
ホテルでの面接の最後に必ず聞かれる「何か質問はありますか?」というフレーズ。
きちんと準備をしておかず、「特にありません」で終わってしまう方もいるのではないでしょうか。
しかし、この逆質問はアピールのチャンスであり、選考を左右する大切な項目となりますのでしっかり準備しておきましょう。
前回のコラムでは、面接での「逆質問」の重要性などについて解説しました。
今回は、「逆質問」のおすすめの回答例やNG回答例を一覧でご紹介しますので是非参考にしてみて下さいね。
・「逆質問」の答え方などについては→こちら
【逆質問例一覧】やる気が伝わる質問
ホテル業界は、高い接客スキルやホスピタリティを求められる事から、入社後にマナー研修や実務研修の期間を設けている企業が多くあります。
入社後、実務に就くまでの流れについて質問する事で、入社への熱意や意欲・積極性を伝える事が出来ます。
また、入社後のキャリアプランナやキャリアアップの質問をする事で、やる気や向上心があるという事が伝わります。
<★やる気が伝わる質問例一覧★>
・入社後、実際に業務に就けるまでの流れや期間
・ひとり立ちできるまでの期間
・マネージャーになった際の1日の仕事内容や流れ
・昇進制度について
・研修制度や内容の確認
・入社までに準備しておいた方が良い事、勉強しておいた方が良い事
・今後どのようなの事業展開の予定があるか
・中途採用の人材に期待しているもの
・ホテル(受ける職種)で活躍しているのはどんな人か
・活躍されている方に共通している特徴
・同じような業界・職種から転職されている方で活躍している人のはどんな人か
・働いている方が現場で大切にしている事はどんな事か
・受ける職種で働いている人の具体的な仕事内容の流れ、平日・土日の仕事内容
・いずれマネージャーなど管理職として活躍したいと思っているが、どのような能力が求められるか
・管理職や本部職のポジションにチャレンジできる環境はあるか
・中途で入社した人のキャリアアップのスピードや評価基準
【逆質問例一覧】自己PRに繋がる質問
続いて自己PRに繋がる逆質問の例をご紹介します。
会社が必要と考えている能力やスキルを聞く事で、会社が大切にしている事や目指している方向性を知る事が出来ます。
自分の持っている能力やスキルで一致するものがあればそれをアピールしていきましょう。
また、自分の長所や強みを自慢にならないようにさりげなく伝えつつ、入社後活かせる事ができるのかを確認し、期待に応えられるように取り組みたい旨を謙虚に前向きに伝えられと良いでしょう。
<★自己PRに繋がる質問例一覧★>
・ホテルの仕事に活かせる資格を持っているが、役に立てる事はあるか
・そのホテルのスタッフとして必要とされるのはどんな能力やスキルか
・〇〇(体力がある・根気強い・前向き)を長所としているが、仕事に就く際に活かせるか
・〇〇に力を入れてきましたが、仕事で活かすために、さらに努力すべき事はあるか
・〇〇の経験やスキルは、仕事をする上で役立てられるか
・コミュニケーション能力や協調性には自信があり人と交流する事が得意なのですが、他の部門と交流を図る機会や社風はあるか
・前職では社内制度で表彰があり、選ばれる事がモチベーションアップになっていたが、御社でもそのような制度はあるか
★このように、やる気が伝わる質問や、自分の強みなどをアピールできる逆質問がおすすめです。
面接の最後となる質問は印象に残りやすいので、前向きでポジティブな印象を伝えられるような質問をするようにしましょう。
【逆質問一覧】NG回答例
逆質問は必ず聞かれる事なので準備しておかなくてはなりませんが、何でも聞いていいという訳ではありません。
特にありませんという回答や避けた方がいい質問もあります。
質問する事で、印象が悪くなってしまう事もありますので注意しましょう。
<★NG質問一覧★>
・特に何もありません
・休みや残業はどの位ですか?
・給料はどの位の期間で上がりますか?
・ボーナスはありますか?
・有給は取りやすい環境ですか?
など福利厚生や待遇面ばかりの質問はNG。
その会社の中身や会社が大切にしている事、企業の事業内容や仕事内容の興味のある部分をしっかり確認し、質問を用意しておく事が大切です。
逆質問は何個用意しておけば良い?
一次面接・二次面接・最終面接とどの段階の面接でも逆質問を聞かれる可能性は高いです。
何個位用意しておけば良いのか迷う方も多いと思いますが、前述したように、質問は2~3つがベストです。
ただし、質問しようと思っていた事が面接中の会話で解決してしまうという事もありますので、最低3〜5つは用意しておきましょう。
「特にありません」はあり?
逆質問をされた時に、できれば避けた方が良い「特にありません」という回答ですが、面接中に解決してしまったり、どうしても質問する事がなかった場合は、「特にありません」と答えても問題ありません。
前述したように、逆質問をする事で、プラスに作用する事が多いため、できればいくつか質問を用意しておいた方が良いのですが、どうしても聞きたい事が見つからない場合は、「丁寧に説明して頂けたので、特にありません」「面接をして頂いた中で確認できたので特にありません」と伝えるようにしましょう◎
まとめ
面接での「逆質問」についてお伝えしました。
どのホテルも入社意欲のある人材を欲しいと思っていますので、逆質問を好印象にするためには事前準備が必須です。
事前に企業についてきちんと調べ、理解した上で実際に自分が業務に就いた際に疑問に思う事や知っておきたい事を質問として用意しておきましょう。
また、ホテルで働く際に必須であるコミュニケーション能力の確認もしているので、面接官の回答に対して更に深堀したり、「より理解を深める事ができ入社意欲が高まりました」「入社後のイメージができました。ありがとうございます」などポジティブな返答をするようにしましょう。
逆質問は、面接の最後になるためあまり長くなるのはNG。
簡潔に、そして質問が複数ある場合は「〇つ質問があるのですが」と事前に伝えるのも良いでしょう。
逆質問は、やる気や強みをアピールする最後のチャンスです。
いざ面接が始まると緊張してしまう事もあるので、事前にきちんと質問を紙に書きだし準備した上で、しっかり熱意を伝えましょう。
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2025.04.21