
ホテル業界で働きたい!と思った時に、資格を持っていた方が良いのか気になる方も多いのではないでしょうか?
ホテルの仕事は、高い接客スキルや専門的なスキルが必要となるイメージもありますよね。
今回は、ホテルで働く際に役立つ料飲関連の資格をご紹介します。
目次
1:ホテルで働く際に役立つ資格一覧
2:料飲関連の資格
3:まとめ
ホテルで働く際に役立つ資格一覧
ホテルで働く際に必須な資格はありません。
中途採用の場合は、即戦力を求められるのでどちらかというと資格より人柄や経験の方が重要視されます。
しかし、ホテルでの仕事はホスピタリティが非常に重要であり、語学などを必要とする職種もあるため、資格を持っていた方が有利になる事もあります。
高度な接客サービス能力を身につけている事が証明され、様々なシチュエーションにおいてお客様に満足してもらえるサービスを提供する事ができるようになります。
ホテルで働く際に有利になる資格は、主に下記の4つになります。
今回は③料飲関連に関してご紹介させて頂きます。
①ホテル全般 | ②マナー関連 | ③料飲関連 | ④語学 |
ホテルビジネス実務検定 | マナープロトコール検定 | レストランサービス技能検定 | TOEIC |
ホテル実務技能認定試験 | 接客サービスマナー検定 | ソムリエ | |
ホテルマネジメント技能検定 | サービス接遇検定 |
料飲関連の資格
①レストランサービス技能検定
国家試験になり、飲食業界やホテル業界で働く人を対象に、サービスのスペシャリストとして接客の技能を検定する資格となります。
試験は3級~1級まであり、合格者には国家技能検定資格レストランサービス技能士の称号が与えられ認定バッチを付ける事ができます。
食品衛生に関する一般的な知識から、サービスの基本的な知識・技術、マナーやクレーム対応、安全管理まで飲食店で働く際に必要な事を網羅。
学科試験+実施試験となっており、受験資格は全て実務経験が必要となります。
実務経験者である事から、そこまで難しいと感じない受験者が多いようですが1級は難易度が上がるようです。
【資格詳細】
■3級
受験対象:飲食サービスの実務経験が1年以上
受験実施:年1回
試験時間:学科試験120分・実技試験9分
合格基準:学科・実技ともに60点
受験費用:学科試験6500円・実技試験10,000円
■2級
受験対象:3級取得後2年以上の実務経験
受験実施:年1回
試験時間:学科試験120分・実技試験15分
合格基準:学科・実技ともに60点
受験費用:学科試験6500円・実技試験13,000円
■1級
受験対象:2級取得後4年以上の実務経験
受験実施:年1回
試験時間:学科試験120分・実技試験30分
合格基準:学科・実技ともに60点
受験費用:学科試験6500円・実技試験23,500円
②ソムリエ資格
ソムリエとは、ワインバーなどの飲食店や、ホテルのレストランでワインを担当しサービスを行うスタッフを指します。
日本ソムリエ協会のソムリエ資格は業界経験者向けとなっており、飲食関連や酒類業界での職務経験が必要となります。
【資格詳細】
■受験対象
・酒類業界で通算3年以上の経験なおかつ第一次試験日の際にも従事している事、もしくはソムリエ協会会員歴2年以上で酒類業界での職務を通算2年以上
・20歳以上
■一次試験
筆記試験。2018年度試験よりCBT方式になったためコンピューターを利用した試験方式となりました。
試験の申し込みを行うと日本ソムリエ協会から教本が送付され、その中の記載事項から出題されます。
一次試験は難易度が高めとなっています。
■二次試験(時間:40分)
テイスティング、論述試験。
テイスティング試験では、ワイン3種類とワイン以外の酒類がマークシート方式で出題されます。
論述試験は、例年3題出題されており三次試験の内容として審査されます。
■三次試験(7分)
サービス実技。
ワインの開栓及びデカンタージュを行います。
試験官がお客様役となり目の前で模擬サービスを実施します。
飲食店などに勤務して仕事でしている場合は比較的スムーズにできるでしょう。
■書類審査
三次試験まで全て通過すると書類審査となります。
期日までに書類を提出していたり、受験資格を満たしていれば通過します。
書類に漏れや不備がないようきちんと確認しておきましょう。
■受験費用
一次試験:25,440円 /会員の方:17,210円
二次試験:12,690円 /会員の方:6,520
三次試験:6,340円 /会員の方:3,260円
③その他
その他に飲食関連の資格としては以下のものがあります。
①調理師免許
国家資格であり、調理技術や衛生知識、食品学、栄養学が身についている事の証明となるもので信用度の高い資格です。
受験資格は2つあります。
1つは各都道府県が指定している調理師の専門学校に1年以上通い卒業する事です。
この場合は受験しなくしても資格を取得する事ができます。
もう1つの方法は、飲食店での調理の実務経験が2年ある事です。
これはアルバイトでもパートでも構いませんが、週4日以上、1日6時間以上と決まっています。
②食品衛生責任者
食品衛生責任者は食品の製造・調理・販売などが衛生的に行う場合に必要な資格であり、必要な責任者の事です。
食品を取り扱う施設には、食品衛生責任者の設置が義務付けられています。
誰でも受験できますが、自治体によっては制限しているところもあります。
③製菓衛生師
多くのパティシエが取得しており、製菓の技術や衛生知識、食品学、栄養学が身についている事の証明となる資格です。
飲食の仕事に携わる際、衛生知識はとても重要であり信頼度の高い資格となっております。
受験は菓子製造業にて2年以上実務経験か、都道府県知事が指定する養成施設で1年以上学ぶ事が条件となっています。
まとめ
必須ではありませんが、ホテルに関する資格を持っていると、ホテル業界の専門的な知識がつくため、必要な基礎知識が身についていると証明されます。
また、管理職になると様々な知識も必要になりますし、企業によっては資格手当が出るなど収入アップにつながる可能性もあります。
資格を取得していると下記のようなメリットがあります。
②即戦力として現場に出られる
③お客様に信頼感や安心感を与えられる
④資格手当が支給される事も
資格を取得するメリットや資格の取得方法は→こちら
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2024.12.17