お客様の最初と最後に接する事も多いため、他の現場でのクレームを受ける事もあります。

しかし、お客様の為により良いサービスを提供する事で、喜んでもらえた時には大きなやりがいを感じる事ができるでしょう。

リピーターのお客様と信頼関係を築けることも魅力のひとつです。

 

 

②多様な人と出会える

 

ホテルには日々、宿泊・食事・結婚式などで様々なお客様が訪れます。

また、近年ホテル業界でも注目されているMICE。

政府は、経済政策の1つに「観光立国」としての推進計画を積極的に進めており、様々なプロモーション活動を行っています。

観光庁によると、2016年の国際MICEによる経済波及効果は、約1兆590億円。

一般観光よりも高い経済効果を生み出すため、積極的にMICE開催に取り組んでいるホテルが多く、国内外から多くのお客様が訪れる機会があります。

そのため、文化や価値観の異なる人々と触れ合う機会が多く、視野が広がります。

多くの外国のお客様とコミュニケーションを取る機会も、仕事をする上でやりがいに繋がります。

 

 

③語学力を活かせる


前述したように、ホテルには日本国内のお客様だけでなく、各国から様々なお客様が来られます。

フロント業務は特にお客様と接する機会が多いため、語学力があるようであれば大いに役立つ事ができます。

 

 

③チームワークで仕事を達成できる

 

 ホテルには様々な職種が存在し、それぞれ連携しながらサービスの提供をしています。

フロントスタッフは宿泊部所属となりますが、同じ宿泊部であっても役割はそれぞれ違い、あらゆる職種のプロフェッショナルが集まり協力しながら仕事に従事しています。

また、宿泊部以外にも多くの職種のプロが携わっています。

皆で協力し、お客様に満足して帰って頂いた際には大きなやりがいを得る事ができます。

また様々な職種のプロフェッショナルと出会える為、勉強になる事も沢山あります!

 

 

⑤高いサービススキルを身につけられる

 

ホテルの仕事は、接客業の最高峰とも言われています。

そのため、フロントで働く事で、下記のようなスキルを幅広く身に付ける事ができます。

 

・コミュニケーション能力
・ホスピタリティスキル
・礼儀・マナー
・問題解決能力
・折衝能力
・対応力

 

ホテルの経験を積めば積むほど、知識やスキルが身につき成長を感じる事ができます。

特にホスピタリティスキルを身につけると、相手の気持ちを考えた対応ができるようになるため、プライベートでも役立つでしょう。

様々なスキルを身につけ人として成長できる魅力があります。

 

 

キャリアアップのチャンスがある

 
ホテルのフロントの仕事は、将来的にホテルの本部職や経営部門へのキャリアアップする際に経験しておきたい部署の1つ。

フロント業務を経験した後、コンシェルジュやマネージャー職、ホテルの経営管理部門へのキャリアアップする事が可能です。

努力次第で成長できる環境が整っています。

 

ホテルのフロントの仕事の大変な事 

 

やりがいや喜びが大きい分、大変な面もあります。

ここではホテルのフロントの仕事の大変な面をご紹介していきます。 

 

 

①語学力が求められる

 

前述したように、ホテルの顔とも言えるフロントスタッフ。

チェックイン・チェックアウトは勿論の事、何か困った事やトラブル・また相談ごとがあった時にはフロントスタッフに聞くお客様が多くなります。

近年、訪日外国人が増えた事からフロントスタッフに関しては語学力が求められる事が多いです。

特にシティホテル やラグジュアリーホテル、星つきのホテルなどは必須となる事も。

英語の他にも、韓国語や中国語などが必要となる事も多いため、話せないようであればストレスに感じてしまう事もあるかもしれません。

 

 

②夜勤があるため生活リズムが崩れる

 

365日24時間営業しているホテル。

ホテルには様々な職種があり、夜勤がない業務もあります。

しかし、フロント業務は殆どのホテルで夜勤がありますので、シフトによっては昼夜逆転の生活になります。

もちろん休憩はありますが、深夜帯にずっと起きている事になりますので就寝・起床時間が中々定まりません。

そのため、生活が不規則になったり、疲れや眠気が溜まりやすく心身への負担が大きくなりがちです。

また、自律神経やホルモンバランスの乱れがちに。

特に、人は日中に活動して夜間は休むように体ができているため、夜勤をした事がないという人は体が慣れるまではしんどく感じるでしょう。

 

 

③クレーム対応

 

フロントはホテルの窓口となるため、トラブルがあった際の対応や、他のスタッフのクレームを受ける事も。

特に小規模なホテルであったり、夜勤の時間帯はワンオペとなってしまう事も多いため、一手に引き受けなくてはならない事もなくはありません。

何かトラブルやクレームがあっても、自分で判断・行動しなければいけなかったり、お客様対応を一人でこなさなければいけない事もありプレッシャーとなる事もあります。

 

 

臨機応変な対応が求められる

 

 

ホテルでは予期せぬトラブルが起きる事が多々あります。

例えば、予約が重複してしまうオーバーブッキング、急なキャンセル、体調不良のお客様などが発生します。

その他にも地震・火災などの緊急時の対応も求められるため、責任が大きく精神的に辛いと感じる方も少なくありません。

他部署とも連携を取りながら、柔軟に対応する事が求められます。

 

    まとめ     

 

ホテルのフロントの仕事のやりがいや大変な事をご紹介させて頂きました。

様々なやりがいがある一方で、クレーム・トラブル対応・シフトが不規則になりがちなどのデメリットもあります。

しかし、ゲストのために向上心をもって取り組む事ができ、チームワークでホテルを作っていける魅力があります。

業務は決して楽ではありませんが、その分お客様の笑顔や感謝の言葉が励みになり、大きなやりがいを感じられる仕事です。

 

 

 

 

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2025.02.11