
今回は、ホテルの「宿泊部門」のやりがいや宿泊部門で働く方法などについてご紹介していきます。
・宿泊部門の仕事内容は→こちら
ホテルの宿泊部門の仕事のやりがい
前の記事でご紹介したように、ホテルの宿泊部門の職種・仕事内容は以下になります。
①フロントクラーク
チェックイン・チェックアウトの手続き、宿泊予約管理、宿泊客への各種案内や手続き、お会計などを担当
②ベル
到着した宿泊客の荷物を預かり、フロントや客室までの案内を担当
③コンシェルジュ
宿泊客の様々な問い合わせやリクエストに可能な限り対応するスタッフ
④ドアマン
ホテルの正面玄関で到着したゲストの出迎え・案内を担当
⑤ハウスキーピング
客室係とも呼ばれており、客室の整備・清掃・管理などを担当
⑥予約受付
宿泊の予約を一括で管理
⑦オペレーター
ホテルの電話の受信を担当
外線はもちろんの事、客室からの電話や各部署からの内線にも対応します
それでは、ホテルの宿泊部門のお仕事のやりがいをご紹介していきます。
①お客様に喜んでもらえる
1番のやりがいは、お客様に近い立場で接する事ができ、直接お客様から感謝の言葉を頂いたり喜ぶ姿を見る事ができる事です。
ホテルはサービス業界の「最高峰」と言われおり、おもてなしの文化をとても大切にしています。
お客様が快適に過ごし、素晴らしい体験ができるようにサービスを提供する事が重要となるため、「ここまでがサービスの範囲」という事が基本ありません。
お客様が要望する事には、出来る限り応え1人1人に合わせたサービスで感動を提供するのが一流のホテルであり、様々な部門のスタッフが協力してチームとなりより多くのサービスを提供しているのです。
お客様がホテル利用する理由は様々。
旅行での宿泊はもちろんの事、記念日やイベント、美味しい料理、結婚式など特別で感動的な時間を求めて訪れます。
そのため、ホテルで働く事でお客様の大切な思い出作りに貢献できる事が多いのです
多くのお客様と接する機会が多いからこそ、常に気を配りながら業務につかなくてはなりませんし、業務内容も多岐に渡るため大変な事も多くなりますが、お客様の為により良いサービスを提供する事で、喜んでもらえたりリピーターになってもらえたりと大変やりがいがあります。
②世界中のお客様と出会え語学力を活かせる
ホテルには日本国内のお客様だけでなく、各国から様々なお客様が来られます。
宿泊部門は特にお客様と接する機会が多いため、語学力があるようであれば大いに役立つ事ができます。
多くの外国のお客様とコミュニケーションを取る機会も、仕事をする上でやりがいに繋がります。
③チームワークで仕事ができる
ホテルには様々な職種が存在し、それぞれ連携しながらサービスの提供をしています。
同じ宿泊部であっても、役割はそれぞれ違い、あらゆる職種のプロフェッショナルが集まり協力しながら仕事に従事しています。
また、宿泊部以外にも多くの職種のプロが携わっています。
・料飲部門(サービス・調理スタッフ等)
・宴会部門(サービス)
・婚礼部門(ウェディングプランナー等)
・営業部門(企画・セールス・広報等)
・管理部門(人事・総務・経理等)
このような各分野のプロフェッショナルが集結し多くのスタッフが携わります。
様々な職種のプロフェッショナルと出会える為、勉強になる事も沢山あります。
④高いサービススキルを身につけられる
ホテルの仕事は、接客業の最高峰とも言われています。
そのため、下記のようなスキルを幅広く身に付ける事ができます。
・コミュニケーション能力
・ホスピタリティ
・礼儀・マナー
・問題解決能力
・折衝能力
・対応力
ホテルの経験を積めば積むほど、知識やスキルが身につき成長を感じる事ができます。
⑤成果が評価されキャリアアップできる
ホテルでのキャリアプランは、「スペシャリスト」と「ゼネラリスト」に大きく2つに分けられます。
スペシャリストは「技術職」、ゼネラリストは「総合職」とイメージすれば分かりやすいかもしれません。
スペシャリストは、ある特定の職種に特化し、高い専門的な知識を持っている者の事を指し、部署の異動をする事なく1つの部署でそのみちを極めていくもの。
宿泊部門の職種の場合は、「スペシャリスト」を選ぶ事も可能ですが、「ゼネラリスト」のコースを選ぶ方が多く、ホテルマンとしてキャリアアップしていく上で経験しておきたい大切な職種になります。
宿泊部門での接客経験を積んだのちに、マネージャーや支配人といった役職に就き、全体のマネジメント能力を身につけていきます。
ホテル経営の中枢に携わりたいという方は、最終的に総支配人までステップアップする事が可能です。
自分の努力次第で昇進やヘッドハンティングの可能性も高くなり、自身のスキルアップを目指す事ができます。
★このようにホテル業界の仕事には様々なやりがいがあります。
ゲストのために向上心をもって取り組む事ができ、チームワークでホテルを作っていけるやりがいがあります。
ホテルの宿泊部で働くには
ホテルスタッフになる方法としては、新卒採用と中途採用があります。
新卒採用
ホテルの仕事をするために必要な資格は特にありません。
実際、高校を卒業してからそのままホテルで働く人もいます。
しかし、大手のホテルであったり外資系のホテルを志望する場合は、それなりの知識や実力が求められます。
そのため、短大・大学・専門学校を卒業した方が就職には有利になります。
ホテル系の専門学校では、ホテル業界の知識やマナー・技術・語学を学べたり、実習もあるため就職にあたり有利になるでしょう。
卒業生も多く、企業から直接学校へ求人依頼がくることもありますし、インターンシップを行っているホテルも多く、参加者の方が企業理解度が高くなるため、採用されやすくなる事もあります。
大卒者の場合は、専門学校・短大卒よりも将来の幅が広がります。
ホテルによっては、将来的に本部職へのキャリアチェンジを見据えて4年生大学の卒業を条件としている企業もあります。
中途採用
中途採用の場合は、ホテル業界・ブライダル業界・旅行業界・飲食業界などサービスの経験があると有利ですが、他業界からの転職も可能です。
しかし、マナーや礼儀・高い接客力などホスピタリティやコミュニケーション能力が求められるため、社会人として接客経験が必須となります。
飲食店や販売職などでサービスの実務経験を通じてお客様に喜んでもらった経験や、やりがいを感じた事などがあれば積極的にアピールしましょう。
また外国のお客様に接する機会も多いため、語学を活かせる職に就いていた方は有利になるでしょう。
★ホテル業界未経験の場合は、転職エージェントを利用すると転職への近道になる事も。
特にホテル業界に特化したエージェントを使うと多くのメリットがあります。
ホテル業界の最新の情報が入ってきやすく、より詳しく業界についての情報をお伝えする事ができるからです。
また、ホテル企業とのパイプが太い為、非公開求人や最新求人が入ってきやすい点等があげられます。
その他にも・・・
・各ホテル会社の採用基準を把握
・キャリアアドバイザーの業界知識が豊富
・非公開のホテル求人紹介
・年収交渉
・履歴書や職務経歴書の添削
・転職活動の相談など様々な形でバックアップ
・ホテル業界知識の知識が豊富
・ホテル業界専門の面接対策
などなど
自分では交渉しにくい年収交渉や、求人資料だけでは分からない就職後の様子などもご案内させて頂きます。
また、第三者が加わる事により客観的に御自身を見直す事で新たな魅力を発見できるという可能性があるという点も大きなメリットだと思います。
まとめ
今回は、ホテルの【宿泊部門】の仕事のやりがいに関してご紹介しましたが、ホテルには、様々な組織・部門があり多くの職種のスタッフたちが働いています。
高いホスピタリティが求められるホテルの仕事ですが、職種や配属部門によって仕事内容は異なりますので、ご紹介した情報も参考に自分に合う職種を見つけてみて下さいね。
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2024.12.19