
ホテルでの面接の最後に必ず聞かれる「何か質問はありますか?」というフレーズ。
きちんと準備をしておかず、「特にありません」で終わってしまう方もいるのではないでしょうか。
しかし、この逆質問はアピールのチャンスであり、選考を左右する大切な項目となります。
今回は、面接での「逆質問」について解説します。
・「逆質問」の質問例は→こちら
目次
1:面接での「逆質問」の重要性
2:ホテルの面接で「逆質問」を聞く理由
3:逆質問をする際の注意点
4:逆質問は何個用意しておけば良い?
5:「特にありません」はあり?
6:逆質問はアピールチャンス!
7:まとめ
面接での「逆質問」の重要性
面接の最後に必ず聞かれる、「何か質問はありますか?」という面接官から応募者への質問。
応募者からすると、どんな質問をすれば良いのか分からない。逆に印象を悪くしてしまわないかな?などと思ってしまう事もありますよね。
一見選考には関係なさそう・・と感じる方もいるかもしれませんが、「逆質問」は応募者の最後のアピールの場となる重要な項目です。
質問内容によって好印象になる事もあれば、逆に悪い印象になってしまう事もありますので、会社ごとにきちんと準備しておく事が大切です。
面接で「逆質問」を聞く理由
面接官が最後に逆質問をする主な理由・目的は下記の5つです。
①入社意欲があるかどうかの確認
「逆質問」をする1番の理由は、その企業に本当の興味があるのか。志望意欲は高いのか。企業のどのような点に関心があるのか。という確認のためです。
志望度が高く入社意欲のある企業であれば、事前にホテルのHPなどできちんと企業の事を調べていると思います。
そのため、調べても分からなかった点や、面接の際に話題にならなかった内容などについて積極的に質問するはずです。
質問の準備ができていない・的外れな質問をする・質問がないという状況は、その企業への興味がないという印象を持たれてしまいます。
逆質問の内容によって、応募者の入社意欲や興味を判断する手がかりとなってしまうのです。
入社をイメージできるような具体的な質問をする応募者であれば、企業へ興味があり意欲がある人材だという事が伝わります。
②コミュニケーション能力の確認
ホテル業界は多くのお客様と接する仕事のため、面接ではコミュニケーション能力の有無がとても重要になります。
職歴やスキルがあっても、上手くコミュニケーションが取れなかったり会話のキャッチボールができない方だと選考を通過するのは難しくなります。
通常の面接であれば、面接官に聞かれた質問に対して応募者が答える流れになりますが、逆質問は応募者が自ら質問をしなくてはならないため、自発的に会話ができるコミュニケーション能力のある人材なのかどうか。積極性や発言力がある人材なのかどうかという点も確認しています。
③何に興味があるのかの確認
逆質問をする事で応募者が、自社の「どこに興味があるのか」「何に興味があるのか」を知る事ができます。
応募者の逆質問の内容によって、あなたが「ホテルのどこに興味を持っているのか」を確認しているのです。
例えば、「仕事内容」「キャリアプラン 」「福利厚生」「職場環境」など、質問内容によって就職にあたり応募者が重視している部分が分かります。
その結果「自社にマッチする人材なのか」「自社の雰囲気に合う人材なのか」を確認しようとしています。
④応募者の価値観の確認
逆質問では、応募者本人の性格が分かるという事もあります。
応募者の質問内容によっては、仕事に対して積極的で主体的なタイプなのか、それともサポート的な仕事が得意なのかといった事が確認できる事もあります。
応募者の価値観を確認する事で、会社の社風や価値観とマッチしているのかどうか・長く活躍してくれそうな人材かどうかを知る事ができます。
⑤応募者の疑問を解決するため
応募者の疑問を解決するためにもホテルは逆質問を行います。
応募者が疑問を持ったままでは、入社後にミスマッチが起きて長く働いてもらない可能性も出てきますよね。
できれば長く働いてもらいたいため、事前に応募者の疑問を解消し、ミスマッチが起こらないようにしています。
★このように企業は逆質問をする事で、応募者の意欲・やる気・能力などを確認や、企業とマッチするかどうかを確認しています。
逆質問をする際の注意点
逆質問は自由度が高い分、注意も必要です。
前述したように、疑問に思った事を何でも聞いてしまうと、質問の内容によっては面接官に悪い印象を与えてしまう事も。
ご紹介したNG回答例以外にも、以下の点には気をつけるようにしましょう。
①HPなどで事前に調べれば分かる事
②面接官が話した事
③福利厚生や待遇面の質問
④面接官が答えにくい質問
⑤一次・二次・最終面接で同じ質問
⑥自分の考えをアピール
⑦質問の数が多い
HPやSNS、求人情報に記載されている内容であったり、面接中に面接官が話した内容を質問するのも良くありません。
事前にきちんと調べていない・面接官の話を聞いていないという悪い印象になってしまいます。
HPなどで事前に調べた内容や、面接官と話をした上で、深堀して質問するのは好印象となりますので、話す時には「HPで拝見したのですが・・」「先ほどお話頂いた〇〇について・・」というようにきちんと前置きするようにしましょう。
HPや求人情報などを見て確認した上で、面接官の話を聞き理解した上で、詳しく知りたいという事を聞くようにしましょう。
また、福利厚生や待遇面だけに特化した質問をしてしまうと、志望意欲が低く条件で会社選びをしているという印象を与えてしまいます。
逆質問は、事前に答えを準備できる上に自分をアピールできる貴重な質問です。
逆質問を考える場合は、意欲を示したいのか、自分をアピールしたいのかなどを確認しきちんと準備しておきましょう。
逆質問は何個用意しておけば良い?
一次面接・二次面接・最終面接とどの段階の面接でも逆質問を聞かれる可能性は高いです。
何個位用意しておけば良いのか迷う方も多いと思いますが、前述したように、質問は2~3つがベストです。
ただし、質問しようと思っていた事が面接中の会話で解決してしまうという事もありますので、最低3〜5つは用意しておきましょう。
「特にありません」はあり?
逆質問をされた時に、できれば避けた方が良い「特にありません」という回答ですが、面接中に解決してしまったり、どうしても質問する事がなかった場合は、「特にありません」と答えても問題ありません。
前述したように、逆質問をする事で、プラスに作用する事が多いため、できればいくつか質問を用意しておいた方が良いのですが、どうしても聞きたい事が見つからない場合は、「丁寧に説明して頂けたので、特にありません」「面接をして頂いた中で確認できたので特にありません」と伝えるようにしましょう◎
逆質問はアピールチャンス!
ホテル業界に限らず、どの業界の面接でも最後に必ず聞かれる「逆質問」。
逆質問は応募しているホテルについて深く知る機会でありもありますし、自分の入社意欲や長所をアピールする絶好のチャンスです。
内容によっては逆質問が好印象となり、内定に繋がる事もあります。
しっかり企業や職種の研究をした上で、逆質問で聞きたい事を事前に用意しておきましょう。
まとめ
面接での「逆質問」についてお伝えしました。
どのホテルも入社意欲のある人材を欲しいと思っていますので、逆質問を好印象にするためには事前準備が必須です。
事前に企業についてきちんと調べ、理解した上で実際に自分が業務に就いた際に疑問に思う事や知っておきたい事を質問として用意しておきましょう。
また、ホテルで働く際に必須であるコミュニケーション能力の確認もしているので、面接官の回答に対して更に深堀したり、「より理解を深める事ができ入社意欲が高まりました」「入社後のイメージができました。ありがとうございます」などポジティブな返答をするようにしましょう。
逆質問は、面接の最後になるためあまり長くなるのはNG。
簡潔に、そして質問が複数ある場合は「〇つ質問があるのですが」と事前に伝えるのも良いでしょう。
逆質問は、やる気や強みをアピールする最後のチャンスです。
いざ面接が始まると緊張してしまう事もあるので、事前にきちんと質問を紙に書きだし準備した上で、しっかり熱意を伝えましょう。
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2025.02.10

