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4つ星ホテルへの転職を考えたとき、「5つ星の方が評価されるのでは?」と感じる方も多いかもしれません。

ですが、実はキャリアの市場価値を高める上で4つ星ホテルの経験が大きな武器になるケースもあります。

サービス品質と実務力の両方が求められ、幅広い業務を担う環境だからこそ、採用担当者が評価するポイントも明確です。

この記事では、4つ星ホテルの特徴や5つ星との違い、市場価値が高まる理由、そして転職で求められる合格ラインを分かりやすく解説します。

次のステップに悩む方はぜひ参考にして下さい。

 

 

目次

 

 

 

\4つ星ホテルの定義/

3つ星/5つ星と違う黄金のバランス 


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4つ星ホテルは、ビジネスホテルより設備やサービスが充実していながら、5つ星ほど格式ばりすぎない“ちょうどいいランク”のホテルです。

快適さと働きやすさのバランスが取れており、幅広い経験を積める環境として転職先でも注目されています。

 

 

①施設                   

 

4つ星ホテルの大きな特徴は、宿泊だけにとどまらない多機能な施設環境です。

館内には複数のレストランやバーを備え、食事や滞在そのものを楽しめる空間が整っています。

さらにフィットネスセンターやスパ、宴会場、会議室なども併設されていることが多く、観光客だけでなくビジネス利用やイベント需要にも対応可能。

単なる「泊まる場所」ではなく、ホテル全体で滞在価値を提供する点が、3つ星ホテルとの大きな違いといえるでしょう。

 

 

 

②サービス                 

 

サービス面でも4つ星ホテルは高い水準を誇ります。

24時間対応のフロントをはじめ、ルームサービスやベルサービス、ランドリーなど、ゲストの要望に幅広く応える体制が整っています。

特に重要なのは、マニュアル通りではなく「一歩先を読む接客」が求められる点。

ビジネスホテル以上にホスピタリティの質が重視され、スタッフには柔軟な判断力と対応力が期待されます。

サービスの厚みが、4つ星ホテルの価値を支える大きな要素です。

 

 

 

③客室                 

 

4つ星ホテルの客室は、3つ星クラスよりも広さや快適性が明確に向上しています。

内装にはデザイン性が取り入れられ、上質で落ち着いた空間づくりが特徴。

ベッドや家具のグレードも高く、アメニティもワンランク上の品質が揃っています。

宿泊者にとって「非日常感」や「特別感」を感じられる客室体験が提供されるため、観光・記念日・出張など幅広いシーンで選ばれます。

客室の質は4つ星の重要な評価基準です。

 

 

 

★5つ星ホテルとの決定的な違い      

 

4つ星と5つ星の決定的な違いは「専門分業の徹底度」にあります。

5つ星ホテルでは各部門が完全に分業化され、スタッフは役割ごとに高度な専門性を発揮します。

一方4つ星ホテルでは、適度な分業と部門を超えた連携が求められるのが特徴です。

フロントがコンシェルジュ業務を担ったり、状況に応じて他セクションをサポートする場面も。

この“越境する経験”こそが、幅広い対応力を育て、市場価値を高める強みとなります。

 

 

   日本の4つ星ホテルリスト   


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日本の4つ星ホテルは、上質なサービスと実務力のバランスに優れ、ホテル業界でキャリアを築きたい転職者にとって魅力的な環境です。

高い接客レベルを求められながらも、現場での実践を通じて成長できるのが特徴。

ここでは、一流のホスピタリティを格付けする米国のトラベルガイド「フォーブス・トラベルガイド」の、世界で最も優れたホテルを格付けする第65回格付けリスト2023年度で、5つ星・4つ星・推奨に選ばれた日本のホテルをご紹介します。

(※参照:2023年フォーブストラベルガイドスター賞受賞者)

 

 

 *4つ星に選ばれた日本のホテル* 

 

1 :アマン東京
2 :アンダーズ 東京虎ノ門ヒルズ
3 :コンラッド東京
4 :コンラッド大阪
5 :フォーシーズンズホテル東京大手町
6 :フォーシーズンズホテル東京丸の内
7 :フォーシーズンズホテル京都
8 :グランドハイアット東京
9 :ホテル椿山荘東京
10:ホテル雅叙園東京
11:ホテルニューオータニ東京ザ・メイン
12:ホテル青龍 京都清水
13:帝国ホテル東京
14:帝国ホテル大阪
15:JWマリオットホテル奈良
16:パークハイアット東京
17:ザ・プリンスパークタワー東京
18:ザ・プリンスさくらタワー東京
19:ザ・リッツ・カールトン沖縄
20:セントレジス大阪
21:ザ・テラスクラブ・アット・ブセナ
22:東京ステーションホテル
23:翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都

 

*地域*
東京:14軒/京都:3軒/大阪:3軒
沖縄:2軒/奈良:1軒

 

 

☑︎フォーブストラベルガイドとは

権威ある5つ星の格付けシステムを世界で初めて導入したトラベルガイドで、60年以上にわたり世界の高級ホテルの格付けとレビューを提供しています。

最上級のサービスに精通する調査員が覆面調査を行い、施設面の心地良さや飲食物・サービスなどの指標を含む900項目の基準を元に、お客様が正確な情報によって旅行を楽しむ事ができるよう情報を提供しています。

評価の70%はサービス、残りの30%は施設の質や状態に基づいています。

 

 

 

\3つの逆説的理由/

なぜ5つ星より市場価値が高いの? 


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「履歴書に5つ星ホテルの名前がある方が有利なのでは?」と思う方も多いでしょう。

ですが転職市場では、ブランド以上に“実務で何ができるか”が重視されます。

実は4つ星経験者の方が評価される場面も少なくありません。

 

 

①4つ星は「オールラウンダー」    

 

 5つ星ホテルは組織規模が大きく、業務が高度に分業化されています。

マニュアルも細部まで整備され、スタッフには「完璧に型を守る接客」が求められます。

一方で、現場で改善提案をしたり、自分の裁量で動ける余地は限られがちに。

その点4つ星ホテルは、高品質なサービスを維持しながらも、スタッフに一定の判断力と柔軟性が求められます。

「もっと効率化できる」「新しい提案ができる」といった主体的な経験を積める環境です。

転職市場では“指示待ち”より“現場を動かした人”が評価され、年収交渉でも大きな強みになります。

 

 

 

②経営数字に触れる機会が多い        

 

4つ星ホテルでは、若手のうちからホテル運営の数字に触れる機会が多いのも特徴。

5つ星では業務が細分化されているため、現場スタッフが収益構造(P/L)を意識する場面は少なめです。

一方4つ星では、稼働率(Occupancy)や平均客室単価(ADR)、RevPARなどの指標が現場にも共有される傾向があります。

「残り数室をどう売るか」「単価をどう上げるか」といった感覚を実務で学べるため、将来マネジメントを目指す際に大きな武器になるでしょう。

数字がわかるホテルマンは転職市場で圧倒的に強い存在です。

 

 

 

③異業種への応用が効く        

 

5つ星ホテルの接客は究極レベルですが、形式美を追求するあまり、一般企業のスピード感や合理性とズレが生まれることもあります。

その点4つ星ホテルで培われるのは、「丁寧なホスピタリティ」と「現場で成果を出す実務力」の両立。

このバランス感覚はホテル業界にとどまらず、不動産デベロッパー、ラグジュアリーブランドの営業職、外資系企業の秘書やカスタマーサクセスなど、他業界のハイクラス求人でも高く評価されます。

4つ星経験は“応用が効くキャリア資産”として市場価値を押し上げます。

 

 

    星の数別キャリア期待値   

  

ホテルの星の数によって、現場で得られる裁量や身につくスキル、将来の年収・昇進スピードは大きく変わります。

弊社ホテルビズの支援実績をもとに、3つ星・4つ星・5つ星のキャリア期待値をデータで比較します。

 

比較項目 3つ星ホテル 4つ星ホテル 5つ星ホテル
現場の裁量権 中(ルーチン中心) 高(改善提案が通る) 低(厳格なマニュアル)
スキルの汎用性 中(マルチタスク) 最高(専門+管理) 中(専門特化)
30代の推定年収 350万-450万円 450万-650万円 550万-1,000万円超
マネジメントへの昇進 比較的早い 戦略的に早い 非常に狭き門
異業種転職の評価 現場力への信頼 総合力への高い評価 ブランドへの信頼

 

 

point

星の数によって働き方やキャリアの伸び方は大きく異なります。

特に4つ星は裁量が大きく、スキルの汎用性も高いため、市場価値を伸ばしやすい環境。

自分の目指す将来像に合った選択が重要です。

 

 

     4つ星ホテル採用の合格ライン  


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4つ星ホテルの採用面接では、親しみやすさといった人柄の要素に加えて、一定のサービス基準やプロとしての振る舞いもバランスよく見られる傾向があります。

採用担当者がチェックする3つの合格ラインを解説します。

 

 

①工夫して成果を出した経験        

 

4つ星ホテルの面接で最も重視されるのは、「どんな工夫をして成果につなげたか」という実務のプロセス。

単に「笑顔で接客しました」「お客様に喜ばれました」だけでは評価されにくく、課題に対してどう考え、どう動いたかを具体的に語れるかが重要になります。

例えば「チェックイン混雑を改善するために導線を見直し、待ち時間を短縮した」など、数字やエピソードで説明できると説得力が増します。

4つ星では“現場を回せる人”が求められるため、改善経験を言語化できることが合格への最低条件です。

 

 

 

②グローバルな環境への対応力     

 

4つ星ホテルは、海外のビジネス客や観光富裕層に選ばれることも多く、英語対応は避けて通れません。

とはいえ、ネイティブのように流暢である必要はありません。

採用側が見ているのは、「英語を使って何とか対応しようとする姿勢」です。

トラブル時に簡単な言葉で状況を説明したり、要望を聞き取ろうとする実務的なスタンスが評価されます。

TOEICの点数よりも、現場で通用する適応力やチャレンジ精神があるかどうかが、面接で問われています。

 

 

 

③清潔感と分かりやすく伝える力   

 

4つ星ホテルのゲストは、スタッフに対して「信頼できるプロ」としての立ち振る舞いを期待しています。

そのため採用面接では、清潔感のある身だしなみや落ち着いた話し方など、第一印象が非常に重要。

さらに求められるのは、自分の経験や強みを論理的に言葉で説明できる力です。

「なぜそう行動したのか」「どう工夫したのか」を筋道立てて話せる人は、現場でも安心して任せられる存在として評価されます。

品の良さとビジネス的な説明力、この両方を備えていることが合格ラインになります。

 

4つ星ホテル転職で成功する人の特徴

 

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これまで多くの転職支援を行う中で、4つ星ホテルで早期に評価され、昇進や年収アップを実現する人には共通する特徴があります。

ここでは転職後に差がつく3つの成功パターンを解説します。

 

 

①「星の数」で選ばす「運営会社」で選ぶ   

 

星の数はホテルの外向きの評価指標ですが、実際のキャリアを左右するのは運営会社の方針や組織文化。

例えば外資系チェーン(マリオット、ハイアットなど)と日系大手(東急、プリンス、オークラなど)では、評価制度や昇進スピード、求められる働き方が大きく異なります。

成功する人は「何つ星か」だけで判断せず、自分の志向や将来像に合う会社を選びます。

転職先を選ぶ際は、ブランド以上に運営母体の特徴を理解することが重要です。

 

 

 

②主体的に業務に取り組める姿勢    

 

4つ星ホテルの現場は常に変化しており、昨日までの正解が今日も通用するとは限りません。

業務の効率やゲスト満足度を高めるには、決められたマニュアルをこなすだけでなく、「もっと良いやり方はないか」と考える視点が求められます。

成功する人は、違和感を放置せず、改善案を上司に提案できる主体性を持っています。

小さな工夫の積み重ねが評価につながり、結果として昇進スピードにも大きな差が生まれるでしょう。

 

 

 

③ITツールを使いこなせるスキル       

 

今後の4つ星ホテルではDXが加速し、デジタルを活用できる人材の価値がさらに高まります。

PMS(宿泊管理システム)などの基本業務に加え、SNSを活用した集客や口コミ分析、データに基づく販売戦略なども現場レベルで求められる時代。

こうしたツールを抵抗なく使いこなし、業務改善や売上向上につなげられる人は、マネジメント層へ引き上げられる可能性が高くなります。

デジタル対応力は今後の重要な差別化要素です。

 

     よくある質問(FAQ)    

 

Q. 3つ星ホテル(ビジネスホテル)からのステップアップは無謀ですか?

A. 全く無謀ではありません。むしろ、3つ星で培った「スピード感」と「マルチタスク能力」は、4つ星ホテルの現場が最も求めている要素です。そこに「おもてなしの深さ」を加えたいという意欲をアピールすれば、採用の可能性は非常に高いです。

 

Q. 5つ星ホテルに今いるのですが、4つ星に移るのはキャリアダウンですか?

A. 役職が上がるのであれば、むしろキャリアアップです。5つ星の一般スタッフとしてマニュアルに従う日々を続けるより、4つ星のリーダーやマネージャーとして「現場を動かす」経験を積む方が、数年後のあなたの市場価値は確実に高まります。

 

Q. 4つ星ホテルでの仕事は、やはり「きつい」のでしょうか?

A. 3つ星ほどの忙殺感はなく、5つ星ほどの精神的なプレッシャー(完璧主義)もありません。ただし、自分自身で考えて動く「思考の負荷」は高くなります。それを「面白い」と感じられる人にとっては、最高の環境です。

 

        まとめ         

 

4つ星ホテルは、3つ星の実務的な現場力と、5つ星の洗練されたサービス品質を併せ持つ「黄金のバランス」に位置するホテルクラスです。

適度な分業の中で幅広い業務を担えるため、主体性や改善力、数字感覚など“現場を動かす力”が身につき、市場価値を高めやすい環境といえます。

採用面接では、工夫して成果を出した経験やグローバル対応力、清潔感と論理的な説明力が評価のポイントになります。

星の数だけで判断せず、運営会社や成長環境を見極めることで、昇進や年収アップにつながる転職を実現できるでしょう。

弊社ホテルビズでは、星別のキャリア戦略や職務経歴書の書き方、面接対策まで一人ひとりに合わせてサポートしています。

次のステップに迷ったら、まずはお気軽にご相談ください。

 

 

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2026.02.06