
「志望動機が思いつかない」「何を書けば採用担当者に評価されるのか分からない」と悩む方は少なくありません。
特に飲食業界は、カフェや居酒屋、ホテルレストランなど業態によって求められる人物像や接客スタイルが異なるため、どの会社にも通用するような志望動機では熱意が伝わりにくくなります。
大切なのは、「なぜ飲食業界なのか」「なぜその業態なのか」「入社後に何を実現したいのか」を、自分の経験や価値観と結びつけて伝えること。
本記事では、飲食業界の志望動機の書き方を4つのステップで分かりやすく解説するとともに、カフェ・居酒屋・ホテルレストランなど14業態に対応した例文も紹介します。
是非参考にしてみて下さい。
📘この記事でわかること
採用担当者が志望動機で見ている
3つのポイント

志望動機は、単に「働きたい気持ち」を伝えるだけでは十分ではありません。
採用担当者は、応募者が飲食業界で長く活躍できる人材かを見極めるため、いくつかのポイントを重視しています。
ここでは、採用担当者が志望動機で必ずチェックしている3つのポイントを解説します。
①なぜ飲食業界なのか
採用担当者がまず知りたいのは「なぜ飲食業界を選んだのか」という動機の根拠。
飲食業界は体力的・精神的に負荷がかかる仕事でもあるため、「本当にこの業界で続けられる人か」を早い段階で見極めたいという意図があります。
例えば「接客でお客様が喜ぶ瞬間にやりがいを感じた」「食を通じて人の生活を豊かにしたい」など、具体的な原体験や価値観に基づいた理由は高評価につながります。
逆に「食べることが好き」「飲食店でバイトしたことがある」だけでは、業界への理解や覚悟が伝わらないため注意が必要。
飲食業界を選ぶ理由は「体験」や「価値観」から語ることが、採用担当者の心に響く志望動機の第一歩です。
②なぜその業態なのか
採用担当者は「なぜこの会社を選んだのか」だけでなく、「なぜそのお店のスタイル(業態)を選んだのか」という点も重視しています。
飲食業界には、カフェや居酒屋、ホテルレストランなどさまざまな業態があり、求められる接客や働き方も異なります。
そのため採用担当者は、「この人はうちの業態に合っているか」「長く活躍してくれそうか」を確認しています。
例えば、ホテルレストランなら「質の高いサービスを身につけたい」、居酒屋なら「チームで協力しながら活気ある環境で働きたい」といった理由が評価されやすいでしょう。
大切なのは、それぞれの業態の特徴を理解した上で、「自分がどんな働き方をしたいのか」「どんな強みを活かしたいのか」と結びつけて伝えることです。
③入社後に何を実現したいのか
採用担当者が志望動機の最後に確認するのは「入社後のビジョン」。
「御社で働きたい」という気持ちだけでなく、「入社後にどう成長し、会社にどう貢献したいか」まで語れる候補者は、採用担当者の目に留まりやすくなります。
たとえば「将来的には店長として、スタッフの育成にも携わりたい」「ホールとキッチン両方を経験し、総合的なサービス力を磨きたい」など、具体的な将来像があると説得力が増します。
ポイントは「自分のやりたいこと」と「企業が求めていること」の重なりを意識する事。
転職相談の現場では「将来像が書けない」という方も多いですが、まずは3年後にどんな仕事をしていたいかをイメージするだけで、グッと書きやすくなります。
飲食業界の志望動機を書く4ステップ

志望動機は、思いつきで書こうとすると内容がまとまらず、ありきたりな文章になりがちです。
説得力のある志望動機を作るには、いくつかの手順を踏んで整理する事が大切。
ここでは、未経験者・経験者を問わず実践できる、飲食業界の志望動機を書く4つのステップを紹介します。
Step1:経験を棚卸しする
まず、これまでの仕事経験やアルバイト経験を書き出してみましょう。
飲食未経験の方でも、「接客で感謝された経験」「チームで目標を達成した経験」「食に関わる趣味や生活習慣」など、志望動機につながるエピソードは必ずあるはずです。
経験者の方は、「どんな業態で」「どんな役割を担っていたか」「どんな成果があったか」を具体的に整理することがポイント。
棚卸しを行うと、自分の強みや価値観が見えてきて、志望動機の核心が自然と浮かび上がってきます。
10分程度で構いませんので、まず紙に書き出すところから始めてみてください。
★自己分析の方法については下記にまとめてあるので、こちらも参考にしてみて下さい。
Step2:応募先の特徴を調べる
経験を整理したら、次は応募先の企業研究を行います。
会社のホームページ・求人票・口コミサイトなどを参考に、「どんなコンセプトのお店か」「どんな客層をターゲットにしているか」「どんな人材を求めているか」を把握しましょう。
特にチェックしたいのは「理念・ミッション」「求める人物像」「店舗の雰囲気」の3点です。
これらを把握することで、採用担当者が「うちの会社をちゃんと調べてくれている」と感じる志望動機が書けるようになります。
応募先の特徴を知らないまま書かれた志望動機は、どの会社にも通用する「使い回し」と判断されやすいので注意が必要です。
Step3:共通点を見つける
Step1で整理した自分の経験・強みと、Step2で調べた企業の特徴を照らし合わせて、「共通点」を見つけるのがこのステップのポイント。
例えば「お客様との会話を大切にするカフェ」に応募するなら、「前職で常連客とのコミュニケーションを大切にしてきた」という経験が共通点になります。
共通点は「完全に一致している」必要はありません。
「似ている価値観」「補完できるスキル」なども有効な共通点。
この共通点こそが「なぜこの会社・業態なのか」という答えになり、志望動機の軸になります。
「共通点が見つからない」という方は、ぜひ転職エージェントへの相談も検討してみてください。
第三者の視点から強みを見つけてもらえることも多くあります。
Step4:将来像につなげる
最後は、志望動機に「入社後にどう成長したいか」を加えましょう。
「なぜ飲食業界なのか」「なぜこの業態なのか」「なぜこの会社なのか」を伝えたうえで、「入社後にどんな姿を目指したいか」を1〜2文添えるだけで、志望動機の説得力は大きく高まります。
将来の目標は、立派なものである必要はありません。
例えば、「まずは接客やサービスの基本を身につけ、将来的には後輩の指導も任せてもらえる存在になりたい」「店舗運営の知識を身につけ、店長を目指したい」といった具体的で現実的な目標で十分。
採用担当者は、「入社後も長く活躍してくれそうか」「成長意欲があるか」を見ているため、将来の目標を伝えることで、入社後に活躍する姿をイメージしてもらいやすくなります。
この4つのステップを押さえれば、未経験者・経験者を問わず、どの業態でも使える志望動機の土台を作ることができます。
業態別の志望動機例文14選

飲食業界には、カフェや居酒屋、ホテルレストランなど様々な業態があり、それぞれで求められる人材や仕事の特徴は異なります。
ここでは、14の業態別に志望動機の例文を紹介します。
参考にしながら、自分の経験や目標に合わせてアレンジしてみて下さい。
①カフェ
【求められる人物像】
接客力:笑顔・丁寧な言葉遣い・お客様のニーズを先読みする対応力
雰囲気作り:店全体のコンセプトに合った立ち振る舞いや空間への貢献
常連客づくり:リピーターを生む関係構築力・記憶力・会話力
【志望動機例文】
以前より「くつろげる空間づくり」に携わる仕事に就きたいと考えており、貴社のカフェに応募いたしました。
前職の販売職では、お客様一人ひとりとの丁寧なコミュニケーションを心がけ、「またあなたから買いたい」と言ってもらえるような関係を築くことにやりがいを感じてきました。
カフェという空間は、お客様の日常に「ほっとする時間」を提供できる場所だと考えています。
貴社のコンセプトである「地域に根ざしたあたたかいお店づくり」に共感し、私の接客スキルを活かして常連のお客様が増えるお店づくりに貢献したいと思っております。
まずは現場で丁寧な接客の基礎を身につけ、将来的にはシフトリーダーとしてスタッフをまとめる役割も担えるよう成長していきたいと考えています。
②居酒屋
【求められる人物像】
活気:元気な挨拶・明るい声かけでお客様の気持ちを盛り上げる
チームワーク:混雑時でもスタッフ間の連携を密に、全体最適で動く力
回転率意識:オーダー・提供・会計をスムーズに行い売上最大化に貢献
【志望動機例文】
チームで働くことが好きで、活気ある環境の中で自分を磨きたいと考え、貴社に応募いたしました。
以前から居酒屋の「一体感のある職場」に魅力を感じており、接客を通じてお客様に楽しい時間を提供したいという思いがありました。
前職では接客販売に従事しており、忙しい時間帯でも笑顔を絶やさず、チームで協力して業務を回すことに慣れています。
貴社は「スタッフ全員で盛り上げる店づくり」を大切にしていると伺い、まさに自分が求めていた環境だと感じました。
入社後はまず現場のオペレーションを覚え、混雑時でも的確に動けるスタッフを目指します。
将来的にはチームをまとめるリーダー的存在として貢献できるよう努力してまいります。
③焼肉店
【求められる人物像】
客単価理解:高単価メニューの意味を理解し、お客様に適切なご案内ができる
提案力:追加オーダーや希少部位のご案内など、自然な形でアップセルできる
【志望動機例文】
食材の品質にこだわった食事の場でお客様に喜びを提供したいと考え、貴社の焼肉店に応募いたしました。
焼肉は単なる食事を超え、家族や仲間との大切な時間を彩る体験だと感じています。
前職の飲食店では、お客様の嗜好をヒアリングしながらおすすめメニューをご案内し、満足度向上と客単価向上の両立を意識して接客を行っていました。
貴社が扱う希少部位や黒毛和牛の質の高さに魅力を感じており、素材の良さをお客様に自信を持ってご案内できる知識を身につけたいと考えています。
将来的には肉の部位知識を深め、お客様にとっての「最高の焼肉体験」を演出できるスタッフに成長したいと考えております。
④ラーメン店
【求められる人物像】
オペレーション力:ランチピーク時の行列をさばく効率的なオペレーション管理
スピード:品質を維持しながら短時間で提供できる動作の正確さと速さ
【志望動機例文】
効率的に動きながら美味しい料理をお客様に届けるラーメン店の仕事に魅力を感じ、貴社に応募いたしました。
ラーメン店は短時間で多くのお客様をお迎えする業態であり、スピードと正確さが求められる点に達成感を覚えます。
前職では物流業務に従事しており、時間内に正確なオペレーションをこなすことに慣れています。
この経験をラーメン店のキッチンやホール業務でも活かせると考えています。
貴社の「行列ができる人気店」という実績に憧れを持ち、そのオペレーションや仕事の流れを自分のものにしたいと思っております。
将来的にはキッチンでのスープ仕込みや調理技術も習得し、店舗の中核を担えるスタッフを目指します。
⑤寿司店
【求められる人物像】
技術習得意欲:包丁さばき・シャリの握り方など職人技術への強い向上心
専門性:魚の目利き・産地・旬など専門知識を深め続ける姿勢
【志望動機例文】
日本の食文化の根幹である寿司の技術を一から学びたいという思いから、貴社に応募いたしました。
もともと和食への関心が強く、特に寿司は素材の良さと職人の技術が直結するという点に深い魅力を感じています。
前職では飲食スタッフとして基礎的な調理補助経験を積んできましたが、より専門的な技術を身につけたいという気持ちが強くなりました。
貴社は若手スタッフへの技術指導を丁寧に行っていると伺い、本気で職人を目指せる環境だと確信しています。
まずは魚の仕込みや基本の握りをしっかり覚え、3年以内には一人前の板前として独り立ちできることを目標に、真剣に取り組んでまいります。
⑥イタリアン
【求められる人物像】
素材・料理へのこだわり、ワイン等ドリンク知識、明るくカジュアルな接客力
【志望動機例文】
食材の美しさとシンプルな調理に魅力を感じてイタリア料理を学びたいと考え、貴社に応募いたしました。
パスタやピッツァなど親しみやすい料理からコース料理まで幅広く提供できるイタリアンは、幅広い層のお客様と接することができる業態です。
前職では洋食レストランでのホールスタッフとして、ワインのペアリング提案なども経験しており、飲料知識の習得にも意欲があります。
貴社のオープンキッチンでシェフとの連携を深め、料理の魅力をお客様に伝えられる接客スタッフを目指します。
⑦フレンチ
【求められる人物像】
礼儀正しさ、格調ある接客マナー、ソムリエ・料理知識への向上心
【志望動機例文】
本格的なサービスマンとして成長したいという思いから、フレンチレストランである貴社に応募いたしました。
フランス料理は調理技術だけでなく、サービスそのものが「食体験」の一部を担うという点に深い魅力を感じています。
前職では高級ホテルの宴会部門で接客経験を積みましたが、より専門的なレストランサービスを学びたいという気持ちが高まりました。
貴社でソムリエ資格取得の支援制度があると伺い、専門性を高めながらプロとして長く活躍できる環境を求めての応募です。
丁寧なサービスを通じてお客様の特別な時間を演出できるスタッフになることを目指します。
⑧和食
【求められる人物像】
日本の食文化への敬意、季節感・所作の美しさ、丁寧な接客対応
【志望動機例文】
日本料理の美しさと奥深さを伝える仕事に就きたいという思いから、貴社の和食店に応募いたしました。
四季折々の食材を使った料理や、器・盛り付けの美意識に学生時代から強く惹かれており、和食の世界でキャリアを積みたいと考えてきました。
前職では和食居酒屋でホールを担当し、懐石料理のコースのお運びやお茶のサービスも経験しています。
貴社では更に本格的な和食の接客所作を学び、訪日外国人のお客様にも日本の食文化の魅力を伝えられるスタッフになりたいと考えております。
⑨ホテルレストラン
【求められる人物像】
品格あるサービス、語学力・多様性への対応、長期的なゲスト関係構築力
【志望動機例文】
ホテルレストランならではの品格ある接客を身につけ、国内外のお客様をおもてなしする仕事に携わりたく、貴社に応募いたしました。
ホテルのレストランは、宿泊だけでなくレストランを目的として来館されるゲストも多く、高いサービス品質が求められる点に魅力を感じています。
以前、海外旅行でラグジュアリーホテルのサービスに感動した経験があり、「こういった仕事をしたい」と強く感じたことがきっかけです。
前職でも接客業に携わってきましたが、より質の高いサービスを追求できる環境で成長したいと思い転職を決意しました。
将来的には、リピートゲストに名前で覚えていただけるようなホスピタリティを発揮できるスタッフを目指します。
⑩ファミリーレストラン
【求められる人物像】
子どもから高齢者まで幅広い接客対応力、マルチタスク能力、明るさ
【志望動機例文】
幅広い年代のお客様と関われる仕事に就きたいと考え、貴社のファミリーレストランに応募いたしました。
ファミリーレストランは小さなお子様からご年配の方まで、さまざまなお客様が利用される場所であり、一人ひとりに合わせた対応が求められる点に魅力を感じています。
前職では保育補助として子どもたちと関わる仕事をしており、笑顔で気持ちに寄り添う対応が得意です。
この経験を活かしながら、お客様が「また来たい」と思えるような接客を提供したいと考えております。
マルチタスクな業務にも積極的に取り組み、現場の即戦力として貢献できるよう努めてまいります。
⑪ファストフード
【求められる人物像】
スピードと正確さ、マニュアル遵守、フレンドリーな接客
【志望動機例文】
スピーディーかつ正確な業務の中でチームとして成果を出すことに面白さを感じ、貴社に応募いたしました。
ファストフードは多くのお客様に短時間で満足を届ける業態であり、個人の動きが店全体のパフォーマンスに直結する責任感にやりがいを覚えます。
前職では工場でのライン作業に携わり、決められた手順を正確に素早くこなすことには自信があります。
この正確さと素早さを接客・調理に活かし、お客様に気持ちよくご利用いただける店舗づくりに貢献したいと思っております。
⑫ベーカリー
【求められる人物像】
パンへの愛着・知識、製造と接客の両立、早朝勤務への対応力
【志望動機例文】
以前よりパン作りに強い関心を持っており、製造から販売まで一貫して携われるベーカリーでのキャリアを希望し、貴社に応募いたしました。
手作りにこだわる貴社のパンは地域で長く愛されており、「地元の人の朝を支える存在」という点に深く共感しています。
前職では製菓補助として生地成形や仕込みのサポートを経験しており、食品製造の基本は身についています。
早朝の仕込みから焼きたてを提供するまでの流れを一から学び、商品知識を深めてお客様にご案内できるスタッフを目指します。
⑬スイーツ専門店
【求められる人物像】
スイーツへの愛と知識、ギフト提案力、繊細な接客センス
【志望動機例文】
スイーツを通じて人々の大切な場面に関わる仕事がしたいという思いから、貴社のスイーツ専門店に応募いたしました。
誕生日・記念日・贈り物など、スイーツは人の特別な瞬間に欠かせないものです。
私自身もお菓子作りが趣味で、素材の組み合わせや見た目の美しさへのこだわりを持っています。
前職での販売経験を活かし、お客様のご要望に合わせたギフト提案や、丁寧なラッピング対応で満足度を高めたいと考えています。
貴社の商品知識をしっかり習得し、「ここのスタッフに相談したい」と思っていただけるような接客を実現します。
⑭バル・ダイニング
【求められる人物像】
お酒・フードの知識、カジュアルで親しみやすい接客、イベント企画力
【志望動機例文】
食とお酒の魅力を通じてお客様に楽しいひとときを提供したいという思いから、貴社のバル・ダイニングに応募いたしました。
バル・ダイニングは気軽に立ち寄れる雰囲気と豊富な料理・ドリンクで、多様なシーンで活用される業態です。
前職では居酒屋でのホール経験を積んでおり、ドリンクのペアリング提案やフードの説明なども自然に行えます。
貴社が取り組まれているフードイベントや季節メニューの展開にも関心があり、企画段階からも関われるような存在になりたいと考えています。
カジュアルな雰囲気の中でもサービスの質を落とさない接客を大切にし、リピーターを増やす取り組みに貢献したいです。
未経験者向け志望動機例文

未経験から飲食業界に転職する場合、「これまでの経験をどう活かせるか」を伝えることが大切です。
営業職や販売職、事務職など、一見すると飲食と関係のない仕事でも強みは必ずあります。
ここでは、異業種から転職する方に向けた志望動機の例文を紹介します。
①営業職からの転職
営業職での強みである「コミュニケーション力」「数字への意識」「目標達成力」は飲食でも大いに活きます。
【志望動機例文】
営業職として5年間、お客様とのコミュニケーションを通じて成果を出してきましたが、「直接人の喜ぶ顔が見える仕事がしたい」という思いが強くなり、飲食業界への転職を決意しました。
飲食の接客では、目の前のお客様のリアクションをダイレクトに受け取れる点に大きな魅力を感じています。
営業で培った傾聴力・提案力を活かしながら、お客様一人ひとりに合ったおすすめを提供できるスタッフを目指します。
また、数字への意識が高い点も、売上目標や回転率の向上に貢献できると考えています。
②販売職からの転職
接客経験がある販売職からの転職は、飲食業界でも歓迎されるケースが多いです。
【志望動機例文】
アパレル販売に4年間携わり、お客様のニーズに合わせた提案を行ってきました。
以前から食べることが好きで、食事の時間が人を幸せにし、笑顔を生み出す力があることを実感してきました。
接客の経験を積む中で、人の生活に欠かせない「食」を通じて、お客様に喜びや豊かな時間を提供できる仕事に魅力を感じるようになり、飲食業界への転職を希望しています。
販売職で培った観察力や声かけのタイミング、お客様との信頼関係を築きリピーター獲得につなげる意識は、飲食の現場でも活かせると考えています。
これまで培ってきた接客経験を十分に活かせる環境だと感じており、即戦力として貢献していきたいと思っております。
③事務職からの転職
事務職からのキャリアチェンジは「なぜ飲食なのか」の理由を丁寧に説明することがポイントです。
【志望動機例文】
事務職として3年間勤務し、正確な事務処理やスケジュール管理、周囲と連携しながら業務を進める力を培ってきました。
仕事を通じて様々な方と関わる中で、よりお客様と直接接しながら喜びや満足を提供できる仕事に魅力を感じるようになりました。
もともと料理や食に関心が高く、休日には自炊やカフェ巡りを楽しんでいます。
食事は人を笑顔にし、豊かな時間を生み出す力があると感じており、好きな「食」に関わる仕事を通じて多くのお客様に喜んでいただきたいと考え、飲食業界への転職を決意しました。
事務職で培った正確さや段取りを考える力は、仕込みやオペレーション管理、チームでの円滑な連携にも活かせると考えています。
持ち前の丁寧さと向上心を強みに、一日でも早く戦力となれるよう積極的に学び、成長していきたいと思っております。
④工場勤務からの転職
工場勤務で培った「正確さ」「スピード感」「体力」は飲食のキッチン業務と親和性が高いです。
【志望動機例文】
工場のライン作業を5年間経験し、決められた工程を正確かつスピーディーに進める力や、周囲と連携しながら業務を遂行する力を培ってきました。
以前から食べることや料理に興味があり、食を通じて多くの方に喜びや豊かな時間を提供できる飲食業界に魅力を感じ、転職を決意しました。
飲食のキッチン業務は、食材の仕込みから調理、提供まで、正確さやスピード、体力が求められる仕事であり、これまで工場勤務で培ってきた経験を活かせる環境だと感じています。
未経験の部分については積極的に知識や技術を吸収し、一日でも早く現場の戦力となれるよう努力してまいります。
経験者向け志望動機例文

飲食業界での経験があれば、それを最大限にアピールすることが重要。
競合が少ない「経験者ならではの視点」で書けると、採用担当者の目に留まりやすくなります。
ここでは、立場ごとに経験者が書くべき志望動機の例文を紹介します。
①店長経験者
【志望動機例文】
前職では居酒屋の店長として3年間、スタッフのシフト管理・教育・売上管理を担い、在任中に月商を120%に改善した経験があります。
貴社のマネジメント強化に向けた取り組みに共感し、これまでの経験を活かしてさらに大きなフィールドで挑戦したいと考え、応募いたしました。
特に、複数店舗のマネジメントに関わるポジションを目指しており、貴社の展開スピードと成長環境に大きな魅力を感じています。
即戦力として現場に貢献しながら、将来的にはエリアマネージャーとして組織づくりに関わりたいと考えております。
②キッチン経験者
【志望動機例文】
飲食店のキッチンスタッフとして4年間勤務し、仕込みから盛り付けまで一通りの調理業務を担当してきました。
より本格的なコース料理の調理技術を習得したいという思いから、フレンチを中心に提供する貴社に応募いたしました。
これまでの経験を活かしながら新しいジャンルに挑戦し、将来的には料理長を目指せる環境を求めています。
貴社のシェフのもとで本格的な西洋料理を学び、自分の技術の幅を広げたいと考えております。
③ホール経験者
【志望動機例文】
ファミリーレストランでのホールスタッフとして3年間勤務し、テーブル管理・オーダー・クレーム対応まで幅広く経験してきました。
より上質な接客サービスを身につけたいという思いから、高級ダイニングを展開する貴社に応募いたしました。
これまでの経験で培った「気遣いの接客」「冷静なクレーム対応」を活かしながら、さらに洗練されたサービスを習得したいと考えています。
将来的にはフロアチーフとして、新人スタッフの教育にも携わりたいと思っています。
④SV(スーパーバイザー)候補
【志望動機例文】
カフェチェーンにて店長・エリアリーダーを計5年経験し、最大で7店舗の数値管理・店舗指導・スタッフ採用に携わりました。
貴社のSV求人に応募したのは、これまでの経験をより広い視野で活かせる体制と、成長中のブランドで組織をゼロから作る機会があると感じたからです。
単に店舗の売上を管理するだけでなく、「人が育つ仕組み」を作ることに強い関心を持っています。
貴社のエリア拡大フェーズにおいて、現場目線と数字管理の両立ができるSVとして貢献できると自負しております。
NGな志望動機【飲食特化】

志望動機は熱意を伝えることが大切ですが、内容によってはかえってマイナス評価につながることもあります。
特に飲食業界では、業界への理解や長く働く意思があるかを重視されるため、伝え方には注意が必要。
ここでは、採用担当者が「採用を見送りたい」と感じやすいNGな志望動機の例と改善ポイントを紹介します。
NG①「料理が好きだから」
飲食業界で最も多いNGな志望動機が「料理が好きだから」です。
好きなことと、仕事としてやり遂げることは別物です。
採用担当者の多くは「料理好きで入ったスタッフが、現場の過酷さに耐えられず辞めていった」という経験を持っています。
「料理が好き」という気持ちは大切ですが、それだけでは「この人は本当に続けられるのか?」という疑問が生まれます。
好きという気持ちを活かして「どんな価値を提供したいか」まで踏み込むことが重要。
例えば「料理が好きで、食材の知識を深めながらお客様に美味しさを伝えたい」と言い換えるだけで印象が変わります。
NG②「家から近いから」
「家から近いから」という理由だけを志望動機にするのは避けましょう。
通勤のしやすさは働き続ける上で大切な条件ですが、それだけでは「他に近い店があればそちらでもいいのでは?」と思われてしまい、仕事への意欲や業界への関心が伝わりません。
採用担当者が知りたいのは、「なぜ飲食業界なのか」「なぜこのお店なのか」という点。
そのため、通勤のしやすさを伝える場合でも、「以前から貴店の接客や雰囲気に魅力を感じており、長く働ける環境だと感じた」「地域のお客様に親しまれている店舗で経験を積みたい」といった理由を組み合わせることが大切です。
通勤の利便性はあくまで補足と考え、仕事への意欲や将来の目標を中心に伝えるようにしましょう。
NG③「有名店だから」
「有名店だから」「名前を知っていたから」という理由だけでは、採用担当者に熱意は伝わりません。
知名度の高さは応募のきっかけになることはあっても、志望動機としては弱く、「他の有名店でもよかったのでは?」と思われてしまう可能性があります。
採用担当者が知りたいのは、「なぜ数ある飲食店の中から自社を選んだのか」という点。
そのため、「店舗を利用した際にスタッフの接客に感動した」「貴社の理念や商品へのこだわりに共感した」「お客様との距離が近い接客スタイルに魅力を感じた」など、具体的な理由を伝えることが大切です。
有名であることはあくまで興味を持ったきっかけとして触れる程度にとどめ、自分が共感した点や入社後に実現したいことをあわせて伝えることで、説得力のある志望動機になります。
NG④「給料が高いから」
「給料が高いから」という理由を前面に出した志望動機は、採用担当者にあまり良い印象を与えません。
待遇を重視すること自体は自然なことですが、それだけを理由にすると、「条件が良い会社があればすぐに辞めてしまうのでは」と不安を持たれてしまうためです。
採用担当者が知りたいのは、応募者がどのような価値観を持ち、入社後にどのように活躍したいと考えているかどうか。
そのため、「評価制度が整っており、努力次第でキャリアアップできる環境に魅力を感じた」「成果を正当に評価してもらえる環境で成長したい」など、待遇面だけでなく仕事への意欲や将来の目標と結びつけて伝えることが大切です。
給与は転職理由の一つとして問題ありませんが、志望動機の中心は「働きたい理由」に置くようにしましょう。
志望動機に関するよくある質問Q&A
転職相談の中でよく寄せられる志望動機に関する疑問をまとめました。
こちらも是非参考にしてください。
Q. 志望動機は何文字くらいが適切ですか?
A.履歴書の場合は200〜300文字、職務経歴書や応募フォームでは300〜400文字が目安です。
短すぎると熱意が伝わらず、長すぎると読まれないリスクがあります。
「なぜこの業態か」「自分の経験・強みとの接点」「入社後の展望」の3要素を盛り込むと、自然と適切な文字数に収まります。
面接でも口頭で志望動機を述べる機会があるので、1〜2分で話せるよう整理しておくことも大切です。
Q. 未経験でも志望動機で採用されますか?
A.未経験でも採用されるケースは多くあります。
特に飲食業界は人手不足の傾向もあり、未経験者の採用に積極的な企業も少なくありません。
重要なのは「なぜこの業界に来たのか」という理由の説得力と、「入社後に成長する意欲」です。
前職のスキルを飲食の現場でどう活かせるかを具体的に伝えることで、未経験でも高評価につながります。
転職エージェントを活用すると、未経験者向けの求人紹介や書類添削のサポートを受けられるのでおすすめです。
Q. 複数の業態に同時に応募する場合、志望動機を使い回してもよいですか?
A.基本的に使い回しはNGです。
採用担当者は毎日多くの志望動機を読んでいるため、汎用的な文章はすぐに見抜かれます。
業態ごとに「なぜその業態か」を変えるだけでも、志望動機の説得力は大きく変わります。
テンプレートとして骨格を作っておき、業態ごとに「求められる人物像」と「自分の強みの接点」を変えるという方法が効率的です。
忙しい転職活動中は、転職エージェントに添削を依頼することで時間を節約しながら質を保てます。
飲食業界の転職を成功させるなら専門転職エージェント活用がおすすめ

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採用担当者が重視するポイントを踏まえたアドバイスを受けられるため、選考通過率の向上も期待できます。
また、一般の求人サイトには掲載されていない非公開求人を紹介してもらえることもあり、より条件の良い求人に出会える可能性も。
さらに、給与や待遇の交渉、入社後のフォローまで対応してくれるため、初めての転職でも安心して進められるでしょう。
実際に、「自分では気づかなかった強みを見つけてもらえた」「一人で転職活動をするよりもスムーズに進められた」という声も少なくありません。
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まとめ
今回は、飲食業界への転職を考えている方に向け、志望動機の書き方から業態別の例文まで幅広くご紹介しました。
採用担当者が見ているのは「なぜ飲食業界か」「なぜその業態か」「入社後に何を実現したいか」の3点です。
この3つをしっかり押さえることで、ほかの応募者と差のつく志望動機に仕上がります。
また、カフェ・居酒屋・ホテルレストランなど業態によって求められる人物像は大きく異なります。
業態の特性を理解したうえで、自分の経験や強みと結びつけて書くことが重要なポイント。
未経験の方は前職のスキルをどう活かすかを丁寧に説明し、経験者の方は「実績」と「次のステップ」を明確に示すことで、採用担当者に響く志望動機になります。
「料理が好き」「家から近い」「有名店だから」「給料が高い」といった理由だけでは、飲食業界への理解や入社意欲が十分に伝わらず、採用担当者からマイナスの評価を受けることがあります。
これらを志望動機の中心にするのではなく、仕事への価値観や将来の目標と結びつけて伝えることが大切です。
「一人でうまく書けるか不安」という方は、ぜひ転職エージェントを活用してみてください。
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2026.07.13