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外資系ホテルやグローバルブランドへの転職を目指す際、近年多くの企業で求められるのが「英文レジュメ」。

日本語の職務経歴書に慣れている方にとっては、なぜ英語での書類提出が必要なのか、戸惑いを感じることも少なくありません。

しかし、英文レジュメは単に英語力を確認する為のものではなく、国際基準で「どのような経験を持ち、ホテルにどのような価値を提供できる人材なのか」「ホテルで何ができるか」を判断する重要な資料です。

外資系ホテルでは、採用担当者や決裁者が海外にいるケースも多く、英語で分かりやすく実績を伝える力が評価につながります。

そこで今回は、ホテル転職で英文レジュメが求められる理由から、日本語の職務経歴書との違い、評価されやすい書き方のポイントまでを分かりやすく解説します。

 

 

ホテル転職で英文レジュメが必要な理由

 
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外資系ホテルやグローバルブランドへの転職では、日本語の職務経歴書ではなく「英文レジュメ」の提出を求められるケースが増えています。

これは英語力の高さを測るためだけでなく、「どのような経験を持ち、ホテルにどう貢献できる人材なのか」を国際基準で判断するためです。

まずは、なぜホテル転職において英文レジュメが重要なのか、その背景を理解しておきましょう。

 

 

外資系ホテルでは英文レジュメが基本   

 

外資系ホテルや世界的なホテルブランドでは、採用プロセスがグローバル基準で行われており、英文レジュメの提出が基本となっています。

採用担当者や最終決裁者が海外本部に在籍しているケースも多く、日本国内勤務であっても英語での書類選考が前提となる事が少なくありません。

そのため、これまでの職務内容や強みを英語で正確に伝えられるかどうかが重要な評価ポイントになります。

英文レジュメは英語力を測る試験ではなく、国際基準のビジネス文書として、経験や実績を論理的に整理できているかが重視されます。

 

 

日本後の職務経歴書との違いとは     

 

日本語の職務経歴書は、担当業務や役割を時系列で丁寧に説明する傾向があります。

一方、英文レジュメでは業務の詳細説明よりも、「どのような成果を出し、ホテルにどんな貢献をしたのか」を端的に示す事が求められます。

背景説明は最小限にとどめ、数字や具体例を用いて実績を明確に伝えるのが特徴です。

また、文章量もコンパクトで、A4用紙1〜2枚程度にまとめるのが一般的。

情報を取捨選択し、要点だけを伝える力が問われます。

 

 

英語力より「伝え方」が重視される理由 


英文レジュメでは、ネイティブレベルの英語力が必ずしも求められるわけではありません。

評価されるのは、簡潔で分かりやすく、自身の経験を論理的に伝えられているかどうかです。

難解な表現や長文はかえって読みづらくなり、評価を下げる要因になります。

主語と動詞を明確にし、シンプルな英文で実績を示す方が好印象につながります。

採用担当者にとって重要なのは「何ができる人材か」が一目で伝わることであり、伝え方の工夫こそがホテル転職における英文レジュメ成功の鍵となります。

 

 

ホテル転職向け英文レジュメ基本構成


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英文レジュメは、日本の職務経歴書とは構成や考え方が大きく異なります。

決まったフォーマットに沿って、簡潔かつ論理的にまとめることが評価の第一歩。

この章では、ホテル転職で一般的に求められる英文レジュメの基本構成と、それぞれの項目で押さえるべきポイントを解説します。

 

 

Header(氏名/連絡先)で注意すべき点 

 

英文レジュメのHeaderには、氏名・電話番号・メールアドレス・居住地(City, Country)のみを記載するのが基本。

年齢や性別、写真、家族構成といった日本の履歴書では一般的な情報は不要で、記載すると海外基準ではマイナス評価につながる可能性があります。

情報は必要最小限に整理し、採用担当者が連絡を取りやすい状態にする事が重要です。

ビジネス文書としての簡潔さを意識しましょう。

 

Summary(職務要約)は3-4行で簡潔に

 

Summaryは採用担当者が最初に目を通す重要な項目です。

職種、経験年数、強みや専門性を3〜4行で簡潔にまとめ、「どのような人材なのか」が一目で伝わる内容にします。

抽象的な自己PRではなく、ホテル業界での経験や実績に直結する要素を盛り込むことがポイントです。

ここで興味を持ってもらえるかが、その後の評価を大きく左右します。

 

 

Work Experience(職歴)の書き方   

 

Work Experienceでは、勤務先名・役職・在籍期間を明記し、その下に箇条書きで実績を記載します。

「〇〇を担当した」といった業務説明だけで終わらせず、「業務改善により売上を◯%向上させた」など、成果や貢献度を中心に書く事が重要。

動詞は過去形または現在完了形で統一し、読みやすさと分かりやすさを意識しましょう。

 

 

Education/Certifiction(学歴/資格) 

 

学歴は最終学歴を中心にシンプルに記載します。

加えて、TOEICやHRS、HACCPなど、ホテル業界や業務内容に関連する資格があれば積極的に記載しましょう。

一方で、取得から長期間経過している資格や、応募職種と関連性の低い内容は省略しても問題ありません。

評価につながる情報を取捨選択する事が大切です。

 

 

Skills(語学/IT/専門スキル)の整理方法 

 

Skills欄では、語学力・ITスキル・専門スキルを簡潔に整理します。

語学力は「Fluent」「Business level」「Basic」など一般的な表現で記載し、誇張せず面接で説明できるレベルに留めることが重要です。

また、PMSやPOSなどホテル業界特有のシステム経験は評価されやすいため、使用経験があれば具体的に記載しましょう。

 

 

    英文レジュメで重要なポイント     


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ホテル業界の英文レジュメでは、業務内容の説明よりも「成果」や「強み」が重視されます。

日々の接客やオペレーションを、どのように価値として伝えるかが合否を左右します。

ここでは、ホテル転職ならではの評価視点を踏まえ、採用担当者に響く書き方のポイントを整理します。

 

 

担当業務より「成果/実績」を重視する     

 

外資系ホテルの英文レジュメでは、日々どのような業務を担当していたかよりも、「その業務を通じてどのような成果を出したのか」が重視されます。

チェックイン対応や接客を行っていたという事実だけでは評価につながりにくく、顧客満足度の向上、クレーム件数の削減、売上や客単価の改善など、具体的な結果を示すことが重要です。

自分の行動や工夫が、ホテルのサービス品質や業績にどのようなプラスの影響を与えたのかを意識し、貢献度が伝わる内容にまとめることで、採用担当者に実力を効果的にアピールできます。

 

 

数値・具体例で実力を伝える書き方      

 

英文レジュメでは、「Many」「A lot of」といった曖昧な表現は避け、できる限り数値や具体例を用いて実績を示す事が求められます。

例えば「顧客満足度を向上させた」という表現よりも、「満足度スコアを15%向上させた」と記載することで、成果の信頼性や説得力が大きく高まります。

大きな成果でなくても、業務改善や工夫によって生まれた小さな数字の変化でも問題ありません。

客観的な事実として伝える姿勢が、外資系ホテルでは高く評価されます。

 

 

接客スキル/ホスピタリティの表現方法  

 

ホスピタリティや接客力は、英文レジュメでは抽象的になりやすい要素の一つです。

「お客様を大切にしている」「丁寧な接客を心がけている」といった感情的な表現だけでは、実力が伝わりにくくなります。

重要なのは、「VIP guest handling」「Complaint resolution」「Personalized service」など、実際の行動を具体的な業務内容として表現することです。

どのような場面で、どのような対応を行い、どんな結果につながったのかを示すことで、実務能力として評価されやすくなります。

 

 

語学レベルの正しい書き方                 

 

語学力は、英文レジュメにおいて正直かつ客観的に記載することが大切です。

「Fluent」「Business level」「Basic」など、一般的に用いられる表現を使い、実際の業務で問題なく使えるレベルに合わせて記載しましょう。

面接では英語での受け答えが必ず確認されるため、実力以上に盛ってしまうと、逆に評価を下げる原因になってしまう事も。

英語を使用した具体的な業務シーンを説明できるレベルを基準に記載することが、信頼につながります。

 

 

外資系ホテルに評価されやすいワード


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外資系ホテルでは、職種ごとに評価されやすいスキルや表現があります。

フロント、F&B、営業、マネジメントなど、役割に応じたキーワードを適切に使うことで、レジュメの説得力は大きく高まります。

ここでは、ホテル転職で使いやすい英文表現の考え方を紹介します。

 

 

ホテル職種別に使える英文フレーズ例   

 

・Provided high-quality guest services and handled check-in/check-out operations
(質の高い接客サービスを提供し、チェックイン・チェックアウト業務を担当しました。)

・Resolved guest complaints promptly, improving satisfaction scores
(顧客からの苦情に迅速に対応し、顧客満足度スコアを向上させました。)

 

 

マネジメント経験のアピール方法     

 

・Delivered fine dining service and managed VIP guest requests
(上質な接客サービスの提供とともに、VIPゲストの個別ニーズやリクエスト対応に従事。)

・Contributed to upselling initiatives, increasing average spend per guest
(アップセル施策に貢献し、顧客一人あたりの平均単価を向上させました。)

 

 

チームワーク/リーダーシップの表現例 

 

・Led a team of 15 staff members and improved operational efficiency
(15名のスタッフを統括し、業務効率の改善を実現しました。)

・Trained new employees and reduced staff turnover rate
(新人の教育・研修を担当し、離職率の低減を実現しました。)

 

 

転職を成功させる英文レジュメ対策 


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英文レジュメは一度作って終わりではなく、応募先ホテルやブランドに合わせて調整する事が重要です。

また、日本語書類との使い分けや、第三者によるチェックも成功率を高めます。

この章では、実践的なレジュメ対策について具体的に紹介します。

 

 

応募ホテル/ブランドごとに内容を調整 


英文レジュメは一度作成したものを使い回すのではなく、応募するホテルやブランドの特徴に合わせて内容を調整するようにしましょう。

ラグジュアリーホテルであればVIP対応やクレーム対応力、シティホテルでは業務効率や回転率、リゾートホテルでは滞在価値を高める接客力など、求められる要素は異なります。

ホテルの方向性に合った強みを前面に出すことで、採用担当者に「このホテルに合う人材」と伝わり、書類通過率の向上につながります。

 

 

日本語経歴書との使い分け方              

 

国内系ホテルと外資系ホテルでは、評価基準や書類の役割が異なるため、日本語の職務経歴書と英文レジュメは使い分けるのが理想です。

日本語書類では業務内容や経験の背景を丁寧に伝え、英文レジュメでは成果や貢献度を簡潔にまとめます。

内容をそのまま直訳するのではなく、それぞれの目的に合わせて整理し直す事で、応募先に応じた適切なアピールが可能になります。

 

 

転職エージェントやプロ添削を活用      

 

英文レジュメは自己判断だけで完成させるより、第三者の視点を取り入れる事で完成度が大きく高まります。

特にホテル業界に詳しい転職エージェントであれば、採用担当者がどこを見ているかを踏まえた具体的なアドバイスが受けられます。

表現の改善だけでなく、強みの整理やアピールポイントの取捨選択も行えるため、書類選考を突破しやすいレジュメに仕上がります。

 

        まとめ       

 

ホテル転職における英文レジュメは、英語力の高さを競うものではなく、これまでの経験や成果を国際基準で整理し、採用担当者に分かりやすく伝えるための重要なツールです。

日本語の職務経歴書が業務内容や背景説明を重視するのに対し、英文レジュメでは「どのような成果を出し、ホテルにどう貢献したか」が評価の中心となります。

そのため、数値や具体例を用いて実績を示し、簡潔で論理的な構成を意識することが欠かせません。

また、応募するホテルやブランドの特性に合わせて内容を調整し、日本語書類と使い分けることで、書類選考の通過率は大きく高まります。

自己流で仕上げるのが不安な場合は、ホテル業界に精通した転職エージェントやプロの添削を活用するのも有効です。

英文レジュメを正しく理解し、戦略的に準備する事が、外資系ホテル・グローバルブランドへの転職成功への第一歩となるでしょう。

 

 

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🗒①書類選考に通過する!履歴書・職務経歴書の基本の作り方

 

参考コラム
🖌 ②採用担当者は職務経歴書のどこをチェックしてる?

 

参考コラム
🔎 ③【例文あり】ホテルの部門・職種別職務経歴書のコツ

 

参考コラム
📈 ⑤いずれ転職を考える可能性がある方がしておくべき5つの準備

 

 

 

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2026.02.28