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ホテル業界への転職を目指す際、合否を大きく左右するのが「職務経歴書

特にホテル業界では、経験年数だけでなく「どの部門で、どのような役割を担い、現場でどう貢献できる人材なのか」が重視されます。

一方で、「何を書けば評価されるのかわからない」「未経験でも通用するのか不安」と感じている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、職務経歴書の基本構造から、転職エージェント視点での書き方のコツ、部門別の具体例や記入サンプルまでを網羅的に解説します。

経験者はもちろん、未経験からホテル業界を目指す方にも役立つ内容となっていますので、ぜひ職務経歴書作成の参考にして下さい。


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ホテル業界への転職を考えた際、「未経験でも評価される経験があるのか」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

しかし、ホテルの仕事で求められる力は、必ずしも業界経験だけではありません。

接客力、チームワーク、数値管理、業務改善など、異業種で培った経験が評価される場面は多くあります。

ここでは、職種別に未経験からでもアピールしやすい実務経験の具体例を紹介し、職務経歴書でどのように表現すべきかを分かりやすく解説します。

 

 

 

①宿泊部門(フロント/コンシェルジュ)  

 

フロント・宿泊部門を未経験で希望する場合は、接客や対人対応の経験が大きな強みになります。

例えば、販売職や営業職での顧客対応、受付業務、コールセンターでの問い合わせ対応などは、チェックイン対応や案内業務に直結する経験です。

また、複数の業務を同時に進めてきた経験や、忙しい時間帯でも正確に対応してきた実績は、ホテルの現場で求められる対応力として評価されます。

クレーム対応やトラブル対応の経験があれば、冷静な判断力や問題解決力として具体的に記載すると効果的です。

 

 

 

②サービス全般(レストラン・宴会等)   


レストランや宴会サービスを未経験で目指す場合、飲食業や販売職での接客経験は即戦力につながります。

来店客数の多い店舗での勤務経験や、繁忙期のオペレーション対応、チームで連携しながら業務を進めた経験は、ホテルサービスの現場でも高く評価されます。

また、売上目標を意識した接客や、追加提案・キャンペーン対応などの経験があれば、客単価向上や集客施策への理解としてアピールできます。

イベント運営や社内行事のサポート経験も、宴会業務への適性を示す材料になります。

 

 

 

③婚礼部門(プランナー等)           

 

婚礼部門を未経験で希望する場合、これまでの仕事で培った対人対応力や調整力が大きな強みになります。

営業職や販売職でのヒアリング経験、顧客の要望をくみ取り提案してきた経験は、新郎新婦へのプラン提案に直結します。

また、スケジュール管理や複数案件を同時に進行してきた経験は、打ち合わせから当日運営までを担う婚礼業務で高く評価されます。

社内外との調整業務やトラブル対応の経験があれば、関係部署や協力会社との連携力として具体的に記載すると効果的。

顧客満足を意識しながら形のないサービスを提供してきた経験は、婚礼プランナーとしての適性を十分に示す事ができるでしょう。

 

 

 

④バックオフィス・管理部門         

 

バックオフィスや管理部門は、基本的に経験が必要となるケースが多くなっています。

事務職や営業サポート、管理業務の経験があればアピールしましょう。

売上データの集計や資料作成、スケジュール管理などの業務は、ホテルの収益管理や運営サポートと共通する部分が多くあります。

また、新人教育の補助やマニュアル作成、業務フロー改善に関わった経験があれば、人材育成や組織運営への適性を示すことができます。

数字を扱う業務や改善提案の経験は、管理部門への意欲と将来性を伝える有効な要素です。

 

 

point

ホテル業界を未経験で目指す場合でも、これまでの実務経験をどのように活かせるかを整理して伝えることが重要。

接客や顧客対応、チームでの業務経験はフロントやサービス部門に直結し、事務処理や数値管理、業務改善の経験はバックオフィスや管理部門で評価されます。

単なる業務内容ではなく、「現場でどう役立つか」という視点で言語化することで、未経験でも即戦力としての可能性を伝える事ができます。

 

 

   部門別|職務経歴書の記入例    


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職務経歴書では、「どの部門で、どのような役割を担い、何ができる人材なのか」を採用担当者に具体的に伝える事が重要。

ホテル業界は部門ごとに求められるスキルや評価ポイントが異なるため、経験をただ並べるのではなく、部門特性に合わせた書き方が選考通過のカギとなります。

ここでは、ホテル経験者向けに、各部門別に評価されやすい職務経歴書の記載例をご紹介します。

 

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✅ 職務経歴書サンプル

 

 

①宿泊部門(フロント)       

 
〇〇ホテル(シティホテル/客室数200室)

在籍期間:20XX年〇月〜20XX年〇月

  • チェックイン・チェックアウト業務

  • 電話・メールによる予約対応、OTA管理

  • 外国人ゲスト対応(英語)

  • クレーム対応および関係部署との連携

  • 新人スタッフ教育・マニュアル作成補助

👉 ホテル規模・客層がわかる書き方がポイント

 

 

②料飲部門(レストラン・宴会)   


〇〇ホテル レストラン部門

在籍期間:20XX年〇月〜20XX年〇月

  • レストランサービス全般

  • 宴会・婚礼のサービス対応

  • 売上管理・発注業務

  • アルバイトスタッフのシフト管理・教育

  • 繁忙期の人員配置改善提案

 

 

 ③婚礼・ブライダル部門      


〇〇ホテル 婚礼部門

在籍期間:20XX年〇月〜20XX年〇月

  • 新規来館接客・成約対応

  • 披露宴当日の進行管理

  • 関係部署(料飲・装花・衣装)との調整

  • 新郎新婦への打ち合わせ対応

  • 顧客満足度向上を目的とした改善提案

 

 
point

宿泊部門ではホテル規模や客層、対応範囲を具体的に示す事、料飲部門ではサービス力に加え売上管理や人員マネジメントの経験を盛り込むことが重要。

婚礼部門では新規接客から当日施行までの関与度や、関係部署との調整力を明確にしましょう。

部門特性を意識した記載が、採用担当者に「現場で活躍できる人材」という印象を与えます。 

 

 

 

 「転職エージェント視点」のコツ 

 
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職務経歴書は、自分の経験を伝えるための書類であると同時に、採用担当者が「会う価値があるか」を判断する重要な材料。

内容が優れていても、伝わりにくい書き方では評価につながりません。

特にホテル業界の採用現場では、限られた時間の中で多くの書類が確認されるため、読みやすさや強みの伝え方が結果を左右します。

ここでは、転職エージェントの視点から、書類選考を通過しやすく、面接にもつながる職務経歴書作成のポイントを解説します。

 

 

 

①読みやすさの工夫          


職務経歴書は、採用担当者が限られた時間の中で目を通す書類です。

そのため、内容の良さだけでなく「読みやすさ」も評価を左右する重要な要素となります。

分量はA4用紙で2〜3枚程度を目安とし、情報を詰め込みすぎないことが大切。

文章は長文でまとめるのではなく、箇条書きを中心に構成し、各項目ごとに「どのような役割を担い」「何を行い」「どのような成果を出したのか」を明確に記載しましょう。

採用担当者が一目で内容を理解できるようレイアウトにする事で、経験や実績が一目で伝わり、書類選考通過率の向上につながります。

 

 

 

②強みを「伝わる形」で書く       


職務経歴書では、単にこれまでの業務内容を並べるだけでは十分なアピールになりません。

重要なのは、その経験を通じて「どのような強みを身につけ、ホテル業界でどのように活かせるのか」を具体的に示す事。

例えば、


📍接客経験であれば→顧客満足度の向上


📍運営経験であれば→オペレーション改善や売上貢献


など、即戦力として評価されやすい要素と結び付けて記載しましょう。

また、求人票に記載されているキーワードを意識して表現する事で、企業が求める人物像との一致度が高まり、採用担当者に「会ってみたい」と思わせる職務経歴書になります。 

 

 

 

③表現方法を工夫            

 

「頑張りました」「対応しました」だけでは評価につながりません。

大切なのは「行動+工夫+結果」の3点を入れる事。

意識して表現しましょう。

 

✏️書類通過率が上がる言い換え表現

よくある表現 評価される表現
接客を担当 顧客満足度を意識した接客対応を担当
クレーム対応 問題解決を重視したクレーム対応
教育担当 新人スタッフの早期戦力化を目的とした指導

 

 

 

     職務要約例文      

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ホテル業界の職務経歴書は、「読みやすさ」と「現場理解」が重要です。

特に最初に記載する職務要約は、最初に目を通されるため、3〜5行で強みが伝わる内容を意識しましょう。

 

 

 

①未経験者                 

 
前職ではアパレル業界で販売スタッフとして3年間勤務。

接客対応や売上管理、後輩育成を経験してきました。

お客様一人ひとりに寄り添う接客を強みとしております。

これまで培ったコミュニケーション力を活かし、ホテル業界でサービスのプロフェッショナルを目指したいと考えています。

 

 

 

②経験者(例:宿泊部門)      

 
シティホテルにてフロントスタッフとして5年間勤務。

チェックイン・アウト業務をはじめ、予約管理、クレーム対応、後輩指導まで幅広く担当。

外国人ゲスト対応や繁忙期のオペレーション改善にも携わり、顧客満足度向上に貢献してきました。

これまでの経験を活かし、よりサービス品質を重視するホテルで成長したいと考えています。

 

 

 

②経験者(例:料飲部門)      


ホテルレストランにてサービススタッフとして4年間勤務。

接客業務に加え、売上管理やアルバイト教育、宴会対応を担当。

繁忙期の人員配置改善により、オペレーション効率向上を実現。

チームワークを重視したサービス提供を強みとしています。

 

 

 

 未経験者が意識すべき記載のコツ 

 
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未経験の場合に重要なのは、これまでの経験をホテル業界にどう活かせるかを明確に伝える事

ホテル業界未経験の場合、職務経歴書で重視されるのは「ホテルでの経験の有無」ではなく、「これまでの経験を現場でどう活かせるか」を具体的に示せているかどうかです。

採用担当者は、入社後の成長イメージや現場適応力を見ています。

そのため、異業種で培ったスキルや考え方を、ホテル業務に結びつけて表現することが重要。

未経験だからこそ、伝え方次第で評価を高める事ができます。

 
 
 

①未経験をどうホテルに結びつけるか   

 

異業種からホテル業界を目指す場合は、業界名や職種名ではなく「業務の本質」に着目して経験を整理しましょう。

例えば、販売職や営業職であれば顧客ニーズの把握力や提案力、事務職であれば正確性やスケジュール管理能力など、ホテル業務と共通する要素は多くあります。

重要なのは「何をしていたか」ではなく、「どのような工夫をし、どんな成果につなげたか」を具体的に書くことです。

チェックイン対応、クレーム対応、チーム連携など、ホテルの業務シーンを想定しながら経験を言語化することで、未経験でも即戦力としての可能性を伝えられます。

 

 

 

②接客・マネジメント経験のポイント   

 
接客やマネジメント経験をアピールする際は、「対応した」「管理した」といった抽象的な表現は避け、行動と結果をセットで示すことが大切。

例えば、接客経験であれば「どのような課題を持つお客様に、どのような対応を行い、満足度向上やリピートにつながったのか」を具体的に記載しましょう。

マネジメント経験も同様に、スタッフ人数、育成方法、改善した点などを明確にすることで、現場を動かせる人材であることが伝わります。

ホテル業界ではチームワークが不可欠なため、周囲と連携しながら成果を出した経験は高く評価されます。

 

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×NG例

接客を頑張っていました。

OK例

来店されたお客様の要望を丁寧にヒアリングし、利用目的に合わせた提案を実施。

クレームが発生した際も状況を整理し、代替案を提示することで納得感のある対応を行い、顧客満足度向上に貢献しました。

👉 「何を意識して対応したのか」「どんな結果につながったのか」を具体化するのがポイント
 
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×NG例

アルバイトスタッフの管理・指導を行っていました。

OK例

〇名のアルバイトスタッフを担当し、業務習熟度に応じた役割分担と指導を実施。

新人向けの業務説明を標準化したことで、ミスの削減と業務効率の向上を実現し、繁忙時間帯でも安定した運営につなげました。

👉 人数・工夫した点・改善効果を入れる事で、現場を動かせる力が伝わります

 

 
point

未経験でホテル業界を目指す場合、職務経歴書では「経験の有無」ではなく「活かせる力の伝え方」が評価を左右します。

異業種で培った接客力、調整力、数値管理、チーム連携などを、ホテルの業務シーンに結びつけて具体的に表現することが重要。

行動と成果をセットで示すことで、入社後の活躍イメージが伝わりやすくなります。未経験だからこそ、整理された伝え方で評価を高めましょう。

 

 

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      まとめ       

 

ホテル業界の職務経歴書では、単に業務内容を並べるのではなく、「現場でどう活躍できるか」を具体的に伝えることが重要。

基本構造を押さえた上で、読みやすさを意識し、強みや成果を“伝わる表現”に落とし込むことで、書類選考の通過率は大きく変わります。

また、部門ごとに評価されるポイントは異なるため、宿泊・料飲・婚礼・管理部門それぞれの特性を理解した記載が欠かせません。

未経験者の場合も、これまでの異業種経験をホテル業務に結びつけて整理することで、即戦力としての可能性を十分にアピールできます。

職務経歴書は書類選考だけでなく、面接時の説明の土台にもなる重要な資料。

エージェント視点でのポイントを活かし、未経験からでも選考通過を目指しましょう。

 

 

参考コラム
🗒①書類選考に通過する!履歴書・職務経歴書の基本の作り方

 

参考コラム
🖌② 採用担当者は職務経歴書のどこをチェックしてる?

 

 

 

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2026.02.25