
飲食業界の採用では、経験やスキルだけでなく、「なぜ飲食業界を選んだのか」「入社後にどのように活躍したいのか」といった志望動機も重視されます。
特に未経験からの転職では、これまでの経験をどのように活かせるのか、なぜ食に関わる仕事に挑戦したいのかを具体的に伝えることが大切。
一方で、「食べることが好きだから」「人と接することが好きだから」といった理由だけでは、熱意が十分に伝わらない場合もあります。
そこで本章では、採用担当者に好印象を与える志望動機の書き方のポイントを解説するとともに、職種別の例文や避けるべきNG例も紹介します。
自分らしさが伝わる志望動機を作成し、選考突破につなげましょう。
📘この記事でわかること
飲食業界で志望動機が重視される理由

飲食業界では、経験やスキルだけでなく「なぜ働きたいのか」「長く活躍してくれるか」が重視されます。
人手不足の業界だからこそ採用は慎重に行われており、志望動機は熱意や人柄を見極める重要な判断材料です。
まずは、採用担当者が志望動機を重視する理由を見ていきましょう。
①人手不足でも採用基準が下がるわけではない
飲食業界は慢性的な人手不足が続いていますが、採用担当者は「誰でもいいから採用する」とは考えていません。
接客業である飲食店は、スタッフ一人ひとりがお店の顔になります。
横柄な態度・無気力な接客・コミュニケーション不足が原因でクレームに発展するケースも多く、採用に失敗すると店舗全体への影響が非常に大きなものに。
そのため、「この人は本当にうちで働きたいのか」「長く続けてくれるか」を志望動機から読み取ろうとしています。
人手不足だからこそ、「すぐ辞めない人材」を慎重に選ぶ傾向が強まっているのが現状です。
②採用担当者が重視するのは長く活躍してくれる人材かどうか
飲食業界は他業界と比べて離職率が高い傾向があります。
採用・研修にかかるコストは決して少なくなく、採用してすぐに辞められると店舗運営に大きな打撃を与えます。
転職エージェントとして採用担当者と話す中で最もよく聞く言葉が「長く一緒に働ける方を採用したい」という言葉です。
志望動機が「なんとなく」や「家から近いから」では、「すぐ辞めそう」という印象を与えてしまいます。
逆に言えば、「この仕事に就きたい明確な理由」と「将来のビジョン」が書かれた志望動機は、採用担当者の不安を一気に解消できる強力なアピールになります。
③お客様対応を任せられる人材かを見極めている
飲食店では、スタッフがお客様と直接向き合う場面が多くあります。
クレーム対応・繁忙期の立ち振る舞い・常連のお客様とのコミュニケーション――どれも「人柄」や「仕事への姿勢」が問われる場面です。
採用担当者は、志望動機を通じて「この人はお客様のことを考えて動ける人か」を見極めようとしています。
たとえ未経験であっても、「お客様に喜んでいただける接客をしたい」「チームで協力してお店を作り上げたい」という思いが伝わる志望動機は、経験者に引けを取らない印象を与えることができます。
④「仕事への本気度」を確認している
採用担当者は、志望動機を通じて「本当に飲食業界で働きたいのか」「入社後にどのように成長していきたいのか」といった仕事への姿勢を確認しています。
特に未経験者の場合、経験やスキル以上に重視されるのが仕事に対する熱意。
「食べることが好きだから」「家から近いから」といった理由だけでは、他社でもよいのではないかと思われてしまい、志望度の高さが伝わりません。
一方で、「食を通じてお客様に喜びを届けたい」「これまでの経験を活かして店舗運営に貢献したい」といった具体的な理由があると、仕事への本気度や将来性を感じてもらいやすくなります。
志望動機は単なる応募理由ではなく、自分の熱意や将来のビジョンを伝える重要なアピール材料です。
採用担当者が志望動機で見ている3つのポイント

飲食業界の採用担当者が志望動機を読む際、特に意識して確認している3つの観点があります。
この3点を押さえた志望動機を書けるかどうかで、書類通過率は大きく変わります。
①なぜ飲食業界なのか
「なぜ他の業界ではなく、飲食業界を選んだのか」という視点は、採用担当者が最初に確認するポイント。
ここで「なんとなく好き」「料理が好き」だけで終わると、動機の弱さを感じさせてしまいます。
大切なのは「過去の経験」と「飲食業界」をつなぐストーリーです。
例えば「前職の接客経験を通じて、食を通じた感動体験の提供に携わりたいと感じた」のように、具体的なエピソードと業界選びの理由をセットで伝えることが重要。
未経験の方は特に、「なぜ今の仕事を離れて飲食を選ぶのか」を丁寧に説明することで、説得力が生まれます。
②なぜその会社なのか
「飲食業界に興味がある」だけでは、「なぜうちの会社なのか」という問いに答えられていません。
採用担当者は自社への理解度・熱量を必ずチェックしています。
企業研究をしっかり行い、「御社の〇〇という取り組みに共感した」「〇〇のコンセプトに魅力を感じた」など、その企業ならではの特徴を盛り込むことが大切。
転職エージェント経由で応募する場合は、エージェントから得られる企業の内部情報(職場の雰囲気・求める人物像など)を志望動機に活かすことも可能です。
「どこでもよかった」ではなく「ここだから応募した」という熱意が伝わる文章を意識しましょう。
③入社後どうなりたいのか
将来ビジョンのない志望動機は「とりあえず入れれば良い」という印象を与えてしまいます。
採用担当者が特に見ているのは「この人はどこを目指しているのか」という点です。
「3年後には店長として店舗を任されるようになりたい」「将来的に独立を視野に入れ、経営の基礎から学びたい」など、具体的な目標があると、採用後の育成イメージが湧きやすくなります。
また、キャリアビジョンと企業の成長方針が一致していると、採用担当者から「この人はうちに合う」と評価されやすくなります。
「入社後に何をしたいか」を意識して志望動機の締めに盛り込みましょう。
飲食業界の志望動機を書く5ステップ

「何から書けばいいかわからない」という方のために、志望動機を書く手順を5つのステップに整理しました。
このステップ通りに進めることで、説得力のある志望動機が完成します。
Step1:これまでの経験を書き出す
まず、これまでの職歴・経験・スキルを紙やスマホのメモにすべて書き出しましょう。
「接客経験がある」「チームリーダーをしたことがある」「料理が好きで自炊を続けてきた」など、どんな小さなことでも構いません。
飲食業界への転職に活かせる経験は意外と多く、「前職でクレーム対応をしていた」「数字管理を担当していた」なども立派なアピールポイントになります。
書き出すことで、自分でも気づいていなかった強みが見えてきます。
エージェントに相談すると、第三者の視点から強みを整理するサポートを受けられるのでおすすめです。
Step2:応募企業の特徴を調べる
企業のホームページ・SNS・食べログ・求人情報などをしっかりリサーチしましょう。
「どんなコンセプトのお店か」「どんな客層をターゲットにしているか」「どんな人材を求めているか」を把握することが重要です。
たとえばカフェなら「ゆったりとした空間づくりを重視しているのか」「テイクアウト中心でスピード感を大切にしているのか」によって、求める人材像が異なります。
転職エージェントを活用すると、求人票には載っていない職場の雰囲気や採用担当者が重視するポイントを事前に教えてもらえます。
これを志望動機に盛り込むことで、他の応募者との差別化が図れます。
Step3:共通点を見つける
Step1で洗い出した自分の経験・強みと、Step2で調べた企業の特徴・求める人材像の共通点を探しましょう。
「私の〇〇という強みと、御社が大切にしている〇〇の姿勢は一致している」という形で文章を組み立てることが、志望動機のコアになります。
たとえば「前職での細かい気配りの経験を活かし、御社のきめ細やかな接客サービスに貢献したい」といった形です。
共通点が見つかると、「なぜその会社なのか」という問いへの答えが自然と生まれます。
Step4:貢献できることを整理する
「御社でこんな貢献ができます」という部分は、採用担当者が最も期待感を感じる箇所。
未経験者であっても「前職で培ったコミュニケーション能力を活かし、接客に貢献したい」「ゼロから学ぶ姿勢と行動力で早期に戦力になりたい」といった形で表現できます。
経験者であれば、具体的な実績(「年間売上目標を達成した」「スタッフ教育を担当した」など)を織り交ぜると信頼性が増します。
「何ができるか」を明確にしておくことで、面接での質問にもスムーズに答えられるようになります。
Step5:将来像で締める
志望動機の締めには、入社後の将来ビジョンを書きましょう。
「3年後には店長として店舗を任されたい」「将来は独立を目指し、経営を学びたい」「ゆくゆくはSV(スーパーバイザー)として複数店舗を支援したい」など、具体的なほど採用担当者に刺さります。
「この会社で長く働き、成長していきたい」という姿勢が伝わると、早期離職リスクを心配する採用担当者の不安を和らげる効果があります。
将来像は「企業の方向性と一致している」ものを選ぶとより効果的です。
履歴書・職務経歴書では150〜250文字程度が一般的です。
短すぎると「熱意が感じられない」と思われ、長すぎると読まれない可能性があります。
要点を絞って簡潔にまとめることを意識しましょう。
未経験者向け志望動機例文

「飲食は未経験だけど転職したい」という方向けに、前職別の志望動機例文を用意しました。
ポイントは「前職の経験をどう飲食に活かすか」を具体的に伝えることです。
①営業職からの転職
前職では5年間にわたり法人営業を担当しておりました。
顧客との信頼関係構築や課題解決の提案を通じて、コミュニケーション能力と粘り強さを磨いてきました。
一方で、「直接お客様の喜ぶ顔を見られる仕事がしたい」という思いが強くなり、飲食業界への転職を決意いたしました。
御社はリピーターのお客様が多く、地域に愛されるお店づくりを大切にされている点に共感しております。
これまでの提案力・傾聴力を接客に活かし、お客様が「また来たい」と思えるサービスを提供していきたいと考えております。
将来的には店舗スタッフのまとめ役として、チームの力を引き出せる存在になることを目標にしております。
②販売職からの転職
アパレル販売員として3年間、お客様のニーズをヒアリングしながら最適な提案をする仕事に携わってきました。
接客を通じて「日常にちょっとした幸せを届けること」の大切さを実感し、食を通じてさらに多くの方に喜びを届けたいと考え飲食業界を志望しました。
御社の「素材にこだわる」という姿勢と、スタッフ全員が笑顔でお客様を迎えるというサービス方針に強く惹かれております。
販売職で培ったホスピタリティ精神と観察力を活かし、お客様一人ひとりに合ったサービスを提供したいと思います。
将来はお客様から名前を覚えてもらえるようなスタッフを目指したいと考えております。
③事務職からの転職
前職では一般事務として書類管理・スケジュール調整・来客対応など幅広い業務を担当してまいりました。
正確さと気配りを重視する仕事環境の中で、細部への注意力とマルチタスク能力を身につけました。
もともと料理が趣味で、食を通じた「ものをもてなす体験」に関わる仕事がしたいという思いが強まり、飲食業界への転職を決意しました。
御社の整然とした店舗運営と丁寧な接客スタイルは、私が大切にしてきた「正確さと気配り」に通じるものがあると感じております。
まずは現場の基礎からしっかり学び、将来は店舗の運営管理にも携わりたいと考えております。
④工場勤務からの転職
食品工場で4年間、製造ラインの品質管理・衛生管理を担当してまいりました。
「食の安全・衛生」に対する意識は、現場で徹底的に叩き込まれてきた自信があります。
ただ、製品が実際にお客様に届いてどう喜ばれているかが見えにくい環境に物足りなさを感じ、お客様の笑顔を直接見られる飲食店の仕事に挑戦したいと考えました。
御社ではキッチンからのスタートで、衛生管理の知識を即戦力として活かせると考えております。
将来は調理技術を高め、メニュー開発にも携わることができればと思っております。
⑤フリーターから正社員
これまでカフェのアルバイトとして2年間、接客・ドリンク作り・レジ業務を担当してまいりました。
働く中で「もっとお客様に関わりたい」「お店を自分で作り上げることに関わりたい」という気持ちが強くなり、正社員として飲食の仕事に本腰を入れたいと考えるようになりました。
御社はスタッフ育成を大切にされており、未経験・フリーター出身の方も活躍されているとお聞きしております。
現場で培ったアルバイト経験を活かしつつ、正社員として責任ある仕事に取り組み、将来は店長として店舗を運営できる人材になることを目標にしております。
経験者向け志望動機例文

飲食業界での経験を持つ方向けに、職種・キャリア志向別の志望動機例文を紹介します。
経験者の場合は「実績・スキル」と「次のキャリアビジョン」を明確に伝えることがポイントです。
①ホールスタッフ経験者
居酒屋チェーンにて3年間ホールスタッフとして従事し、繁忙期における多テーブル対応・クレーム対応・新人スタッフへの接客指導を担当してまいりました。
お客様の満足度向上に向けてスタッフ間で情報共有する習慣を作った結果、担当エリアの顧客満足度アンケートで社内1位を取得した経験もあります。
今後は接客スキルをさらに高め、よりサービスの質が求められる環境で成長したいと考え、御社を志望いたしました。
御社の丁寧なおもてなしと地域密着型の運営スタイルに共感しており、これまでの経験を活かして貢献できると確信しております。
②キッチンスタッフ経験者
レストランにて調理補助・盛り付け・衛生管理を4年間担当し、現在は仕込み全般を任せてもらえるまでになりました。
料理の基礎技術を身につけたうえで、より高い調理技術を学べる環境に身を置きたいと考え転職を決意いたしました。
御社は食材の仕入れから調理まで丁寧に管理されており、調理スキルをさらに高める環境として最適と判断しております。
将来はシェフ・料理長として店舗のメニュー開発に携わることを目標としており、御社の環境でその夢を実現したいと考えております。
③店長経験者
ファミリーレストランにて店長として3年間、スタッフ20名のマネジメント・売上管理・採用面接を担当してまいりました。
在任中に月間売上を前年比115%に改善し、スタッフの定着率向上にも取り組んでまいりました。
現職では1店舗のみのマネジメントに限られており、複数店舗・より規模の大きい組織での経験を積みたいと考え、御社を志望いたしました。
御社の多店舗展開と人材育成への積極的な姿勢に魅力を感じており、これまでの経験を活かしながら組織全体の成長に貢献したいと考えております。
④SV(スーパーバイザー)候補
これまで2店舗の店長を歴任し、計7年間にわたり店舗運営・スタッフ育成・コスト管理に携わってきました。
複数店舗の数字を管理しながら、各店の課題を抽出・改善する業務を行う中で、「SV職としてより多くの店舗を支援したい」という思いが強くなりました。
御社は成長中のチェーンとして新規出店を積極的に進められており、SV候補として参加し組織の底上げに貢献したいと考えております。
現場力とマネジメント経験の両方を活かして、各店舗の売上・サービス品質の向上に全力で取り組む所存です。
⑤将来独立志向がある方
将来的に自身の飲食店を開業することを目標にしており、そのための実践的なスキルと知識を得たいと考え御社を志望いたしました。
現在はホールスタッフとしての経験がありますが、仕入れ・原価管理・採用・マーケティングなど、経営全般に関わる業務を学べる環境を求めております。
御社はオーナー・店長がスタッフの独立を支援する文化をお持ちであると伺っており、共に成長しながら独立の夢を実現したいと考えております。
まずは店舗の一員として全力で貢献し、段階的に経営に関わるスキルを積み上げていきたいと思います。
業態別の志望動機例文

「飲食業界で働きたい」という気持ちがあっても、業態によって求められるスキルや雰囲気は大きく異なります。
業態ごとに採用担当者が評価するポイントに合わせた志望動機例文をまとめました。
①カフェ【接客力・雰囲気づくり・リピーター獲得が評価ポイント】
落ち着いた空間の中でお客様の日常に寄り添うカフェの仕事に魅力を感じ、志望いたしました。
前職での接客経験を通じて、お客様が「また来たい」と思える空間づくりの大切さを実感してきました。
御社はインテリアへのこだわりとスタッフの接客品質が高く評価されており、自分もその一員として空間と体験の質を高めることに貢献したいと考えております。
将来的にはカフェの運営管理を担い、地域の方々に愛される店舗づくりに携わりたいと思っております。
②居酒屋【活気・チームワーク・回転率意識が評価ポイント】
活気のある職場でチームと一緒にお客様を盛り上げる仕事に惹かれ、居酒屋業態を志望いたしました。
前職の接客経験で培ったコミュニケーション能力と、忙しい状況でも笑顔で対応できるタフさを活かしたいと考えております。
御社は繁忙期でもチーム全員で連携して対応する仕事スタイルが浸透していると伺っており、そのような環境で自分を磨きたいと思っております。
テーブルの回転率やオーダーミス防止など、店舗全体のパフォーマンスに貢献することを意識して働きたいと考えております。
③焼肉店【会話力・細やかな気配り・スピードが評価ポイント】
お客様とのコミュニケーションを大切にしながら、食を通じた楽しい体験を一緒に作れる焼肉店の仕事に魅力を感じ志望いたしました。
焼肉店では「焼き加減の確認」「次の食材のタイミング」「お子様連れへの配慮」など、気配りが求められる場面が多いと理解しています。
御社はお客様との距離感が近いアットホームなサービスを大切にされており、まさに自分が目指す接客スタイルと一致していると感じております。
スピード感と細やかな目配りを両立し、お客様に「また来よう」と思っていただけるスタッフを目指したいと思います。
④ラーメン店【スピード・チームワーク・職人気質が評価ポイント】
本格的な技術が求められるラーメン店の仕事に憧れを持ち、志望いたしました。
スープの仕込みから丼の盛り付けまで、一杯に込められた職人技に感動し、自分もその技術を身につけたいと強く感じております。
御社はスタッフ全員でスープの品質を守るという一体感があると伺っており、そのチームの一員として貢献したいと考えております。
ランチピーク時などの繁忙期のスピード対応にも積極的に取り組み、早期に戦力になりたいと思います。
⑤和食店【礼儀・丁寧さ・日本の食文化への理解が評価ポイント】
日本の伝統的な食文化と丁寧なおもてなしに携われる和食店の仕事に強い興味を持ち、志望いたしました。
茶道や伝統工芸への関心から日本文化への理解を深めてきた経験もあり、その感覚を和食の接客・料理に活かしたいと考えております。
御社は季節の食材を活かしたメニューと格式ある接客スタイルを大切にされており、そのような環境で自分のホスピタリティを磨きたいと思っております。
将来は和食の技術と知識を深め、日本の食文化の発信に貢献できる存在になりたいと考えております。
⑥イタリアン【料理知識・ワイン知識・会話力が評価ポイント】
イタリア料理の華やかさとワインを交えた食の楽しみをお客様に届けられる仕事に魅力を感じ志望いたしました。
ワインエキスパートの勉強を続けており、料理とのペアリング提案を通じてお客様の食事体験を豊かにしたいと考えております。
御社はソムリエ資格取得を支援する制度をお持ちと伺っており、成長できる環境として非常に魅力的です。
将来はワイン・料理の両方に精通したスタッフとして、お客様から「あなたに聞けば間違いない」と信頼される存在を目指したいと思います。
⑦フレンチ【礼節・高いホスピタリティ・専門知識が評価ポイント】
フランス料理の洗練された世界観と、最高峰のサービスに携われる環境を求めフレンチレストランを志望いたしました。
ホテルのレストランでの接客経験を通じて、高い礼節とホスピタリティの重要性を身をもって学んでまいりました。
御社は料理・サービス・空間のすべてにこだわりを持つ高級フレンチとして高い評価を受けており、そのような環境で自分のスキルをさらに磨きたいと考えております。
将来はプロのサービスマンとして、お客様に忘れられない体験を提供することを目標にしております。
⑧ホテルレストラン【格式・語学力・ホテルサービスの理解が評価ポイント】
ホテルの格式ある環境でレストランサービスに携わることを長年の目標としており、御社を志望いたしました。
英語でのコミュニケーションに自信があり、訪日外国人のお客様にも安心してご利用いただけるサービスを提供したいと考えております。
御社はインバウンド需要に対応した多言語サービスにも力を入れておられると伺っており、語学力を活かして貢献できると考えております。
将来はホテルレストランのサービスリーダーとして、ゲストに最高の食体験を届ける役割を担いたいと思います。
⑨ファミリーレストラン【幅広い年齢層への対応力・チームワークが評価ポイント】
お子様からご年配の方まで幅広いお客様に対応できるファミリーレストランのサービスに魅力を感じ志望いたしました。
前職の販売職では年齢を問わずさまざまなお客様と接してきた経験があり、相手に合わせた丁寧な対応には自信があります。
御社は地域の方々に日常的に利用していただける存在として信頼を築かれており、その一員として地域に貢献したいと考えております。
将来はホールリーダーとしてスタッフをまとめ、店舗全体のサービスレベル向上に貢献したいと思います。
⑩ファストフード【スピード・効率性・マニュアル実行力が評価ポイント】
スピードと正確さが求められるファストフードの仕事は、自分の強みを活かせる環境だと感じ志望いたしました。
前職では工場のライン作業で正確なスピード処理を求められる環境で働いており、効率よく作業をこなす体制作りに慣れています。
御社はFC展開を進めており、スタンダードを守りながら各店舗の改善提案ができるポジションにも挑戦できると伺っております。
将来は店舗責任者として、スタッフが働きやすく・お客様が来やすい店舗づくりを目指したいと考えております。
NGな志望動機例と改善ポイント

転職エージェントとして多くの書類を見てきた中で、「これは採用担当者に刺さらない」というNG志望動機のパターンがあります。
NG例と改善例をセットで確認して、自分の志望動機を見直しましょう。
①給与・待遇だけを理由にする
【NG例】
給与が高いため志望しました。前職よりも収入を上げたいと考えております。
【NG理由】
「もっと給料の高いところが出れば辞める」という印象を与えてしまいます。仕事へのこだわりや企業への思いが伝わりません。
【改善例】
接客スキルを活かしながら店舗運営にも携わりたいと考えています。御社の成長環境の中でスキルを磨き、長期的に貢献したいと考えております。
②家から近いだけを理由にする
【NG例】
自宅から近いため応募いたしました。
【NG理由】
仕事内容への関心・企業への熱意がまったく伝わりません。採用担当者には「近くに別の職場が出れば移る」と映ります。
【改善例】
地域に根ざした御社のお店づくりに共感し応募いたしました。地域の方々に愛される店舗の一員として、お客様との長期的な関係を築きたいと考えております。
③「料理が好き」だけで終わる
【NG例】
料理が好きなので飲食業界を志望しました
【NG理由】
「好き」と「仕事にする」は別物です。趣味レベルの動機では「続けられるのか」「プロとして働く覚悟があるのか」が伝わりません。
【改善例】
料理への情熱を仕事として昇華させたいと考えています。食を通じてお客様に感動を届けることで、自分自身も成長できる環境を求め御社を志望いたしました。
④有名店・ブランドだからという理由だけ
【NG例】
テレビでよく見るお店なので応募しました。有名店で働きたいと思っていました。
【NG理由】
知名度だけで選んでいる印象を与えます。入社後の働き方や将来像が見えず、採用担当者に「うちでなくてもよいのでは」と思わせてしまいます。
【改善例】
御社が多くのメディアで取り上げられる背景にある「食材へのこだわり」と「スタッフ教育の仕組み」に共感し志望いたしました。その環境の中で本物の接客と料理の知識を身につけたいと考えております。
面接で志望動機を伝えるコツ
志望動機例

履歴書に書いた志望動機は、面接でより具体的に伝えることで熱意や人柄をアピールできます。
内容そのものだけでなく、「どう話すか」も評価の対象です。
ここでは、面接で志望動機を効果的に伝えるためのポイントを解説します。
①履歴書との違いを意識する
履歴書の志望動機は「書いたものを読む」のではなく、あくまで面接の土台となるものです。
面接では、履歴書に書いたポイントを深掘りして「なぜそう思ったのか」「具体的なエピソードは?」と掘り下げながら話すことが求められます。
履歴書では150〜200文字程度に収めていた内容を、面接では60〜90秒程度で口頭で伝えられるよう練習しておきましょう。
「書いたことの丸読み」は評価が下がります。自分の言葉で話せるよう準備することが重要です。
②1分で話す構成(PREP法)
面接での志望動機は、PREP法(結論→理由→具体例→まとめ)を使って話すとまとまりやすくなります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| P(結論) | 私が御社を志望した理由は〇〇です。 |
| R(理由) | 前職で〇〇を経験し、〇〇と感じたからです。 |
| E(具体例) | 具体的には〇〇という場面で△△を経験しました。 |
| P(まとめ) | そのため、御社で〇〇として貢献し、将来は□□を目指したいと考えております。 |
論理的で分かりやすい話し方は、面接官に好印象を与えます。
③志望動機例
下記のテンプレートに自分の情報を当てはめるだけで、基本的な志望動機が完成します。
私が貴社を志望した理由は〔①飲食業界/貴社の特徴〕に強く共感したためです。
前職では〔②職種・業種〕として〔③具体的な経験・実績〕を経験し、〔④身についたスキル・姿勢〕を培いました。
貴社の〔⑤企業の特徴・取り組み・コンセプト〕に魅力を感じており、自身の経験を活かして〔⑥どう貢献するか〕と考えております。
将来的には〔⑦キャリアビジョン〕を実現し、〔⑧店舗運営・スタッフ育成など〕にも携わりたいと考えております。
志望動機は、以下の3点を意識すると説得力が増します。
- なぜ飲食業界を選んだのか
- 前職の経験をどのように活かせるのか
- 入社後にどのように貢献したいのか
👉抽象的な表現ではなく、自分の経験や将来のビジョンを交えながら具体的に話すことで、熱意や本気度が伝わりやすくなります。
飲食業界への転職は
転職エージェント活用がおすすめ

| メリット | 内容 |
|---|---|
| 非公開求人へのアクセス | 求人サイトに掲載されていない優良求人を紹介してもらえます。 |
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| 志望動機の添削サポート | 採用担当者の目線でフィードバックを受けながら書類を仕上げることができます。 |
| 面接対策 | よく聞かれる質問の傾向や、企業ごとの対策を事前に相談できます。 |
| 条件交渉の代行 | 給与・休日・入社日などの交渉をエージェントが代わりに行ってくれます。 |
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また、転職エージェントはすべて無料で利用でき、「今すぐ転職するか決めていない」という段階でも相談可能です。
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まとめ
今回は、飲食業界への転職に向けた志望動機の書き方について、採用担当者の視点・未経験者・経験者別の例文・業態別の例文・NG例と改善例まで幅広くご紹介しました。
大切なのは「なぜ飲食業界なのか」「なぜその会社なのか」「入社後どうなりたいのか」の3点を軸に、自分の経験と企業の特徴をつなげて伝える事。
人手不足の業界だからこそ、採用担当者は「この人なら長く続けてくれるか」「お客様を任せられるか」を志望動機から読み取ろうとしています。
テンプレートをそのまま使うのではなく、必ず自分の言葉・経験に置き換えて書くことで、採用担当者の印象に残る志望動機が完成します。
「志望動機が書けたけど、これで合っているか不安」「どの企業に応募すればよいかわからない」という方は、ぜひ転職エージェントに相談してみてください。
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2026.07.14