
観光地ならではの非日常空間と長期滞在型サービスが特徴で、接客の深さやおもてなし力を磨ける環境がある、リゾートホテル。
リゾートホテルへの転職に興味はあるものの、「どんな働き方になるのか」「シティホテルやビジネスホテルと何が違うのか」など、具体的なイメージが持てず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
ホテル業界は施設形態によって業務内容や身につくスキル、キャリアパスが大きく異なります。
本記事では、リゾートホテルの特徴や種類、シティ・ビジネスホテルとの違い、さらに働く魅力を分かりやすく解説します。
ホテル業界への転職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
★シティホテルについては、下記にまとめてあるので、こちらも参考にしてみて下さい。
1:リゾートホテルとは
2:リゾートホテルのランク・種類・値段
3:リゾートホテルで働く魅力11つ
4:代表的なリゾートホテル10社
5:5つ星・4つ星獲得のリゾートホテル
6:シティホテル・ビジネスホテルの違い
7:リゾート/シティ/ビジネス:働き方の違い
8:まとめ
リゾートホテルとは
①行楽地(観光地)や保養地に建てられた、主に観光客を対象とする宿泊施設
②設備が充実(レストラン・スパ・フィットネス・ショップ等)
③サービスが上質
④価格帯や客室のタイプの種類が豊富
⑤宿泊料金はやや高め(1万円〜数万円)
リゾートホテルは、観光・保養・娯楽目的のために作られた宿泊施設の事を指します。
沖縄や軽井沢など観光地やリゾート地にあり、海や山などの自然に囲まれている事が多く、紅葉・雪景色など季節の風景を楽しむ事ができます。
体や心を休め、ゆったりと過ごしてもらう事を目的としているホテルが多いため、上質なサービスを受けられる事が殆ど。
また、宿泊客向きの料飲施設であるレストランやバーラウンジを備えている他、温泉やプール・スパ・カラオケラウンジなどの施設も充実しており、リラックスして過ごせるような作りになっています。
エントランスやロビーから非日常的な空間を作り出しているホテルが多いのも特徴。
その他にも、宴会場・婚礼施設があったり地元マーケットを意識したコミュニティ・ホテルの要素があるホテルも多くあります。
価格は比較的高めになりますが、リゾート地でゆっくり過ごしたい方にはおすすめです。
リゾートホテルのランク/種類/値段

リゾートホテルは立地やブランド、提供サービスによってランクや価格帯が大きく異なります。
ここでは、リゾートホテルの代表的なグレード感や宿泊相場、客室ランクの特徴について分かりやすく解説します。
①グレード・値段
同じリゾートホテルでも、ブランド力や立地、施設規模、サービス内容によってグレードは大きく異なります。
リゾートホテルは「滞在そのものを楽しむ」ことを目的としているため、宿泊機能中心のビジネスホテルとは異なり、サービスや付帯施設が充実した高グレードのホテルが多くなっています。
特に高級リゾートでは、レストラン、スパ、プール、アクティビティ、専属コンシェルジュなどが整備され、シティホテルに近い、あるいはそれ以上のホスピタリティが提供されます。
一方で、カジュアルに滞在できる中価格帯や、自然体験を重視したエコノミータイプも存在します。
宿泊料金の相場はランクによって幅がありますが、一般的には1泊1名あたり1万円〜3万円前後が中心価格帯となっており、ラグジュアリー層では、それ以上の価格設定も珍しくありません。
②部屋のランク・種類
リゾートホテルの客室は、景観の良さを最大限に活かした設計が特徴です。
オーシャンビュー、レイクビュー、マウンテンビュー、高原や夜景を望む客室など、滞在中も自然の美しさを楽しめる点が大きな魅力となっています。
客室タイプは2名以上での利用を前提とした造りが多く、広々としたツインやダブルルームが主流。
室内もゆとりある設計となっており、長期滞在でも快適に過ごせるよう工夫されています。
さらに上位グレードとして、多くのホテルにスイートルームが用意されています。
ベッドルームとリビングが分かれた贅沢な空間に加え、高級アメニティ、ジャグジー、上質な家具、絶景を望む高層階ロケーションなどが備わり、特別な非日常を演出します。
料金は1泊10万円前後となるケースも多く、最上級の滞在体験を提供する客室といえるでしょう。
リゾートホテルで働く魅力11つ

リゾートホテルには、癒しや非日常を求める多くのお客様が訪れます。
高価格帯でサービス期待値も高いため、質の高い接客力が求められる環境。
ここでは、そんなリゾートホテルで働くからこそ得られる魅力ややりがいをご紹介します。
①景観の良い立地
リゾートホテル最大の魅力の一つが、自然に囲まれた景観の良い立地にあるという点。
海辺、湖畔、山岳地帯、高原リゾートなど、日常生活ではなかなか訪れることのない特別なロケーションに建てられており、四季折々の自然美を間近に感じることができます。
客室のバルコニーから望む朝焼けや夕焼け、満天の星空、波の音や鳥のさえずりに包まれる時間は、都市部のホテルでは味わえない贅沢な体験です。
このような環境は、心身のリフレッシュにつながります。
日常の喧騒から離れ、ゆったりとした時間を過ごしたい方、自然に癒されたい方にとって、リゾートホテルは理想的な滞在先といえるでしょう。
②ホスピタリティが身につく
ホテル業界はサービス業の中でも「最高峰」と言われ、おもてなしの文化を何より大切にしています。
中でもリゾートホテルは滞在そのものを楽しむお客様が多く、より高度で柔軟なサービス対応が求められます。
お客様が快適に過ごせるよう先回りして行動し、要望に合わせて個別対応を行うため、「どこまでが業務範囲」という明確な線引きがないのも特徴。
宿泊、料飲、アクティビティなど各部門が連携し、チームで感動体験を創り上げていきます。
旅行、記念日、プロポーズ、家族行事など人生の大切な場面に関われる機会も多く、接客を通じて特別な時間を共有できるのも魅力です。
自分のホスピタリティでお客様に喜んでいただけた瞬間は、大きなやりがいにつながるでしょう。
③様々な人と出会え語学力を活かせる
近年はインバウンド需要の回復・拡大により、リゾートホテルにも世界各国から多くのお客様が訪れています。
観光立国政策の推進や富裕層旅行の増加を背景に、地方リゾートでも外資系・高級ホテルの開業が進んでいます。
そのため国内ゲストだけでなく、多様な文化や価値観を持つ海外ゲストと接する機会が豊富にあります。
チェックイン対応、レストラン接客、館内案内など、あらゆる場面で語学力を活かせる環境です。
語学に自信がない場合でも、働きながら実践的に身につけられるのも魅力の一つで、異文化交流を通じて視野が広がり、国際感覚が養われます。
海外のお客様から感謝の言葉をいただけた時は、大きな達成感と仕事の誇りを感じられるでしょう。
④キャリアプランが豊富
リゾートホテルには「宿泊」「料飲」「宴会」「管理」など多様な部門があり、自身の適性や興味に応じてキャリアを広げられる環境があります。
フロントからコンシェルジュ、レストランサービス、ブライダル、マネジメント職まで選択肢は多岐にわたります。
特に外資系ホテルでは成果主義の風土が強く、年齢や社歴に関係なく評価されるケースも少なくありません。
実績を積めばスーパーバイザーやマネージャーへの昇進も目指せます。
また、館内には各分野のプロフェッショナルが在籍しており、日々の業務を通じて専門知識を学べるのも大きな魅力。
多職種と関わりながら成長できる環境は、ホテル業界ならではのやりがいといえるでしょう。
⑤お客様と長く関われる
リゾートホテルでは、滞在体験を気に入っていただくことでリピーターにつながりやすい特徴があります。
宿泊だけでなく、レストラン利用、記念日旅行、結婚式、家族イベントなど、人生の節目ごとに利用されるケースも少なくありません。
会員制リゾートやラグジュアリーホテルでは、常連のお客様が定期的に訪れるため、顔や名前を覚えて接客する機会も増えていきます。
再訪時に声をかけていただけることは、大きな喜びにつながります。
単発の接客で終わらず、長期的な信頼関係を築けるのはリゾートホテルならでは。
お客様の人生に寄り添う接客ができる点に、深いやりがいを感じられるでしょう。
⑥高品質サービス環境
リゾートホテルでは、非日常の滞在を安心・快適に過ごしていただくため、ワンランク上のサービス体制が整っています。
フロント業務に加え、ドアマン、ベルスタッフ、コンシェルジュ、バトラーなど専門職種が連携し、滞在全体をサポートします。
その中で働くことで、所作・言葉遣い・気配りといった高水準の接客スキルを実践的に習得可能。
ウェルカムドリンク対応や客室案内、ルームサービス手配など、チェックインから滞在中まで一貫したおもてなし力が磨かれます。
ラグジュアリーサービスの基礎を現場で学べる経験は、外資系ホテルや高単価施設へのキャリアアップにも直結する強みとなるでしょう。
⑦館内設備の充実
リゾートホテルでは、滞在そのものを楽しんでいただくため、館内外に多彩な付帯施設が整っています。
レストランやバーに加え、温泉・スパ・フィットネス・ショップなど、宿泊以外のサービス領域も広いのが特徴。
屋外にはプールやプライベートビーチ、テニスコート、ゴルフ場などを備える施設も多く、スタッフは各部門と連携しながらゲスト対応を行います。
施設案内や予約調整、利用サポートを通じて、総合的なサービス理解が深まります。
また、ファミリー利用も多いため、キッズ施設や家族向け設備の知識も習得できます。
館内完結型リゾートでの経験は、マルチ対応力を高めるキャリア資産となるでしょう。
⑧様々な料飲サービスを学べる
リゾートホテルでは、その土地ならではの食材や郷土料理を提供するため、料飲サービスの質が非常に重視されます。
観光目的で訪れるゲストが多く、「食事=滞在満足度」に直結するため、料理説明やペアリング提案など、接客スキルを深く磨ける環境です。
館内にはメインダイニング、レストラン、バイキング、ラウンジ、バーなど多彩な料飲施設があり、配属やヘルプを通じて幅広いサービス経験を積めるのも特徴。
フレンチ・和食・鉄板焼き・BBQなどジャンルも豊富で、専門知識や現場対応力が身につきます。
また、朝食はバイキング形式が主流のため、オペレーション力や回転対応力も習得可能。料飲を強みにキャリアを築きたい方にとって、実践経験を積みやすい職場環境といえるでしょう。
⑨非日常空間で働く魅力
リゾートホテルでは、広々としたエントランスや開放感のあるロビー、洗練されたフロント空間など、館内全体が“非日常”を演出する設計になっています。
そのため、働くスタッフには、空間価値を損なわない立ち居振る舞いや所作、上質な接客対応が求められます。
また、歴史あるクラシックホテル、テーマパーク併設型、自然と調和したリゾート型など、施設コンセプトも多彩。
ホテルごとに異なる世界観の中で働くことで、ブランド理解力や表現力のあるサービススキルを習得できます。
「空間を含めておもてなしを提供する」経験は、ラグジュアリーホテルや外資系ホテルへのキャリア展開にも活かせる強みとなるでしょう。
⑩イベント開催が豊富で経験を積める
リゾートホテルでは、観光地という立地を活かし、館内外でさまざまなイベントやアクティビティを企画・運営している点も特徴です。
スタッフは宿泊対応だけでなく、体験価値を高める役割も担います。
地元食材を使った料理体験、陶芸、紅葉ツアー、散策、花火鑑賞、ヨガなど内容は多岐にわたり、受付・案内・運営サポートを通じて企画理解力や調整力が身につきます。
地域事業者と連携する機会も多く、観光×ホテルの視点を学べるのも大きな魅力です。
「滞在をプロデュースする力」は、リゾートホテルならではの経験値。
イベント企画や体験型サービスに興味がある方にとって、キャリアの幅を広げやすい環境といえるでしょう。
⑪福利厚生が充実
リゾートホテルは観光地や地方立地が多いため、生活面を支える福利厚生が充実している点も魅力です。
代表的なのが社員寮や社宅制度で、遠方からの就業でも住居を確保しやすく、家賃負担を抑えられます。
職場近接の立地が多く、通勤負担が少ないのも利点でしょう。
また、勤務が早番・遅番・夜勤と不規則になりやすいことから、社員食堂や食事手当を設けているホテルも多数あります。
同僚と生活や食事を共にすることで交流も深まり、チームワーク向上にも寄与します。
働きやすい生活基盤が整っている点は、長くキャリアを築く上で大きな安心材料となるでしょう。
代表的なリゾートホテル10社

日本には、豊かな自然や土地の魅力を活かしたリゾートホテルが全国各地に点在しています。
ここでは、代表的なリゾート地にある代表的な有名ホテル10社をご紹介します。
・栃木県(日光)
・客室数:71室
・料飲施設:3
・神奈川(箱根)
・客室数:120室
・料飲施設:3
・神奈川(箱根)
・客室数:89室
・料飲施設:4
・沖縄
・客室数:397室
・料飲施設:7
・沖縄
・客室数:97室
・料飲施設:3
・宮古島
・客室数:247室
・料飲施設:5
・静岡
・客室数:80室
・料飲施設:5
・長野(軽井沢)
・客室数:77室
・料飲施設:5
・長野(軽井沢)
・客室数:99室
・料飲施設:2
・長野(軽井沢)
・客室数:142室
・料飲施設:2
5つ星・4つ星獲得のリゾートホテル

続いて、世界的な格付け機関「フォーブス・トラベルガイド」において5つ星・4つ星を獲得した評価の高いリゾートホテルをご紹介します。
(※参照:2023年フォーブストラベルガイドスター賞受賞者)
・5つ星(⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️)
・ 沖縄
④百名伽藍
・推奨
・沖縄
・推奨
・鹿児島
・推奨
・北海道
・推奨
・北海道
シティ・ビジネスホテルとの違い

リゾートホテルは他のホテル形態と比べて、立地・利用目的・施設内容が大きく異なります。
特にシティホテルやビジネスホテルとは役割や滞在スタイルに明確な違いがあります。
ここでは、それぞれの特徴を比較しながら分かりやすく解説します。
①シティホテルとの違い
リゾートホテルとシティホテルは設備やサービス水準が近い部分もありますが、立地と利用目的に大きな違いがあります。
リゾートホテルは観光地に位置し、家族旅行やカップル滞在などレジャー利用が中心で、「癒し」や「非日常」を求めた長時間滞在が多い点が特徴です。温泉や大浴場、その土地の食材を活かした料理、自然を望む客室など、滞在そのものを楽しむ要素が充実しています。
一方シティホテルは都心部に立地し、宿泊に加えてレストラン利用、結婚式、宴会、会議、イベントなど多目的に利用されます。
いわば「宿泊・飲食・集会」の都市型複合施設としての役割が強く、ビジネスとレジャー双方の需要に対応している点が大きな違いといえるでしょう。
②ビジネスホテルとの違い
リゾートホテルは、沖縄や軽井沢、箱根などの観光地に立地し、非日常の景観や滞在体験を楽しむ観光客向けのホテル。
館内にはレストランやバーラウンジといった料飲施設に加え、温泉、大浴場、プール、スパ、カラオケラウンジなどのリラクゼーション設備が充実しており、ホテル内でゆったり過ごせる環境が整っています。
ロビーや客室もリゾート感を演出した優雅なデザインが多く、敷地や建物全体も広々と設計されている点が特徴です。
その分、宿泊料金は比較的高価格帯に設定されています。
一方ビジネスホテルは、都市部の駅前や空港周辺などアクセス重視の立地が中心で、出張利用を目的とした宿泊特化型ホテル。
シングルルーム主体のコンパクトな客室に、デスクやWi-Fiなど仕事環境を備え、料金もリーズナブルに設定されています。
リゾート/シティ/ビジネス:働き方の違い

リゾートホテル・シティホテル・ビジネスホテルでは働き方や身につくスキルは大きく異なります。
勤務環境や業務内容、キャリア形成の違いを理解することで、自分に合ったホテル選びがしやすくなります。
ここではそれぞれのホテルで働く特徴をご紹介しますので、是非参考にしてみて下さい。
①リゾートホテルで働く特徴
📍非日常空間×長期滞在対応
- 観光シーズンで繁閑差が大きい
- 連泊ゲスト対応が多い
- アクティビティ・観光案内業務あり
- マルチタスクになりやすい
- 住み込み・寮完備求人も多い
👉「接客の深さ」「おもてなし力」を磨きやすい環境
②シティホテルで働く特徴
📍総合サービス×キャリア幅広い
- 宿泊・婚礼・宴会・レストランを併設
- 部署異動でキャリア形成可能
- 外資・ラグジュアリー系も多い
- VIP・法人対応スキルが身につく
👉「ホテルキャリアの王道」「年収UP転職」に強い
③ビジネスホテルで働く特徴
📍 効率運営×オペレーション重視
- フロント業務比率が高い
- 少人数運営で裁量が大きい
- 回転率重視の接客
- 未経験採用が多い
👉「ホテル業界の入口」「基礎スキル習得」に最適
非日常のおもてなしを深めるリゾート、総合力とキャリアを広げるシティ、基礎力を固めるビジネス。
それぞれに強みがあり、目指す将来像によって最適な環境は異なります。働き方の違いを軸に選択しましょう
まとめ
リゾートホテルは、観光地ならではの非日常空間と上質なサービスを提供する宿泊施設であり、シティホテル・ビジネスホテルとは立地や利用目的、働き方が大きく異なります。
自然に囲まれた環境の中で長期滞在ゲストと深く関わりながら接客できる点や、アクティビティ・イベント・料飲・宿泊など多岐にわたる業務を経験できる点は、リゾートホテルならではの魅力。
また、高単価サービスに触れることでホスピタリティや語学力、マルチ対応力も磨かれ、将来的なキャリアの選択肢も広がります。
一方で、シーズンによる繁閑差や立地特有の働き方もあるため、自身の志向や将来像に合った環境選びが重要です。
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2026.02.13

